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永遠に続く廊下


 巨大岩で疲れたからちょっと休憩中。


「水持ってきて良かった。月華も飲む?」

「飲む。星音、これ食べる?」

「うん」


 月華が偶然お菓子持ってきていて私は念の為お水を持ってきていたからそれで休憩しているの。


 場所はあれだけどかなり優雅な休息になっている気がする。


「休憩終了。頑張って理事長室行こ」

「頑張ってやる事じゃないんだよな。普通なら」

「普通は通じないじゃん」


 普通が通じていればもう理事長室に着いているよ。


 さっき壁触っていたら巨大岩なんて出てきたし壁に触ったら何か変わるのかな。


 触ってみよっと。


 ……本当にさ、ここどこだと思っているの?

 ここ学園の廊下なんだよ。何度も言ってるけど。


 なんで矢が飛んでくるわけ?


「運動苦手なのに」


 理事長室着く頃には体育の成績が一上がるくらい運動できるようになっていそう。


 そのくらい運動求められているの。


「もう一回壁触ってみる。次何起こるんだろう」

「楽しんでる?」

「そんな事ないよ」


 ちょっとくらいしか。


 実はちょっとだけ楽しんでる。だって、巨大岩に矢って来たら次はなんだろうって思っちゃって。


「あっ、またなんか触った。きゃぁ!」


 まさかの落とし穴。流石に学園で落とし穴はないでしょ。


「びっくりした」

「道、無くなってる」


 落とし穴ってどこかに道が繋がっているっていうのじゃなかった。



「これどうすれば良いんだろう。かなり高いから登るのはできなさそう」


 上が見えないよ。


 どうやって登れば良いんだろう。登らないと理事長室行けそうにないし。というか、ずっとここで暮らすなんてできないよ。


「月華、何か持ってる?登れそうなもの?」

「持ってない。どっか抜け道みたいなのないか探そう」

「うん」


 抜け道あれば良いけど、とりあえず壁触っとけば何かあるかな。


 今日一日で気づいた事があるんだ。


 壁を適当に触っておけば何かが起きる。だから、こういう時は壁を触っておけば良いの。


「あっ、またなんか触った」

「なんで毎回当たり引けるんだ?」

「なんとなく?」


 って全然当たりじゃないんだけど!天井落ちてきてる⁉︎


 何回言えば分かるの?ここ学園だよ。


「学園ってなんだっけ?」

「とうとう学園という言葉が分からなくなってる。こっちに道見つけたから早く逃げるぞ」

「うん」


 天井落ちてきて元の道戻れなくなった。これ本当に出られるんだよね?


 というか今日って楽しみにしていたドラマやる日だから夜までに帰らないと。


「また行き止まり」

「壁触って」

「もう触んないでくれ」

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