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異世界で始めるポイ活冒険生活 ~実績解除で人生ボーナス中!~  作者: あけちともあき
ポイ活、人生の道標となる編

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第73話 作業員達と壮行会をしました! +800pt

 まずは遠目に街がみえるくらいのところに、エッジユニットを一本立てることにした。

 この世界の怪物たちがガリガリ引っ掻いたりいたずらしても、簡単には壊れない強靭さを持っているのだ。


「では行きますよー!」


「どうぞー!」


 指示した場所に、マキナがロボットアームを使ってエッジユニットをストンと……いやずどんと立てる。

 豪快~!

 これ、使い手のパワーが反映される効果があるみたいだな。

 マキナが使うと恐ろしくパワフルだ。


 今も、駆け寄ってきた危険なシェイプシフターを……。


「邪魔です! ていっ!」


「ウグワーッ!?」


 人間みたいな叫びを上げながら、ロボットアームの手の甲で払われ、ぶっ飛んでいくシェイプシフターなのだった。

 あれはかなりダメージ受けてるだろ。


 こうしてエッジユニットはつつがなく設置され、あと一本も、ここから3km離れたところに設置を完了した。

 ケスタイン王国からリクス・タカードまではおよそ18km。

 3kmごとに一本設置するから、エッジユニットはあと三本あれば事足りることになる。


「よーし、帰還しまーす。マキナ戻ってきてー」


「はーい!」


 インビンシブル号の屋上から降りてきたマキナ、装甲を伝って車内に帰還なのだ。

 仕事を果たした興奮に、鼻息が荒くなっておられる。


「どうです、楽しかった?」


「とーっても楽しかったです! 経験したことのない達成感でした」


 今までは狩りばかりだったからねえ。

 当座の目標は、3kmと6km地点。

 そこを目指して壁を伸ばしていこう。


『ウグワーッ! 当座の目標を設置しました! 実績・あの柱を目指せ! 解除! 500pt獲得!』


 左右挟み込むように壁を作ることができれば、あとは中に街を作るだけ。


 俺達が戻ってくると、ケスタイン王国から作業員たちがわいわいと出てくるところだった。

 壁の外で建築を行うこの作業。

 極めて危険だが、それ故にもらえる貢献ポイントも多い。


 ここから数年間の作業に従事して生きて帰れば、一生働かずに暮らせるほどの富が手に入るそうだ。

 まあ、それを家族や一族に配分すると常識的な額になるんだけど。


「あっ! 遠くに柱が建ってる!」「あんな遠くにどうやって!?」「一晩で誰かがやってくれたのか……!?」「こりゃあとんでもねえ偉業だぜ」


「我々です」


 インビンシブル号とともに俺達がやって来ると、作業員たちがわあわあと声をあげた。


「この車で向こうまで行って、とりあえず二本立ててきました。3kmごと……既定の距離ごとなので、あそこに向かって一直線に壁を作っていってもらえると」


 オー、とどよめく作業員たち。

 従来の壁の拡張は、外に向けて壁を移動させていく行為だったのだが、今回は壁を通路上に新造、設置していく作業。

 作業員たちにも初挑戦なのだ。


 不安だったところに、俺とマキナで目標を立てたと。


「そしてここから当座の現場監督を務めます、ミアンと言います。よろしくお願いしまーす!」


 挨拶しつつ、俺はインビンシブル号から降りた。


「本日は自分の挨拶とともに、皆さんに頑張ってもらおうということで……ささやかながら宴を用意させてもらいました。ちょっと待ってて下さい。カモン、宴会セット!」


 お買い物プログラムで、宅配を依頼!

 すると、即座に料理と酒の群れが到着した。


 どよめく作業員たち。

 そして一旦、この周囲を怪物たちが入ってこれないようにインビンシブル号で塞ぐ。


 近寄ってきたシェイプシフターが、ペチっと叩かれて「ウグワーッ!?」と吹っ飛んでいった。

 この光景を見て、作業員たちは安心したらしい。


「こいつはいけるぜ!」「今度の監督はなんか分からん超技術で俺達を守ってくれる!」「安全安心な作業ができるぜーっ」「そして酒だ!」「飯だーっ!!」


 大いに飲み食いしてもらいたい。

 用意しました料理は、唐揚げ。フライドポテト。やみつきキャベツ。焼き鳥。そしてこちらに体の温まるモツ鍋が……。


「えー、現場監督が皆さんにモツのスープを取り分けます。昆布で出汁を取った旨味たっぷりのスープに、新鮮なモツを煮込んでさらに滋味が染み出し、野菜もたっぷり摂取できる究極のスープになっております」


 俺の前に並ぶ作業員たちへ、一人ひとりたっぷりよそう。


 用意された酒は、エールに馴染みのあるこの世界ならばということで、ビール。


「エールよりも苦みは強いですが、ホップの爽やかな香りと素晴らしい喉越しを味わって下さい。えー、では明日からの作業、皆さんのご無事とご活躍を祈り……乾杯!!」


 かんぱーい!! と作業員たちがジョッキを掲げた。

 みんなビールをぐびぐび飲み干すが、おかわりは山程用意してある。

 全てキンキンに冷えたビールだ。


 そしてアツアツの唐揚げとフライドポテトを食べ、やみつきキャベツで口直しをし、ネギマやつくね、鶏皮と言った焼き鳥を楽しむ。

 モツ鍋も大好評だ。


 素晴らしきかな、飲み会セット。

 こちらには締めのラーメンも用意してありますからねえ。


 出汁が十分に染みたモツ鍋スープにラーメンを入れて、これをみんなでいただくわけだ。


「ミアンは全然食べていないようですけど、いいんですか?」


「いいのいいの。ここは俺がみんなに顔を覚えてもらう場所だから。あ、ビール注ぎに行きますよー。もうガンガン飲んでね。ガンガン」


「今回の監督はいい人だなあ!」「こんな美味いもん食わせてくれて」「こんな美味い酒まで飲ませてくれて」「一人ひとりに酒を注いでくれるぜ!?」「この人のために頑張ろうって思えるなあ」


『ウグワーッ! 作業員たちと壮行会をしました! 実績・みんなの心をハートキャッチ! 解除! 800pt獲得!』


 これが一番大事だからね。

 前世では人とあまり関わってこなかった俺だが、こっちではもう、仲間を増やし作っていく方向で生きていこうと思っている!

 人竜族と仲良しになったから、次はケスタイン王国だな。


『ウグワーッ! 新たな野望を自覚しました! 実績・人たらし、解除! 800pt獲得!』


◎現在のポイント:82620pt

 貢献ポイント :105855ポイント

お読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
更新お疲れ様です。 まぁ現代社会(というか日本)と違って、単独で生きて行くのはキツい世界ですからなぁ…。こうやって少しずつ縁を作っていくのが正解なんでしょうね。 それでは今日はこの辺りで失礼致しま…
キンッキンじゃないか……(駄目人間フラグじゃねぇか)
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