幼女、指名依頼⑦
東の国では居られる時間が限られている、
自由行動と言っても、どこに何があるのかわからない。
ここは当然、ガウディさんについて行く。
「まずはプリフィちゃん、アリエッタちゃん、何か食べに行こうか、美味しいお店があるんだ」
ガウディさんの足取りは軽い様に見えたが、5才児の私がついて行けれる早さで歩いてくれている。
でも、私は早歩きと言うより、少しだけ走っているけど。
そして早歩きで着いたお店の名前は『定食屋』と書いてあった、そのままだった。
不思議とこの国の言葉がわかるのは、前世で言う漢字に似ているからだったが、でもお姉ちゃんはと言うと。
「このお店、なんて書いてあるの?またわからない言葉だわ?」
「このお店、『定食屋』って書いてありますわ」
「アリエッタ、この国の文字が読めるの?」
「不思議と読めますわ」
こんな感じでお姉ちゃんは文字は読めなかったけれど、お姉ちゃんは私が文字を読めたのが不思議に思えた様だった。
ともかく、私とお姉ちゃんとガウディさんはお店の中に入って行く。
お店の中は結構繁盛していて混んでいた。
お店の中は混んでいたが、少し待つと4人座れる席が空き、私とお姉ちゃんとガウディさんはその席に座った。
「プリフィちゃん、アリエッタちゃん、このお店のオススメは冷たいテンプラソバだよ」
「あらガウディさん、そうですの?なら私はそれにしますわ」
「ガウディさん、アリエッタがそう言うなら私もそれにします」
「なら、みんな同じで良いよね」
こうして、あっという間にメニューが決まった。
そしてしばらく待っていると、店員さんがコップに水を3人分入れて持って来てくれた。
「いらっしゃいませ、メニューは決まりましたか?」
「はい、冷たいテンプラソバを3つお願いします」
「かしこまりました」
店員さんに、ガウディさんは丁寧にメニューを注文する。
しばらく待っていると冷たいテンプラソバが運ばれて来た。
ソバはセイロに盛られていて、テンプラとは別々だった。
テンプラは、大きなエビ1個に、野菜が3種類で全部で4つもあった。
見た目的には前世で食べた天ぷら蕎麦と変わらないけれど、味はどうだろうか、私はソバをめんつゆらしき物につけて食べてみた。
「ズルズル、あら、しっかりとした出汁でとってあるめんつゆで、美味しいですわ、それではテンプラはどうかしら、サク、モグモグ、テンプラも美味しいですわ」
「サク、モグモグ、アリエッタ、本当に美味しいわ、これは、これだけ美味しいと値段も気になるわね」
「値段かい?1杯1500Gだよ、この味でこのボリューム、この価格なら文句は無いよね」
「『まんぷく亭』の値段の2倍近いわ、ちょっと前の私達には考えられない値段だけど、美味しいです」
私は味も値段も、前世のそば屋さんに近いものに、満足だった。
お姉ちゃんは、味は良いけど値段が気になった様で、ガウディさんに聞いたらビックリしていた。
私とお姉ちゃんはゆっくり味わって食べていたのだけれど、ガウディさんはあっという間に完食してしまったので、私とお姉ちゃんも少し急いで食べた。
そして完食をして。
「ごちそうさまです、美味しかったです」
「「ごちそうさまでした」」
このお店はとても良い感じで、私達は満足をしてこのお店を後にした。




