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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
第5章宇宙旅行と冒険編
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花の楽園

今フローラと朝の空中散歩に出掛けて居る,少し青みが濃い銀髪のフローラは髪をなびかせた姿は,何処かの令嬢の様に美しく可愛いのだが,モカさんとモニカちゃんが脳裏に浮かぶと,似てる様な似てない様な気がする雅史だった,下を見ると銀色の毛のウサギが銀色の毛の狼に追われて居た,動物の方は弱肉強食の世界らしいが,恐竜も今や雅史とトムと元からあるジャングルの毒生物,と言う天敵が居る。


「ねえマサ,そろそろキスして良い?」


たまにデートする度に何回もキスを迫るフローラ,今まで我慢出来たご褒美に長いキスを,浮遊状態でするとフローラは嬉しく微笑んだ。


「フローラはキス魔だな。」


雅史にキス魔と言われむくれながら言う。


「マサが悪いんだもん,マサがなかなかしてくれないから悪いだもん,今回沢山我慢したからキスが我慢出来ないんだもん。」


頬を膨らませるフローラ。


「私が悪いなら別れる?」

「分かれる気無いのに,マサの意地悪。」


雅史に再びフローラが積極的にキスをする,甘く蕩ける様なキスを。


「甘えん坊でキス好きなフローラだ。」

「マサとのキスが好きなの,幸せな甘いキスはたぶんマサだけなんだから。」


また頬を膨らませるフローラ,再び進むと白く甘い香りが風に運ばれて来る,近くまで行くと花が咲き乱れ風に舞う花びら達,雅史の背中ではぐれない様に掴まってたリゼが,興味本位で花びら達の中に入り,妖精のダンスのようにクルクルと,そう風に巻き込まれクルクルと舞って飛んで行った,花は地球のエーデルワイスに似ていた,香りはエーデルワイスみたいな香りだった。


「ちょっと!マサさん助けて下さいよ~」


怒りながら帰って来たリゼに雅史は。


「お帰りリゼ,早かったね。」


リゼは色々諦めた。


「ここの花て妖精で蜜とか製造出来るか?」


リゼに聞いたら。


「私はあんな変な体型の,エセ妖精とは違うから分からないわ。」


新しいスキルの,星渡り(プラネットワープ)付与スキルと在ったので,簡易マジックポートを改良を昨日造り,必要ならと何個か作った。


「一応この場所に刺して,試しに白鯨まで………」


雅史は白鯨の妖精雑貨店前に来た,魔力消費やポイント消費も無い。

チノ店長を連れ戻るとビックリし,花を調べ周りのユリや不思議なユリの様な紫の花や,炎の様に赤いユリを巨大化した花がある。


「新しい蜜ブレンドとか,研究開発出来そうです。」


フローラはリゼと花を見て回って居た。


「毎回来るの大変なので,蜜を保存する場所やドールとかの労力,作るの頼みますね。」


雅史は仕方なくBOXを出し保存倉庫を作り,新アースドールを作り待機状態にした。


「リゼはフローラとも仲良く出来るが,ロゼとは何故か喧嘩してるから不思議だな,同族嫌悪は無いよな………妖精と人間だし。」


空は青く風は春の陽気と共に過ごし易い,眠気を誘う花の香り…………眠気を?と周りを見ると,フローラとリゼが寝ていた何か幸せそうだが,この近くには普通に狼とか居るので流石に寝れない,眠り姫と添い寝しチノ店長を待つが帰って来ない,狼とかに追われて無ければ良いがと雅史は思った。


「困った眠り姫だね,フローラは。」

「私はマサだけのお姫様だからね。」


たぬき寝入りのフローラから離れる。


「もっと添い寝してマサァ~!」


何処かの昼ドラみたいなポーズをするフローラ,雅史は見なかった事にしてチノ店長を探すが見当たらない,未だチノ店長は帰って来ないので。


「チノ店長は行方不明て事で,後で墓でも。」

「縁起の悪い事を,さらっと言わないで下さいね。」


いつの間にか後ろに居たチノ店長。


「居ないから,狼の餌に成ったと思ったよ。」

「…………………」


何か言いたげなチノ店長,ジト目で雅史を見る。


「朝食を食べに帰るよフローラ。」

「待ってマサァ~。」


二人と二妖精と共に,エトワールに帰ると寝てるカルミアと,アリシアにセーラ以外の彼女達が食堂で待ち構えて居た。


「マサぁ~!!!!」


ご立腹のシャロと。


「マサシさん私を置いて行かないで下さいよ~」


猫なで声で言うロゼと


「マサとまだ遊んでないですよ。」

「そうよねルリ。」


泣きそうなルリスティーナと,何故か木刀を持ってるエルリーナ,この頃在る事で悩みが尽きないけど,今は強く成りたいと雅史に稽古を付けて欲しい,エルリーナなのだった。


「何でエルは木刀持ってるの?」


エルリーナは答える。


「マサと稽古したいから。」


現在レベル差が在りすぎて,エルリーナの稽古で手加減出来るか分からない雅史,トムは無意識で制御してたみたいだけど。


「……………また何時かね。」


膝を付きガッカリとするエルリーナ,そんなエルリーナに雅史は聞く。


「エルは此れから先,何がしたい………」

「?………」


考えるエルリーナ,雅史は此れからの事を聞く。


「え~と,エルが卒業したら結婚はするけど,戦うのは理由が居るし私は色々目標が在るし,皆を養う準備もしている,でもエルリーナは戦う理由と,将来何を目指したい。」


それを聞いたその場に居た恋人達は,シャロとフローラ以外考えて居なかった,結婚しか考えてなかったし好きな人と居られれば幸せとも思ってた,フローラは言う。


「私はパートナーに負担に成る事はしないわよ,それに大学行くのは可能性を広げたいし,無ければアプローチを変えて探して,マサの隣で補佐出来る何かを探し続けるわ。」


雅史はフローラに言う。


「キス魔だけどね,まあフローラは基本何でも出来るからね。」


雅史を睨むシャロが言う。


「私は将来の子供達の為に,色々勉強をしてるわよ。」

「知識庫で頑張ってるのを見てるよ,シャロ。」

「マサぁ~」


手を握り二人の世界に入る雅史とシャロ,嫉妬するフローラ。


「私は私の事ばかりだな。」


ロゼは反省すると。


「じゃあ私はマサが居ない時に,皆を守れる力が欲しい。」

『それに()()()()()()()()()()()()()()()(),何か起きる前に。』


少し暗い顔でエルリーナがそう言ったら,エルリーナの少し暗い顔を見たロゼは。


「エルと二人なら連携が取れますよね。」


雅史に言うロゼだが雅史は首よ横に振ると,ルリスティーナが援護する。


「では私も微力ながら。」


でも雅史は横に振るうが,一言雅史は言う。


「まだ皆では無いだろ,能力が在って連携するならルリ,皆の力を最大限に活かすには?あと一人必要だよ。」


料理はまだダメだがエルリーナより魔法が上手く,まだ魔法の伸び代が未知数の美少女が居るが。


「寝坊助だが鍛えれば………」


エルリーナは直ぐに分かったが,さて学園では優秀だったセーラが今はポンコツに,不安が更に増えるエルリーナだった。


「カルミアはそのままで構わないし,アリシアは面白い才能あるから入れないよ。」


アリシアにどんな才能が在るのか,全員気になったが雅史は言わなかった,それは雅史にはとても大切だからだ,それはシャロと一緒に居るのとは違う大切な一人,全員大切だけどシャロとアリシアは,帰りを待ってくれる妻の位置だが,雅史にはアリシアは他の意味も含まれる。


『またアリシアとゲームしよ,他のハードも対戦したいし。』


朝食を取り雅史は一人高高度から,フロール・エストレージャーを見て回る,桜の木ぽいがバラの花が咲き乱れる木が有れば,巨大な木の枝の様な蔦には,不思議な黄色い花にの中は蜜が満ちて居た,蜜は発酵してて酒の様な香りがする。


「飲んだ事は無いが,此が噂の蜂蜜酒かな?」


カラフルな鳥が酔っ払ってるのか,地面で寝てるが遠くではさっきの銀色の狼が酔っ払たように寝てる。


「面白そうな狼だな,銀狼ぎんろうてそのままかよ。」


キャナルより先にスキルが,狼の種族を教えてくれた,だが今朝の銀狼より大きいし,近付くと酒臭いが近くで小川が流れてたが,酒泉かは不明だけど酒らしい,水の代わりに飲んだオチだろうか?


「イビキがうるさい。」


❪雅史は仲間にするのを諦めた。❫


「何か出たような,まあ他も見回ろう。」


エアーウイングで西を目指す,大きな木に群がるまた首長恐竜だけど,舌を伸ばし木に咲く花の蜜を飲んで居た,色々な恐竜が居るらしいがふらふらしてる。

更に進むと熱帯系の植物が増えジャングルでは無いけど,亜熱帯巨大木の実がちらほら見える,トリケラトプスみたいな恐竜は,全身苔が生えて居て何かナマケモノみたいな感じだった,ヤシの木だと思うが巨大化し過ぎだが,また首長恐竜が居て実を口に入れ噛み砕いて居た,ヤシの木以外にマカダミアや不思議な実等もあり,雅史は試しに数個回収した。


「次は北上して山脈を目指そう。」


雅史は北上すると広葉樹の葉を食べる首長恐竜に,広葉樹をド突きをして倒す4本の牙の様な角の恐竜や,白い羽毛の巨大鳥が倒れた木を咥え去る。


『アレはスノーフェザーですマスター,主に銀狼や銀兎を主食にする動物の天敵です,恐竜には勝てないみたいですね。』


鷲の様な巨大な爪を持つ足だけど,スケールが違うらしく勝てないらしい,小型ジェット位のデカさしか無いからかな?


「何処かに巣でも作ってるのかもね。」


雅史は更に北上すると,マンモスみたいな恐竜みたいなのが居た,黒い毛に覆われてるがマンモスみたいな見た目だが,牙はマンモスだが頭には3本の角が生えて居た。


「何と無くヤツはトリケラマンモスだな,何かキメラみたいなヤツだな。」

『マスターアレはマンモス恐竜です。』


マンモスなのに恐竜なのかよと思った雅史,マンモス恐竜と併走したら併走がバレ,攻撃される前に。


「攻撃しなければ死ななかったのに,ダブルリープ・エアースラッシャー!」


2枚の風の刃のリングが,マンモス恐竜の首に食い込み硬い骨を無理やり切り裂きながら,血飛沫を上げながらマンモス恐竜は即死した,他から睨んで突撃して来たマンモス恐竜も返り討ちにした,解体のお土産にしてその後五体と戦い,後の雇用対策店に役立つのだった。


「マンモスの肉食べるアニメだったか,有った気がするし一頭調べてから,マンガ肉にはしないが美味かったらまた集めて,色々料理を考えるか。」


更に雅史は北を目指すと裾野が広く大きい,巨大なウォールの様な山が立ちそびえる。


「何か永久氷河とか在りそう,氷のエーテル魔石とか無いかな?」


雅史は試しに向かうと首にもふもふが付いた,スノービッグウルフと言う巨大な狼が雪の白さに迷彩して,兎や狐やオコジョ類を食べてるのか,それらしき骨がたまに見える。


「一回戦ってから決めるかな。」


雪の少ない場所に降り立つと,さっきの巨体なゾウより少し小さい位そうな,スノービッグウルフが走って来たがあちらのレベルは1300である,だがスピードなら神速で補えれば問題ない。

大地に足を踏ん張り神速サードを使い,スノービッグウルフの前足を目指す,彼方も構わず突撃して来る青い瞳は血走り,久々の餌的な顔でヨダレを流し突っ込んで来た。


「貰った!」


左前足を両腕でホールドし,背負い投げ体勢から逆方向に投げ,空中で足場は無いが返しスノービッグウルフを地面に叩きつける。


キャンキャン


相当痛かったみたいで泣き叫ぶスノービッグウルフ,まあ痛くないなら更に痛め付ける予定だったが。

お腹を上にし犬と同じく服従姿勢に成るが,祐奈と違いテイム能力は無いので。


「テイム出来ないし倒そう。」


首を振り更に腹を見せるスノービッグウルフ,まあ番犬は欲しいがテイムは出来ないし。


❪スノービッグウルフが仲間に成りたがってます,仲間にしますか?❫


また何かイメージ画面に出たが,選択肢位出て欲しいが選択肢出たら出たで面倒臭そうな気がする。


「番犬には欲しいな。」


❪スノービッグウルフが仲間に成りたがって………❫


「して良いから早くしてくれ。」


目を輝かせるスノービッグウルフ,要らないゴブリンの死体を出したら,一口で食べたので要らないゴブリンを3匹出したら美味そうに食べた,ゴブリン死体片付け要員をゲットした。

デカイわんこ連れて地上移動は遅くなるから,大丈夫そうな場所にマジックポートを設置して,スノービッグウルフに乗りフローラと朝来た,草原に移動しエトワールに帰ると皆にビックリされたが。


「デカイわんこだねぇ~」


アリシアは何故か直ぐに馴れ,スノービッグウルフもアリシアにだけ懐いた,後にアリシアの番犬に成るスノービッグウルフだった。


「コイツゴブリンも食べるから助かるよ。」


それを聞いてアリシアは微妙な顔をする。


「なかなかのもふ…………」


フローラはスノービッグウルフに睨まれた。


「仲良くしたいのにぃ~」


だが犬クラスの大きさのまた違う星のスノーウルフは,フローラに懐きフローラを守る番犬に成ったのは,そのスノーウルフに会った後の話し。


「お前の名前は……………アーサー。」


アリシアがスノービッグウルフに,英雄王みたいな名前を付けた,乗れと言わんばかりに乗り易い体勢に成るが,スカートなので雅史が抱っこし上まで飛び,背中に着地してアリシアを乗せると,彼女達から非難を受ける雅史だった。


「ズルいわよアリシアばかり」

「私だってお姫様抱っこされて乗りたい。」

「そうですわよ。」


特にシャロとフローラとエルリーナが,ご立腹だが睨むスノービッグウルフの迫力に黙るのだった。


「駄目だよ怖がらせたら。」


仕方ないなと言った顔をする,スノービッグウルフ改めアーサーは,雅史とアリシアを乗せゆっくりと立ち上がり,ゆっくりと歩く。


「何か凄いよまーくん。」


嬉しそうなアリシアに満足する雅史だった,スノービッグウルフのステータスを見ると,あるじに雅史とアリシアと成って居たがそれで良いのかスノービッグウルフ。


「アーサーもう少し速く。」


ワオォォォーン!!


もふもふな毛を掴みながらアリシアは,スノービッグウルフのアーサーと絆を深めたが,鳴き声は犬ぽいぞアーサー。


「獣臭さてなんとか成らないまーくん。」

「それは課題だな。」


アーサーは言葉が分かるのか,獣臭いと言われ落ち込むのだった,アーサーにゴブリン10体を与えるとペロリと食べる,ついで古代鮫の肉も与えるとペロリと食べ,暫く餌には困らない様だ,あと何故かゴブリン与えるとスノービッグウルフの体力が,何故か回復するので戦闘の回復にも使えそうだ,アーサー限定だけど。

こうしてアクア星のゴブリンに,ヤバい天敵が他の星で現れたのだった,ゴキブリレベルで繁殖するゴブリンには驚異に成った,あと小鬼の大将の鬼丸は絶賛山で修行中のはず。

奥さんが生き返り恩返しの修行に明け暮れ,家に帰れば子供に駄々甘な鬼丸だった,たまに飲み食いし過ぎて奥さんに怒られてるけど。


エトワールは発進し次の場所に向かった,アーサーは格納庫に入りお腹いっぱいで寝てる。


「デカイわんこ何て良く懐いたわね,動物のシャンプートリートメントなら,私は無理よ。」


聞いて無いのに答えるエルビー博士,雅史は次の星に向かって星間ワームホールで向かった,次の星は地球の様に青く水の星であった。



「次回人間の居る星に行かないとか言ってたが,来る様だなあの太た冒険者,アイツが去った後新しい遺跡が無くなり,怪しんだが厄介なゴブリン退治は感謝しておる。」


何か先に次回内容を,言われた気がするのだった。




アリシア「まーくんまたペット欲しいな。」

雅史「あれはペットではないアリシア,一応モンスターみたいな獣だ。」

アリシア「何でも良いよ懐けば。」


次回に続くよアーサー。


ワオォォォォーン。













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