虫の巣窟戦 決戦レッドアーリークイーン
もう冬ですね,地元の山脈は溶けたり着雪したりの繰り返し,物語は春近い日ですが。
貫通し下に出た先にはモンスターが通れる程の崖道が在り,下へと向かって道が在るのだが,地面から羽を動かし土を払う茶色で亀の甲らを平にした,なんか変な虫型魔物らしきのが居るが,それより何故か上より明るいのだが…………。
イメージ画面登場
【レベル8アップ!】
【ステータスアップ!】
【火魔法10アップ!】
【素材:レッドアーリーガードを大量入手】
【レベル100に到達しました。】
「…………え?まさか………え!?」
「?」
トムが不思議そうに見てくるが無視,それ所ではない。
本当に100に達して居た………イヤイヤ普通はもっと時間とか掛かるでしょう。
レベルが上がるステータスか装備でもて…………旅装備の一部て,??があるんだよね………特殊欄に汚れないとか洗濯不要は在ったが,まさか経験値ブースト無いよね。
あれ?増えてる………??:経験を加速する(経験値2倍)【効果レベル100まで。】
…………??の部分は何だろうか?それより虫だな虫。
「キャナルあれは何だ?」
解析しキャナルが回答する。
『はぐれシーザークロスと思われます?』
ん?何故疑問系?
『普通は砂漠か砂漠の地下や遺跡に居ます,基本この環境には適さないモンスターです。』
またハイパー化したゴキブリと同じく,突然変異とかかな?
『その可能性は低いですが,ここに居るレッドアーリークイーンが,原因の可能性が高いと思われます。』
まあ良いや倒せば。
『伝説武器か,火魔法でしか倒せませんマスター。』
「トムよ,あの虫は硬いらしいから,この武器を試してくれ。」
「これは…………,さっきの宝箱から出た大剣ですよね。」
『聞いてました?マスター。』
キャナルはさておき,『酷いですマスター』と言ってたがさておき。
ワームデストロイヤー………,虫に効果抜群な大剣である,しかも固有技の殺虫ギロチンは何となく,一撃で倒せそうな技名である。
まだ一つあるが,それは剣が自爆か特攻的な技ポイので,ラスボス前には失いなく無いので,使用禁止で。
キャナルが口を挟む。
『その剣は虫殺しに有効な武器なので,可能性は高いと思われますが,伝説の武器ではありません。』
「そう言えばあの角みたいなのはハサミか?」
『……………マスターその通りです,アレで獲物を挟んで切ったり潰したり,砕いたりもします。』
マジですか~
「さてと倒して来ますか。」
トムはやる気満々である,そして……
「それではマサさん,行って来ます。」
ジャンプして1体目の,シーザークロス脳天目指して一気に剣を振り上げ,落下に合わせて力を溜めて脳天着地と共に,ワームデストロイヤーを振り下ろす。
脳天を砕かれたシーザークロスは即死したが,振り下ろした力が強過ぎ,地面が少し陥没する。
もう一匹が怒りのまま突撃の技を使って,トムに迫るも《殺虫ギロチン》を発動させたトムに勝てるはずも無く,体を真っ二つに斬られて絶命する。
『……………!?』
「…………ギロチンて首を落とす死刑道具だよね,………何で虫の首ではなく,体を真っ二つに出来るんだ?」
色々不思議である。
下に降りトムと合流し全体を見ると,上より天井が低いがそれでも,ビル二階半位は入りそうな高さである。
その高さが居るのは,この後遭遇した魔物で納得した。
『マスター,カマキリとレッドアーリーガードが接近中です。』
珍しく接近を知らせてくれたキャナル。
『珍しくとは悲しいですマスター。』
「………………」
あのカマキリをビル二階位デカくした魔物と,さっき隙間から睨んでた蟻頭で真っ赤な体に鎌腕の,これがレッドアーリーガードだろう。
『レッドアーリーガードには酸攻撃と毒霧攻撃と,生命力スティール技がありす。』
面倒な………さて一撃で倒そうか。
「さて,昨日の応用を試させて貰うぞ虫。」
トムが「まさか」と呟く。
「首をダブル照準ロック。」
両手の人差し指をトリガーにして。
「食らえ!ダブル❮ウォーターガン❯!!」
少し溜めて放つた水弾丸は,魔法ロックされた首に向かい光速で標的を貫く。
二匹は即死した事を気付かぬまま,その命が終わるのだった。
「このコンボ使えるな,2丁ウォーターガンおもろい。」
「……………………」
トムは色々な意味で絶句していた。
さっきのシーザークロスは,硬い外皮が目玉だったがこのレッドアーリーガードは,魔物だがエーテル魔石が無いが体の素材は軽くて加工難しい素材みたい,しかもエーテル魔力硬化の身体みたいだし,身体自体がエーテル魔石融合体なのだろうか?
「何で魔物分類されてるのに,エーテル魔石無いのか不思議ですね?」
腕を組み考え込むトム。
「さあ,行こうかトム。」
「マサさん,あの赤いヤツの親玉はあの入り口の先です。」
軽く雅史はおにぎりを,トムはカニカマを食べながら前へ進む………ダンジョン中で食べるおにぎりはやめよう,食欲がダウンする,魔物の血の臭いや燃やしたゴキブリの臭いはキツイ。
少し先に異様にデカイ,ビル四階位の高さの入り口があり,その前にはレッドアーリーガードが二匹待ち構えて居る。
「やれやれだな,トム頼んだ。」
「お任せあれ。」
トムはレッドアーリーガードが,気付く事が出来ない速さで2匹の首を斬り捨てる。
宙返りしながらシュタと着地をし,剣を鞘に収める。
そして合流して中に入って行き,少し明るい場所にヤツは居た。
レッドアーリークイーンの見た目は,高さは大体3m位で顔は蟻で,腕はカマキリの鎌腕2本と人間的な腕が2本の右手に,何処ぞのシャーマン的な骸骨の杖らしき物を握っている,あと上半身は女性の様な体に下半身は蜂で足は蟻みたいな感じである,その蜂の尻の先に大量の赤く光る長く膜に包まれた卵が。
レッドアーリークイーンの周りには,人骨や動物やモンスター等の骨や,ゴキブリの外皮等転がって居る。
「何か地獄絵図だな。」
その時だった。
「グオォォォォォ!!」
何だ?この叫び声は…………。
「このレッドアーリークイーンの攻撃ですかね?」
トムも耳を押さえて,耐えていた。
『超音波攻撃と推測されます。』
キャナルが何か説明していたが,やはり攻撃みたいだな。
『…………………』
何かおぞましい叫び声だったし,音٠音波系の防具も必要だな。
叫び声が止んだ所で反撃開始だ,真っ先にトムがワームデストロイヤーで突撃する。
「《殺虫ギロチン》食らえ!!」
右鎌腕を全て斬り落とすが,直ぐにグロい回復で腕が戻る。
「行け!❮ウォーターガン❯!!」
やや溜め撃ちした水弾丸が顔に直撃したが,何処ぞの魔王みたいに頭も超再生される。
今度はトムが大剣の剣背を使って,レッドアーリークイーンに攻撃を仕掛ける。
「潰れろ,《スマッシュ》!」
❪大剣技のスマッシュとは❫
剣背で相手を押し潰す様な攻撃で,振り下ろすタイミングとパワーを解き放ちながら相手に攻撃する技。
「何で?防がれた。」
左腕を犠牲にして防いだがまた再生,だが右腕の杖らしきのを地面に突き刺し,攻撃して来た。
「杖らしきのを地面突き刺すただけで,地震撃だと。」
❪地震撃とは❫
打撃武器の攻撃技,敵に向かって地面に打撃を与える事で,敵全体の足元に地震の様な衝撃波で攻撃を与える。
スタン耐性や飛行生物には無駄な攻撃だが,モンスターとかは仲間を巻き込む自爆技である。
「だが残念,防御範囲内。」
「グオォォォー」
何かキレたぽいが,そろそろ終わらせて貰おう。
敵の隙を付いて接近し,鍔に左親指で刀を少し抜き身にし,懐に入り居合い体制に入る。
腹に力を込めて居合い抜きと共に,力を解き放ち上段から一気に振り下ろす。
「はあぁぁぁっ!《秘剣・居合い踏み込みの太刀》!!」
❪秘剣・居合い踏み込みの太刀とは❫
居合いの体勢から,敵の懐に入り上段から一気に体重を載せて,敵を斬る。
「ギャアァァー」
上半身を真っ二つに斬り刀の血を払いながら,レッドアーリークイーンを見ると,致命傷のはずだが斬った体が何故か再生している。
「大量血が紫だな,何処のフ○ーザーだよ。」
切り口みたけどコアらしき物体ない,脳は斬ったのに普通に全体が戻に戻ってる,…………どんな化け物だ……………化け物だったな。
だが次の瞬間トムがやってしまう。
「行け!《ファイナルスプラッシュ》!!」
「あ…………」
ワームデストロイヤーが眩い光を放ち,レッドアーリークイーンにトムがワームデストロイヤーを突き刺し,バックステップで離れる。
レッドアーリークイーンの体が光輝きながら,膨張し爆散するがまた再生を始める,ワームデストロイヤーは光と共に粒子の散りに成っていた。
「あ………………」
トムがビクビクと此方を見ている,ドンドン青ざめるトムだった。
「色々どうしてくれようか?」
更に青ざめるトム………,トムには言って無いが………
「仕方ない,試しにあれを使うか。」
妖精の槍を次元武器庫から取り出し,試しに闘気技を使ってみますかね。
❪闘気技とは❫
全ての武器に闘気を纏った攻撃技があり,技名と共に発動する特長を持つが,技名を言わなければ成らないので決闘や不意打ちには向かない。
希に極意を会得した者が,技名言わずに発動した者も居るらしい。
「行くぞ,龍波槍撃!!」
❪龍波槍撃とは❫
槍の技で龍の形の闘気を敵に飛ばす攻撃。
極めると双龍波槍撃が使えるらしい。
龍の形をした闘気が龍の雄叫びの様に唸りを上げて,レッドアーリークイーンを貫く,弱って来てるらしく超再生がスピードダウンし,再生が弱々しいが卵も光が消えている。
どうやら再生にエネルギーを回し過ぎて,卵の生育エネルギーまで使ってしまったらしい。
これは王手手前かな。
「トム,止め刺すぞ。」
「行きますか,マサさん。」
二人で足に闘気を纏い技を発動する。
「「瞬動」」
❪瞬動とは❫
体術属の闘気攻撃基本技で,足に闘気を纏い普通の人では見えない,瞬速のスピードで移動しながら,攻撃技や回避が可能。
足を止めるまで発動する技,たまにスキルで取得する者が居るが,そちらは魔力による物らしい。
縦横無尽に払い抜け斬りで,レッドアーリークイーンを追い詰める。
再生が尽きかけてる隙に,止めを刺す。
「これで王手だ,行くぞトム。」
「アイサー!」
トムと二人で交互からレッドアーリークイーンに,最後の一撃を食らわす。
「ぐぉぉぉ~」
響き渡るおぞましい悲鳴らしき断末魔と共に,レッドアーリークイーンは倒れた。
イメージ画面登場。
【レッドアーリークイーンの討伐しました。】
【虫の巣窟を制圧しました。】
【レベル2アップ!】
【ステータスアップ!】
【刀٠小太刀レベル3アップ!】
【槍.斧.小剣レベル12アップ!】
【水魔法レベル8アップ!】
【特殊素材,レッドアーリークイーンの死体を手に入れた】
【??Gift:特殊素材の加工方法論と加工の全てを手に入れた。】
【??Gift:特殊素材の魔物等の,図鑑を手に入れた。】
???Giftて贈り物とかのギフトかな?そもそも誰のギフトなんだ?
それは永遠の謎とネタばらししつおこう,雅史やトム関連の神や神々でも邪神や魔王でもない,何処か高次元の何者かでは在るのだが。
その頃別次元の場所では。
大地の無い青空が見える場所に,ポツンと円卓の席がありそこにオールバックの白髪に髭を蓄えた爺さんと,羽衣を纏った日本古史に等に描かれる,女神らしき女性ともう一人も女性だが,ゲーム好きそうな出で立ちの格好をした人?と,銀髪で幼い姿で白いローブを来た魔法使い?らしき四人?が会議を開く。
オールバックの爺さんが口を開く。
「大和神あの装備はやり過ぎだろう。」
大和神と呼ばれた羽衣を纏った女性が返す。
「貴重な人材ですし,面白半分で最強装備をあげる誰かよりは,ちゃんとしてますよ。」
ゲーム好きぽい女性が反論する。
「他の神々の残り物でしょ彼?私はゲームで才能見込んで,美少女だし色々深層心理の要望を聞いたのがあれよ。
それに彼女の境遇とか見ると居たたまれなくて。」
本心だろうかと疑う3柱。
まあそれ以外もあるが,ゲーム好きの神としてはプライドが許さない出来事だったりする。
地球で彼女が運営していたゲームで,とある一週間以上掛かる高難度のイベントを,数日でクリアーされたので色々プライドズタボロだが,境遇とか知った結果の褒美が異世界ライフである。
実際の報酬はまた別だったが,一応深層心理の要望等を叶え転送したが,色々手違いで転送後に少し恨まれてたりする。
まあ近くに普通狼居れば,普通に恐怖であるのだが近くに居た少女に助けられるオチがあるのだが,その少女達も後の雅史達の冒険に,カオスをもたらすのだった。
まあ転送された美少女の装備やステータス等は微妙に,趣味が偏っているが。
そもそろも転送は数年前の話しだが。
大和神が「そう言えば」と銀髪少女に聞く。
「残念ティアは元気してるのかしら?アイリス」
アイリスと呼ばれた銀髪の少女は,ローブから顔を出して答える。
「相変わらずトラブル起こして,自分が召還した勇者に毎日怒られてる。」
「「「………………」」」」
何でアレが自分達と同じ神だったのか,今や謎が多いと神々が噂する程である。
元々ポンコツではあるのだが,それを知ってるのはオールバックヘアの異世界の長老神だけだろう。
アイリスは続ける。
「それに」
「「「それに!?」」」
3柱がまだ何か仕出かしてるのか?とよぎる。
「また町の外壁壊したりや迷惑掛けて,返済した借金が増えて,また捨てられる窮地に追い詰められてたわよ。」
なんとも言えない顔で4柱は各々飲み物を飲む。
議題に戻る。
「あの元中年にあの装備渡したのは,大和神であろう?」
大和神が口を開く。
「確かに旅装備やその他色々や地球の物等,面白そうだったので試しに渡しましたが,あのGiftは知りません。」
そこに技術屋らしき男性が現れる。
「何か様か?爺さん」
一応異世界のトップのはすだが………
「お前に聞きたいが,あの元中年の装備等作ったのは,お前にだったな錬成職人神」
アルケミストが答える。
「大和に頼まれてな。」
ゼウスが続ける。
「それであの装備にある??Giftてなんだ?」
アルケミストが「何の事だ,そんな物付けてないぞ」と反論する。
ゼウスが全てを看破する眼(神眼)を使っても,??を鑑定すら出来なかったが,製作者のアルケミストすら??を知る事が出来なかった。
どうやら高次元でロックされた,何者かの名前か神かは不明のまま,ティアを弄る議題に変わるのだった。
後にティアが雅史達と出会うのであるが,後にティアはハリセンの餌食に成るのだが,まだこの時の5柱が知る良しもないが,笑いネタが増えたのは言うまでもない。
後に女神3柱は言う,ティアは女神ではなくお笑いに生きる,駄女神だと。
虫の巣窟 出口
一応レッドアーリークイーンの産卵した卵を,火魔法で燃やして処分して,安全を確保ごに宝箱を探したが見付からずに居たが,スキルでダンジョンを出て適当な場所で,旅ハウスを出し昼食を食べていた。
「昨日と同じ量の食事だが,何か食べ足りないな。」
「僕はまだまだ行けますよ。」
聞いては居ないがトムが,お代わりと言わんばかりにアピールする。
「どんぶり飯二杯目食べるか。」
「僕もどんぶりカリカリお願いします。」
「ねぇーよそんなのは。」
思わずツッコミを入れるのであった。
「いやいや………どんぶりにカリカリを山盛りにすれば。」
食い下がるトム。
「カリカリの在庫が無くなるよ。」
現実的にトムはカリカリ以外の物も食べれるのだが,基本猫なので高いカリカリやカニカマ等を好む。
「カリカリの前に昨日の切り身を,焼いて出しただろうよ。」
だがトムは満足しない。
「まだまだ足りないなのですよ。」
二人揃ってレッドアーリークイーン戦後の食事量が,異常に増えてるのだった。
疲れた身体が食欲を増加させたのかも知れないと,この時は思ってた二人だが,後に一人三人前をペロリ食いが日常化するのであった。
「さてトム,素材売りに行って冒険者ランク上げに行こうか。」
トムは満腹で眠そうだったが,何とか保って居る。
キャナルが聞いてくる。
『マスター,冒険者チーム名とか決めたのですか?』
チーム名?
「何それ知らないが?」
溜め息を付くキャナル
「…………早く説明を求む。」
キャナルが説明をする。
『冒険者はBランクからチーム名を名乗れると,資料に在りましたが聞いて居ないので?』
「聞いて無いぞ,そもそもランク外だしな。」
キャナルが色々アドバイスする。
『マスターが倒した素材等,全て出したトータル冒険者ランクは,確実にAクラスは飛び級します。
のでチーム名は必須だと思われます。』
「まあチーム名は着くまでに考えるとして,エンブレムは考えてある。」
何故エンブレムは考えてたと,トムとキャナルは言いたそうにするが止める。
「何か拠点に表札代わりにて,構想してたんだよな。」
「………………」
『…………………』
誰も答えてくれないのだった。
今回はここま…………
ティア「待ちなさいよ,あの扱い酷くない。」
N「そう言われましても,私はナレーションですので苦情は天界に。」
ティア「言えたら言ってるわよ,私の………」
スパーン,スパーン,スパーン
ティア「痛………て,ちょっとそこのヒキニート達,私は女神よ扱い酷くない。」
雅史「私はヒキニートではない。」
??少女「アレと一緒にしないで。」
??少年「アレと言うな,あとティア迷惑かけるなこれ以上,大半事実だろうが,あと駄女神だろお・ま・え・わ。」
泣き叫ぶ駄女神を放置して,では次回に続く。
彼らから??が消える日はそんなに遠くないかも?