幼女、指名依頼⑥
今日はいよいよ東の国向けて出航の日、待ち遠しくもあり、私とお姉ちゃんは少しだけそわそわしていた。
「ガウディさん、ガウディさんは東の国に行った事はありますか?」
「あ〜、何度か行った事はあるよ」
「そうなんですのね、意外と身近な国だと言う事がわかりましたわ」
東の国は近いからか、ガウディさんも何度か行った事があるくらい身近な国だった。
「近い国だからと言っても、船で2日掛かるから、簡単に行ける訳じゃあ無いけどね、東の国では食べ物が美味しかったよ、例えばウドンとか言うのとソバとか言うのとか、テンドンとか言うのも食べた事があるけど、どれも絶品だったよ」
「ウドンにソバ、天丼があるのですね、食べてみたいですわ」
なんと、ウドンにソバ、天丼まで東の国の国にはあるそうだ。
私のイメージでは、何となく前世の日本に近い感じの国じゃあ無いかと思っていたのだけれど、聞いている限りでは和食もある様だったし、カエラさんの店で醤油と味噌も買った事があるから、東の国の国には期待が募る。
東の国には想いが募ったまま、2日間何事も無く無事に過ごした。
「本当に何事も無く東の国に着きましたわ」
「うん、何事も無く無事に着いたね、久しぶりの東の国だ」
「本当に、2日間やる事が無くて暇だったから浮遊魔法の腕が上がったわ」
本当に何事も無く無事に東の国に着いたのだが、私は暇すぎて少し不満だった。
お姉ちゃんも暇過ぎて船の上やらで浮遊魔法の練習をしていたから、私もお姉ちゃんの真似をしていた。
ガウディさんも本当に暇だったろうに、別にどうって事ない様な感じだった。
「東の国に着いたね、さあ仕事をしようかアリエッタちゃん、って言っても俺は何もする事がないけれどね」
「そうですわね、ガウディさん、まずは仕事をしましょう」
そんな感じで早速仕事に取り掛かろうとする。
「おはようございます、カエラさん、荷物はどこに置きますか?」
「アリエッタちゃんおはよう、荷物はこっちの東の国にも私が持ってる倉庫が、5番、6番、7番、8番倉庫が向こうの国と同じ様にあるの、まずは5番倉庫に荷物を置いて貰いましょうか」
「わかりましたわ」
そして船を降りて東の国に初めて私は降り立った、その感動的な瞬間もほんの一瞬で終わり、カエラさんの案内で何やら倉庫にやって来た。
「ここが5番倉庫よ、早速荷物をお願いね?」
「わかりましたわ」
『ドン、ドン、ドン』
「さすがはアリエッタちゃんね、あっという間に荷物が下ろし終えたわ」
こうして、私は荷物をおろし、依頼の半分くらい達成した。
「アリエッタちゃん、7番倉庫と8番倉庫の荷物を船に乗せて欲しいの、お願い出来るかしら?」
「もちろんですわ」
7番倉庫と8番倉庫の荷物を船に積んだのだが、時刻はまだ午前10時だった。
「今日はありがとうアリエッタちゃん、後は自由行動よ、明日の9時に出航するからよろしくね」
「9時ですわね、わかりましたわ」
これから東の国で短い自由行動の時間だ。
誤字報告ありがとうございます。
なるべく気を付けて書く様にしますが、校正だと思い書き続けます。




