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尊厳を蹂躙するのも

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

非常に官能的な恋愛です。R15です。

苦手な方はご注意下さい。

「尊厳を蹂躙する程に、快楽を与えるのも、与えられるのも好きなんだ」

女は馬乗りになって口角を上げた。

何時もの格好は兎にも角にも地味で、目立たない女だった。それは一つに束ねた髪と、分厚い眼鏡からも想像出来るだろう。けれどもその眼鏡から除く双眸は何時も何かに飢えたように卑しかったし、唇は何時もぽってりと腫れ上がっていた。

そうしてその視線と口元の通り、床の上では貪欲で強欲だった。

触れ方は何時も丁寧でだった。乱雑に、力を込める様な真似は決してせず、必ず指先から触れる。丁度水に指を浸す様に。そうして掌全体を肌に付けて、生身の皮膚の感触を味わっていた。

腹の溝、脇腹、そうして更に這い上がり、お飾り弄って、また戻る。

べろっと出た舌が、臍周りを擽る。下半身に熱が籠るのを、腹の筋肉、歯噛みをして押し止める。腹が立つ程に繊細な手付き。とろ火で優しく、表面だけを焦がされる感触。じれったい。

下履に手を掛けて、指先が縁に引っ掛かる。それを手首を掴んで止めさせた。

「気持ちくなかった?」

「焦れったい」

腹が気に入ったのか、腹筋に頬擦りをする此奴に向かって、睨みを利かす。しかし怯むどころか、また舌先を出して、指で摘む。

「焦れったいのが長い方が好き。最後にあげた飴が、より甘美になるから」

目も口も、どろどろで、興奮にゾクゾクしている事が分かる。吐息にまで及んでは居ないが、本当はもっと奔放に、好き勝手に弄り回したいのだろう。

その様にゾッとした。恐らく此奴は自分が満足するまで容赦なく俺を蹂躙するだろう。

気を紛らわす為だろうか? 上体を起こして徐に口を開く。何をするかと思えば俺の手首を掴んでその唾液まみれの口腔に指先を捩じ込んだ。

薬指を丁寧に、舌先で擽り始める。指の付け根に舌先を当てて先端に。それを指全体に唾液が塗れるまで施していく。そうしてベトベトになったのを見計らって指先に吸い付く。執拗に、何かを強請るように。

「朝から口がずっと寂しんだ。長いもので口腔を掻き回されたくて仕方がないんだ。だからね、理性の箍が外れたら、私の髪を握って、好き勝手に動いて良いからねぇ」

舌なめずりをして、俺に顔を近付ける。

「快楽の坩堝に落とすのも好きだけど、落とされるのも好きだからねぇ」


「ふふふ。満足」

惨劇を終えた彼奴は枯れる喉もそっちのけで言葉を紡ぐ。尊厳を蹂躙する程。という言葉の通り、此奴も、俺も容赦なく倫理を外れた行動に出た。

それでも大変満足そうに、くたばった俺を見下ろしている。

「若いね、本当に」

何処かぼんやりとしていて、目立たない彼女の話。

けれども眼鏡の奥の瞳は常に卑しく、貪欲で強欲。

あと唇もぽってりとてます。


性癖がぐちゃぐちゃにねじ曲がってるので、上記の台詞。

尊厳を蹂躙する様に、快楽を与えるのも与えられるのも好き。

好みの相手ならば、蔑んだ目で見下されて、髪を引っ張られても許してくれます。

逆に好みじゃなければ急所ぶちかまして、平気で踏み付けるタイプです。


ワガママ可愛いと存外、こんな感じ。

相手はワガママ可愛いのです。

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