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異世界で始めるポイ活冒険生活 ~実績解除で人生ボーナス中!~  作者: あけちともあき
ポイ活、人生に時に試練を呼ぶ

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第129話 新たな決意をしました! +10000pt

「うーん今日一日私は杖無しじゃ動き回れないくらい腰が抜けたので、戦力に数えないでくれ……」


「やりすぎたごめんね」


 デリアがベッドから動けなくなってしまった!

 ということで、彼女をエンタープライズ号で寝かせつつ、また車にクリカちゃんを招き入れ、二人でギコギコ漕いで走っていくのだ。


『じゃじゃーん。ミアンさん走りながらでいいのでよろしいですか』


「チャットボットじゃないか。改まってどうしたんだ? いいよいいよ」


『当ポイントプログラムをここまで活用してくださったということで、サービスの主催者が挨拶をしたいと言っているんです。今繋ぎますね』


「えっ、このポイントプログラムの主催者!? どうぞどうぞ」


『ミアンさんが心の広い人で助かりましたよ。あっ、デリアさんは命中したのでポイント送っておきますね、5000pt』


「多いなー!!」


 少しして、ステータス画面が切り替わった。

 そこに映っているのは、巨大な樹木のようなものだ。


『どうもどうも、お世話になっております。ユグドラシルと申します』


「あっ、これはどうもどうも、プログラムのお陰で楽しくやっております。ほんと、こんなに良い目を見せてもらって、ありがたくてありがたくて」


『こちらも貴重なデータが取れていますよ。一つの世界を作り変えるほどの力を貸与しているのですが、ミアンさんはこれを用いて何をするでもなく、暮らしをちょっと豊かにし、周りの人達をちょっと幸せにし、でも持続可能な関係性を作ることに尽力されています』


「あっ、そこまで御覧頂いてましたか! 恐縮です」


「お兄さんが不思議な言葉使って木と喋ってる!」


 そうだねー。

 一応向こうはとっても偉い人……人? だからね?


『その存在の善性を見極め、世界そのものを剪定するかどうか決定しているんですよ。おめでとうございます。ファールディアは剪定される世界の選択肢から外れました。あなたの善性が世界を救っています。一度は悪性の虫食いに遭い、世界は持続できないものと思ったのですが……いやはや』


「俺を使って、世界を見極めてたってことですか?」


『正確には、剪定対象となった滅びゆく世界ならば、ユグドラシルが作り上げた神にも等しい権能を持つ者を実験的に送り込んでも、その他の世界に与える影響が少ないのですよ。これは、滅びゆく世界が再生できるのかどうかの実験です。いえ、でした』


「あー、つまりファールディアは再生できるわけですね? 良かった!」


『うーん善性。ではこれからも、当プログラムをよろしくお願いします。枝の一つ……チャットボットが暴走していますが、ユグドラシルは繁栄し、実る事を善と考えます。これからも、長く続く、美しき実りをこの世界に育んでいって下さい。それでは失礼します。ただ一人の当プログラム利用者よ』


『はい、通信終わりですねー! クリカちゃんにはちょっと難しかったですかね? でも数年したら分かるようになりますからねー』


「お兄さーん! この声、クリカを子供扱いするんだけどー!!」


 おっと、クリカちゃんが怒ってらっしゃる!

 だが、怒りのパワーでペダルを漕ぐ速度が増した。


「うおお! 俺もついていくぞー! 若いパワーに負けなーい!!」


 インビンシブル号を追い越すほどスピードを上げ、ポチョの『ポッピピー!』とテンションが上がった声が聞こえてきた。

 本気で走るつもりだな!

 来い!

 迎え撃つぞ!


 三十分くらいレースをしていたら、もうケスタイン王国が見えてきたのだった。

 うおーっ、加減抜きの速度だと、セダイン~ケスタイン間が近いなあ。


 なお、でこぼこ道を猛スピードで走ったので、ヨルカとアイラは車の中でぼんぼん跳ねて、きゃあきゃあ悲鳴をあげていたらしい。

 扉が開くと、既に侯爵が待っていた。


『ご苦労! ミアン騎士爵が帰還したということは、任務が達成されたということだな!』


「ええ、その通りです! 戦争は起きません!」


『素晴らしい! 世界はまだまだ持続することができる! ありがとう、ミアン騎士爵!』


 窓越しに、侯爵と握手した。


『ウグワーッ! 平和をもたらしました! 実績・長き平和が訪れた! 解除! 5000pt獲得! 貢献ポイントもどっさり入ってきましたね!』


「もう使い所が無いぞーっ!!」


『いっそ、人を雇ってさらに国を広げていったらどうでしょうかね? 通路街をTの字に広げていって、新しい土地を創造していくんです。かつて失われる前のファールディアは、それほどまでに人が住んでいた世界が広かったんですよ』


「なーるほどなあ……。まさかチャットボットから提案が来るとは思わなかった。人間に肩入れしちゃっていいの? 他の生物の迷惑にならない?」


『大半は星渡りの竜やかの魔王がこの世界に残していった産物ですから。この世界の新たなる主は、新しい人間たちですよ。当プログラムは、毎日の暮らしに潤いを与え、人間たちの生活がハッピーになることを応援しています』


「それもそうか! せっかくの通路街だもんなあ。よーし、より多くの人に仕事を与え、新しい活動場所を産むために頑張っていきますか!」


『ウグワーッ! 新たな決意をしました! 実績・世界が広がっていく、解除! 10000pt獲得!』


◎現在のポイント:225110pt

 貢献ポイント :820755ポイント

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― 新着の感想 ―
え? つまり世界そのものが主催者!?
ミアンが善の人なのはいいけど悪をぶっ潰すのに一切の躊躇いもないのはあけち作品主人公だなあw まあ賢者モードの時に趣味とノリでオーバーロードを蹴散らして平行世界を救ったりSTGの世界をRTAのノリで救…
確かにミアンは凄い善性だなぁ。 潤滑油さん並みか。 普通なら悪人じゃなくても好き放題できるだけの力があれば変わるだろうし。 もし好き放題したらチャットボットに滅びに誘導されてたのか。
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