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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
第4章 素材集めと宇宙(そら)へ
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第15回と第16回元オッサン達異世界人飲み会

突然開催されるオッサン達の飲み会

これは秋のある日に開かれた隠れ家的な飲み会,この会はたまに開くが地球で中年だった野郎達が集まり,飲み食いする会でこの会に入れるのは,ごく一部の者のみの元地球で中年だった者のみ会員,しかも会場は恋人や嫁や家族や仲間にも秘密の隠れ家,主催は雅史で在るがたまに口外厳禁でゲスト枠がある,ある約束破ると笑いが止まらなく成る,呪いのギアスが発動し痛い目に遇う。


一人仕出かし今はギルマスを休職してるかも知れない,残念眼帯は信用度無いので呼ばれない,今回来た面子は会員のジェラールさんとルーデウスさん,ゲスト枠は初回からのパウエルギルマスとロイドマスターである。


「酒は美味いし珍しい食べ物も,タダで食べれるし最初は何か裏が在ると思ったが,不思議な酒は飲めたがアイツはもう来ないのだな。」


スキンヘッドの今は来ない在る者を思う,パウエルは他国の酒を飲みながら,キノコのムニエルやグラタンを食べ終え,次の料理を待った。


「ジェラールさん,俺の松茸酒を取らないでくれよ。」


ルーデウスが個室座敷で抗議する。


「さてなんの事じゃ?ワシは,自分の松茸酒を飲んだだけじゃ。」


また肌のハリが若返ってるジェラール,松茸に大人げない対応をするのだった。


「松茸の土瓶蒸しお待ちどう。」


眼を輝かせる二人は,土瓶蒸しを食べ始めた。


「二人は此方の醤油ラーメンを。」


テーブル席で待ってたロイドとパウエルは,珍しい麺の食べ物に興味津々だった。


「醤油かよ,俺なら豚骨だな。」


どうよて顔で居るルーデウスだが。


「王道は塩じゃよ。」


ルーデウスを真っ向否定するジェラールだが。


「私は味噌派なので,麺は差し上げますから自分で作って下さいよ。」


雅史とルーデウスとジェラールの間に,見えない何かのスパークが見える気がする,パウエルだが触らぬ神に祟りなしなので関わらない。


「味噌より豚骨だろ。」


胸を張り言うルーデウスに。


「違うな塩だろ。」


絶対王者は塩味と圧を出すジェラール。


「そうですか,まあ私は基本味噌ラーメンしか食べないし,後はお好きに議論して下さい,二人に出す味噌ラーメンは無いので。」


何か言いたそうな,ルーデウスとジェラールだった。


「この醤油ラーメンての,なかなか美味いな。」

「変な空気で無ければな。」


パウエルとロイドはため息をし,ラーメンを食べる。


「酒の追加はまだかぁ~」


雅史に酒を追加を頼んだと思い込んでるルーデウス,飲み過ぎな気がする。


「まだ隠してる酒を持って来い。」


雅史はギクッとした,まだ出してない酒泉酒が有るには有るが,竜酒泉やワインの酒泉やエナジー酒泉もある,だが余り出したくない,何時枯れるか分からない酒泉はなので,妖酒泉の酒で誤魔化すのだった。

酔いが回りジェラールはロイドに付き添われ帰り,ルーデウスは千鳥足で帰りパウエルはお土産の,ポーション瓶に入ったエナジー酒泉を持って帰った。



時は過ぎ今日は何か忙しいパウエルを抜いて,特別ゲストにエーベリックが加わり今日は4人で,テーブル席のみで料理を出す。


「秋刀魚の蒲焼きです。」


塩焼きはもう出したので,蒲焼きにして出した。


「蒲焼きも良いな。」

「そうだな親父。」


メンフィス親子はゆっくり味わいながら食べ。


「塩焼きが食べたかったが仕方ない。」


酒を飲みながら食べるルーデウス。


「この酒を店に………いや何でもない。」


雅史に睨まれ大人しく酒を飲みながら,秋刀魚を食べるエーベリック。


「二人にはお待たせの大トロです。」


食べ終わった皿を下げ,無我夢中で大トロの刺し身を食べるルーデウスとジェラールだった。


「鯛の刺し身や不思議なサーモンとか食べたが,やっぱり大トロだな。」


早いペースで酒と刺し身を食べるルーデウス,味わいながら食べるジェラールだった。

エーベリックも美味い酒に,娘に春が来た嬉しさに酒が進む,本当なら花嫁修業してから嫁に出す予定だったけど,娘の幸せが大事だしお見合いは片っ端から拒否されるし,まあ彼ならなんとかするだろうと,エーベリックは思った。


「次はまた新作,色々試行錯誤した1品。」


毒抜き等苦労したとある海の魔物。


「煮物だが何の魚だ?」

「私が釣ったあのモンスターかな?」


エーベリックの問いに雅史は首を振る,煮物は箸でほぐすとホロリと身が崩れ,味の染みた身がだし汁と身の旨味等が溢れ出る。


「始めて見る身だが,本体無いし大きい魔物だろ。」


崩した身を箸で口に運び食すと,口に広がる旨味達に身体に稲妻が走る衝撃で,ルーデウスはフリーズした。


「不思議な美味さだ。」


エーベリックも辿々しく箸を使い食べる,だがまだ終わらない。


「次は…………のステーキです。」

「「「「!?」」」」


雅史は肉の名前を濁し言うと,何の肉だと不安に成る4人は恐る恐る食べると,柔らかく不思議な旨味が口に広がる。


「なんだ此は?」


驚く4人は無我夢中で食べた,食後にカシューナッツを肴に酒を飲み,ルーデウス以外の三人は上機嫌で帰り。


「実際アレは何だ?」


サーペントと教えたら固まり,酔いが醒めたのか何かぼやきながら帰ったルーデウスだった。



さて次回は何時だろうか?



祐奈「未成年差別だー」

和政「祐奈ではなく,俺を招待してくれよ兄貴。」

















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