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異世界で始めるポイ活冒険生活 ~実績解除で人生ボーナス中!~  作者: あけちともあき
ポイ活、人生に時に試練を呼ぶ

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第135話 身近なところにアイテム使いの才能を発掘しました! +1500pt

 貢献ポイントをドバっと消費して、通路街からの道を舗装してもらうのだ。

 今日の昼から工事が始まる。

 いわゆる、この世界初めての私道になるわけなので、この許可を取り付けるためにポイントを使った。

 だが30万ポイントで済んだから安いものだ。


『ウグワーッ! 初めて仕事を発注しました! 実績・人にやらせるのも貴族の役割、解除! 1000pt獲得!』


「おはよう諸君」


「おはようございまふ」


「ねむ……い……」


「Zzzzz……」


「クリカちゃん!」


「はーい! おりゃー!」


 クリカちゃんが、伸びる柔らかいマジックハンドで三人をぺちぺち叩いた。


「ウグワーッ!」


「ウグワーッ!」


「ウグワーッ!」


 三人がぶっ倒れた。

 だが目は覚めたようだ。


 なお、クリカちゃんに任せたこれは、本来なら俺しか使えないポイントアイテム。

 なのにクリカちゃんなら使えるのだ。

 なるほど……。

 この子が持つ一番の才能は、俺のアイテムを使えることか!!


『ウグワーッ! 身近なところにアイテム使いの才能を発掘しました! 実績・ミアンさんが使えるアイテムは一通り彼女も使えますからね、解除! 1500pt獲得!』


 マキナも、俺が出した武器を普通に扱ってたんだけど……。

 後日にショット薙刀をゴールド級の人に持たせたら、全く機能を発動しなかったんだよなあ。

 ジュドクも同様。


 ってことは、マキナ・クリカ姉妹は俺の能力との相性が凄くいいってこと?

 出会うべくして出会った運命なのかも知れない。


「目が覚めたでしょー!」


 クリカちゃんがどーんと胸を張って仁王立ちだ。

 三人組がよろよろ起き上がった。


「て、鉄拳制裁なんてひどい……いや、全然痛くなくてむしろふわふわだったけど」


「目は覚めた……。腹も減った……!」


「ご、ご飯もらえない?」


「もちろん! 朝だから胃に優しい、甘いコーンフレークに牛乳掛けたようなやつを召し上がれ。あと、タンパク質はこのマメのスープで摂るようにな」


「ありがたいです!」


「これなら腹に入る……!」


「朝、何も食べなくなくなるんだよね……」


 わいわい言いながら、彼らは食事を始めた。

 これを見てクリカちゃん。


「お兄さん! なーんか朝ごはん少なくない? クリカ、あんなのじゃ力が出ないなー」


「クリカちゃんは朝からガッツリ食べられるでしょ? 今朝もトリプルビーフバーガーをもりもり食べたし」


「うん! 美味しかったー!」


「いいことだ。たくさん食べられて偉い! でもね、世の中には朝が猛烈にテンションが低く、まともに食事も難しい人種がいるんだ」


「えーっ! かわいそう!」


「俺も昔はそうだったからね……。この世界に来て、マキナと同じ生活リズムになって改善したんだ」


 だから、この三人の社会不適合者の気持ちがよく分かる!

 お前たちは俺だ!


 食事が終わった後、コーヒーを飲ませてから少し休ませ……。

 仕事開始である。


「既にミアンタワーには俺達が引っ越ししている! 昨日の働きは素晴らしかった! 偉い! 凄い! だが、まだ新都市にはこのタワーしか建物がないのだ! さあ、街を作っていこう! コツコツやっていくぞ! 作業始めーっ」


「うおー!」


「うおおー!」


「うおおおー!」


 ワーッと作業に取り掛かる三人なのだった。

 アベルは今回、ミアンタワー前の公園をデザインしているようだ。

 

 じわりじわりと作業が進んでいく……。

 整地も整地でガンガン進んでいってはいるが、途中途中に森や丘、山があるからな。

 完全に平らにするにはかなりの手間が掛かる。


 おっと、サーラの建築がスタートしたな。

 公園がカチカチと組み立てられていっている。


「仕事始まったね! クリカが手伝えることある?」


「そうだなあ……。クリカちゃん、今日は学校休みだもんなあ」


「うん! ひまー」


 友達もケスタイン王国の方にいるから、遊びに行くには遠いし。

 かと言って、都市計画はクリカちゃんには難しい気がする。

 この子はなんというか……異能と言うよりは俺同様、アベレージに色々やれるタイプだと思うのだ。


「よーし、じゃあ俺達は花畑を作ろうか」


「やったー! クリカお花好きなんだよねー!」


 まずはポイントプログラムで花の種を買い……。

 通路外からの入口付近の整地された地面を掘り返す。


 一直線の道だけが残ればいいので、他は土だ。

 で、そこに二人で種をたくさん植えていくのだ。


 咲くのは後になるだろうが、一旦植えてしまえば水をやるだけで確実に育つ。

 何せ、雑草を食って栄養にするタイプの花だからな……!


『ウグワーッ! お花畑づくりを始めました! 実績・綺麗な花が咲くといいですねえ、解除! 2000pt獲得!』


 おっ!

 思ったより高い!

 このチャットボット、ユグドラシルの枝らしいから、植物系には甘いのかも知れない。


 俺達がお花畑づくりに勤しんでいたら、ケスタイン王国から道路作業員が到着した。


「どもー。ケスタインから来ました作業員です。この整地されたところにタイルを貼っていけばいいっすかね?」


 代表らしき男性が挨拶してきたので、俺も応じる。


「ああ、それでお願い。はみ出さないようにして、タイルの道を貼っちゃって」


「うっす。それで、この町の管理者をやってる騎士爵様っていますかね? 挨拶しときたいんですけど」


「ああ、俺、俺」


「えっ!!」


 作業員たちが全員、ビックリしてジャンプした。

 人間、凄く驚くと飛び跳ねるんだな……。


「こ、こ、これは失礼しました!! どうか……どうかご無礼をお許しください! 国外追放は勘弁して下さい! 俺には年老いた子どもとまだ小さな母が……」


「混乱してる混乱してる。大丈夫、大丈夫だから。これくらいじゃ何とも無いから。きちんと仕事やってくれよな。あ、これ差し入れのビール。飲みながら仕事してくれ」


「ははーっ! 騎士爵様のお気遣い、ありがたく……」


 完全に恐縮してしまった。


「お兄さんすごーい! 超尊敬されてる!」


「怖がられてるんだと思うなあ。貴族って肩書、やっぱとんでもないよ」


◎現在のポイント:255610pt(貢献ポイントが使用されたので、5%を還元)

 貢献ポイント :590200ポイント

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― 新着の感想 ―
まぁ「貴族」が先に立って人柄とか知らない庶民だとそういう反応になってしまいますよなぁ……
褒めて伸ばそうとしてるんだろうけどブラックの朝礼みたいになってるw でも朝にたたき起こすのはともかく、 いいもの食わせたり作業員に差し入れしたりいい上司だなぁ。
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