幼女、和食④
なんと、お米を出すお店があるとケイティさんは言う。
これはいつか是非そのお米を出すお店に行って見たいものだ。
「ではいただきます、パク、モグモグモグ、ゴックン、何これ物凄く美味しいわ」
ケイティさんは一口食べたら絶賛の声を上げた。
「鳥肉がジューシーでタレが甘辛くて、初めて食べる味だわ、でも今まで食べた物の中で1番美味しいわ」
「その隣のナバナも食べて見てください」
「わかったわ、パク、モグモグモグ、ゴックン、何これ野菜なのにこんなに美味しいなんて、アリエッタちゃん、料理の天才よ、スラムにいたのにこんなものが作れるなんて、やっぱり前世の記憶があるのね」
ケイティさんは、私に前世の記憶があると言う事を見破った。
「な!!!どうして私に前世の記憶があると言う事がわかったんですの?」
「それはね?アリエッタちゃんは聖女でもあるし、言動や行動が普通の5才の子供のそれじゃないからよ、そうね、まるで成人した女の子みたいな感じを受けたのよ」
ケイティさんは、私の普段の言動や行動から、私に前世の記憶があるのではないかと見ていた様だったが、まるでその通りだ。
「アリエッタちゃん、それに前世の記憶を持っている人はアリエッタちゃんだけじゃ無いの、私は会った事は無いけれどね、前世の記憶を持った人はこの世界ではあり得ない様な知識を持っているの」
「そうなんですのね、ケイティさんの言う通り、私には前世の記憶がありますわ」
「やっぱりね、初めて会った時からなんとなくそんな感じがしてたのよ、女の子の勘ってやつね」
恐るべし、ケイティさんの女の勘、なんと初めて会った時から既に私に前世の記憶があると言う事を感じていたなんて、ケイティさん鋭すぎる」
「ケイティさん、私ってそんなにわかりやすい5才児なのかしら」
「そうね、アリエッタちゃん、5才児って言うのは私の息子のアレクが普通よ?あ〜アレクは先にお昼ご飯食べちゃったから、アリエッタちゃんが作ったとっても美味しいご飯私食べられなかったのは残念ね、パク、モグモグモグ、ゴックン、あ〜本当に美味しいわ」
「美味しいって言う割りにゆっくりと食べてますね、素晴らしいと思いますわ」
「そうよ、私は美味しい物はゆっくりと味わって食べるのよ」
私とアレクの5才児の比較、どれほどの違いがあるのかはわからないけれども、傍目から見たら違うのだろう、でも私は5才児の演技をしろって言われても出来ない。
だからボロが出て前世以来記憶持ちの事がバレたのだ。
「この鳥肉に絡んでるソース、カエラさんの所でアリエッタちゃんが買ってたものを使ってるんじゃ無いかしら?」
「よくわかりましたわねケイティさん、その通りですわ、今日カエラさんの所で買った、黒いもの、醤油と言うものを使ってますわ」
「黒いものって言うと液体に方ね?でも見た目は悪いけど、料理に使うとこんなにも香りが良くて後味も良くてさっぱりしてキリッとするのね」
今日カエラさんのお店で買った醤油の談義が続く。
「でもこの醤油、料理に使う時注意しなくてはいけない点がありますわ」
「注意する事?」
「そうなんですの、結構塩分、塩見が強いのでも料理に使う時は少々が基本ですの」
「そうなのね、パク、モグモグモグ、ゴックン、はぁ〜美味しかった、ご馳走様」
ケイティさんは綺麗に鳥の照り焼き丼を平らげた。
「ちなみにアリエッタちゃん、前世の事、バレてもそんなに変な事は起きないから安心してね?」
「そうなんですの、わかりましたわ」
ケイティさんが言うには、前世の事がバレても変な事は起きないそうで、その言葉を聞いて私は安心するのだった。




