幼女、お米
お姉ちゃんと私の服を3着ずつ買って、全部で12000Gと、随分とお金を使ってしまったが、これは1日で稼げるお金だから問題ない。
そして今まで着ていた服は、アイテムボックスにしまって、新しい服を着て、私とお姉ちゃんはケイティさんの引率で、町での買い物を続ける。
そんな中、町を散策していると、食品売り場が見えて来たので、そこへ行って見る事にした。
「ケイティさん、食品売り場、寄ってみたいですわ」
「アリエッタちゃん、食品売り場に興味があるの?良いわよ、寄って行きましょう」
私はケイティさんに、食品売り場に寄って見たいと言い、2人を食品売り場まで行く様に促した。
食品売り場は、活気が満ちていて、色んな人が行き交っていた。
食品売り場からは色んな匂いがして来て、様々な香辛料も置いてある様だった。
食品売り場の中を歩いていて、私はある物を発見した。
「ケイティさん、あれはお米じゃありませんか?」
「アリエッタちゃん、良く知ってるわね、あれはお米よ」
「ケイティさん、お米を買いたいですので寄って行きましょう」
「わかったわ、アリエッタちゃん」
私は、お米、それも精米済みのものを発見した興奮を抑え、店員さんに声を掛ける。
「店員さん、そのお米、売ってくださいまし」
「はい、お米を買ってくれるんですね、でもお米、お嬢ちゃんが買うの?お父さんとお母さんは近くにいる?」
「お父さんとお母さんはいませんけれど、保護者ならいますわ、ね?ケイティさん」
「え〜、私がこの子の保護者よ」
「そうなんですね、小さな珍しいお客さんがいらっしゃるものだからつい、保護者同伴でしたら問題ありませんね、それでお嬢ちゃん、どれくらいお米が欲しいの?」
私は食卓にお米が並ばられるのを、にまにましながら考える。
(お買い物はまたケイティさんと一緒か、ガウディさんと一緒に来れば良いから、取り敢えず30kgぐらいで良いかしら)
「店員さん、取り敢えずお米、30kgくださいまし」
「はい、わかりました、はいどうぞ、15000Gになります」
「15000Gですわね?わかりましたわ」
お米は結構高かったけれど、私は前世日本人だから、白米の誘惑には勝てなかった。
「お米30kg重たいですよ、良かったら台車がありますけれど」
「台車は入りませんわ」
そう言って私は何気なく、お米30kgをアイテムボックスにしまう。
「ストレージ!!!お嬢ちゃん、小さいのにストレージを持ってるのね、私の所で働いてくれないかしら?良いお金になるわよ」
「仕事の依頼なら、冒険者ギルドを通してくださいまし、私、これでもれっきとした冒険者ですわ」
「そうなのね・・・、こんなに小さいのに、お嬢ちゃん、名前を聞いても良いかしら?」
店員さんは、私がお米をアイテムボックスにしまう所を見ると、目の色を変える様にして言って来た。
そんな私はちょっと失敗したなぁと思ったが、名前を尋ねられたので、今後の事を考えると、名前くらい名乗っても良いかなと思った。
「先ず名前を名乗る前に、店員さんの名前を聞いておきたいですわ」
「あ、ごめんなさい私ったら、自分の名前も名乗らずに名前を聞いてしまったわ・・・、私はカエラ、
シムラ・カエラよ」
「シムラ・カエラさんですね?私はアリエッタ、ただのアリエッタですわ」




