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幼女、どうやって逃げた?

「アリエッタ、どうやって荷馬車の扉を開けたの?私もやって見たけどびくともしなかったわ、ねぇ、アリエッタ」


「私、鑑定と開錠が出来るみたい」


「アリエッタ、鑑定が出来るの?凄いわ、それに開錠も、鑑定はどれくらい出来るの?」


 プリフィはどうやら私が気を失っている間に、荷馬車の扉が開けられないか試した様だった。

 

 しかしびくともしなかったらしく、私が開けられたのが不思議だった様で、やや興奮気味に質問して来たので、私はとりあえず今言える範囲で、鑑定と開錠が出来ると言った。


「鑑定は私もどれくらい出来るかわからないけど、まずおねえちゃんを鑑定して見るけど良い?」


「えー、アリエッタ、私を鑑定して見て?」


「鑑定」


 私はそう言ってプリフィを鑑定して見る事にして、

そして姉に向かって鑑定と言った。


・プリフィ(8才)

魔力1000

スキル 身体強化

属性 全属性 アリエッタの姉



「おねえちゃん、おねえちゃんは身体強化が出来るみたいだよ?凄いわ」


「え?私身体強化が出来るの?でもどうやってやれば良いかわからないわ」


 プリフィの鑑定結果に、身体強化が出来るみたいあった様だけれど、私もやり方がわからない。

 なので今は諦めてとにかく何処かの町まで行こうと思った。


「おねえちゃん、私もおねえちゃんがどうやって身体強化が出来るのかわからないわ?今度、身体強化が出来る人に聞いて見るしかないわ?」


「そうね、でも身体強化のスキルがあるってわかっただけでも嬉しいわ、他には何かあった?」


 プリフィはまだ鑑定結果に他に何かあったか聞いて来た。


「他には、全属性の適正があったわ、これは私も同じなんだけどさっぱりわからないわ」


「全属性、なんだか凄そうね、私達は姉妹だから結果は同じだったかもね」


「そうね、とにかく町まで歩きましょうおねえちゃん、町まで歩けば住める所もきっとあるわ」


 全属性の適正、なんだかわからないけど確かに凄そうだ、プリフィの魔力1000と言うのはどの程度のものか今はわからない、私はプリフィの30倍あると言う事だけはわかるのだけど。


 そんな中、食事も取らずに一晩中歩き続け、疲れが溜まってしまい、休みたくなって来た。


「おねえちゃん、ちょっと休もう、多分もう大きな男達は追ってこないわ」


「そうね、これだけ歩けばもう追って来れないでしょう、休みましょ」


 こうして、私達は休む事にした。


 今は何月かわからないけど、今年はもう冬を過ごしてぽかぽかと暖かい春も体験したから、もうすぐ夏がやってくる事はわかる。


 私の5年の記憶が春夏秋冬を記憶していて、前世と同じ様に四季があって、その順番も同じだと言う事がわかっていた。


 今はおそらく春の終わり頃、寒くも無いし暑くも無いけど、日差しがある所は避けたい。


 そんな中ちょうど良い具合に良い場所が目の前にあった。








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