幼女、和食③
お姉ちゃんに持ち上げてもらうと、どうしてもお姉ちゃんの握力が強いので、足首に痛みが走るが気にしない。
お姉ちゃんに持ち上げてもらったおかげで、5才児の目線では見えない野菜とかが見える様になった。
そして私の目に見えて来た野菜は、ナバナ、キャベツ、アスパラガス、セリ、ソラマメ、サヤエンドウ、タマネギ、ジャガイモ、ウドが見えた。
「店員さん、これはナバナですか?」
「そうだよお嬢ちゃん、ナバナは美味しいよ?1束100G、買ってくかい?」
「はい、買って行きますわ」
お店で売られている野菜はどれも安かった。
だから私は片っ端から野菜を買っては、目立たない様にアイテムボックスに入れて行った。
そして一通り野菜を買って用事を済ませ、お姉ちゃんにおろしてもらい、足首に『ヒール』を自分でかけた。
そして今度は肉、肉売り場まで行ってベーコンと肉の塊を買った。
肉の種類は鳥と牛と豚、どれも100gあたり100Gと安かったので結構買った。
こうして一通り買い物を済ませた私達は、ケイティさんの家に帰って来た。
時刻はお昼を過ぎていたが、私とお姉ちゃんとケイティさんは何もお昼に食べなかった。
なのでせっかく食材も手に入った事だし、私がお昼を作ってみる事にした。
「ケイティさん、お昼ご飯、私が作って見たいんですが良いですかしら」
「アリエッタちゃんが?う〜ん、アリエッタちゃんはアリエッタちゃんだしなぁ、幼女にご飯が作れるんだろうか・・・、まあ何でも良いか、じゃあアリエッタちゃんお願いするわね?」
今日のお昼を私が作ると言ったら、まるで残念な子を見る様にケイティさんは言った。
「お姉ちゃん、牛、鳥、豚肉どれが良い?」
「私、鳥肉が良いわ」
「わかりましたわ、では鳥肉を使って料理をしましょう」
鳥肉と言えば、鳥の照り焼きがある。
幸い、醤油も買ったし砂糖もあるし、これで鳥の照り焼きが作れる。
(最初に先ずはお米炊こう、私も前世以来お米を食べてないから食べたいし、お米はお米に対して水を1、2倍入れるから、でも、正確には測れないから水を少なめに入れてみよう)
本当は、お米は水に1時間ぐらいつけておくと良いんだけど、そんなに待っていられないからこのまま炊いてしまう。
そしてお米を炊いてる間に鳥の照り焼きを作った。
鳥の照り焼きだけだと野菜が食べられないので、ナバナのおひたしも作った。
お米は土鍋で炊いたのだが、火加減が難しい。
ちょくちょく火の加減を見ながら30分、なんとか炊けたがお焦げが出来すぎてしまったが気にしない。
そんなお米を皿に盛って鳥の照り焼きを乗せ、ナバナのおひたしを隣に乗せて完成した。
「ケイティさん、出来ました、鳥の照り焼き丼ですわ」
「お米なんて久しぶりだわ、良く炊けたわね」
「ケイティさん、お米が出るお店でもあるんですか?
」
「そうよ、お米を出すお店もあるんだけど、高いから滅多に行けないわ」
「そうなんですのね」




