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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
大和神国編
9/257

飛び級ランクと武器試作。

金髪縦ロールのドリル髪ネタは多くあるけど,アレを武器にするネタは余り無いですね。

さてこの異世界は金髪ドリルは居るのだろうか?


旅ハウスを仕舞いエアーウイングで移動し,今ギルドの中に居るのだが…………何だろう前回より人が減ってる気が…………。

さて査定でもと移動したら,ギルマスに捕まる。


「お?以外に早く来た,こんなに速く大丈夫かね?」


何か圧を感じるのだが。


「今日は冒険中に見つけた宝箱や,魔物の素材を売りに来ました。」


何か疑りながら此方を見るが,スルーして査定に向かう。


「マサさんと僕の戦利品は,確実に歴史に残りますよ。」


しまった~トムがフラグ立てたぁ~て,まあ想定内。


だがこのあと想定外に成るのだが。


何故か後ろからギルマスと暇そうな,ギルド職員等が野次馬に来ていた。


「あ………忘れてた,ギルマスと鑑定出来る男性職員に,虫頼みたいのですが?」


危ない危ない,虫は女性職員には禁止だったな。


「トム,ゴキは頼んだ。」

「任されました。」


ゴキの残りとハイパー化をトムに渡してあるので,一応デカイ虫と言ったので,鑑定を広い場所に移動するトムとギルマス三人は移動した。

鑑定場所に商業ギルド職員と鑑定職員が待機していた。


「いらっしゃいませ鑑定ですか?,大量にある場合は此方の床に,少量ならこのBOXに入れて下さい。

BOXの場合直ぐに結果がでますが,大量ですと少々時間が掛かります,宜しいでしょうか?」

「構いません。」


どうせ大量に捨てたい鋼鉄の山あるし。


「では提出をお願いいたします。」


髪の長い商業ギルド職員らしき女性が,BOXの方へ移動する。

舐められたもんだな。


「さてと,じゃんじゃんいきますかね。」


万能カバンから,鋼鉄武防具シリーズを全部出すが,職員二人は開いた口が塞がらないでいた。

二人共美人なのに,残念美人職員になっていた。


「鋼鉄の武器や防具はこんな感じです,あと銅剣や鉄剣も。」


自体に付いていけない二人は応援を呼び,査定ランクEと換金額50万アイリスを手入れるが,トムの方はもう10分以上経つが戻って来ない。

だが手続きが終わる頃,男性職員に手続き中断を言われる。


「待った,まだギルマス達の判断が終わってない,君も来たまえ。」

「え!?」


何か慌てた感じで,連れて行かれるのだった。


少し離れた場所のデカイ倉庫に通され,冒険者ギルド職員と商業ギルド職員に,何故か倒れている魔法使いと服装が浮いて居る,眼鏡をして縦ロールドリル金髪女性とギルマスが居た。

近くにはゴキ部位が積まれたり外皮の黒い山と,一応解体せずに渡したハイパー化したゴキが,放置状態だがどうしたのだろうか?

トムが飛んで来る。


「どうしたのトム?」

「何かハイパー化のゴキに,査定が纏まらないから,商業ギルドのトップが魔法使って,緊急で来たみたいですよ。

何か近年ではハルモニア以来の快挙とか,飛び級更新記録とか言ってましたよ。」


胸を張り,鼻息荒くしながらトムは言う。


「そうなると()()出しにくいな。」


聴こえたらしくギルマス達が飛んで来る。


「まだ在るのか?」

「まだ在るのかしら?」


ギルマスと,商業ギルドのお偉い金髪ドリルの圧が凄い。


「在りますよ,赤い奴が。」

「「赤いヤツ??」」


そう言えば二人共に同じ指輪してるが,夫婦なのか?

その時お約束のキャナル登場。


『…………マスター,あれは通訳指輪です。』


何か間があったが,通訳指輪か………共通言語の世界なんて無いもんなて,金髪ドリルが「赤ならあの王に吹っ掛けて売れる」とか言って居たが,一応聴かなかった事にする。

ギルマスが「出してくれ」と言うので仕方なく一体だけ出す。

出した途端に騒ぎに成る。


「何だこの魔物らしき物は?」

「見た事が御座いませんね,ですがアント系ですねこの蟻頭のパーツの特長は。

少し調べさせて貰いますわ。」


名前だけでも教えておこう。


「その蟻は,レッドアーリーガードです。」

「「!?」」


あ………地雷踏んじゃた?


「何で知ってるのかしら。」

「何で分かるんだ。」


うん地雷だったなやはり。


「一応鑑定スキルあるので,魔物やモンスター退治とか必用なスキルですよね。」

「「………」」

「普通は都合良く持ってない。」

「ハルモニアのあの娘みたいね。」


あの娘とは分からないが,有名人なのだろうか?

金髪ドリルのお偉いさんが言う。


「14歳の最年少でレーティシア王国の,ハルモニア冒険・商業ギルド所属の冒険者が居るのよ。

14歳でゴブリンの巣窟を壊滅し,ブラックバイパーキングを倒し,プリンなる食べ物喫茶経営で有名な子よ,今は16歳だったわね。」

当然キャナルの解説開始である。


『マスター,このハルモニアと言う街の名称に成ったのは,ハルモニア製法と呼ばれる特殊重全身鎧(ハルモニアスーツ)特殊軽(ハルモニアスケルトン)|全身鎧(スーツ)があり,この産地特有の鉄とドワーフ秘伝の技で造られた,鎧で発展した街です。

数年前に汚職や賄賂に手を染めた貴族が,死刑に成った資料があります。』


…………凄い街になんだその中学生,恐ろしいなて………世界が変わろうと,ゴミ(悪人)は居るんだな。


「まあ色々逸話は在るけど,レーティシア王国のガードで不明なのよね。」


………国の戦力の秘匿工作による,情報漏洩統制とかかな?


「で,鑑定結果何時に成ります?」


二人は悩んだ挙げ句に,金髪ドリルのお偉いさんが口を開く。


「私の権限で,AでもSランクでも可能よ。」

「それは俺の仕事だ。」

「辞退します,私はBランクを所望します。」

「え!?………マサさん?………」


ええ~と涙目で色目を差し向けるが,残念ながら私は巨乳眼鏡属性好きでは無いので,視線を回避する。


「チィ………色仕掛けが通用しないか。」


今舌打ちしましたよね,何か怖いな………あとトム,何故面倒なランクをて………まあ後で理由とか説明するか。


「仕方無いわね,Bランクで手を打ちましょう。」


永久Bランクが良いな………


「…………それで良いのか?記録更新に成るぞそれに,お国の為にも成るぞ。」


いや,大和神国の人間ではないから,拠点作ったけど自分とトムの為にしか,活動する気無いから。

何かを感じ取ったのか,商業ギルドのお偉いさんが,話す。


「まあランクは大丈夫よ,本部の冒険者ギルド長は,私がねじ伏せて………話し付けて置くから。」

「「………………」」


この金髪ドリル怖いわ,だけど助かったのかな?


「何か用が在れば,ドラルーラの港都市のファンタジアに来なさいな,ファンタジア所属の冒険者登録………」

「させぬよ。」


この為の布石か,ヘッドハンティングされる器では無いのだがな……………,そもそも拠点の近くだから来てるだけだしそれに………。


「何処の国にも属さないですよ。」


それを聞いて二人揃って。


「「何だって!?」」


何故驚く。


「あの飛び級の伝説勇者でも,国に属したのに。」

「国の後ろ楯要らないとは,珍しいBランク冒険者誕生だぞ,だがな…………大和神国としては…………。」


?普通冒険者て,自由ではないのか?


この理由が分かるのは,世界で野菜や花等の旅中に判明する,高い力を持つかも知れない冒険者確保は,この異世界では普通らしい。

所属しないで自由なのはCランクまでらしい,Bランクから国から勧誘されるらしい。

Aランクは更に国とかからの所属要請が発生するらしいが,冒険の自由がある程度規制は付くらしい,人材資源を減らさない為に。

金髪ドリルのお偉いさんが続ける。


「まあ商業ギルドで用事が在る時は,呼んでね………プライベートでも良いわよ,色々サービスするわよ。」


何か嫌な予感が。


「……………何か男性としてご遠慮します。」


両手を地面に付き,ダメージを受けている,隣を見るとギルマスが「勿体ない」と呟く。


「ではギルマスが結婚してあげれば…………」

「それは遠慮する,色々噂聴いてるし。」


曰くある商業ギルドの頂点に居る,このテルミナさん…………大丈夫なのか?まあ仕事は優秀らしいが。


鑑定したら,本部ギルドマスター統括長の他に,男漁り猟(マンイータハンター)と婚期逃す者と言う称号が,まあ漁ってればそれは逃すだろうよ,まだ地球に居た頃の私より若いけど。


素材の鑑定等終わり,ギルマス室に通される。

三上ギルマスが口を開く。


「言い忘れてたが,飛び級とは言えチーム名が必用だが,このギルドの名前を………」


人を看板にしないで欲しいな。


「嫌です,宣伝チームにしませんよ。」


驚いた顔をする三上ギルマス。


「………何故わかった。」

「普通分かるでしょう?」


沈黙が少し続く,この人優秀なのかポンコツなのか不明過ぎる。




「でチーム名はそこの猫さんかしら?」


テルミナさんが耐えきれず聞いてくる。


「惜しい。」

「え!?冗談で言ったのに惜しいの。」


冗談ですかそうですか。


「ますます婚期………」


ぶぉん。


何か感じたので姿勢を低くし躱す(かわす)。


「私の攻撃を避けたですって!?」


三上ギルマスが「アレが金髪ドリルアタックか」と言っていた。

何だそのギャルゲーの隠しヒロインの,ドリルお嬢様の攻撃みたなのは,まあ良いチーム名は決まってる。


「では我らのチーム名は,キャットスターズ略してチームKSS」

「「…………………」」

「まあ人それぞれだよね。」

「意味は分からないが,何か壊滅的だな。」


五月蝿いよそこ。


エンブレムは猫耳付いた水の星に,青と黄色にオレンジとグリーンの尾を引いた,星が向かう感じのロゴ。

隣のトムは,話が長いのでゆっくり味わって,カニカマスライスを食して居る。


「平和だな…………」


ギルマス二人が何か言いたそうだが無視,トムの頭を撫でながらギルドカードを待つ。


「………………で何時(いつ)カード戻って来るのですか?」


ギルマス二人が焦って居る。


「私のカードに細工とかしたら,もうこのギルド使いませんからよろしく…………」


何か顔が青いな三上ギルマス,やはり何かしてるのかね?

タイミング良くギルド職員が入って来た。


「ギルマス,仕掛けはカンペ.……」

「もう遅い,決裂ですね。」


焦る三上ギルマス。


「待った,これはカードの金額上限解除の為なんだよ。」


テルミナさんが助け船をら出す。


「まあ色々調べる為でも在りますが,どうやらカードの色が変わり無いですし,異世界勇者の可能性無いですわね。」


だから()()()()()()では無いと言ったけどな。

まあ偽装は破れんよ,異世界人とかの情報は秘匿させて貰う。


「で何で冒険者カードの,金額上限解除する理由は?」


ギルマス二人が仕事モードに入る………最初から真面目にやって欲しい。


「貴方達が倒したコックローチキング(仮)と,赤いあのレッドアーリーガードは,高値で買わせて貰うわ。」


三上ギルマスも。


「あのゴキブリの油は,まだ灯り用の油の需要の為に,上様から買い占めよと沙汰が出たのでな。

残りの腕やら外皮は他国が買うそうだ,特に何でも食料にする隣国とか。」


テルミナさんが嫌そうに言う。


「ドラ.ルーラも入るから,あんな国と一緒にしないで。」


ゴキブリの外皮や部位の需要て…………,あれの肉を食べる国も在るのかよ。


「何か忘れてる気が?」


トムが言う。


「カマキリとビーと,イースターフラワーを売って無いのでは?」

「「何だって!?」」


二人に凄まれるが売りたくないな。


「それさえ出せば,Aランク確定試験合格だったのに。」


危なかった。


「?Aランク試験て何の素材なんですか?」


三上ギルマスが言う。


「イーターフラワー等の,冒険者の古参かBランクの団体でギリギリ倒せる,魔物やモンスターが対象だな。」


その対象のイーターフラワーは,私一人の魔法で壊滅させましたとは言えん,貴重な素材だったら交渉出来るだろうか?


「…………この3魔物素材売りますよ。」

「良いのか?」

「私が買いますわよ。」


食い付いた。


「だが条件付きでなら売りますよ。」

「「……………」」

「聞くだけなら。」


一瞬考えるが,迷いなくテルミナさんが言う。


「私は条件のむわよ,無条件で………魔石付きなんでしょう。」


しくじる三上ギルマス。


「しまった,尻込みで負けた。」


まあビーやカマキリのエーテル魔石は,別に持って行かれても問題無い,ゴキのもハイパーのがあるし。


「では条件は,私達のランクをBランクで凍結して欲しいのですが。」


三上ギルマスは渋っているが。


「そんな条件なの?安い条件よそれ。」

「我ら大和神国には,高い要求だな…………人材的に国の為に力のある人材は,国で管理したい。」


だが例外人物と例外国は在るわけで。


「レーティシアは一人例外にして,縛らない政策してるわよ………しかも実際Sランクレベルなのに,Cランクで待遇してるわよ。」


さっき情報がとか言ってませんでした,中々食えんな………情報収集も抜かり無い感じだな。


「良し,貴女なら色々な素材信用売り出来そうです,今日が最初で最後のですねこのギルドとの取引は,では条件の方頼みます。」


膝を付く三上ギルマス。


「お安い御用よ,良い素材入手出来る冒険者確保で,此方も助かるわよ。」

「でもまだ契約書とか無いので,ギアスロールで契約と違約金に違約罰則も入れさせて貰います。」


キャナル出来るか?


『マスター,お任せ下さい。』


流石キャナルさんだな。


『マスター?違約罰則はどうします?』


それは…………………

キャナルが確認をする。


『………それで宜しいのですか?マスター』


問題無い,女性が絶対に掛かりたくない呪いだしな。


『完成しました,マスター。』


では契約に移ろうか。


ギアス紙を出して,魔法で契約書を作るフリをして,キャナルが作ってくれたギアスロールをすり替えて,テルミナさんに渡す。


「ではこのギアスロールに,契約のサインを………一応確認してサインして下さいね,苦情は受け付けませんよ。」


テルミナさんは商業ギルド長はの顔に成り,ギアスロールの内容を確認し固まる,違約罰則に破った場合顔年齢を30歳加速させると在るからである。


「…………やられたわ,結構エグイ罰則ね………恐ろしいわ。」


隣でそれを見た三上ギルマスも,これは………と言葉を失う。


「どうします?目の前の利益と自分の保身,どちらを取りますか?」


だが答えは早かった。


「良いわ,このギルドは優秀な人材を,国の利益に秤にかけて失敗したけど,貴方は何か他にも利益出しそうだから,契約するわよ。」


〘直感だけどドラルーラに,多大な利益が出る予感がするわ〙


この決断が後のテルミナの大英断と,商業ギルド本部で語り継がれる事となる。

何せ珍しい素材やアミュレットで,利益が上がり後にドラルーラは,世界一位の利益を叩き出すのであるが,三上ギルマスはこれを知るのは,新しいギルマスと交代した後である。


「では素材は商業ギルドですか?」

「そうね,直通の流通魔法陣あるし。」


流通魔法陣?

キャナル再び。


『…………マスター,流通魔法陣は商業ギルド独占してる,世界の商業ギルドなら,何処でも転送可能な魔法陣ですが,直通は多分大量輸送用と思われます。』


まあ大量に出すが,見越されてるのだろうか?


三上ギルマスの功績は,ここで途絶える………半年後には奉行所に復帰するのだった。





商業ギルドは隣にあり,隣接はしているが此方は手入れが行き届き,建物の管理がしっかりしている。

建物に隣接した倉庫に案内される,そこは広い場所で中心に魔法陣があり,トムと共にそこに向かう。

テルミナさんが指示をする。


「素材等の査定するから,エーテル魔石は此方の鑑定に,魔物とモンスター素材はこの鑑定に渡してちょうだい。

防具等は………」

「鋼鉄とかの武防具は売りましたよ。」


遅かったかと項垂れるのだったが,直ぐに復活する。


では先ずはエーテル魔石から,ゴキの炭化が付いたのからビーやオオイノシシの魔石を放出。

ゴキのエーテル魔石で,エーテル魔石の場所が埋まったのは言うまでもない。

次はオオイノシシの牙を最初に出す,………反応はいまいちだったが,余りの毛皮を出したら反応が良かった。

さて次はビーの部位ごとに置いて行くが,やはり真っ二つにしたり,操作ミスして切った部位は「安く成ります」と言われた。

虫の巣窟のカマキリやビーは,ギャラクシの穴で査定がダウンしたが,最終的な金額はレッドアーリーガードと,エーテル魔石が無いハイパー化ゴキ等を合わせた値段は,2億アイリスと言われた。


日本で働いても一生届かない金額だな,どんな算出だ?

テルミナさんが値段振り分けを説明する。


「値段振り分けを説明するわね。

レッドアーリーガードだったかしら,アレが1億アイリスね,赤いし珍しい素材だから,某赤好き国王に売り付けるわ。」


国庫では買わないのでは?見透かした様に言う。


「大丈夫よ,その王様は昔ヤンチャして荒稼ぎしてたから,個人資産で買えるわよ。」


どんなヤンチャしたら,億を個人資産から出せるんだ?


「油は取られたけど,コックローチは五千万アイリスね後は,大半がエーテル魔石の算出した値段ね,それにあの毛皮とイーターフラワーの触手は,高価買い取り対象よ。」


触手に何の需要があるのだろうか?まあ私は収縮性を武器に組み込む予定だけど。


「では冒険者カードをこのパネルに」


テルミナ商業ギルマス長に言われ,カードをパネルに置くと一瞬光っただけ?,終わったみたいだ。


「おめでとう,貴方は億万長者冒険者の仲間入を果たしました,まあ普通の冒険者上限額だと,一括払い出来ないけどね。」


何かめでたくないが………実感無いからかな?


「またあの赤い虫有ったら売って頂戴。」


売らないよ,武器や防具の試作素材に使うから。


「絶対,絶対に売ってね。」

「………………………」


売らないよ現状。

ホクホク顔のテルミナさんが,さっき倒れてた魔法使いにポーションのませて,本部へと帰って行った。


「ファンタジアに何時でも来なさい,ファンタジア専属冒険者に推薦するわよ」と言い残し。

だから所属しないよ。




商業ギルドを出て拠点へ帰路に向かう,途中冒険者か商業かは不明だが,尾行されてたのでアースドール等を使い撒いて拠点に戻った。







地下のラボに降りて早速試作剣二番を制作する,材料は触手と鉄と魔法二つ。

先ずは触手の収縮せいを剣に組み込み,刃がムチの様に自在に操れる刀身にする。

刀身の見えない部分は,異次元空間を柄内部に仕込んで延長刀身を伸ばせる仕掛けを施す。

さて完成だ,試作ウィップスソード(鞭剣)プロトタイプ。

トムが目をキラキラさせて期待する,アースドールの的を出しトムを呼ぶ。


「トム,試したいんだろ。」

「分かってますねマサさん。」


あんだけ目をキラキラさせれば分かるだろうよ。


「剣を伸ばす前に,「剣よ伸びろ」と言わないと発動しないぞ。」

「では,行きます…………」


腕のスナップを利かせながら。


「剣よ伸びろ!!」


魔法が発動し収納してた刀身と,ムチの様にしなりある剣に変形しながら3m伸びる。

剣背以外は見た目ノコギリ状態で,スナップして振り下ろした剣は,トムの意思で動いてるみたいな感じで目標を微塵切りにする。


「凄いですねマサさん,本当これプロトタイプなんですか?」


不思議そうに聞いてくる。


「次はレッドアーリーガードかクイン素材で,雑魚虫を瞬殺出来る剣か,硬い敵も斬れるのも作りたいが………やはり白鯨迷宮禁書図書館に行くか。」


食い物でなくガッカリするトム。


「これから先,行きたい冒険て在るかトム?」


速答で答える。


「イカやマグロ食べたいです。」


…………海かよ,なら尚更資料が欲しいな,船酔いや荒波とか嫌だから,重力系の文献を手に入れるのと,船制作にトムの条件の場所と。


『それなら諏訪岡湖に,イカの魔物が反応するダンジョンが在ります,マグロは水戸と秋川の海域で今が旬がですが間もなく終わりらしいです。』


とキャナルが助言してくれた。


「トム,迷宮禁書図書館の後だが,近くのダンジョンでイカを狩るのと,海でマグロ狩るのとどっちを選ぶ。」


この選択肢が,某美少女冒険者の登場機会に左右されている。


「マグロからは何か感じるけど,先ずはイカを食べたいです。」


「良しでは向かうか,リミット解除して鯨に。」





トムの選択の結果は後に判明する,次回へ……



??少女「登場回がぁ~」





次回へ続く。

























何処でヒロイン出そうか悩み中………ヒロイン出そうか悩む………

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