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異世界で始めるポイ活冒険生活 ~実績解除で人生ボーナス中!~  作者: あけちともあき
ポイ活、人生の背中を押す編

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第41話 都市を蘇らせました! +1000pt

 エレベーターをバリバリ下っていくポチョ。

 このユニットは使いやすいなあ。

 エレベーター以外にも使えそう?


『とてもいい質問ですね! こちらはキャンピングカーの牽引ユニットにもなります。この上でちょっとしたパーティーを開いたり、水に浮かべて水上キャンプも可能ですよ!』


「便利~!!」


「凄いですミアン! これは危ないかって思ってましたけど、機転で突破してしまうなんて!」


「うーむ……うーむ……! 人は見た目によらない……。よらなすぎる……」


「絶対こんなの分かりませんって! なに? あの、武器も手に取らないし目に見える魔法も使わないけど、戦場を支配しているみたいな……」


「科学の勝利じゃ!」


 マキナが抱きついてきて俺を振り回しむぎゅう。

 デリア、アイラが呆然。

 ヨルカがドヤる。


 俺、普段は弱そうに見えるからね。

 実際弱いけど。


『ポッピピー』


「あ、もう到着? みんなー、最下層です! メタルイーターがまだ生きてるから気を付けてねー」


 エネミーサーチでは、すっかり弱々しい赤になったメタルイーター。

 音と落下によるダブルダメージはやっぱり辛かったらしい。

 それに、最下層から必死に逃げ出そうとしているように見える。

 というのも……。


 わわわわわ~ん。

 変な音が最下層の床から響いてきた。

 この音を食らって、ビリビリ震えるメタルイーター。


 俺達からすると、体がほこほこする音という感じ。

 これは低周波みたいなものかな?


 ピキキーッ!と悲鳴を上げると、必死にエレベーターをよじ登っていってしまった。

 人間相手には無害な昆虫だからね。

 次に会う時は敵同士ではないといいな。


 さて、眼の前にはヨルカ曰く、サーバーがあるらしい場所。

 分厚い扉で閉ざされている。


 通電する必要すらなかった。

 扉が俺達を迎え入れるように展開する。

 その向こうは闇。

 ヨルカを除く女子たちが、科学文明による洗礼を受けてあわわわわ、となっている。


 マキナは武器を構えて、やる気ですけど。

 ここからは武力は必要ないんじゃないかなあ。


「リクス・タカードの制御装置よ。お主に意思はあるか?」


 ヨルカが問いかけると、真っ暗な空間に光が灯った。

 通路だ。

 誘導されている感じがあるな。


 だが今回は従おう。

 エネミーサーチについている灯りは、友好的を示す大きな青だからだ。


 通路は恐らく、リノリウムみたいなのが貼られた床だったと思うけど、ボロボロになっていた。

 下にある金属の構造が剥き出しだ。

 で、その上を歩いていく。


 先にあった扉も開いた。

 幾つかの扉が連続して開いていく。

 一番先にあったのは、機械でみっしり埋め尽くされた部屋だった。


「入ってもよろしい?」


『どうぞ! 久方ぶりの人間よ!』


「どうもどうも」


「ミアンとヨルカが堂々と入っていきます! じゃあ私も……」


「私も行くか」


「ひぃー、置いてかないで下さいよう」


 みんなで部屋に入り込んだぞ。

 ここがサーバールームですか。


「えー、ミアンです。リクス・タカードの都市を管理していたコンピューター的な感じ?」


『はい。スリープ状態でしたが、あなたの来訪を感知し起動しました。人類がここまでやって来たのは、1584年ぶりのことです。あの厄災に晒されてなお、人類は滅びていなかったのですね』


「あー、どうだろう」


 俺は異世界から来たようなもんだしな。

 連れてきた三人の女子たちは、全員普通の人間ではないし。

 管理コンピューターは、彼女たちを人類とみなしていない。


「あ、でもケスタイン王国は人がいたから、人類は生存してます。セーフ!」


『それは大変素晴らしいことです! 貴重な因子力を使って再起動した甲斐がありました。ではミアン。あなたが来訪した要件を教えて下さい』


「えーと、ヨルカ、どうすればいいんだっけ?」


「ふむ、ここからはわしが担当しよう。管理コンピューターよ。わしは今はケスタインを名乗る、ケセンマスの管理者代行じゃ。かの地のサーバーとコンピューターは機能不全を起こしておる。じゃがわしという管理者代行に全てのリソースを注ぎ込み、記録は現存しておるのじゃ」


『了解しました。管理者代行ヨルカ。当都市からケセンマスへの接続の再開。それが人類の望みでしょうか』


「そうなる。どうやら厄災は去り、長い間戻ってきておらぬ。世界は変容したが、人はしぶとく生き残っておる。こうして、人ならざるものと混じり合ってでもな」


『データベース更新の必要がありそうですね。ミアン、ヨルカ。後で私に情報を共有して下さい。そしてケセンマス……ケスタイン王国との接続を了承しました。当都市の機能を再開。人類の居住環境を再生させます。……そのためには色々やっていただきたいのですが』


 ということで。

 俺達はリクス・タカードを管理するコンピューターと接触したのだった!

 この世界風に言うなら、管理者というか、都市の精霊と言うか。


「都市精霊との接触か……!! 思った以上に大事になっているな!! そして新しい居住可能な場所ができるということは、これは一大事だぞ! 早く帰って国に伝えねば!!」


 出世の気配に、居ても立っても居られないデリア!

 アイラも状況を理解すると、「はえー」と声をあげた。


「えーと、私は断言できないんですが、ミアンさんがやったことはあれです。飛び抜けた功績を示すか、分類できない力を持つ人物ということで、ジュエル級に分類されるレベルと言いますか……。貧乏くじを引いたと思ったけど、これは私も特別ボーナスがもらえるかも……」


 エレベーターを登っていきながら、女子たちがワイワイと騒いでいるのだ。

 前向きになったね!


 外に出ると、時間帯はすっかり夜になっていた。

 真っ暗闇かと思いきや……。


 廃墟と見えた町並みの、あちこちに街灯が光っている。


「リクス・タカードが蘇ったのじゃ! 後はここに巣食う怪物どもを追い払い、人が住めるようにするだけじゃな」


 ヨルカが満足気に告げるのだった。

 ははーん、俺達に同行したのはこれが狙いだったのか。


『ウグワーッ! 都市を蘇らせました! 実績・歴史の再編者解除! 1000pt獲得!』


◎現在のポイント:25702pt

 貢献ポイント :37855ポイント(リクス・タカード復活の功績)

お読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
この都市の生き残りって設定で顔見せたのにいきなり王国の都市サーバ管理代行者とか言い出すガバガバさよw(現地民が一切理解できていないからいいけど)
展開が早いですね。 ポイントの少なさを見るに、まだまだ序盤の復興イベントくらい?
世界的にはとても偉大なことをしたのに、ポイントやすぅい!w (やすぅいのフレーズを見なくなって淋しいので無理矢理使ってみるテストw)
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