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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
第4章 素材集めと宇宙(そら)へ
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第17回元オッサン達異世界人飲み会

たまに開く地球で中年だった野郎達が集まり,飲み食いする会でこの会に入れるのは,ごく一部の者のみの元地球で中年だった者のみ会員,しかも会場は恋人や嫁や家族や仲間にも秘密の隠れ家,主催は雅史で在るがたまに口外厳禁でゲスト枠がある,ある約束破ると笑いが止まらなく成る,呪いのギアスが発動し痛い目に遇う。

一人仕出かし今はギルマスを休職してるかも知れない,残念眼帯は信用度無いので呼ばれない,今回来た面子は会員のジェラールさんとルーデウスさん,ゲスト枠はパウエルギルマスとロイドマスターに,新しく千石さんに鬼丸さん。


「お前は毎回だなパウエル。」


ルーデウスにジト目で見られるパウエル。


「秘密にしてるから,良いじゃあないですか。」


今回初参加でこの飲み食いする会合の秘密を付きで,千石さんと鬼丸さんが参加した,勿論雅史達が異世界人とは千石さんも鬼丸さんもパウエルギルマスも知らないが,酒や美味しい料理が食べたいから,秘密の会に来たが実はこの会は,雅史にとっては新しい食材とか酒泉とか新しい酒を,どんな評価に成るかも試してる場である。


「拙者は初めてだが,座敷とテーブル席に別れてるが落ち着いた雰囲気の場所だが,何故か落ち着かない………」


和風居酒屋風では在るが,和紙風提灯照明に落ち着いたモダン風,暖かみのある土壁に漆喰がされふすまは個室ごとに,桜の花の襖に紅葉こうようで散る紅葉もみじ,雪を被る椿に日差しに咲く朝顔等4部屋に分かれて居る。

テーブル中央には蓋があり,千石は首を傾げて不思議に見て居たが,雅史が蓋を開けると火鉢が有り理解した千石,次に奥に向かった雅史が持って来た大きな物に,四人は生唾を飲み込む。


「良い匂いの鍋ですなぁ~」


座敷に居るジェラールとルーデウスに鬼丸は,千石の言葉に頷き通常の土鍋のふた回り大きい土鍋から匂う,味噌ベースの香りに四人は食欲が増す。


「早く食べさせろ。」


我慢出来ないルーデウスが急かす,何処から現れたかトムが皿を置きまた違うトムが,ご飯の入った炊飯器を持って現れ置いて行き,茶碗と割り箸を置いて去る別のトム,近いジェラールがご飯をよそい終わると,雅史が再び現れ蓋を開けると海老に茸に魚,豆腐に葱に大根等鍋は煮え強烈な美味しい香りに,()()は腹を鳴らす。


「何故トムとロイドマスター達も居る。」


匂いに釣られ来たゲスト2人と,準備を手伝ってたトム分身2体。


「い………伊勢海老が………」


雅史はルーデウスに言う。


「干し物の大和海老です。」


雅史以外全員が生唾を飲む。


「どうぞ召し上がれ。」


箸を片手に具を皿に取り,ハフハフしながら四人は食べると四人は固まる,広がる味噌と具材の合わさる旨味に,海老の旨味が後から更に口に広がり,何故か顔が幸せそうな笑顔だ。


「俺達の分は?」


パウエルギルマスが急かす。


「違う料理ですよ,まあ焦らない焦らない。」


雅史は去り四人は競う様に鍋を食べる,羨ましがる四人は見てるだけだ,テーブルに何か置いた様な音がし戻るパウエルとロイド,テーブルの上には葡萄酒と不思議な黄色の酒に,ステーキ?が置かれて居た。


「何かステーキ肉にしては,違和感が。」


パウエルはステーキ肉?を見て居た。


「…………何だ此れは………」


もう席に付き先に食べたロイドが,一口食べたまま固まるとそれを見たパウエルも一口。


「………此れは………食べた事無い肉だぜ,ソースも美味いし。」


無言で食べる六人にカウンターでは,手伝ったトムはマタタビ酒を片手に刺身を食べて居た。


「この黄色酒からは,レモンの香りと味がするぜ。」

「此は店に欲しいな。」


雅史を見るロイドだが目を合わせない雅史。


「ぷはぁ~」


上機嫌に酒を煽る座敷の四人,妖精から買った大吟醸を飲んでるが飲むスピードが速過ぎる。


「後光六腑に染み渡るぜ。」

「堪らん,もっともくれ。」

「拙者もだ。」

「俺も頼むぜ。」


四人から追加オーダーに,酒泉から持って来た()()()()()()()()酒を渡した。


「ぷはぁ~…………これも後光六腑に染み渡るぜ。」


ルーデウスが言うとジェラールも。


「酒が美味過ぎて止まらんわ。」


また四人は鍋をつつき具が無くなったら,ご飯を入れ雑炊にして待ってる間に,また酒を飲みシメに雑炊を食べて幸せそうな顔をする。


「この葡萄酒も豊潤で美味いな。」


ロイドが言うと,追加でブランデーを飲んでたパウエルは。


「このブランデーも美味いぜ。」


前にハウゼンを手助けしなくて良かったと,改めてパウエルは思った,琥珀色のブランデーと塩味の効いたピーナッツを食べながら,またブランデーを飲み美味かった料理に酒を思い出す,次は何時かは分からないがこの安らぎと美味酒,気取らずにゆったりと酒を飲みながら,夜は更けて行く。


「次回が楽しみだ。」


ルーデウスが千鳥足で帰り。


「かみさんに怒られそうだ。」


パウエルも千鳥足で帰る。


「俺もかみさんに怒られそうだ。」


鬼丸は顔を蒼白にし帰り,いつの間にかメンフィス親子も帰り,掃除を終わらせて雅史も帰った。

さて次回は何時開くのだろうか?






エネーブル「俺呼ばれて無いぞ。」

元異世界人オッサンA「俺は出番すら無いぞ。」

元異世界人オッサンX「俺もだぜ。」

和政「異世界人なのに呼ばれてないよ兄貴。」


残念だが,未成年異世界人は立ち入り禁止です。













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