続妖精の迷宮
また時を置き今回はルナリアを連れてやって来た,ルーシエやエリーは何かオチが見えてそうだから誘わず,ルイーズちゃんはまた病むと困るしフィーネちゃんは,祐奈の触手に敗北を見てしまってるので却下,前に銀髪の助けた少女も考えたが,知り合いではないので誘えなかった,カルミアは論外だしセーラは祐奈と同じ結末も困るので,ルナリアだけに成った。
「マサさんとデート。」
デートでは無いがまあシャロとアリシアの時は,まあデートだったけど今回はどんな事に成るやら。
「デートの次は恋人として……マサさんに………」
また何時ものオチだと思った雅史は。
「ゴキの洞窟で修行なら一人でな,ルナリア。」
「え?」て顔をするルナリア,雅史は先に妖精の迷宮に入りまた宝箱を回収,祐奈みたいなトラップは発動しなかったが,左腕に抱き付いて来るのはシャロとか恋人なので,ダメだよと諭すが聞き入れないルナリアだった。
スキルマップの足跡を見るとシャロとアリシアの時と,祐奈とフィーネの時と違う方向らしい,なので今日は違う方向にルナリアと向かい,何時もなら階段が在るがその先に進むと更に奥があり,更に進むと看板が在り[お部屋にどうぞ]と書かれて居た。
「何か相当嫌な予感がするんだが。」
ルナリアに腕を引っ張られて入った部屋には,ピンクのカーテンにピンクの照明に広いベッドと,YES!!!枕と近くにティッシュと,見覚えある物が在る。
「部屋を出るぞルナリア。」
だがルナリアは抵抗する。
「嫌,マサさんと寝る。」
雅史は全力で脇にルナリアを抱え,部屋から逃亡したのだった。
「マサさんの意気地無し。」
「ルナリアの保護者だから無理。」
雅史はルナリアは言うが。
「お父さんとお母さんは生きてるから,マサさんは保護者ではなく私の旦那様。」
雅史は抵抗する。
「結婚してないし,弟子を妻にする気は無いからね。」
だがルリスティーナは元短期弟子で,今は彼女以上である。
「私は問題無いですよ,さあ部屋に………」
「戻らないよ。」
雅史は人選ミスだなと思いながら,他の道に行く事にしたのだがルナリアと来た場所は,シャロ達と同じ筈だが上の階層に行く階段が在った,何か色々解せないがルナリアを連れて上に行くと,次の階層は不思議な光景だったが彼等が居た。
「アレ?人間さん,また違う女性と居るね。」
法被に○の中にオと書かれた,あのオコジョが居た。
「違う女性?」
ルナリアが何か言いたそうにしてるので。
「前は婚約者と来たけどね。」
「私は呼ばれてませんよ。」
ルナリアが,不服そうな顔をしながら言うので。
「ルナリアは私の可愛い弟子だからな,婚約者では無いから。」
可愛いに顔を赤くしたが,婚約者では無いからと言ったら不服そうにして居た,前から弟子は子供みたいな存在だと言った筈だがと,雅史はルナリアを見ながら思う。
「だったら愛人なら問題……………」
「問題だらけだぞルナリア。」
困ったもんだと頭痛する雅史だった。
「俺達の街に案内するぜ。」
雅史とルナリアはオコジョに付いて行き,精霊達が住む街に着くが,何故迷宮に山や森や川が在るのだろうか?
遠くからでも街並みは見え和洋折衷の街並みで,江戸時代の店の建物やイタリアやフランスやベネチアの様な,街並みが混ざった様な街が見える。
街に着くと精霊達が歓迎し,ルナリアが酒を飲もうとしてたのを阻止して,精霊達と大吟醸やジンのカクテルを飲みながら買い物や,何故かリクエストしたら出た麻婆豆腐を堪能した。
再びレモンチェルロを大量に買い,金目鯛の干し物に伊勢海老と大和海老の干し物,香辛料や豆腐を大量購入した。
ルナリアは精霊がボンヤリと見えてるらしく,何かを精霊に頼みピンクのハートの瓶や,あるポーションを雅史が見てない内に全て買い,雅史はまたマジックポートを設置し更に買い物をする,精霊の米屋で米を買い醤油や味噌を買い足し,コーヒー豆や茶葉の長期契約もして,拠点の倉庫に届けられる準備を後にする予定にした。
疲れたので旅ハウスを出したけど,精霊達と飲み明かす夜はまだ長く,美味い肉料理や塩味が絶妙なピーナッツやカシューナッツと,不思議な木の実は酒が進み精霊達の歌と音楽を聴きながら,精霊達と楽しい宴会は過ぎて行った。
爆睡する雅史にルナリアが一服盛り,ルナリアは…………………
目覚めると二日酔いで頭が痛いので風呂に向かう,いつの間にか旅ハウスの自分の部屋に居たのかはさて置き,雅史はゆったりと風呂に癒された。
着替え終わり廊下を歩いてると,ルナリアが何時も気に入ってる部屋を覗くと,居たには居たが下着姿で寝ないで欲しい。
再び旅ハウスを出て精霊達と朝食にするが,また食べたかったので麻婆豆腐を頼んだら,昨日より辛くて美味い麻婆豆腐の礼に酒泉酒を渡したら喜んでくれた。
箱庭の様に広そうなので一回帰る事にした,ルナリアをカシム達に帰し何故かダルい身体だが,カシム達から「さっき」とか聞こえた気がする,また時間軸が前日に来たのだろう。
二日酔いを解消させて,新しい酒や食材を見て知識庫に行き,鍋物を見て今回の試し料理を決める,味見は勿論あの人物。
トムに味見は意味が無いし,シャロに味見させてから出さないと,疑いの目に成るのでダメなのだった。
隠れ家に向かい食材を出して調理を始める。
「さて,今回も騒がしく成るだろう。」
部屋に灯りを付け準備を始めた。
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