幼女、イノシシと遭遇する
歩く事次の日、私達はイノシシと遭遇してしまった。
イノシシはとても大きく、前世で言うと軽トラぐらいのサイズだ。
そんなイノシシはずっと私達姉妹を赤い目で見ている。
イノシシはプリフィから視線を外し、私に視線私ロックオンしたら、そして地面を前足で何度か蹴り、私に突進して来た。
その瞬間私は覚えたばかりの魔法をイノシシに向かって放った。
「ファイヤーボール」
私の放った『ファイヤーボール』が、イノシシの頭に命中してイノシシはその場に倒れた。
私はしばらくそのままイノシシを観察するが、イノシシは動かない、どうやらイノシシは絶命している様だった。
「おねえちゃん、イノシシの肉が食べれるかも知れないけど、イノシシを解体する道具が無いから、私のアイテムボックスにしまっておくわね?」
「アリエッタ、そんなに大きなイノシシもアイテムボックスに入るのね、道具が手に入ったら解体しましょう」
こんな感じで初めての獣との遭遇は、私の放った『ファイヤーボール』で事なきを得た。
歩きながら途中、休みながら3日、私達は遂に町の集落を発見した。
ヤマモモを食べ、キノコを食べ、野菜を食べ、森の中で出すものも出し、飢えを凌いで歩く事3日だ。
キノコや野草は私が全て鑑定して、食べられるキノコを取って、食べられる野草を取っていたら、薬草も鑑定に引っかかったので、アイテムボックスに食べずにしまう。
薬草は沢山あったので、沢山取った、薬草はもしかしたら売れるかも知れない。
森を歩く中、3日の間で、私はクリーンの清潔魔法が使えるのでは無いかと思い、クリーンの魔法を使って見たら使えた。
このクリーンの魔法のおかげで、私達姉妹はスラムにいた頃より綺麗になっている。
お風呂には入りたいけれど、クリーンの魔法のおかげで清潔だ。
「ねぇおねえちゃん、先ずは町で冒険者ギルド私探そう?あそこはなんでも買ってくれるから、薬草も買ってくれるかも知れないわ?」
「そうねアリエッタ、そして売ったら何か食べ物を買いましょ、あ!空き缶が落ちてた、拾っていきましょ」
私は先ず、冒険者ギルドでものを売ってお金にしようと思いプリフィに言ったら、プリフィはめざとく空き缶を拾ったので、私のアイテムボックスに入れておく。
「ねぇおねえちゃん、空き缶は売らずにとっておきましょ、何かに使えるかも知れないから」
「アリエッタがそう言うのならそうしましょ?確かに何かに使えるかも知れないからね」
それから私達姉妹は、町の中の冒険者ギルド私探しながら、空き缶を拾って行った。
空き缶は結構落ちているからありがたい。
(以前だったら直ぐに空き缶は売ってしまっていたけど、今思えば勿体無い事をしていたわ)




