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「こい 1・2」

「こい」


桜の咲いたり散ったり

一喜一憂で疲れたのに

恋が舞い降りて

春だけではなくなった


見せたい綺麗な風景

食べさせたい料理

一緒に行きたい場所

君の隣りに誰がいる


心拍数が上がりすぎて

恐怖を感じて

離れて安堵と寂しさと

穏やかな心拍数は

まだまだ遠い


あの子が嫁にいき

ブーケをもらった

次はあなたね

私の好きなあの子は

幸せそうに笑った


別れを切り出した君

別れたかったのか

わけもつげずに去った

修復の時間も

改善の時間も

想いを伝える時間もなく

君は去った

きっと永遠に君を理解できず

君は前に進み

僕は振り返り続けるのだろう


寝ても覚めても

歩いていても

思考の全てが

あなただった

けれども

歳を重ねたら

全てがあなたで埋まる

そんなことがなくなった


「こい 2」


茜色の空の下

顔が赤いのは夕日のせい


桜舞う季節に君と出会って

見た瞬間に無意識に微笑んでた


先輩が見ていた夢を

白いボールに乗せて追いかけ始めた君


私も君の横で走り始めた


起きる時間帯も

日焼けで黒くなっていくスピードも

早弁の時間も

昼休みの睡眠時間まで

同じようになっていく


落ち葉の季節が来て

話す吐息が白くなっても

走り続けていた


あざやかな春の花の中に舞う

出会いと別れ

夏の終わりに君が泣いたら

しかたがない

肩を貸そう

明日の道へ道しるべために


明日は笑っていて

私も笑えるように

君は私の鏡


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