レーティシア国の騒動。
だいぶ食料やエーテル魔石が貯まり,少し気になる事を数日前にルーデウスさんから聞き,これから確めるべくバナージ王子に,話を聞きに向かった。
「珍しいですね,マサさんが何か聞きに来るなんて,まあ今我が国は少しきな臭い連中が入って来てるらしく,魔物やモンスター退治と同じく,確認された盗賊に賞金を懸けて討伐してるのですが,何故か何処の山等を探しても盗賊が現れないのです。」
雅史はバナージ王子に提案する。
「それなら優秀な私の最強の相棒なら,多分大丈夫なはず。」
影から現れたキジトラ。
「呼ばれたので参上。」
トムは戦隊ものみたいなポーズを取ると,バナージ王子はこのノリに引き気味だった。
「ではお願い出来ますか?」
トムは胸を張り。
「僕にお任せ。」
だがバナージ王子は。
「頼みますマサさん。」
バナージ王子から依頼を受けた,トムは不満だったが見付けられない敵は居ないので,先ず怪しい王都貴族屋敷から調べると,何処かの領主は単純だからその娘を毎夜なぶりながら楽しみたいとか,王は長年支えた我が家を捨てる事はないとか,邪魔な変な小娘や太った冒険者が居ないから,犯罪者等を使い王に不信感を民に向けさせるとかまあ,色々喋って居た。
誰に話してたか調べる為に追うと,明らかにさっきの貴族より更に大きい,建物に入って行った馬車に別の分身の一体が尾行し,二方向から調査を続けると。
「バカなヤツだ,我に使われてると知らずに…次の王はこの俺様だ,セーラを性奴隷にして壊れるまで,よがり狂わせるはずだったが,まあフローラはまだ小さいが楽しめそうならそれも有りか,あの目障りな叔父を失脚させて死刑にし,生意気なバナージ達を消して俺様がこの国を,俺様を女達が崇める国にしてやる。」
分身体トムは頭のおかしい発言を,どう報告するか悩んで居たがとりあえず,まだ調査を続けるとまた違うヤツが現れる,そいつを追い情報を集める。
「洗脳マリオネットは順調だ,あのお方の供物は居ないが何故かカーラ様が送った筈の供物が,此方に居るのが分からんが間もなく,最高幹部のあのお方の通信が来る筈だが………」
何かをしてる様だが。
「…………おかしいぞ我等が崇める神の力で,異世界でも通信出来る装置だが,向こうの世界と通信出来ん………,まさかサトシ=スターズが生きてたのか?」
分身体トムは面倒に成り黒いマント一団を倒した。
「また奴等か,まだ生き残り居たなんてね。」
まだ残党居るか数日観察したが,誰も来なかったが。
「あの媚薬を扱ってたヤツが居たのは此処か?」
何かやって来たが,どうやら悪党らしく違法媚薬を探しに来たらしい,まあ製造元は破壊して在るからもう手に入らないが。
「クソ………また空振りか。」
悪態を付く男達をトムは一瞬で倒し,前に悪党を運んだ騎士の元に運んだら,何故か喜ばれた。
また数日後悪党貴族2人が動いた,一応王子と王にも報告をしてるが,王子は妹に対する暴言にキレ,王は娘2人に対する暴言に家臣に抑えられて居た,マサさんに至っては…………怖いので言えない………アレは街すら破壊しそうな,そんな怒った顔をして居た。
「キャスビル王。」
キャスビル王は自分を呼んだ,雅史を見るとヤバい顔を見る。
「皆殺しにしても構わないですよね?」
自分以上のヤバいのを見て,キャスビルは冷静に成る。
「そいつらだけなら良し。」
冷静ではな無かった。
「キャスビル冷静に成れ,王子とそこの君もだ。」
青い軍服の男性が場を鎮まらせる。
「ヤツはこの俺が捕まえる,間違っても私情で乗り込むなよ三人共。」
三人は暫く監視を付けられたが,雅史に監視は意味なく虫の息の,キャスビル王の甥が城に連れて来られて居た。
「彼に監視は無意味だったな。」
青い軍服の男性は溜め息をし,極秘裏に病死にしたがまだ終わらなかった。
「怪しい奴等を沢山,牢に入れときましたよ。」
トムの一言に,最強はやはりこの猫精霊だなと,改めて王一同思った。
「どうしてだあのお方が捕まるし,あと少しでフランソワーを手に入れ,ついでに領地も手に入れる予定が……」
その時2人が現れる。
「残念だけど此処までだ。」
現れた人物に腰を抜かす。
「何故バナージ王子が………ハインリッヒ様は?」
隣の冒険者が言う。
「もうこの世に居ないかもね。」
だが悪足掻きをする三下悪党貴族。
「フランソワーを使って世継ぎを作り,小娘が壊れるまで俺の玩具にする予定だったが,お前ら誘拐は成功………」
誰も現れない。
「何をふざけて居る,お前らの出番だぞ…………」
返答がない。
「…………まさか。」
天井とかから現れるトムの分身体達。
「……………どうなってるのだ?」
唖然とする三下悪党貴族。
「残念だけどそのフランソワーて子は,6日前から行方不明だったからこの屋敷調べたけど,やはり居ませんよ王子……あの子悪党に狙われ易いのかな?…………うん?」
トムは何かを感じある場所に急遽向かい,前に雅史が助けた少女フランソワーと話すと,半年近く異世界に居たらしい。一応バナージ王子に報告し,彼女フランソワーを王都屋敷に送り届けたら,彼女が一週間前と違う雰囲気と成長に,両親は驚いて居たがフランソワーは異世界に行った経緯を話すと,両親は叱り泣きながら娘を抱きしめるのだった。
『太った冒険者に聞いたらは可能性はゼロでは無いて,言ってましたねもしかしたら猫精霊様は知ってるかも。』
フランソワーは太った冒険者と一緒に居た,猫精霊に話す。
「猫精霊様は,異世界に再び行ける方法を知りませんか?」
『雅史の匂いがする懐かしい………あと何故僕に聞くのフランさん,やはり僕の知ってるフランさんとは違う…………』
フランソワーの発言に困惑する両親と困るトム,フランソワーは言う。
「私,好きな方が出来ました,彼を振り向かせる為に私は私の意思で政人に逢いたい,お願いです………両親に会えましたが私はマサと一緒に居たい,またあの異世界で………マサと幸せに成りたい。」
困惑する両親にトムは言う。
「アレは普通は通れないし,神か後は物好きな異世界人でないと,無理かな。」
フランソワーはガッカリした。
「まあ前にマサさんがこの世界に迷い込んだ,女性を帰したけどアレはたまたまだしな。」
フランソワーは少しでも希望が在ればと,両親の説得を諦めてもうじき隠居予定だった祖父に手紙を送った。さてフランソワーは,また大切なには人に出会えるのであろうか?
「そしてまた悪党狩りだなトム。」
「そうですね。」
三下悪党貴族を締め上げると,ハルモニア近くやレーティシア最大の湖と王都の間の,草食モンスター生息地に紛れて隠れて居たが,何かヘマをしたらしく草食モンスターの肉目当ての,冒険者パーティーに居所知られ近くに居た冒険者達と連携し,賞金首祭りを始めてるとトムが報告したので,ハルモニア近くのピークウエル山脈端の悪党の巣辺りに来た。
「媚薬を扱ってた悪党達の洞窟にそっくりだな,盗賊とか悪妖精系ゴブリンとかは何故,洞窟を好むのかね?」
ハルモニアとドラルーラからの街道の町が無い場所に有る,被害旅人が増えてるみたいであるが,冒険者は対応出来ないみたいだ,大抵男だらけの冒険者だらけで現れないらしいが,初心者か女性が居ると出現するらしいが,近くにベテラン冒険者が同伴者と見ると,ゴキの様に逃げて行くらしがアジト狩りが出来ないらしい,冬はたまにホワイトファングまあ白い狼が出るらしい,だがら初心者や女性冒険者は信頼性が高いベテラン冒険者に頼み,この街道を竜王国に向かって行くらしいが今年は,今頃積雪がある街道に雪は無くそれは,王都アクシズ付近にも言えた,不思議な異常気象に身内の悪事に,重なるキャスビル王の負担は計り知れない。
「沢山貯めてるかな?」
キャスビル王より悪党から巻き上げる財宝の雅史,スキルマップに反応を感知しトムが陰から内部偵察に向かう。
「行って来ますよ。」
数分後トムは現れて言う。
「誰も捕まって無いですが,お宝も有りませんね。」
ガッカリした雅史だが,トム分身?が在る場所を探し出しトムネットワークで知らせる。
「眠そうなモヒカンが立ってる奥の洞窟に,金品財宝と他の場所には死んだ少年冒険者や,服をボロボロにされた少女冒険者が,死んだ魚みたいな目で臭い匂いをしながら,寝てる様ですがざっと死体は40人位有りますよ。」
頭の痛い報告に雅史は蘇生ポーションの,残りを確認したが容器に移し忘れた液体が在ったので,先ずはモヒカンを眠らせると洞窟の中は松明が燃え,奥に向かって松明が続いて居た。少し先に四つ股が在り,金品財宝はトムに任せると左右端の通路先に向かって行った,右手二番目の洞窟先に行くと,美少女ぽい少年が男と女盗賊に襲われて居た,男を好むの野郎も居るとは知ってるが,いざその光景を観ると悪いが嫌悪感しかない,まあ人それぞれだが私には無理だと雅史は思った。
『少年とやり部屋洞窟かよ。』
奥に鉄格子にイケメンやら幼い少年が,麻布を腰に巻いただけの寒そうな格好だったが,何故かこの洞窟は少し蒸し暑いのか,少年達は色々な意味でぐったりとしてる様だ,更にもう一組野郎が少年を虐めて居た性的に。
『…………トムに任せたく成って来たな。』
そう思った瞬間に影からトム分身?が現れて,一気に制圧に向かったがお楽しみ中の盗賊達は,声を出す暇無くトムにボコボコにされ縛り上げられたら女盗賊が。
「もっと強くもっと激しく縛ってぇ~………」
雅史とトムは聞かなかった事にし,アブノーマルな女盗賊をハルモニアに運ぶトム分身,だがこの女盗賊が実は頭目だったのだが,色物過ぎる変態女頭目盗賊だった,裸のまま連れて行ったのであるが領主から雅史に,クレームが来たのは言うまでも無い,だがこの時雅史がハウゼンの屋敷の在る部屋に向かうと,ハウゼンは領主としてピンチに成ったのだが,それは後にローリエさんの寝言の爆弾発言で知る事になる。
「さて君達は此れからどうする?冒険者を辞め,新しい道も在るが故郷に帰り家に籠り,親に追い出されるかまだ冒険者を目指したいなら,少しは手助けはするが手助けするだけだ,後は自分達で決めなさいな。」
近くに木箱が在ったので,木箱を破壊すると服や防具が在り,少年達は自分の装備を手に取り雅史に向き合う。
「あの方の様に盗賊を倒せる力が欲しいです。」
トムの盗賊ボコボコ劇がカッコ良かったらしい。
「トム出番だよ。」
だがトムは影から前足だけ出し,嫌だ嫌だ的な手を振る。
「虫や水棲モンスターや魔物と戦う,そんな覚悟は有るか?」
雅史の問いに戸惑う少年達。
「まあ少し考える時間が必要だな,この部屋で少し待って欲しいまだ助ける人居るからね。」
トム分身が4体見張りをすると,最後の左側の通路奥少女をよがらせる野郎達が,酒を煽り少女達に媚薬を飲ませて居た,奥にはまだ続く通路と鉄球や首輪に足枷等で,逃げられない少女や女性達,皆服をボロボロにされ確かに一部少女は,死んだ魚の目で壊れた人形の様な姿だった。
『やり部屋分けして困った盗賊だな。』
理性を保ちつつまた木箱が沢山有るが,女性達は少年達と違い元から着てた服をボロボロにされてる,まあ臭いしさっさとトムと終わらせる事にした,盗賊達をマルチロックして「スリーピング」で眠らせた,女性達はいきなり眠った盗賊に驚いてたが,雅史とトムの出現に怯える女性達だった。
「トム達は拘束具を解除頼む。」
「「「「「了解!」」」」」
トム分身が拘束具を簡単に外す,雅史は木箱を破壊したらまた服が他にも,アイテム袋や下着が現れると女性達は自分のを回収しに,走って持って行く。
「さて次は奥だな。」
女性達は雅史が盗賊達と同じく,自分達の体を求めるか警戒する,一応トム分身を追加で見張りを頼み一人,銀髪の幼き子供がトムと付いて来た,目は死んだ魚の様だが意思を持ち来てるらしい,奥の更に奥には下に向かう穴が在りエアーウイングで,下に降りると確かに40人位の死体が暗闇の中,山に成り,酷い有り様だったので,回収し後で蘇生させる事にした。
再び戻り女性達にも選択肢を言い,残りの盗賊をトムに制圧と運ぶのを任せ,被害全員を拠点に運び病気や怪我の治療に,エリーとルナリアにルリに休みだった,シャロやアリシアにエルに女性達の事を任せ,風呂は温泉を使って貰いエリー達が手に負えない人を,雅史が治療し少年と女性達の治療や蘇生は半日以上掛かった,まあ原因は精神的なのは結局妖精のティータイム頼みだからだ,あと蘇生ポーションは全て使いきった筈だ,また見落として無ければ。
「マサはまた沢山の人を助けて,困った婚約者だわ。」
不機嫌なのか?誇らしいのか分からない,そんな表情で言うシャロに困る雅史だった。
「奴隷紋本当に消えました。」
エリーは初めて呪い等を解除する魔法を使い,不思議そうに聞いて来た。
「マサ師匠,奴隷紋は呪いなんですか?」
エリーが聞いたので色々な想定の奴隷紋を話した。
「強制的な奴隷紋程呪いや呪符の,類いの魔法や魔術具が在るらしいよ,あと避妊結界も元は奴隷紋と同じ派生だけど,今の避妊結界はとある悪党勇者から女性を守る為に,病気や妊娠を回避する結界にしたらしいね,解除する方法は知らないけどね。」
何故かシャロとアリシアに雅史は睨まれる,私が解除したわけでは無いのだがと雅史は思った。
「マサさん,レーティシアの異常気象の元が判明しましたよ,ですが後にしますね。」
何かを感じたレーティシア国を見回ってたトムが,再び影に潜った後に後ろを振り向けば,エルとルリとルナリアが期待して居た。
「さて非戦闘力のシャロとアリシア意外に,少し頼みがある。」
雅史を睨むシャロとアリシア。
「私だって魔法使えるのに。」
「そうだそうだ~」
シャロとアリシアから非難を浴びる雅史だった。
「2人共戦闘経験無いし,シャロは婚約者なんだから将来,家庭を守る妻に成って貰わないとな。」
モジモジするシャロ,アリシアは「私は入ってないよまーくん」と言われたが困る。
「さて何人冒険者を続けたい?」
意思ある少年と少女や女性が立ち上がる,保留者は立ち上がった冒険者達の特訓を見てから考えるらしい。
「では拐われたり誘拐されたりした人は,キャスビル王様が面倒見てくれるらしいから,王都のギルマスに送り届けます。」
数人をマジックポートで,アクシズ冒険者ギルド秘密部屋に送った,キャスビル王にはトムが説明済である,雅史は戻り冒険者達に選択肢を告げる。
「虫と水棲どちらを選ぶ。」
虫と聞いてエリーとルナリアは顔が蒼くなる,全員水棲と答えたので先ずはトム本体と,何時もの鍛練を見せると見えないらしいので,スキル無しで打ち合う事にするとエルが木刀出てウズウズして居た,困った恋人である。
「マサさん何か手加減して見せる鍛練は,何かストレスが………」
注目されてしかも手加減なのでストレスに成るらしい,まあ雅史も恋人達の前で緊張とか色々動きは鈍い。
「何であんな体型なのにあの凄い一撃を,軽く捌けるだろうか。」
その言葉に何故か胸を張る恋人達に弟子。
「フラッシュボム!」
「マサさんそれ卑怯。」
❪フラッシュボムとは❫
光初期魔法の目潰し魔法,視界を光の爆発で奪うと異常状態の視界不良に一時的に成る。
閃光弾の様な光がトムを包むとバックステップで下がる,トムも魔法を仕掛ける。
「なら僕もロッククラッシュ!」
石の塊を雅史に放つトムだが。
「トムの形成に弱点あり。」
形成にムラがある部分を足裏で蹴り破壊する雅史。
「…………………」
それを見てた全員ドン引く。
「また破壊された,何処が弱点何だろ?」
トムは分からずに居た。
『隙……貰った。』
考えてたトムの木刀をフルスイングで吹き飛ばす。
「しまった………」
トムのたまに鍛練で仕出かすポカで,何とか勝った雅史だった。
「トムさんて強いのに仕出かしますよね。」
シャロの言葉に,雅史の恋人に弟子に頷かれるトムだった。
「また特トロざんまいのチャンスを………」
ガックリと肩を落とすトムに雅史は。
「この前分身がざんまいしたから無いよ。」
更にトムがダメージを負う,何故か分身が食べても本体はノーカウントなのだった,分身体の食べた物は何処に消えてるのだろうか?トム分身に頼み,妖精の遺跡の宝箱を開けて貰い初心者や若手に良い,経験値を上げる武器が在ったが持ち主がレベル40で,経験値ブースト期間終了と武器が砕け散る仕様らしい,精霊の剣と精霊の槍に精霊のレーピアが1ダースあり,精霊石の杖は大量に出てきた,あと精霊石や精霊銀に精霊レアメタル金属や妖精レアメタル金属等,収穫だらけだったが精霊の試練ダンジョンの証,不思議な鳥の形をしたペンダントは自分に装備したら。
『三種族の妖精と友に成りし人間,まさか我に逢いに来る前に仲間を増やすとは,エルフの国の祭壇の先に精霊の試練がある,あのお方の預かりし武器もある取りに参られよ………』
声は消え新しいイベント追加である。
「さて剣士は何人居る?」
使い成れた武器を割り振り魔法使い達には,初級の魔法の書を渡し回復魔法や攻撃魔法を,ルナリアとルリが教えサポート魔法希望者にはエリーが魔法を教え,竜王国のクリスタルレイクの街は今復興作業してるので,そのクリスタルレイクの迷宮で戦いを教える事にした。
「エルには私が作ったクイーン素材で作った,魔法剣ね。」
エルリーナは軽くエーテル魔石が装飾されてる,長剣を雅史から貰い手にすると扱い易く,まるで剣では無い軽さに驚く。
「剣に何でも良いから魔力を込めるかすると,剣の性能が分かるよ。」
試しに魔力を流すと剣が光り,不思議な感覚に成る。
「流した魔力が刀身を纏い,武器の攻撃力を上げる効果とファイヤーボールを剣に纏わせると,斬撃として放つ事も出来る。」
エルリーナは雅史に寄り添い。
「ありがとマサ………大好き。」
それを見てムッとするルリとルナリアだった,こうして初心者と若手の前衛レベル上げ祭りが始まり,レベル39で同じ武器を扱える人と交代し,雅史は売る予定だったアーリー防具と武器を渡し,トムが引率しレベル50まで魔法使いの,援護や回復実戦を積み重ねる,酒では無い魔法回復ポーションを使い回復させながら,魔法威力のコントロール等を磨いて行くが雅史が出した,恐竜肉を食べブースト戦闘した新人達は,何故か腕力と体力と素早さのステータスアップが異常だった,恐竜肉ステーキにはステータスブースト効果も在ったらしい。一応魔法使いやレーピア使う人には例の,グランドモササウルスのムニエルを食べさせたら,体力と素早さに器用さに魅力にMPに魔力アップブースト効果が在った,今度王様達のステータスを見てみる事にした。
「一睡もせずに良く戦えたな。」
疲れた魔法使いはトム監視の元,ダンジョンハウスで風呂は女性達が少年達は拠点の温泉を使わせて,寝て起きて食べてまた戦いに向かい,レベル55~60の冒険者からパーティー仲間と合流し,希望した地に送り届けたがエルリーナは戦闘する服装で無いので,拠点のエルリーナの部屋で着替えさせてからトム達と少しレベル上げに行ったが,途中でトム分身に連れて来られ強制送還に成った,武器を過信し過ぎて突撃したらしいので,次は突撃させない様に戦わせないとと,雅史は考える事にした。
「全員巣立ちましたね。」
トムが言う,教えてたエリー達もレベルが上がり,ぐったりして居たエリーは「カシム成分不足」とか誰かの真似をして居た。
「約2日であの成長は異常ですよマサ。」
ルリが文句を言う。
「で,マサさんそろそろ本体帰って来ますが,マサさんは大変ですねこの後。」
トム分身に言われシャロを忘れてた雅史,また怒られたのは言うまでもないが,一言言ってとも言われた………言うの忘れてたと反省する雅史だった。
ルリ達を送り届けトムの報告を,トムの家で聞く。
「レーティシア国の王都アクシズの北東のこの辺り。」
スキル地図を指差す場所には何もない場所で,近くには草食モンスターや魔物が住む名の知らない,草原が在るが噂では名前付けに王都と商人の街エルフラウと,他の街が呼び名が違い複数あり,色々対立の結果名無しの草原らしい。
「怪しかった場所に顔を入れたら,異形の魔族が大量に居ましたよ,まあ今は分身が掃除してますが。」
トムの今現在の分身数は不明である。
「野太刀や斧やデスサイズで攻撃して来る,巨人達居ましたが楽勝ですね。」
トムは気付いて無いが,現在この異世界で最強と自覚は無いが,宇宙にはそれに匹敵するモンスターや魔物が居るが,彼らとの戦いが後の雅史の居住に影響したが,それはまだ先の話し。
「さて早く異常気象を解消して,雪を降らせるかね。」
くちゅん
「誰か私のうわさしましたか?」
雪の発言をスルーしカシム達は雅史のお陰で,まだ伊岡の新しいダンジョン攻略に行けなかった,師匠からの仕送りと討伐報酬で旅の食料や水やテントは,予備を合わせて用意が出来たが雅史に仲間を呼ばれ行けない,暇な祐奈が一人攻略に向かって行ったが誰か先に,攻略した後が在ると言われたが,他の道を見つけたがどうすると会議を開きたいが,エリーとルナリアは今疲れて寝て居る,しかも師匠に付いて行ったレイナードは前より強くなり,焦りを感じるカシムだったが。
「カシムとレイナードと………ついでにルーシエ。」
「私はついでですかマサ師匠。」
雅史に呼ばれた三人,何故か呼ばれない祐奈は不貞腐れた。
「此れから異形の魔族と戦争しに行くぞ。」
物騒な発言に三人は固まったが無視して,三人を連れレーティシア国に潜む魔を祓いに向かうのだった。
「次回に続きますが,師匠そろそろ新しい武器を下さい。」
カシムは雅史に言うと。
「腕を見てからな。」
カシムは雅史の背中を追い空間に突入した,この先に広がるは暗き空間に沢山のトム達が居た。
エリス「一週間でフラン変わりすぎよ。」
フランソワー「私は異世界で恋しましたし,彼を振り向かせて見せます,あとエリスこのゲーム面白いですよ。」
アイテム袋から奇妙なボタン付きの箱を出すフランソワーに,エリスは困惑する。
エリス「?ゲーム」
フランソワー「好きな人としたゲームですね,電源を入れて待てば…………」
とんでもない品を異世界から持ち帰って来たフランソワー,エリスはこの後衝撃の嵐に頭が追い付かなかった。
次回に続く…………続くはず