幼女、ケイティに厄介になる
「ケイティさん、私このコカトリスの生け取りの依頼、受けてみたいです」
「えー、やっぱり受けるのね、ちなみにこの依頼なら受けておいて出来なくても、ペナルティとか無いから安心して良いわ」
私の問いにもたいして驚きも無い様子で、ケイティは依頼を受けてくれると言った。
「ありがとうございます、ちなみにコカトリスってどの辺りにいるか、ケイティさん知ってますか?」
私がコカトリスはどの辺りにいるかちなみ聞くと、ケイティはすかさず答えてくれた。
「この町の北にある森に行けば、結構な数のコカトリスが目撃されているわ、北の森は結構深くて、コカトリスだけじゃなく、ゴブリンやオーク、オーガまで出るから気をつけてね」
「北の森ですか、教えてくれてありがとうございます、それと北の森に入る前に、身体強化を覚えたいのですが、知っている人はいますか?」
ケイティはコカトリスが出る場所を教えてくれて、さらにゴブリンやオーク、オーガまで出る事を教えてくれた。
私は北の森に入る前に、お姉ちゃんが身体強化を覚えた方が良いと思って、ケイティに身体強化を使える人を教えてもらう事にした。
「それなら私が身体強化を使えるけれど、身体強化は適正が無いと使えないかも知れないわよ」
「お姉ちゃんが身体強化の適正が有りますわ、私がお姉ちゃんを鑑定で見たら、そう出ましたわ」
私が身体強化を使える人がいるかと聞くと、意外にもケイティが身体強化を使えると言う。
私がケイティを鑑定すれば良かったのだろうけれど、他人に鑑定を使うのはプライバシーに反すると思って、のぞく見たいで私がやりたくなかったのだ。
(でもこれでケイティさんに私が鑑定まで使えると言う事がバレてしまったわね、仕方ないわ)
「アリエッタちゃん鑑定まで使えるのね、でも文字が読めないのに?まあ良いわ」
ケイティは私が文字が読めないのに鑑定が使えるのが疑問に思った様だったが、あまり深くは追求してくれなくて良かった。
「それじゃあプリフィちゃん、身体強化を教えてあげるわね、でも・・・本当なら有料なんだけど、プリフィちゃん、タダで教わる気かしら?」
「いいえ、お金払いますから教えて下さい、ケイティさん、お願いします、それで、身体強化の授業に掛かるお金はいくらですか?」
「1日の中の1時間のみで2000Gよ、私も生活が掛かってるからね、身体強化って、特殊技術の継承だから、何日、何時間掛かるかわからないけれどもね」
「そうなんですね、でもお金が払える時はケイティさんの時間を買いたいです、ですのでお暇な時によろしくお願いします」
「プリフィちゃん?本当に8才?そこまで丁寧に答えられるなんて凄すぎるわ、これからプリフィちゃんとアリエッタちゃんが会う私がの息子は本当に5才って言う感じだし、同じ年のアリエッタちゃんほどしっかりして無いわ」




