表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

第1話

私の名前は坂宮結実(さかみやゆみ)中学2年生。福秀中学校に通っている。

いつもと同じ時間。いつもと同じクラス。いつもと同じ教室。平和な日々を過ごしている…って言いたいんだけど、そうも言えないんだよね。

私のクラスは2年…何組だろう。皆からはD組って言われてる。他のクラスは数字なのに。なんでかっていうとね?このクラスは闇で包まれてるからなんだ。


今は6月だから…世の中の闇が可視化されてから2ヶ月経ったのかな。ちょうど私たちが2年生に上がった時。4月から見えるようになったんだったっけ。

闇はどこにでもあるよ。家にも、スーパーにも、カラオケにも。そして、学校にもね。

闇には濃さがあって、濃ければ濃いほどまずいってやつなんだけど…私のクラスはどこの場所よりも濃いみたい。世界で1番ってやつ?嬉しくない。

で、ダークみたいじゃんって他のクラスから笑われたり避けられたりして。darkの頭文字をとってD組なわけ。ほんと最悪。


今もわからないの。なんで私たちのクラスだけ闇が濃いのかって。だってこのクラスで過ごす毎日はとても楽しいんだもん。でも、他のクラスの様子を遠くから見てるとわかる。何かが違うって。その理由を知りたいだけなんだけど。

のんびりしていた先生たちも焦りだして。毎日朝の時間とお昼休みと部活の時間をつかって職員会議。大変そうだな、なんて笑っていられるほど他人事ではいられない。

先生達は考えた。学級委員に探偵の真似事をさせて、クラスの闇を解決させよう!って。

何考えてるんだろうね。結局先生達は責任を放棄したみたい。


あ、言い忘れてた。私実は学級委員なんだよね。()()()()()()()()

普通のクラスは男女1人ずつなのにね。私しかいないのも闇なのかも。なんちゃって。


正直、私がこのクラスの闇を解決できるとは思えない。なんで学級委員になったんだろうって心底思ってる。

でも、私がやるしかない。怖いけど。

これは、私が学級委員兼探偵に任命されてからクラスの闇を滅し、様々な謎を解決するまでの物語。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ