幼女、ケイティの家族
アリエッタが『ハイパープリフィケーション』の魔法を放つと、辺りが浄化され、ケイティの息子に変化があった。
「あれ？鼻で息が出来る、鼻水も出なくなったし苦しくない」
「アレク、良かったわね、アリエッタちゃんが魔法を使ってアレクの風邪みたいなものを治してくれたんだわ」
ケイティは私を見て感謝をする様に言った。
「ケイティさん、アレクはばっちかったから、わたしが浄化をしたわ」
「やっぱりそうだったのね、浄化の魔法は高位の神官ぐらいしか使わないけれど、アリエッタちゃんは浄化の魔法まで使えるのね、アリエッタちゃん、貴女は有望すぎて危ないから、私の所に来て良かったわ、じゃあないと変な輩に連れて行かれてしまう所よ」
そしてケイティさんは不穏な事を言い出す。
「アリエッタちゃん、本当にありがとう、プリフィちゃん、これから食事を作りましょう」
ケイティは涙ながらにそう言った。
「夕飯代との食費は私達何出します、なのでこれからもよろしくお願いします」
「え〜、プリフィちゃんありがとう、私達家族は2階を使ってないから、プリフィちゃんとアリエッタちゃんは2階を使ってね、お風呂もあるしトイレもあるわ」
なんと言う事だろう、2階は使ってないしお風呂もトイレもあると言う。
私は凄く喜んだ。
お姉ちゃんわ見たらぽけーっとしてたので、ことの重大さがわかっていないようだちゃけれど、感謝している様だった。
「プリフィちゃん、アリエッタちゃん、ここで座っていてね、食事の準備をしてくるわ」
「私達も手伝います、遠慮なく何か言って下さい」
するとケイティさんは額に手を当て、「これからも一緒に住むのだから甘えてしまおうかしら」と独り言のように言って私とお姉ちゃんを見た。
「じゃあプリフィちゃん、アリエッタちゃん、料理は難しいけれど、これから少しずつ教えていくから、私を手伝ってね」
「了解しました、よろしくお願いします」
そして私とお姉ちゃんは今日の夕食の準備を手伝った。
「今日は堅パンと野菜と肉のスープよ、堅パンはまずはぬるま湯と小麦粉、牛乳わちょっと入れて砂糖か塩で味を整えるの、今日はお祝いだから砂糖を使いましょう、プリフィちゃん、アリエッタちゃん、作り方を見ていてね」
「「わかりました」」
そうして、ケイティの堅パンの作り方を見ていた、卵、無いのかなぁ、あったらパンケーキが出来そうだ。
そうして出来た堅パン。
「プリフィちゃん、アリエッタちゃん、これを食卓に運んでね、味見はダメよ」
「わかりました、食卓に運びます」
こうして出来た料理を運んでいたら、1人の男が突然入って来た。
