幼女、服屋さんへ
「それじゃあ今日はよろしくね?こうして歩いていると私達親子みたいね」
「そうですね、実際、私達はアレク君と同じ様な年ですし」
ケイティさんの後に続き、一緒に町を歩いていると、ケイティさんはふとそんな事を言う。
そんな事を言ったケイティさんに、まんざらでも無さそうに、お姉ちゃんは言葉を返す。
そして歩いていると。
「見えて来たわ、あそこが服屋さんよ、子供服もいっぱいあるお店だから、期待してね」
「「はい」」
そして歩いていて服屋さんの前に来て、ケイティさんを先頭に私達はお店の中に入って行く。
「いらっしゃいませ」
店員さんに声をかけて掛けられた。
『いらっしゃいませ』と言えるなんて、ちゃんとしたお店だ。
「どう?お店の中は、プリフィちゃん、アリエッタちゃん、目移りしちゃうんじゃあ無いかしら?」
「うわ〜、子供服がいっぱいありますわ、取り敢えずあれとこれ、欲しいですわ、店員さんいくらですか?」
「それは一着1000G、サイズはお嬢ちゃんにぴったりね、そこに試着室があるから着てみてね?」
「はい、着てみますわ」
そして私は早速試着室で着替えてみると、サイズもぴったりで動きやすく、なので気に入ってしまう。
そしてその服を着たまま試着室から出ると、ケイティさんに似合っているか意見を聞いてみる事にした。
「ケイティさん、これ、似合っていますか?」
「え〜、似合っているわ、急に見違えたわ、これはアリエッタちゃんが拐われる危険があるけれど、プリフィちゃんがついてるから大丈夫ね」
「拐われてしまうのですか?怖いですわね、でもこの服は気に入ったので買いますわ」
私はが最初に試着した服は、若草色で、上がボタンでとめられるタイプで、フリルがついている物だった、そして下のズボンは白のもので、白の物だったから汚れが目立つけれど、私は汚れなければ良いと思った。
そんな私で、そしてお姉ちゃんはと言うと。
「私は赤が良いわ、だからこの服とこの服、サイズもおそらく合っていると思うけど、一応試着してみるわね」
「うんお姉ちゃん、試着してみてくださいまし」
そして試着を終えて出て来たお姉ちゃん。
「どう?アリエッタ、似合っている?」
お姉ちゃんは満面の笑みで嬉しそうにしている。
「・・・、お姉ちゃん、似合っていますけれど、全身赤だと目立ちますわ?他の色も合わせた方がよろしいのでは無いかしら」
「何?アリエッタ、お姉ちゃんにセンスがないって言いたいの?」
私がお姉ちゃんに目立つから他の色も合わせた方が良いと言うと、お姉ちゃんは少しだけ怒った感じだった。
「アリエッタ、なぜお姉ちゃんが赤い色を選んだかと言うとね?どうせ魔物の返り血を浴びて赤で汚してしまうなら、最初から赤でいると汚れが目立たないじゃない?だから赤を選んだのよ?」
お姉ちゃんが赤を選んだ理由が、だいぶ物騒だったが、でも赤だけで決めるのはお姉ちゃんの今後に関わってくるので、ここで私は意見をする事にした。
「お姉ちゃん、『クリーン』の魔法があるから、汚れはそんなに気にしなくても良いと思いますわ?」
「でも私は赤が良いの、この着た服を買うわ、アリエッタ、異論は無いわね」
「うん、お姉ちゃんが気に入ったのなら良いと思いますわ」
こうして後に、『赤のプリフィ』と2つなで呼ばれる、お姉ちゃんが誕生したのだった。




