撫子
これはとあるハーレム世界の雅史と撫子(諏訪姫)が出会い,撫子と逢い引きを重ねて駆け落ちをまたした,ハーレム雅史の物語(前科あり∶雪姫と桜姫)。
-諏訪城下町-
❪この一帯を統治する高島一族のお膝元,諏訪城の城下町は異世界の学力方針により,義務教育が盛んで読み書きを教える寺子屋と,読み書き以外にも勉強を教える学校が在る。❫
ある初夏の日雅史はトムにご褒美に鰻を奢り,城下町まで足を延ばし買い物をして,城下町を散策してたが何か不穏な気配を感じた雅史とトムは,人気の無い裏路地に入るとヤクザ者らしき着物を来た男や,世紀末みたいなノースリーブのちょん髷や,チンピラ冒険者らしき者に美少女が捕まり,連れ去られる所だった。
「久しぶりの悪人血祭りだなトム。」
ニヤリと笑う雅史と。
「腹ごなしには物足りないですね。」
弱い敵と認識するトムだが,倒せばまた鰻食べれるかもと思った。
「祭りの始まりだぁー!!」
「血祭りですけどね!」
雅史とトムは瞬動を使い,一気に殴り倒しトムはギルドに悪人を引き摺り,3人の悪人は一瞬で殴り倒され気絶したまま目覚めると,ごついギルマスに奉行所が吟味され吐くまで,拷問を受け話し依頼人は極刑に成り,畳で切腹もされず道中引き回しの後,処刑されこの事件は終わったのだが。
「助けて頂きありがとございます。」
腰まである黒髪ロングに,姫カットされた前髪にサイドには和風な髪止めをし,簪の細工の様な髪止めにはカリンの花の細工があり,服装も赤い膝丈の着物姿に綺麗な細い足に白い足袋を履き,少し着物が乱れて居たが美少女は直し雅史に向き合う。
「助けてくれたお礼はどうしましょう?」
雅史は答える。
「悪人の報酬で構わないよあとこれを飲んで,怖い気分や嫌な気分をスッキリさせるポーションだよ。」
雅史は妖精のティータイムを渡した,足が震える美少女の頭を撫でると,美少女は泣きながら雅史に抱き付き泣き始めてしまった,雅史はやってしまったと後悔した。
泣き止んだ美少女の顔をタオルで拭き,少し外れのカリンの木が沢山植わってる,公園らしき椅子が在る広場で休む。
「美味しかったです。」
美少女はそう言い空のポーション瓶を,大事そうして蓋を戻し着物の懐に入れた。
「………………」
『何故ポーション空瓶を懐に入れる?』
美少女は自己紹介する。
「私は撫子て名前ですわ,貴方は?」
雅史は撫子に向きいう。
「私は冒険者の雅史,相棒と色々な所に旅をしてた。」
「してた?」
撫子にしてたの意味を言わない,異形の魔族は今も倒してるけど,大切な恋人が増えてからは旅は控えて居る,今日はたまたまトムの活躍に鰻を奢る為に来たのだった,そして雅史と撫子とトムで近くの茶屋でお茶をし,途中まで送り雅史と撫子の最初の出会いは終わる。
そして真夏にまたトムのご褒美に鰻をご馳走する,トムにお金を渡し雅史はまた店で買い物をする,つい最近結婚したが食材の減りが深刻で,味噌や醤油を買溜めしに来たのだった。
「また逢えた。」
振り向くと前に助けて以来,たまに遭っては茶屋で団子を食べ,茶屋友としてデートの様に楽しんでた撫子が居た。
「やあ,今日は伊岡に居るなんて珍しいね。」
何故か店主の顔色が悪い。
「この店は止めた方が良いですよ。」
雅史はまだ店の物を鑑定中だったが,茶屋では撫子を見ても微笑ましいて顔の店員や店主だったが,この味噌問屋のオヤジの顔色が悪いので,何かあるなと思い止めた。
店を出て撫子に連れられ湖畔の誰も居ない場所に,連れて来られた雅史は撫子に聞かれる。
「貴方からは複数の女の匂いがします,どうしてですか?」
異世界女性は怖い嗅覚と思う雅史だった,撫子につい最近結婚した事やまだ恋人が居る事を話したら。
「じゃあ私も恋人になって,貴方を伴侶にします。」
ポカンとする雅史に。
「決定事項ですからね。」
雅史は新たな恋人?撫子と付き合う事になった,茶屋仲間だった撫子は恋人に志願し,仲を深める事にしたそしてある日,雅史と赤毛で美しい容姿の美人とお茶に行く,ある決意を胸に秘めた撫子。
「ダーリン,また新しい彼女。」
このアリシアは雅史をまーくんとは言わず,ダーリンと言い旦那である雅史にベッタリで,今日は聖条京近くの茶屋でデートをして居た,もう2人の妻はバイト行ったり今までの非礼を謝りに行ったりと,シャロもレキリアも忙しそうだ。
「ダーリンこれ美味しいよ。」
アリシアの口に付いたみたらしタレを,ティッシュで拭き撫子は雅史に寄り添い,諏訪城下町から遠く離れた聖条京近くに居るとは,まだ夢のようで信じられない体験だらけ,色々な初めてに出会い驚き感動し,初めてを捧げ痛かったし怖かったけど今は幸せを噛み締めて居る,つい最近では雪姫と桜姫が雅史と駆け落ちしたと,雪姫から聞かされ唖然としたけど私も負けられない,新参の雪姫や桜姫に負けられないと思う撫子だが,実は助けられたのは撫子が先だが,駆け落ちしたのは撫子が告白する前だったりする。
「アリシアさん,私も妻に成りますわ。」
「え?」
「…………やっぱりかぁ~」
雅史は何かを察して居た……いや,雪達と撫子が接触した辺りから何か予感は有った。
「マサ,このまま私を連れて行ってね,もう実家には置き手紙してあるから。」
「…………ダーリン。」
私は知らないよ的な顔のアリシア,この日以降諏訪城下町に雅史は,変装して行くしかないのであった。
そして時が流れ子供が産まれた撫子は,文を実家に送ると何故か雪や桜と共に,帝の屋敷に旦那共々来ると。
「だ…………雅史殿久しいな。」
何か不穏な言葉がと撫子達3人は旦那を見る,何故か怪しい汗を流してたけど,撫子達が座る反対側には撫子の父と関白の将軍様が,旦那に威圧感を出して居た。
「彼は酒呑童子を倒し,この近くに出没した異形な物を倒し,尾張近くの呪われた城の幽霊も倒した強者です。」
雅史以外全員驚く。
「まわ我も助けられたのじゃがて,聴いておらぬな………やれやれ困ったわね。」
こうして撫子達は親から許され,色々な功績により雅史と雪と桜と撫子の,駆け落ちは許されたのだった。
撫子「アレ?私とマサとの,プロポーズシーンが無い。」
雪「そんなシーンはカットは当然です。」
桜「そうですねカットは当然です。」