幼女、和食②
テーブルの上には、コンブらしきもの、ワカメらしきものの海藻類に、干し椎茸、ゴマ、丸のままのカツオブシらしきもの、その隣に削った状態のカツオブシ
があった。
「カエラさん、これを少しずつ、全種類売ってくださいまし」
「わかったわアリエッタちゃん、テーブルの上にあるのは全部で5種類、1つ500G分ぐらいに分けて売ってあげる」
「カエラさんありがとうございます、丸のままのカツオブシも売ってくださいな」
「え?専用の道具が無いと食べられないけど、良いの?」
「良いですわ」
「アリエッタちゃん、私のお店のもの全種類買ってくれてありがとう」
カエラさんのお店には私が欲しいと思っていたものが大体揃っていた。
まるで私の為にある様なお店だ。
とにかくこれで和食が作れる。
「お姉ちゃん、持ち上げてくれてありがとうですわ、もう良いのでおろしてくださいまし」
「え?もう良いの?わかったわアリエッタ」
お姉ちゃんは、私をまるで気の棒でも持つかの様な軽やかさで私をおろしてくれたが、私の足首はお姉ちゃんに掴まれていた所が赤くなってしまっていたので、私は『ヒール』と唱えて治した。
「え!!!アリエッタちゃん『ヒール』も使えるの?アリエッタちゃんって本当に便利ね」
「確かに便利ですわ」
私が足首が痛くて『ヒール』を使った所を、カエラさんはめざとく見ていて、でもしょうがないので私は自画自賛した。
「カエラさん、とても良い買い物が出来ましたわ、今後もひいきにするのでよろしくお願いしますわ」
「うん、アリエッタちゃん、私ももし本当にアリエッタちゃんに依頼する様な事があれば、アリエッタちゃんを指名依頼するからよろしくね」
「はい、わかりましたわ」
カエラさんは、私を指名依頼するからと言ったから、私をポーター役にするつもりなのだろう。
私も指名依頼されれば、危険が無ければ依頼を受けたいと思った。
「では、私達は帰りますわ、さようなら」
「うん、ありがとうございました、さようなら」
こうして、私達はカエラさんのお店で、買えるだけ買って店をあとにした。
私達はカエラさんのお店を出てから、さらに買い物を続ける。
今度の狙いは野菜だ、野菜は日持ちもするし、料理次第ではおかずになるし、身体にも良い。
おひたしは簡単で、酒のつまみにも良い。
そんな事を考えながら、野菜売り場まで足を運ぶ。
そして辿り着いた野菜売り場らしき場所で。
「お姉ちゃん、悪いのですけれど、もう一度私を持ち上げてくださいな」
「うん、良いわよ、アリエッタ」
そして再び私はお姉ちゃんに足首を掴まれ、持ち上げられる。
「いつっ」
「アリエッタ?大丈夫?」
「え〜お姉ちゃん、問題ありませんわ」




