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「携帯の性能」

「携帯の性能」


にっこり笑う君じゃなくて

満面の笑みの君を

本当はしてくれたはずだった

僕はそう信じている


でもあのとき

僕は恥ずかしくて

君の顔をきちんと見れなかったんだ

だから

君が他の誰かと笑う顔を見て

写真にでもして撮っておきたいと

たまに願うけれど

それより君に直に笑ってほしい


そんなことを思いながら週末

君は楽しい人だと

他の誰かからの話を聞きつつ

帰る姿を見つめる


話しかけたいけれど

笑ってくれなかったら怖い

話しかけたいけれど

冷たくされたら悲しい

話しかけたいけれど

つまらなさそうにされたら

そんなことを思いながら週末

なにか話せる話題でもないかと携帯を触る


そのうち

写真の方が先になるかもしれない

動画なら音もなく君を収めておけるはず

でも

目を見て本当は笑ってほしい

僕だけに笑ってほしい


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