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アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身  作者: nyannsuki


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閑話 ケイティ

 私はケイティ、今は31才になった。

そして冒険者ギルドの受け付けの仕事をして、今年で10年目、旦那とは色々あり結婚して子供まで出来た。


 その子供はアレクって言う5才の男の子だ。


 そんなアレクは生まれてからすぐに鼻水、特に青バナを出していて正直言ってバッチかった。


 アレクは服の袖で鼻水を拭うからいつも服はカピカピしていて光っていてバッチかった。


 それでもやっぱり私が本当にお腹を痛めてやっとの思いで産んだ子だから、鼻水で服はパリパリのカピカピでも可愛かった。


 でもそんなアレクの、鼻水を垂らしていない姿を私は久しぶりに見た。


 それはなぜか?


 スラムに住んでいた姉妹の2人の内1人の妹の方の、アリエッタちゃんが魔法を使って、アレクの鼻水を浄化してくれたのだ。


 確か『ハイパープリフィケーション』とか言った魔法だった。


 たった一文でも、スラムに住んでいた姉妹の姉の方のプリフィちゃんの名前が載っているものだったから、とても記憶し易かった。


『ハイパープリフィケーション』プリフィちゃんがハイパーになった感じの魔法で、とても好きだ。


 でもね、アレクは万年鼻水を垂らしているからコレは一時的に治っただけかも知れないわ。


 それでも久しぶりにアレクが鼻水を出すのを止めてくれたので、アリエッタちゃんには本当に感謝している。


 そんなアリエッタちゃんはアレクと同い年の5才だと言う。信じられない。


 この姉妹は初めて見た時から、着ている服は上下茶色で、所々穴が開いていてまるでそこいら辺にいる孤児見たいなのに、とても清潔感が溢れている不思議さがあった。


 服から出ている手もちょっと見たけど汚れていないし綺麗だった。


 そして何と言ってもアリエッタちゃんは何も無い空間から薬草を出したのだ。


 薬草を出す鮮やかさはとても素晴らしいものだった。


 私はすぐにストレージだとわかったので、この子は辺な人物に見つかると、悪用されたりしてしまい、攫われたりする危険性があったので、出来る事なら保護をしたくてすぐにギルドの2階に連れて行った。


 ストレージ持ちの子はとても貴重だけれども、そのストレージの容量にも驚いた。


 そんなアリエッタちゃんとプリフィちゃんと話していて色々聞いて見ると、親はいなくてスラムで暮らしていたらしい。


 そしてスラムで姉妹で支え合って生きて来たのだろう、なんとも健気で、私はすぐに一緒に暮らす事を提案した。


 そしてアリエッタちゃんはストレージだけじゃ無くて、清潔魔法のクリーンに鑑定まで使えると言うのだ。


 ますますもって保護をして良かったと思っている。


 そんな姉妹はアリエッタちゃんだけでは無くて、姉の方のプリフィちゃんもしっかりしていて、とても8才だとは思えないほどだ。

 もちろんアリエッタちゃんもしっかりしている。


 スラムに住んでいたと言うのにこれほどまでしっかりしているとは、信じられない姉妹だ。


 姉のプリフィちゃんはどうやら身体強化の素養がある様なので、私がしっかり伝授しなくては。


 私はケイティ、金の卵どころか虹色の卵を2人の保護に成功をした。




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