幼女、ケイティの息子と会う
「プリフィちゃん？本当に8才？そこまで丁寧に答えられるなんて凄すぎるわ、これからプリフィちゃんとアリエッタちゃんが会う私がの息子は本当に5才って言う感じだし、同じ年のアリエッタちゃんほどしっかりして無いわ」
ケイティはプリフィに対して信じられないと言った感じで続いて私にも同じ様な事を言った。
「さぁプリフィちゃん、アリエッタちゃん、コカトリスの依頼は次に置いておいて、今日は私がそろそろ上がりの時間だから、家に一緒に帰りましょう」
「「はい」」
ケイティが仕事がもう終わりだと言ったので、私とお姉ちゃんは嬉しくなって揃って返事をした。
「じゃあギルド長、私はプリフィちゃんとアリエッタちゃんを連れて仕事を上がるわよ？」
「あ〜、お疲れ様」
ケイティは仕事に区切りをつけて、ギルド長の所まで行き挨拶をすると、ギルド長はそれに対して返事をし、私とお姉ちゃんとケイティさんはギルドを後にして、ケイティさんは先頭に立つ。
そして人ともギルドを出てから15分くらい歩いただろうか、歩きながら見回すと1階建だけではなく、2階建て、3階建ての建物が立ち並ぶなか2階建ての集落が見えて来た。
「プリフィちゃん、アリエッタちゃん、ここが私の家よ、2階建てだけど、2階は誰も使って無いの、貴女達にはピッタリよ、さぁ上がって」
「「お邪魔します」」
ケイティさんの言葉に私とお姉ちゃんは一言「お邪魔します」と言って、恐る恐る私とお姉ちゃんはケイティさん宅に上がった。
すると玄関は広くて、大人6人ほどなら並んで入れる様な広さだった。
でも玄関は広くてもごちゃごちゃしていて、とても綺麗だとは言えなかった。
でも私は思った、夫婦が共働きで清潔感を保つ家は容易では無いだろうと、だから完璧な清潔感は無いけれども、それほど汚れてはいない感じの玄関に生活感を感じたのだった。
「さぁ、上がって上がって、プリフィちゃん、アリエッタちゃん」
「「はい」」
私とお姉ちゃんが家の中に入ったら、中は広い空間もあり、嬉しくなった。
「これが家なんだね、私初めて家に入ったから嬉しいわ」
「私も嬉しい」
そして家の中では、1人の女性と小さな男の子が居たのだった。
「アレク、ただいま」
「お帰りなさい、ママ」
ケイティは息子と再会を喜んでいたが、私はちょっと引いてしまう。
何故ならアレクと呼ばれた子供は、鼻水を垂らしていた、それも青バナ。
「やぁ、僕はアレク、いつか勇者になるんだ」
その言葉と共にアレクは鼻水を撒き散らし出した。
「嫌ぁー、バッチいわよ、私はアリエッタ、あなたと同じ年だって聞いてるわ、ハイパープリフィケーション」
私はアレクに自己紹介がてら、あたり一帯を浄化の魔法を使った。
「私はプリフィ、アリエッタのお姉ちゃんよ、
今は8才だからアレクの３つ上よ」
私の放った「ハイパープリフィケーション」の魔法で、アレクは鼻水を出さなくなったのだった。
