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幼女、ストレージ

 ギルドの受け付けのお姉さんは部屋の扉に手をかけて、そしてその中に入って見ると、1人の40代ぐらいの、赤色の髪をしていて、紺色の瞳をもつややいかつい男性が座っていてこっちを見ていた。


「失礼します、ギルド長、ストレージを持つ子が見つかったので連れて来ました」


「ケイティ、それは本当か!本当なら特別依頼を受けられる様になるぞ」


 40代ぐらいの男性はなんと冒険者ギルドのギルド長だった。

 そしてギルドの受け付けのお姉さんはケイティと呼ばれていた。


「本当です、どれぐらいのストレージなのかはわかりませんが、私の勘が凄いと言っています。

 たしかアリエッタちゃんと言ったわよね、私はケイティよ、改めてよろしくね、ちょっとお願いがあるのだけど、ギルド長の前に薬草を出して見てくれない?」


「はい、ケイティさん、わかりました」


 そして私はケイティに言われるがままに、ギルド長の前に薬草を出した、大量に。


「アリエッタちゃん、そんなに薬草がいっぱいあるの?買値で10000Gはくだらないわ」


「本当にストレージ持ちとは!しかしこんなに小さな子供が・・・」


 私は森の中、鑑定をかけながら薬草であるポション草を大量に採りながら、しかし根こそぎではなく、絶えちゃわない様に4分の1を残して取っていた。


 森の中は薬草の群生地が沢山あったので、とにかく大量に採れたのだ。


 10000Gと言えば、この世界のレートでは1Gが1円だから、薬草だけで10000円になると言う事になる。


 森の中はモンスターと言えば、私達が会ってしまったイノシシぐらいしか居なかったから、平和と言えば平和な森だったので、もしかしなくても薬草の穴場だ。


「アリエッタちゃん、ちょっと聞くけど、どれぐらいの物がストレージに入るかわかるかね?他にも何かストレージに入っているかい?」


「どれぐらいの量が入るかわかりませんけど、多分このギルドの建物の全ては入ると思いますわ、あとストレージにはイノシシが入っていますわ」


 ギルド長がやや興奮気味に、私にどれぐらいの量がアイテムボックスに入るか聞いて来たので、私は素直に答え、あと森で遭遇して倒したイノシシをこの場で出して見た。


「!!!そんなに、それにこれはボア!とても大きい、どうやってボアを仕留めたんだい?」


「私の方に向かって来たので魔法の火の玉で仕留めましたわ」


 ギルド長はイノシシ、改めボアを出したら驚いた様子でどうやって仕留めたか聞いて来たので、私は素直に答えた。


「アリエッタちゃん、もしかしておねえちゃんの方じゃ無く、アリエッタちゃんが魔法を使ったのかね?」


「よくわかりましたわね、そうですわ、私が魔法を使いましたわ」


 ギルド長は勘が良いみたいで、私が魔法を使った事を見破った。







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