続 アリシア
アリシア続編,釣りの話しから7話分位までの話しです,この先7話分の一部先行ネタバレ等が含まれますご注意下さい。
この話の伏線は本編にも有るので,楽しみにして下さい………少し先に成りますが。(ネタが分かる本編アップは9月です。)
釣りから日が経ちアリシアは恋人として,雅史に会いに向かったら少し雪が積もってた,ピンクの花が咲く木の下にシャロと手を繋ぎ,花を見て居た。
ピンクの花びらは雪と共に舞い,雪とピンクの花びらは綺麗な景色を奏でて居た,雅史からもらったトレンチコートは不思議に寒くも暑くも無く,快適で何故か全身が寒さから守られてる気がした。
「ちょと! 私が居るんだけど、堂々とキスしてないでよ!」
アリシアは急ぎ雅史とシャロの元に向かう,アリシアが居るのを知らないのか二人のキスは長く,シャロが求める様に背伸びをし,雅史は少し中腰でキスを堪能して居た。
「二人共私居るんだけど!」
走りながら言うとシャロが目を開き,トロリとした目でアリシアを見たけど,また雅史とキスを始めた。
「何か酷いよシャロ!」
雅史がシャロとのキスを終わらせ振り返る,セカンドハウスから走るアリシアを。
「マサ,もっとキスして」
今日のシャロはキスに積極的過ぎる,アリシアが走って来てるのに構わず,キス求めるシャロ。
「また二人の時にねシャロ・・・」
少しむくれるシャロ,次にアリシアの方に身体を向けると,アリシアが手を広げ抱き付いて来た。
「まーくん………会いたかった」
アリシアがそう言い雅史に甘える。
「何かそう呼ばれるの馴れないな」
雅史は恥ずかしそうにして居た。
「まーくん,私にもキスして」
「ムッ!」
アリシアの『キスして』にムッとするシャロ,雅史は冷や汗が流れる。
「まーくんは、私とのキスも好きだよね」
シャロから嫉妬の炎が一気に吹き上がる,そしてシャロは言う。
「私のキスの時が、マサは情熱的よ」
目覚めて無い時の感覚なので,情熱的なのかアリシアには判断出来ない。
「なら今私とまーくんがキスして,同じだったらシャロの気のせいね」
アリシアは背伸びをし雅史に,目覚めなかった時の感覚のキスをする。
「…………………」
驚愕するシャロ,最初からアリシアがディープキスをしてるのを見て,自分でも雅史から求められないと出来ないキスを,親友が躊躇い無しでしている,アリシアと雅史はキスを終えると雅史は。
「…………アリシアは以外に大胆だね」
「?」
アリシアは,この後物凄く真っ赤に成るのだった。
また日が経ちアリシアは雅史に会いにセカンドハウスに来た,面白い物を見せると言われたアリシアは,お酒臭い泉に来たら変な狸を紹介された。
「やあポン太達」
二匹は一斉に言う。
「「私はポン太ではない,高貴な妖怪だ間違えるなと言った筈だ」」
黒い狸が言う。
「白夜は高貴ではない,私が高貴な妖怪だ間違えるな,あと白夜は加齢臭がキツいから気よ付けるがよい」
火花を散らす二匹の狸みたいな見た目に,猫耳と猫尻尾の不思議な生き物?
「まーくん,あの二匹ブサ可愛い」
「「!? ブサ……………」」
地面に前足? を突いてダメージポーズをする,二匹のポン太(仮)は立ち上がり肩を組み,妖怪酒泉にやけ酒飲みに進む。
「アリシア…………」
だがアリシアは去る白夜とクロを後ろから,縫いぐるみを抱っこする様に抱きしめて居た。
「離せ人間の小娘!」
「そうだ離せ人間の小娘!」
アリシアは抗議する2匹に言う。
「お爺ちゃん位の匂いかな?」
二匹に言うアリシア。
「「!? お爺ちゃん……………………」」
ガックリと項垂れる二匹だった,雅史は機嫌取りに焼き鳥を2匹に渡し,アリシアから解放した。
「アレ欲しいなまーくん」
「アレは妖怪だからダメだよ,それにアリシアの部屋が酒臭く成るよ,奴ら呑兵衛だから」
アリシアは酒臭くなる部屋は嫌なので諦め,雅史に連れられ果物果汁水の様な甘い水を飲み,お菓子を食べながらデートを楽しんだ,また違う放課後に雅史とデートに行くと,泉には狐耳狐尻尾の異国の服装の少年が居た。
「まーくん珍しい人居るよ」
雅史は狐耳と尻尾の少年に話し掛け、何か『無理無理無理無理』とか聴こえたので、アリシアは近付こうとしたら、狐耳と尻尾の少年は逃げて行ってしまった。
「あの二匹の噂で警戒されなたアリシア」
逃げた原因はあのブサ可愛い二匹の仕業と,アリシアは知ったがまた二匹を捕まえて,モフモフと抱き付こうと思った。
「久々に彼処に行こう」
アリシアは雅史と手を繋ぎ,向かった先は白鯨だったけど何か景色が違う。
「この白鯨はあの白鯨より高い場所に居る,しかもこの白鯨はつい最近見付けたから,トムは分からないがシャロはまだ知らないよ」
シャロの来てない場所と知り,何故か優越感を感じたアリシア。
「下は極寒の大地なのに不思議だな,あと建物まだ散策して無いし妖精居ないが,ドールや蜂は居るんだよね」
童話の様な大きな蜜蜂,南国風な甘い香りの花が咲き乱れ,不思議な実が沢山ありアリシアは心が踊る。
「まーくん,散歩しよ」
手を繋ぎ二人は歩き出す,白いたぶん白鯨の外被の道を歩き見て回る,ある場所に向かうと白や黒の雲海が広がる。
「まーくん凄い景色だねぇ~」
何処までも続く雲海の先は衛星ミズンらしき衛星が見え,アリシアと良い雰囲気に成り普通のキスをした。
「私とまーくんだけの秘密ね」
アリシアとのデートは,この不思議な存在の白鯨でする事が増えるのだった。
「シャロに言ったら許さないからね」
アリシアと二人だけの秘密も楽しい雅史は,アリシアも知らないシャロとの同居場所も在るので,大丈夫と雅史は結論した,あと後に星見の妖精の一部が住むのだった,アリシアは雅史に向き合い言う。
「まーくんと一緒に居ると,世界が広がって更にカラフルな世界が広がるよ,それとまた言うね…………私を救ってくれてありがとうねまーくん」
そのアリシア言葉に答える様に,雅史はアリシアを抱きしめて言う。
「まだまだ世界は広いよアリシア,沢山色々な物や楽しい事を見付けよう,あと旅行はもっと広い世界が広がるさ」
雲は何処までも動かず日の光も止まった様に進まない,大和神国の白鯨より時間が停滞に近い空間かも知れない。
「夜は星空が綺麗だろうな」
アリシアは雅史の言葉に目を輝かせる。
「今度は夜のデート楽しみにしてるからね」
後にこの場所は,二人の色々な思い出を重ねて行く・・・
「まーくん大好き」
また手を繋ぎ南国情緒溢れる庭園を見たり,アラビアン風の城ではなく何故か白鷺城だった,もう尾張にあるのに何故だろうか?雅史はアリシアと向かう,門の前に来たら重厚で黒い木製の城門が開き,玉砂利が敷かれた道を進むが歩くと玉砂利ではなかった,裸足で進んで下さいと書いて有ったが無視。
「良いのまーくん」
アリシアが聞くので,アレを裸足で歩くと大変とだけ言った,怪我はしないがとも付け答えたのに,制服姿のまま靴と黒ニーソを脱ぎ歩くと,芸人や芸能人がするリアクションで帰って来た,スカートの中を気にしないで。
「痛かったよまーくん」
白い物にスジがくっくり見え、私はラッキーを目に焼き付ける。
「ごちそ………ゴホン,だから足の裏痛かっただろ,さあもう一度アリシアチャレンジ」
涙混じりのジト目で、雅史を見るアリシア。
「何を企んでるの? まーくん」
目を剃らす雅史だった。
「…………………怪しい」
アリシアは黒ニーソと靴を履き,少し先の花崗岩の灯篭を通ると,何処かに移動したらしく周りを見渡すと中は和洋折衷の内装で,天井にはシャンデリアが吊るされ廊下は,蝋燭の様な電球らしきのが並び,部屋の入り口は障子戸床は大理石で階段は木製,アリシアと雅史は近い部屋を開ける,中は赤い絨毯が敷き詰められた部屋で,豪奢そうな家具は無かったが窓も無い,ただ赤い絨毯が敷かれてるだけだった。
また違う部屋も見たが青い絨毯が敷かれてるだけ,他もだがピンクや黄色にスカイブルーに黄緑の絨毯が敷かれてるだけ,台所やリビングすら無い一階を見終わり二階に行く,二階は靴を脱ぐらしく下駄箱が在り,綺麗に黒く光る木製の床を歩くと仕掛けが発動し,二階の灯りが光って無かった場所に光が灯る
,また部屋を開け調べると広い部屋が在り,とあるアニメのエースパイロットのエンブレムが,上座に在り時代劇の暴れん坊な将軍が座るシーンの様な,場所が在り飾り等また色々な錬成で作ったみたいだ,更に他の部屋には布団が敷かれてたり茶室が在ったり,畳だけの部屋も有ったが上に行く階段は無かったので,入って来た場所から外に向かうと城門の外に居て,振り返ると城門ごと城が消えて居たが他の建物が見える,大和神国の白鯨と同じ建物だけど,雑貨店の小屋が無いけど何故かカフェみたいな,店が小屋の代わりに有った。
「………アレ何だったんだろうねまーくん」
「さあね分からないよ,だけどあの店? らしき所は興味ある」
如何にも喫茶店風カフェの趣で,猫のシルエットがある看板の店に入る。
「いらっしゃい,此処はケット・シー憩いの喫茶店と酒場と,色々なポーションや異世界の不思議な物を売ってるよ,まあ早く言えばなんでも屋ですよ」
白い短毛にブルーの瞳の猫精霊が,カウンターから此方を見て言う,店内は広くネクタイをした短毛黒毛の猫精霊が,コーヒー成らぬミルクをコーヒーカップで,コーヒーの様に飲みながら雑誌を読み………
あるもふもふな長毛のヒマラヤンの様な,猫精霊はイギリス新聞みたいな新聞を読み,またミルクを飲んで居た。
店内はレトロな雰囲気でテーブルや椅子に年季を感じる,テーブルにはメニュー帳やタバスコに粉チーズや,ソースに紙ナプキンやおしぼり等が在る。
雅史はアリシアと近くのテーブルに付き,いつの間にかお冷やが有ったが先にメニュー帳を見る,メニュー帳は日本語と英語とまた違う異世界語が数冊が本の様に有った,雅史は日本語のメニューを,アリシアは自分の国のメニュー帳を手にして見る,メニューは〖推しメニュー〗シーフードピザ,アイスミルクにホットミルクにマタタビウイスキーに,マタタビバーボンにマタタビ吟醸に,生牡蠣のフルコースに鯛のカルパッチョにシーフードパスタ,此処までが猫精霊推しメニューで残りが〖軽食〗カルボナーラにミートパスタにサラダパスタ,ポテトフライに骨無しフライドチキンにナポリタン等。
〖ホットドリンク・アイスドリンク〗はカフェラテにカフェモカにウインナーコーヒーに,ラテアート(アートリクエスト不可)アイスラテ等。
〖お茶・紅茶〗はロイヤルミルクティー,アールグレイやダージリンに季節のフルーツフレイバーティー,アッサムにオレンジ・ペコーと何故か抹茶,抹茶オーレにココアに生クリーム乗せミルクココア等も有った。
「……………まだ在るけど、全部見たら注文が出来んな」
アリシアは紅茶で悩んでる気がする,まあ産地が大体地球だしスリランカとかだし,たまにイギリスて見えたのは入手国だろうか?
「………………沢山紅茶有って選べないよ」
やはりアリシアは紅茶で悩んで居た。
「ロイヤルミルクティー頼んだらアリシア」
雅史に言われて頼む事にした。
「注文は書いてから,ボタンを押して下さい」
雅史は季節のフルーツフレイバーティーと,ショートケーキにしアリシアはロイヤルミルクティーとフルーツサンドを注文書に書き,ボタンの近くに置く所が在り置いてボタンを押すと,注文書は無く一瞬で目の前に注文の品が現れた,流石猫精霊の店だ異世界の中でも異彩を放つ店だ。
「………食べても大丈夫だよね」
恐る恐る聞くアリシア,白猫精霊が言う。
「毒なんて無いわよ,たまに人間のお客さん来るし,しかも貴方達と同じくカップルよ…………て,貴方常連に似てる気がするけど,初めてよね」
カウンターから白猫精霊が聞く。
「この白鯨に来たのは初めてだよ」
? マークが頭上に在るような素振りの白猫精霊,次にその白猫精霊が言う?
「場所を言われても分からないわよ,この店が在る世界はあやふやな世界にある,私達ケット・シーの世界だからね」
そう言い白猫精霊は続ける。
「この店を見付けられる人間や多種族は,色々な世界の物を買ったり食べたりする店だからね,飲酒も21才まで猫精霊でも提供出来ないからね」
トムはあと20年この店の酒は,飲めないのだった。
「美味しいアリシア」
いつの間にかアリシアは紅茶を飲みながら,フルーツサンドを食べて居た,まあ何処かのコンビニフルーツサンドに似てたが気にしてはダメだ。
ショートケーキは美味しく懐かしかった,コーラやピザも有るので和政をいつか連れて来よう,祐奈は面倒臭い事になりそうだし,石田氏とルーデウスさんを呼ぶか悩む,そうこう食べながら考えてたら食べ終わって居た,次は買い物にした。
「不思議な物だらけだね、まーくん? まーくんねぇ? 聞いてる?」
雅史は商品棚を見て有るものをガン見する,自分の知ってるゲームだがキャラが違い,うさぎやら犬やらのキャラクターがカートでバトルするゲーム,ゲームしたい欲望が雅史を襲う。
「……………だが本体買わないと…………」
ゲーム本体が無いので出来ないのだった,地球のハードの旧式は在るが最新式買おうか悩んでたが,買えずにこの異世界に今は居る,しかも異世界のポータブルゲーム機まで。
「まーくん?」
アリシアに向く雅史は,ゲームを諦め異世界のファンタジー小説や漫画やコミックを大量購入した,ついでに地球の愛読書も購入。
「そんなにお金大丈夫まーくん」
雅史はカバンから金の棒を2本出した,アリシアは驚き過ぎ言葉が出ない。
「!?…………………」
店主の白猫精霊が会計をし,日本円で100万と小銭のお釣りが帰って来た。
「金の相場て……………」
1000冊以上は買ったのに,お釣り100万てと雅史は思った。
アリシアを家に送り後日和政と店に行き,やはり和政はこの店が気に入ったが雅史が居ないと,来れない店でしかも和政がネットゲーしたかったのが売られてて,膝を付き精神的ダメージを受けた,あとPCやテレビは何故か売って無い。
「次回は私のターンよ」
「一生ねぇーよティア」
和政はティアを引き摺り家に帰る。
アリシア「旅行前の話だね」
雅史「この後も沢山行ったねアリシア」
アリシア「そうだね,今もこうして来てるからね」
ミル店主「またデートに来たのかい,暇だねアンタらは」
さて今の二人は、いつ頃の世界の二人だろうか? 次回に続く。
後にアリシア別人各四天王が現れますが,本編に出る事は無いかも。