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異世界で始めるポイ活冒険生活 ~実績解除で人生ボーナス中!~  作者: あけちともあき
ポイ活、人生の背中を押す編

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第37話 滅びた都市の再興をスタートしました! +1000pt

 外壁が崩れ、どこからでも侵入できる滅びた都市。

 全体的に見た印象では、ケスタイン王国よりも遥かに文明が進んでいるような……。


「おっ、海が見える」


「海は地上よりももっと恐ろしいところですよ」


「そうなの!?」


 マキナですら恐れる海とは!

 サーフィンとか海水浴が難しい?

 いや、持てる限りのポイントを使って海水浴セットを作れば行けるはずだ。


 そしてマキナにカワイイ水着を着てもらう。


『全裸をいつも見ていますが、水着はまた全く異なる趣ですからね』


「分かってるなあチャットボット」


「何が分かっているのですか? 水着ってなんですか?」


 人竜族、水着の概念がない。

 いや、どうもこの世界、海水浴という概念が存在しないから、水着が無いのではないか。


「デリアさん、アイラさん、水着というものをご存知か……」


「なんだそれは」


「水に入る時に着るもの? 服を脱げばいいじゃない」


 きょとんとされてしまった。

 ヨルカは知ってるかなあ。

 だけど、今はカカポだから聞けない。

 いつまで寝てるんだ。


 俺はヨルカを回収に行った。

 あんたの希望で他の都市にやって来たのに、自分だけぐうぐう寝ているのは許さんぞ。


 ポコポコ頭を叩いたら、「ぽぽー」と目覚めた。


「ケスタイン王国の外にある都市に到着したぞ。ガイドとかしてくれよ」


「ほほう」


 ヨルカの声になる。


「良かろう。じゃが、この姿で喋っては怪しまれよう。ちょっと待っておれ」


 ヨルカはベッドから降りると、大浴場に籠もって変身を始めた。

 その後、神秘的な姿の真っ白な少女が大浴場から顔を出す。


「これじゃ。じゃが、いきなりわしが車の中に出てきては怪しまれる」


「かわいい」


「フフフ、わしがかわいいのは当然じゃな。いや、今はそれが問題なのではない。良いか? お前らがまず外に出る。わしがサッと外に出て、あたかもこの都市の生き残りみたいな顔をして扉の影から出現する。そしてお前たちを案内する。こうじゃ!」


「完璧な作戦じゃないか。もしや天才」


「そうじゃろうそうじゃろう」


『ウグワーッ! 二人で企みました! 実績・謀略ひよこ級解除! 500pt獲得!』


 こんなんでポイントもらえるのか。

 こうして俺達は、装備を固めて遺跡に繰り出した。


 マキナはショット薙刀だけど、屋内に入るならドリルランスになる。

 デリアは基本装備らしい、騎士団の紋章が入った剣。

 なお、アタッチメントの棒を取り付けると剣が槍になるそう。

 よくできてるなあ。


 アイラは魔法使いだから、ナイフくらいしか持っていない。


「この辺りは自然が豊かだから、私の精霊魔法も使いやすいと思うけど……。嫌だなあ……怖いなあ……」


 キョロキョロしながら怯えている。

 デリアみたいにどっしり構えていて欲しいものだ。


「どうせ何かあれば、ミアンが不思議な道具を出してどうにかするだろう? マキナから風呂で聞いたぞ。次々に不思議道具を出して事件を解決してくれると」


「どこかの便利な猫型ロボットみたいな扱いになってる!」


「もちろん、私はミアンの良さをたっくさん知ってますからね。道具を出してくれるのはあくまでミアンのいいところの一つです」


 では、注意しながら移動しようという話になる。

 俺は目の端で、扉の影をチラチラ見た。

 既にヨルカがスタンバっている。


 おっ、サムズ・アップした。

 いつでもいけるというサインだ。


 よし来い!

 俺は頭上で大きな丸を作る。


「なんだなんだ」


「何やってるんだ」


「なんですかミアン?」


 しまった、不自然すぎた!

 だが、次の瞬間!

 フォローのためにヨルカ(美少女モード)が現れる。


「リクス・タカードシティへようこそ、旅の方々よ」


 儚げな声が発せられた。

 ハッとして振り返る女子三人。

 そこには、真っ白なワンピースに麦わら帽子を被った少女の姿。


「私はリクス・タカードに残された残留思念……。ヨルミです。皆さんを案内します」


「リクス・タカード……!? それがこの国の名前か」


「生き残り……いえ、残留思念ということは幽霊……!? ひえええ」


「敵意は無さそうですね。それに武器も持ってません」


 三者三様の反応だ。

 マキナすら、相手がヨルカだと気付いていない。

 見た目も声色も全然違うからなあ。


『ウグワーッ。上手いこと偽装できました。実績・まずは味方から解除。500pt獲得』


 バレないように、実績音声もささやき声になってる。


「リクス・タカードは滅びた都市です。千年持つようにと築き上げられた構造体は残っても、人々は命をつなぐことができませんでした」


 ヨルカ改め、ヨルミが説明をする。

 ずいぶん詳しいな。


『古の魔女ヨルカは、言わば生きているネットワーク端末です。それぞれの都市にやって来ると、都市のデータベースにアクセスして情報を引き出すことができます』


「科学的な説明が来るじゃん」


『この世界は発達した科学が魔法になってしまった世界ですので』


「な、なんだってー!!」


 チャットボットがサラッととんでもないことを言うので、俺は腰を抜かさんばかりに驚き……!

 女子たちも慌てて振り返り!

 ヨルミが走ってきてスパーンと俺の頭を叩いた。


「話の途中じゃろうが! 変な挙動をするな!」


「ごめんごめん! 続けて!」


 ヨルミが元の位置に戻っていく。

 そして説明を再開。


「おかしいな。あの少女がやたらとミアンと親しげだったように見えたが……」


「ミアンさん、謎に包まれてるからこういうこともありそう」


「ええ、ミアンは凄いですからね!」


 よし!

 女子たちの目が節穴で助かった!


 さて、ここからのヨルカの説明を要約すると……。


 リクス・タカードは数百年前に都市としての機能が死んでいる。

 住民は全滅するか、外に逃げ出した。

 だが、都市の根幹である魔力核は現存している。


 魔力炉を再起動させ、魔力核にエネルギーを与えることで、こことケスタイン王国を繋ぐことができるようになる……。

 とのことだ。


 なーるほど。

 ヨルカが言っていた、世界を繋ぐというのはこういうことか。

 魔力を使ったネットワークが働き、死んでいた都市が蘇り始めるわけだ。


 リクス・タカードを復興できれば、移民問題も大いに解決することだろう。

 海も近いし、平和になったら海水浴ができて、マキナの水着が見られるかも知れない……。


「あっ、ミアンがニヤニヤしてます! でもなんでしょう。私はそのニヤニヤは結構好きかも知れません」


 心の中を読まれたかも知れない。


『ウグワーッ! 滅びた都市の再興をスタートさせました! 実績・世界修復の第一歩解除! 1000pt獲得!』


◎現在のポイント:22827pt

 貢献ポイント :6055ポイント(別の都市を発見、到達)

お読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
やることが見えてきたけど、はてさて地道にそれを進めていくようにはならなそうな予感が……w
文明の再興か!
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