幼女、アリエッタとは
誤字報告、ありがとうございます。
修正させて頂きました。
ーーギルド長視点ーー
「それで、ケイティ、報告とはなんだ」
冒険者ギルドの中の2階にあるギルド長室の中で、私とケイティ2人きりの状態の中、私は椅子に座り、机に手をつけ、顎に手をやりケイティに言葉をかけた。
「では報告します、私が昨日保護した幼い姉妹のうちの1人、妹の方のアリエッタちゃんが聖女でした」
「え?聖女?聖女ってあのお伽話に出てくる?」
「はい、そうです、そのお伽話に出てくる聖女です」
ケイティは私の座る机に前で、立ったままギルド長に報告をする。
「あのアリエッタちゃんが・・・、しかしどうして聖女だとわかったんだ?聖女はお伽話では癒やしの魔法を使いこなし、それも見ているものも魅了するとも言われているが、アリエッタちゃんはオンボロの服を着た幼い幼女じゃないか」
「アリエッタちゃんは昨日、私の息子のアレクを治癒してくれました、そして今朝もアレクは元気にしていました。
それだけじゃ無く私が骨折した際も魔法で治してくれました」
私はアリエッタちゃんが聖女だとケイティが言うが、とても信じられなかった。
「ケイティの息子のアレクって言ったら、いつも鼻水を流していて辛そうにしていたよな?
それが本当に治ったのか?そうだとしたら凄い事だぞ、それに骨折って・・・、アリエッタちゃんは聖女なのか?」
「え〜、アリエッタちゃんは聖女です。
昨日、姉の方のプリフィちゃんに身体強化の魔法を伝授したのですが、その際私は弾かれてしまいました。
それは何故か、ギルド長もご存知ですよね」
「ケイティが弾かれたと言うのは、ケイティよりも魔力が上だって言う事だろう?プリフィちゃんはまだ8才なのにか?」
ケイティは私に勿体ぶって言った。
「アリエッタちゃんは鑑定の魔法まで持っていましたので、それで姉のプリフィちゃんの事を見たのだと思います」
「アリエッタちゃんは鑑定まで持っていたのか、それは本当に凄いな、ストレージ、癒やしの魔法、鑑定までもか」
ケイティは立ったままだがたまに姿勢を崩して言うが、私は相変わらず座ったままだ。
「それで、プリフィちゃんの魔力が1000ある事がわかりました・・・、しかし鑑定をアリエッタちゃんが持っていたとしても、アリエッタちゃんは字が読めません。
字が読めないのにわかるそうで、もしかしたら、アリエッタちゃんの鑑定は感覚的なものかも知れません」
「な!!!プリフィちゃんの魔力は1000もあるのか?嘘じゃ無いだろうなぁ、もし本当だとしたらギルド連に報告しなくてはいけないぞ」
「やっぱり報告が必要なのですね、それよりもアリエッタちゃんの魔力が凄いのです」
「それよりもか!!!」
ケイティは冷静に私に報告していくが、私はプリフィが魔力が1000あると言う事で冷静さを欠いていた。
そんな中ケイティは言う。
「アリエッタちゃんの魔力は30000です」
「30000!!!もしそれが本当ならアリエッタちゃんは聖女で間違いないだろう。
これはギルド連だけじゃ無く王宮にも報告しなくてはいけないぞ」
「やっぱりそうですよね・・・、アリエッタちゃんとプリフィちゃんなんですが、王宮よりも私の所に居たいそうなので、ちゃんと便宜をはかって報告して下さいね?」
「そうなのか、わかった」
聖女が見つかったり、王都のハズレにある森で魔力だまりが発生したり、何かの前触れでなければいいが。




