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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
第4章 素材集めと宇宙(そら)へ
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冥府のダンジョン。

無理ゲー方面蘇生アイテム回収開始。

シャロの実家に無事?挨拶が終わり雅史は千石とトムとで,マラウエアマウンテンの,マラウエア草原で恐竜狩りをして居た。


「食らえ,秘剣神速陽炎!」


千石は強敵との戦いで,技の成功率を上げたが雅史は神速と居合いコンボで,サイみたいな恐竜達の首を跳ねて行く,千石は刀を鞘に収めると恐竜の心臓辺りから大量の血が,絶命してるらしく動かない。


「血の匂いに誘われて,来る雑魚だね君達は。」


トムは爪から見えない斬撃で,群れで来るプテラコヨウテサウルスを撃破しまくるが,2足で土埃上げながらまだ数体が見えるが,トム分身が影から現れ首を狩って行くと,一時間後には姿が見えない,一応セフィール家のお土産に数体解体してない。


「だいぶ牙と卵回収したし,千石さんは次どうしますか?」


千石は雅史に聞く。


「お主はどうする?」


千石さんに言われた雅史は,この国の大和神国側の山脈地帯のデッドエンドに発見した,もう一つの冥府のダンジョンに行く予定である。


「この草原の西の端にある,冥府に行こうと思います。」

「例の調合の材料探しですな,死者が沢山出そうな場所に行くのだな。」


千石は迷いはしたが一緒に行く事にした,雅史はスキル移動でデッドエンドにある火山地帯の,冥府の入り口前に来たがマグマで形成されたゴーレムは,炎精霊や迷いゴーストが憑依してるみたいだ,大きさは大型トランク位である。


「普通なら暑いし毒ガスとか在るだろうけど,このトレンチコートは優秀だね。」


雅史の今日の装備はスーツを着てない以外は,不思議新装備と風花雪姫に刀を変えて居る。


「この先から異様な気配がする。」


千石はダンジョン奥の言い知れない気配に,毛穴から汗が吹き出る。


「でわ行きましょうか。」


3人は奇妙な灯りの有る冥府の洞穴ダンジョンに,入って行くと人魂らしき蒼白い火炎球が,飛び回って居たが他にもファイヤードッグて言う魔獣や,フレイムボーンバードて言う炎を纏った,鳥の骨のが飛んでたりしてた。


「なんじゃアレは?」


千石が見た物は熊の骨に炎が纏ったのが居た,ベアーフレイムて名の魔物らしい,ファイヤードッグは口から火炎弾を出し数少ない食べ物の,蜥蜴を倒し食べて居た。


「氷結魔法なら雪だろうが………」


千石は困った顔で思い出してるらしい。


「たまに暴走しますからね,調子に乗って。」


トムはやれやれと言った顔をする。


「さて魔物達が此方に気付き,攻撃を仕掛けて来る前に先に進みましょう。」


冥府には階層ボスらしき反応は無い,冥府最下層らしき4階層までは,ダンジョンの壁端を辿り魔物達と戦闘せずに進む,入って20分後には2階層に降りれたが,蒼白い炎がダンジョンを照らす,昔の冒険者らしき服装とロングソード持ちのスケルトンやキノコ等の寄生植物に覆われた古いゾンビに,阿修羅の様に多数の腕を持つ不死系が徘徊して居る。


「色々なスケルトンやゾンビが居るな。」


雅史は新しい武器を,武器庫から出しながら言う。


「何だその鉄球は?重そうだな。」


雅史はネオ・ハイパーハンマーを取り出した,神竜血鉄と虹色の物質?とセカンド神鉄複合材武器。不思議だと思ってた刀は魔を払う妖刀や退魔刀だった,刀の素材は普通の玉鋼製だが特殊な素材か工程は解読出来なかった。


「ダンジョンを壊さないで下さいよ。」


トムがネオ・ハイパーハンマーを見て言う,雅史は千石に妖刀を渡した。


「また変わった刀じゃな,ん?何故か刀の力が……」


どうやら固有技を妖刀に教えられたみたいだ。


「何か拙者が知ってる妖刀とは,違うみたいだ。」


千石の声に反応したのか不死魔物が,雅史達に向かって来た,千石はトレンチコートを脱ぐ。


「コイツの破壊力を試させて貰う。」


雅史は大きく振りかぶり,ピッチングの様な動作でモーニングスターの鉄球を,意思を伝導させ放つと。


「やっと我の出番………スケルトン退治に,我を使うか主。」


無視をする雅史に千石とトムは,何故武器から声がと不思議に見ていた,鉄球はワイヤーロープと意思を持つ鉄球が,主の意思を汲み取り加速し沢山武器を持つスケルトンを,エアーカノンの噴射加速で一撃で粉砕し,次の複数の腕のスケルトンは紫色の剣をクロスし,何とか防御しようとしたが剣は脆くも砕け散り,スケルトンも数体倒しワイヤーロープが引かれ雅史の元に戻る,同時に千石も妖刀を掲げ,固有技を発動させる。


「悪しき魂を喰らえ。」

「我の出番はこれで終わりなのか主よ。」


一瞬にしてゾンビやスケルトンが止まり,光る粒子に成り消えて行く,雅史のカバンには貴重な寄生薬草やキノコが手に入り,スクラップに出来そうな剣が大量入手したので,後で千石さんに買い取りとしてお金を渡す,何か聞こえたが雅史は無視をして武器庫に仕舞う。


「僕の出番ないですよ。」


あっさりと倒された敵に文句を言うトム,雅史達は先へ進むと今度はゴースト。


「僕の出番だ。」


爪から放った光属性の斬撃は物理攻撃無効な,ゴーストを切り裂き倒すも沸くゴースト達は,次々にやって来る。近くからバシンと音が聞こえると,千石さんがゴーストにビンタされ吹き飛んで居た。


「………向こうの物理攻撃は有効なのかよ。」


雅史とトムに見えない力で攻撃をするゴースト,だが雅史とトムには効かないが,また千石が攻撃され空中でクルクルと回されて居た,原因は攻撃を仕掛ける前に邪魔と脱いだ,トレンチコートだ。


「ライトヒール!」


千石に光の癒しで回復させると,攻撃を受けながら技を発動させる。


「悪しき……魂を………くら………喰らえ………オェ~」


揉みくちゃに攻撃されてる千石は,三半規管が限界突破である,妖刀の固有技はゴーストにも有効らしく光の粒子に成り,地下に何故か向かって行く,千石は攻撃が止むと地面に墜ちたので再び雅史に,ダメージを回復して貰いトレンチコートをまた着て,雅史達と先に進むと次の3階層に下ると,広いけど沢山のまたスケルトンが,だが何故か赤黒かったり黄金だったりするスケルトンや,赤黒い骨のガーゴイルのスケルトンやら徘徊してる,赤黒いガーゴイルは剣やバスタードソードやデスサイズに,巨大な斧らしき武器を持ち徘徊して居る。


「またまた拙者の出番じゃな。」


妖刀を抜き技を発動させる。


「悪しき魂を喰らえ。」


妖刀が怪しく光を放つと,ガーゴイルスケルトン以外を光の粒子にしたが,何故かガーゴイルスケルトンに効かない,見た目悪魔系スケルトンは不死やゴーストには入らないらしい。ガーゴイルスケルトンは雅史達に向かって,バスターソードやデスサイズを構え異常な速さでやって来る。


「僕の出番が突然増えるパターンですかね。」


雅史は無視をし。


「マサさん無視をしないで,僕にツッコミとか。」


雅史は武器庫から大剣を一振出す。


「あっ!………僕の出番減るパターンだ,だけど露払いは僕の役割だよ。」


トムは突撃しネオ自在剣でガーゴイルスケルトンを,斬り伏せて行くが雅史は大剣の鞘を抜くと,前に手に入れて使って無い聖光剣を掲げ固有技を発動する。


「闇を照らせ聖光。」


剣から放たれた光が空間に広がり,眩しい光が全てを呑み込みガーゴイルスケルトンを倒して行く。


「眩しくて見えないよ。」

「何て光なんだ。」


トムと千石は眩しい光だが,光に消えるとガーゴイルスケルトンに唖然とする。


「この技眩し過ぎる,暗いダンジョンではキツイなコレ。」


剣やデスサイズが落ちる音が聞こえる,更に重そうな音もしたので巨大な斧だろうか?


「もう大丈夫かな?」


雅史はまだ光続けて技ポイントを消費してるが,聖光剣を鞘に仕舞うと光が収まり一帯の,ガーゴイルスケルトンは姿が見えない。


「まだ3階層降りたばかりなのに,凄い歓迎だね。」


雅史の言葉に苦笑いしか出来ない,トムと千石だったが三人は先に向かうと,マグマの光が眩しい場所にやって来たら,外のマグマゴーレムより強そうだだがお腹の部分に,何かルーンがある四つ足ゴーレムと,マグマの様に炎を発する闇落ちした精霊らしき,炎の塊らしき浮遊魔物が居るが大きさは少し大きめで,3階層が天井高くて空間が広く無ければ1体で詰まってそうだ。


「熱く硬い敵は剣が溶けそうじゃな。」


雅史は先手必死で魔法を発動して,攻撃を始める。


「喰らえよ,アイスフォールド!」


❪アイスフォールドとは❫


大小様々な氷を滝の様に,敵全ての頭上から降り注ぐ。


天井から突如現れた氷が滝の様に降り注ぎ,四つ足ゴーレムや炎の塊か闇落ち精霊は,効果抜群に倒せてるが一部ゴーレムは,瀕死状態でやって来たがアイスフォールド外に出たゴーレムを,トムと千石さんが倒して行く。


「この最初に貰った刀は,どんな敵も倒せるな。」


ゴーレムを次々に斬り伏せながら言う千石。


「楽勝だね。」


一瞬でトムはゴーレムを20体を倒す,しかも分身使わずに楽勝と胸を張る,千石は更に斬り伏せて倒すがマグマから這い上がるゴーレムが現れる。


「まだ出るかよ,ならばアイス………アロー乱れ打ち。」


千を越える氷柱つららがマグマから出て来た,ゴーレムに向かい刺さり凍らせたり,水蒸気爆破を起こしたりするが切りがないので,応戦しながら前に進むと次の最下層の入り口が見えるが,追って来るマグマゴーレム。


「もう鬱陶しいな,喰らえよ魔力解放版アイスシャワー。」


雅史は魔力リミッターを解除し,目の前全てのマグマゴーレムに地響きを立てながら,重爆以上の氷山並の氷の塊がマグマゴーレムを押し潰す。降りしきる巨大な氷に流石のゴーレムもマグマから,次のゴーレムは現れなかった。


「何か嫌な感じが更にするね。」


雅史は4階層の先から得たいの知れない何かを感じる,千石も嫌な汗が更に出るがトムはマイペースである。


「二人共顔色悪いですよ。」


雅史と千石は顔を見合せ,トムの平常運転に呆れるしかないのだった,4階層に入ると土壁には赤黒い炎の松明?の灯りと,蒼白い炎の灯りが地面から蝋燭の炎の様に揺らめく。


「不気味ですね。」

「不気味じゃな。」


雅史と千石の感想にトムは。


「あの炎で魚焼けますかね?」


トムは何か食べたいだけだが,雅史と千石は開いた口が塞がらないのだった。


「はいトムの非常食。」


トムは久々のカリカリを頬張り食べる,相当空腹だったらしい。


「おかわり!」


トムに緊張感は無いらしい。


「ゴーストシップゲソで良いか?」


目が光るトムだった,ゲソを(くわ)え前を歩くトム,だが前方に二つの青い光が此方に来る,三人は戦闘態勢に入りトムは剣を抜き,千石も刀を抜き雅史も竜神刀を武器庫から出し鞘から抜く。


「久々に人間を斬れるぜ………珍しい珍客まで………クククッ」


顔は人間らしき頭蓋骨で鬼の様な角が二つがあり,目には青い光が怪しく光り手足は人間でも,人型モンスターでもない何かとしか言えない足,防具らしき物はレザーらしき軽装だが,右手には趣味の悪そうな目が付いた漆黒の剣,左手には骨の様な盾を持ち,嫌らしい笑いをする。


『マスターアレは冥府の罪人と言うモンスターに,一致しますが何か資料と違います。』


久々に登場するキャナルだが,今まで何をしてたのだろうか?


『未知の敵か資料に無い敵なんだな。』

『それに該当しますが,冥府の資料が不足してます。』


資料が無いならと対峙の姿勢になる,一応防御魔法を展開する。


「ライトガードソード×6」


雅史は1人二本を展開し先ずはトムが仕掛けるが,黒い霧がトムを襲うが抜け出し斬りかかるも,盾に刃を立たせない様に滑らせて回避する冥府の罪人らしきモンスター。


「死の霧で即死しないなんてチートだな,異世界人の転生体か?」


モンスターのわりに人間的な事を言う,冥府の罪人だからであろうか?


「残念僕は猫精霊であって,異世界人では無いよ。」


胸を張って言うトム。


「そんな存在知らねぇ~よ,同じ異世界の地球の人間ではないのか,同じ異世界の者だったら,この身体捨てて憑依してやりたい放題出来るのに。」


ペラペラ喋ってくれる元異世界人?


「糞みたいな世界から異世界に来たら,異世界人と知るなり兵器として勇者にされるわ,奴隷の様に使われるわムカついた奴らを殺しまくったら,この有り様だぜ………この異世界は腐ってるから滅ぼさないとな,俺好みのオタクが絶望する異世界な。」


元異世界人勇者?から黒いオーラが溢れる,だが雅史に同情する気は無い。


『語られても困るのだがな,和政達は普通にしてるしそもそも,オタク以外も転生してる世界だし。』


だがまだ元異世界人勇者?は語る。


「他の国に召喚されたりした異世界人達が怨めしい,俺が一番活躍したのに扱いは兵器,死の神に死ねない身体にされたが,復讐に外に出ようとすれば冥府のモンスター達と,終わらない闘いの毎日………この前トランフルて新たなに来た異世界人罪人は,泣き叫びながら何回も殺してやったぜ,今は只のスケルトンに成ってるがな。」


千石はこの相手に勝てる自信がなかった,この奇怪な者が本当に元異世界勇者なら,闘いの術や技量や神の恩恵で太刀打ち出来ないと,そう思ってたが雅史とトムを見ると立ち向かう気である。


『この二人は元とは言え,異世界勇者様相手だぞ本気か?』


雅史は摺り足で間合いを計ると。


「中二病みたいな格好だな太った奴。」


雅史はその言葉にカチンと来る。


「煩いよ変な格好に成った異世界人。」


向こうもムカついたらしく叫ぶ。


「来い!俺の下僕共。」


大地を揺らす地響きと共にドラゴンゾンビが現れたが,腐乱が進み内臓近くの肋骨の一部や,目は落ちたのか見えない。


「蹂躙せよドラゴンゾンビ,デスブレスだ。」


ドラゴンゾンビが口を開き,臭い腐乱臭と共に何かを吐くが雅史達は呆然と防御態勢で居る。


「…………?」


腐乱臭以外何とも無い雅史は,トムと千石を見るが同じ様な顔で見合せる。


「何でお前ら即死してないんだ。」


クリスタルレイクの悪魔をデジャヴする雅史。


「まあ普通の防具ではないからな,旅装備より宝箱装備優れてるし。」


何故か元異世界勇者を見ると,地団駄を踏んでいた。


「太った花の無いモブに,元異世界勇者の俺の下僕が勝てないだと。」


体型差別だと雅史は思ったが。


「あの後輩は女遊びしても勇者扱いで,しかも俺の方がイケメンなのにアイツは,女をはべらせてしかも奴隷扱いされてない,それに貴様は太ってぶっ…………」


雅史は無意識にその先を言われる前に神速サードを使い,グーで本気で殴ったら奥え吹っ飛んで行った。


「何か腹立つたから殴っちゃった。」


千石は開いた口が塞がらないが,トムやれやれ感を出しながらドラゴンゾンビを倒し終わって居た。


「貴様………太った貴様許さないぞ。」


ヒビが入った仮面姿に,顔の無い馬に乗って帰って来た。


「デュラハンの真似か?」


よろめきながら降りる元異世界勇者,明らかに弱って居る。


「お前の命を貰う。」


何故かヨロヨロしながら変なダンスをするが,雅史は傍観する気は無いので。


「もう一度くたばっとけ,真・ハイキック」


仮面を捉え回し蹴りの様に遠心力で蹴り飛ばすと,仮面は砕けたが顔は無い,青い色で光る瞳らしき光のみ。


「貴様許さん許さんぞぉ~!!」


黒いオーラが更に増す。


「ブタ野郎がイケメンの俺に,勝とうなんて許さん。」


雅史は無意識に攻撃を開始する。


「何で太ってるクセに速い……」


スパン


「ぐふぉ~」


雅史は何処から取り出したか不明なスリッパを,先に頭をどつきそして両腕を切り落とす。


「ぐおぉぉぉ~腕が俺の腕がぁ~」


容赦ない光景に千石は開いた口が塞がらないが継続,トムは馬鹿な奴と見て居た。


「いつ頃の異世界勇者かは知らないが,他の地獄で鬼にしばかれて泣き叫びに逝け。」

「この怨みいつかぁ…………」


雅史は一刀両断で元異世界勇者を滅ぼした。


「ムカつく奴だった。」


雅史は先にを進む,トムはゲソをまた食べながら千石は頭を抱えながら,4階層奥の部屋に出ると黒い神殿の様な柱に,黒い大理石の床に蒼白い炎の照明,大きな玉座に白い神官服姿の巨大な存在が,大剣の様な鎌の様な武器を近くに置き,顔はミイラの様だが足は無い。


「何しに来た生きた人の子と不思議な者よ。」


口は動いて無いのに声が響く,しかも性別不明で魂を凍らせそうな声だった,存在から死の塊にしか見えない。


「あんたがさっきの元異世界勇者が言ってた,死の神か?」


雅史の問いに白い神官服のミイラは答える。


「我は異世界人の罪人を扱いし一柱の冥府の主,死の神(デス)だ。」


雅史は取りに来た,生命の息吹の炎の宝珠を話すと。


「最強の武器のどんな命をも刈り取る死の剣と,生命力を犠牲にどんな攻撃も無効化する死の鎧を取りに来たと,我は思ったのだがな。」


高リスク過ぎそうな物は要らないと,雅史は思った。


「その宝珠ならそこの帰りの通路の,隠し通路に在るが持って生きて帰るかは,お前次第だ…………」


死の神デスは何処かに消えて行った,その場所にいつの間にか黒い結晶があり,デモンデッドクリスタルと鑑定で出るが,効果等全て????に成っていた。

帰り道らしき場所から隠し通路を左手に見付,前に進むとデュラハンが待ち構えて居た。


「死の騎士デュラハンが居るからね。」


千石は妖刀を抜き固有技を放つ。


「悪しき魂を喰らえ!」


妖刀がまた違う光を纏うと青紫色の色で,デュラハンを光の粒子に変えたが,妖刀に異変が。


「我は妖刀………魂喰らい,我を強い不死の魂を喰らわせ更に鍛えれば,どんな死の存在も一太刀で倒せよう。」


千石は無視をして鞘にを出し。


「我の話を最後まで…………」


千石は面倒な気がして,構わずに鞘に収めた。


「あの青い光の玉ですかね?」


トムの指差した先に青く光る玉と赤く命を燃やすかの様な玉が在るが,青い光の玉は生命の記憶と言う宝珠らしい,一応手に入れられるだけ持って行く。


「マジックポートを設置してと。」


マジックポートを設置したが,移動魔法やスキル不可能場所らしく,ダンジョン脱出も発動しなかった。


「マジックポートはダメみたいだな,さて帰りますよ。」


三人は元の出口通路から階段を登り,出口に出るとマラウエアマウンテンの,恐竜の住みかの反対側に出たとスキル地図が示す,日が暮れ始める空。


「千石さん次はどうします?」


千石は考えて決断する。


「まだ和の国に行って無いのでな,少し気分転換に旅行に行こうとな。」


それを聞いて雅史は港町近くに,スキルで移動し千石が倒した敵の報酬を一部現金で渡した。


「残りはまた冒険者カードに入れときますよ,また現金盗まれないで下さいよ。」


雅史に言われ苦笑いする千石。


「ではまた冒険在れば,拙者が戦える相手なら手を貸そう。」


千石と握手を交わし,千石は竜王国・和の国行きの港へと向かった,雅史はトムと共に次の素材集めの情報集めと休憩に帰って行った。



イメージ画面にはレベルアップ!更新されてた。


【謎の報酬付きレベル312アップ!】

【ステータスが大幅アップ!】

【刀・小太刀レベル10アップ!】

【剣・大剣レベル10アップ!】

【斧・槍・小剣レベル20アップ!】

【杖・棍棒レベル30アップ!】

【体術レベル40アップ!】

【全魔法レベル20アップ!】



「次回に続きますよ。」


寒そうな城で玉座で足を組み眠る者が,何かを感じ目覚める。


「異世界に来て喜んだのもつかの間,聖杯やらの管理者て私はイケメンにチヤホヤされる,異世界ライフを期待してたにぃ~………王子とかワイルドに迫るイケメンとか………」


妄想に赤い顔で地団駄を踏む眼鏡をした黒髪の,17歳位の少女で紺のブレザーに白いスカートに黒タイツ姿,どうやら女子高生らしい。


「もう500年位暇過ぎるわよね,私的には異世界に来て数日だけど,誰も起してくれなかったし……シャワー浴びに行こかな?」


どうやら見た目以上に年増らしい。


「いつかあのゼウスてジジイのヒゲ,剃り落とすけどイケメンを旦那にくれたら許す………まあ17歳で時間止まってるから,バンパイヤレディーよね…………誰がバンパイヤか。」


1人ツッコミをする異世界古参少女?


「乙女ゲー何処かに無いかなぁ~,あと肌が綺麗に成る温泉とスパも欲しいわね。」


寒い雪原を城から見る,見た目女子高生はスキルを使いペンギンに似た,異世界の動物を暇そうに眺めて居た,そして遥か遠くに,黒くそして激しく吹雪く雲が近付く。




アリシア「ねえもう恋人だし,マサの事をまーくんて呼ぶね。」


雅史はこそばゆく聞くと,何かムッとするシャロ。


雅史「構わないよアリシア。」


アリシアがムッとするが雅史に寄り添うと,何かイチャイチャ雰囲気にシャロは更に嫉妬する。


雅史「二人共可愛いからムッとしない。」


雅史に寄り添うアリシアに対抗し,シャロも雅史に寄り添う。


雅史『何時までもこの幸せが続いて欲しい。』





それは叶うか分からないが,次回に続く。










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