水の神ウオルス神殿
遂に神殿に入りますよ。
雅史は進むと高い素材の敵に,久々の対戦であるをするが前回は殆ど,影豹とバトルしてたしか記憶に残って無い。
「毛皮を駄目にやしないように倒すぞ。」
何かバカにされてるのか?トム達の方を見た後,ミリスタは余り美味しそうには見えないらしい,マルチロックで極悪顔の極悪タイガーと,黒い毛の虎柄なブラックタイガーの脳天を倒せるだけ全頭ロック完了。
「さて前回より更に強く成ってるよ,タップリ味わってくれ。」
空中に氷が精製が始まると虎達が突撃をして来た。
「甘い,アイスショト乱れ打ち!!」
『ロックしてるから乱れ打ちの意味ないけど。』
鋭い30cmの長い氷柱が50匹位のが次々に,虎達の脳天に突き刺さる,更に奥に向かって飛翔するアイスショト。
「私まで何で氷柱が追って来るのよ。」
「私に聞かれても困る。」
何故か縫い針最小位小さい氷柱が、,ミリスタを追う。ケツをチクチク刺しながら,悪戯ぽく追う。
「痛い……ちょ……イタタタタ,何で私まで。」
空中を跳び跳ねてるミリスタだが,虎はまだ奥から現れるが後ろのトム達は,かなりしつこくおかわり襲撃されてる,虎達の回収が始まり大量の高級毛皮が増産される。
「新しいもふもふ布団とか作れるな,ソファーも作れそうだな,四番目の場所も作りたいがいつか作るかな。」
「そんな事より走って来る音が,近付いてるのよ。」
『減らしきれなかったか。』
走ってやって来るオラオラ態度の極悪タイガーに,雅史はアイスショト展開と,十手を握り極悪タイガー達に向かい,神速で向かう。
「お前らにはどつきと,アイスショトで倒すだけだ。」
噛み付き攻撃をしょうと突撃して来るが,神速で壁を蹴りながら脳天に一撃を食らわす,頭蓋骨を砕いた感触がしてるので更に怯んだ奴等も,マルチロックしアイスショトで倒す,ミリスタも脳天に妖精の槍を突き立て倒す,何故かミリスタは途中で面倒になり雅史には避けられる,妖精キックを食らわせて居た………アレで倒せたらしい,体型影響かな?
その頃トム達は。
「雑魚のクセに沸いて出て来る,ゴキブリだよコイツら。」
「エネルギー交換が面倒だぜ,バズーカは巻き込むしまた貧血みたいに成りたくないしな。」
「群れの指揮官らしきヤツが居ない,何処に隠れてる。」
トムは影豹のボスは他の場所に居て,今分身体6体が群れと交戦中だが,今回の群れのボスはやや大柄のわりに逃げ足が早い,トムは更に4体追加するが雑魚達が何処からか援軍が来る,素早く10体倒しても補充される影豹だが,更に動きを加速し同時進行で減らすと,援軍スピードがダウンする。
「奴等の援軍が減って来たな,群のボスはまだ見付けられねえのか?」
「奴等は何処に居るのだ?」
エネーブルと千石は未だに捜す,が見付かる筈はない……トム分身と対峙してるからである。
「もうじき終わるよ2人共。」
「「?」」
トム分身は影豹を追い詰めて居た,もうヤツ以外見方は居ないし,倒した雑魚は回収されたらしく戦い易い状態。
「さっさと終わらせて本体に合流して,マサさんにご褒美貰お~」
「賛成」
「沢山の魚が食べたいね」
「特トロが食べたいよ。」
「仕上げだ行くよ。」
分身トムは四方八方から最後の攻撃を仕掛けた,群のボスは混乱してるのかキョロキョロとしてるだけで,対応出来て無い状態で同時一斉攻撃を仕掛けたら,目を回して居た。
「これて終わりだ!」
左右から顔に飛び蹴りを食らわせ,頭上から回転して勢い付けたかかと落としを食らわせ,最後は脳天に自在剣を突き立て倒した。
「数だけの敵だったね。」
「お腹空いたね。」
「早く本体に帰ろう~」
分身トム達は回収されたのを見てから,本体に戻った。
「援軍が来ないな,後は2匹だけか。」
「次は雅史殿の援護に向かおう。」
千石とエネーブルが喋ってる最中に,最後の2匹はトムに倒されてた。
「お腹空いたな~」
「「……………」」
おいしい所を,トムに持ってかれた2人だった。
そして雅史達は十手にアイスショト連発や,格闘技や闘気を放つ技で倒して。
「闘気波なのよ」
❪闘気波とは❫
体術・闘気技
闘気を纏い身体から闘気の波状攻撃を放つ,防御魔法や闘気や肉体防御には半減や防御されるが,防具貫通はする攻撃である。
極悪タイガーやブラックタイガーが吹っ飛んで行く,雅史のアイスショトとミリスタの闘気波で群がる敵を蹴散らす。
「疲れるわねコイツら。」
「豹よりはマシだ。」
スキルダンジョン地図には,この先に群が待ち構えて居るが,減らしてから向かいたいのでアイスショトを,リミッター解除しステルスを使いマルチロックをし,ボスだけに成るまで減らし続けた,ミリスタは闘気波でおとりと攻撃をしていたが,途中疲れたらしく挑発行動をして,虎達が群がってミリスタに攻撃してたが,高度があり届かないが前回のブラックキングタイガーとは大きさも,威厳や迫力が違うBOSSを見ると,キャナルが説明を始める。
『マスター,アレはブラックキングタイガーとは別種の,皇帝ブラックタイガーです,つがいが居るハズ………もう倒してましたが,身体が大きい以外は普通のブラックタイガーと同じです。』
『何故にエンペラーなんだ?』
キャナルが更に説明する。
『レベル200以上のブラックタイガーが,風格や威厳が増した条件で,進化した状態を示しますが,エンペラーブラックタイガーも希少魔物です,通常のブラックタイガーより心臓が大きく,風と土属性の魔法も使う………』
キャナルが説明中だが,ミリスタに向けてエンペラーブラックタイガーが,ロッククラッシュを放って居た。
『………等の攻撃多数ですマスター。』
空中で風の刃らしきのを避けながら,ミリスタはロッククラッシュも回避してたが,一撃で倒せそうなので今回は,最初からリミッター解除して魔法を展開する。
「食らえ!フリーズ・デッド!!」
雅史に気が付いたエンペラーブラックタイガーだが,雅史に襲い掛かる途中で回りに寒い空気が現れ,異変に気が付いたエンペラーブラックタイガーだが,気付いた時には急激に身体が寒く成り,心臓の鼓動が弱くなり全身が凍え,エンペラーブラックタイガーはどうして倒されたのか分からず,倒されたのである。
「一撃で倒せれて良かった。」
「全部の敵に使えば良いのに。」
ミリスタは言うが即死耐性とかで,即死効果あっても確実な魔法ではないから,リミッター解除版でも今倒せて居ても次は通じるとは限らない。
「宝箱が降って………」
何か大量に金に初の白銀に虹色だが,フレームが白金の宝箱が複数降って来たが,危うくミリスタが宝箱の下敷き成る所だった。
「さて罠は…………先に虹色の白金フレームから行くかな。」
宝箱を開けると,不思議な魚の魚鱗の鎧と白金製アクアマリンの腕輪二つに,水龍王の槍と大剣と曲刀にアクアマリン魔法石数点,氷結精霊石の髪飾りに神鉄5tにミズンインゴット2tに,竜血鉄2tと七星弓に七星剣と,特殊系な物が入ってた。
「七星シリーズ武器編だな,弓は妖精の弓と同じ仕組みだけど,固有技の惑星砲や流星雨は何か,破壊力在りそう。」
何か言いたげなミリスタ。
「何で罠が発動しないのかしら?」
「罠が無いの開いたから。」
罠が発動しないのが気に入らなかったらしい,浅はかなりミリスタ。
「なかなか沢山在るわい。」
「また罠が在りそうだぜ。」
「トム達も合流したし,トム罠が在るの頼んだ。」
「お任せ~」
金の宝箱は金のインゴットや竜血鉄や,水神竜の加護の腕輪色違い12点や,賢者の石?が入ってた。
「白金の宝箱は新素材入ってたな。」
神竜血鉄のインゴット10t位を手に入れたが,これも脳波や感性やオーラを増幅等に使えるが,試しに何かで試さないと使えない気がする,虹色の未知のレア鉄は説明書付きだったが,500kgしか無いので説明書を読んでから,後で用途を決める事にした。
「この水神竜の加護の腕輪?は,どんな効果なのかしら?」
ビオラさんの質問に答える雅史。
「水系や氷結攻撃に対する無効化防御と,海中や水中でも濡れないし息も出来るらしいよ。」
『水圧とかの厄介なのもコントロール出来たり,無効化も出来るらしいから,海溝とか潜れそうだ。』
「濡れないのは助かるぜ。」
「お風呂は良いけど,海とか毛がべたつくのわは嫌だから助かるわね。」
エネーブル夫婦は金と白金で竜の細工してあり,竜の目にアクアマリンがある黒い腕輪をエネーブル,ピンクのをビオラさんが腕に装備し,グリーンを千石さんトムはブルーをそして雅史は,スカイブルーを装備し千石さんに,不思議な魚の魚鱗の魚鱗を服の上から装備させた,不思議な魚の魚鱗の鎧は水の癒しの効果で,装着者を自動回復するが発動条件付き。
「この鎧は青い何かの魚類の鱗は,見た目より軽いな。」
此方も全ての水系や氷結に,雷系の攻撃無効化防御鎧で,何の不思議な魚かは分からないが,一種類のモンスターや魔物素材鱗では無さそうだ。
「本当に拙者が装備して構わないのか?」
「問題有りませんよ千石さん。」
グリーンの服の上に魚の魚鱗鎧は,何か何とも言えない感じではある,ミリスタも一応白の腕輪をしてるが必要だろうか?空とか飛べるし。
「さて回収も終わったし行こうか。」
【水の神・ウオルス神殿】
水の神ウオルスはこの星アクアアースの水を司る神であるが,アクアレーティアとは違うレベルの神である,ウオルス神は水生物全ての父と呼ばれて居たが,今や知るものは居ない……神の子である人魚族等以外。
雅史とトムを先頭に下って行くと,光が満ちた大理石尽くしの内部,ローマ彫刻調の大理石像はイルカや水瓶を持ったローマ風服装な女性,水瓶からは水が出ており中央の槍を持った,北欧神の様な神らしき大きな像に向かい,瓶の水が水路に流れておりその像の先に,通路が続いて居る。
「なかなか凄い場所じゃな。」
千石さんは像や神殿を見て感想を言う。
「ファンタジーの神殿は凄いぜ。」
「アナタ,私もこの異世界に来れてから,感度が止まらないわ。」
エネーブル夫婦の言葉に,千石は聞かないふりをして居た。
「色々な異世界の者が居るわね,あのハイエルフとエルフはべらせたイケメン野郎や,いつの間にか女が増えてる野郎とか。」
雅史に目線を向けるミリスタ。
「ハイエルフとか彼女にする野郎は,羨ましけしからんから何時か倒したいイケメンだな。」
ジト目で雅史を見るミリスタだった。
「どっちらに行くのだ?」
千石に言われ雅史は………
『ダンジョン地図には,遠回りをして行くルートと近いルートが在るが,両方共先の部屋1つが未知の部屋になってる,試練的な部屋かも。』
エネーブルもスキル地図で見てるぽいが,向こうは此方判断待ちぽい。
「左に私は行くよ。」
エネーブルは少し考えて。
「右はどうする?」
「拙者が行こうか?」
千石さんが行こうとするが。
「援護無しに一人で行く気ですか?」
「私も行こうかしら?」
ミリスタも着いて行くらしいが。
「やはり左に一緒に行こう。」
ミリスタと一緒は嫌だったらしい千石さん,結局全員左の遠回りルートを選択して進む,先へ進むと階段が在り下ると水が膝まで浸かる深だが,何の水の抵抗無く先へと進む。
「腕輪の恩恵は凄いぜ。」
「本当に濡れないわ。」
「うんうん。」
「色々解せん。」
濡れないのに喜ぶエネーブル夫婦とトム,不思議現象に解せない千石さん。
「飛べた方が楽なのよ。」
ミリスタは飛びながら先に向かうと。
「像ばかりしか無いのよ。」
人魚らしき上半身人間の美少女や美少年の像が,ハーバルドを掲げたポーズが続くが,途中オリハルコン製のイルカ像や,白金製らしきペンギン像があった,あからさまな罠があったのでミリスタも触らずに見ていた。
「この生き物は何じゃ?」
「見た事無い姿だが,ペンギンぽいな。」
どうやら千石さんはペンギンを知らないらしい,エネーブルは見た事あるらしいが,何か違うらしい。
「微妙にコウテイペンギンぽい,凛々しさだな。」
かかとで歩くポーズをしてるが,色が白金だけなので何とも言えない雅史。
『さて先に進もう…………あの像欲しいな,マジックポート置いて後で複製を何処かに飾ろう,コウテイペンギン風に塗装して。』
冠をしたペンギンとイルカが左右に在る場所を通過すると,ガタンと奥から音がすると水が増え水深が腰までに成る。
「今の音は水が増えた音か?」
「濡れないのは良いけど,後どれ位歩くのかしら?」
かれこれ左に進んでから一時間だが,判定不能の未知部屋までもう少しの場所である。
「この先にデカイ扉が開いてたわよ。」
先に見に行ってたミリスタが,目を輝かせながら戻って来たが。
「扉の向こうは?」
「何か破廉恥な姿のヤツが3体居たわよ。」
一応千石さんに精神防御アイテムを渡す。
「宝石の防具とは不思議じゃが,これは何の宝石何じゃ?」
「ムーンストーンて言う邪悪な攻撃を無効化出来る,手首に装着する魔法宝石防具ですよ。」
『精神系攻撃防御とは言えない,何となく拙者の精神はそんなアイテムで護られる程,鍛練は軟弱ではないとか言われそうだし。』
千石は手首に装着し雅史達のしんがりを歩く,そして千石は巨大な扉をみて圧倒される。
「この場所に来て素晴らしい光景だったが,こんな素晴らしい光景を生涯で何回見れるのか…………」
姿勢を正す男の人魚騎士が,地面らしき場所に剣を突き立てた姿の像が左右にあり,その像は威厳に満ちた騎士の姿を表して居た。
「凄い像だぜ,どんなヤツが作ったんだろうな。」
『たぶん神様だろうよエネーブル。』
エネーブル夫婦と千石は像に圧倒されてたが,その扉の先には三股の槍を持つ,胸に布が無い人魚が3体待ち構えて居た。
『マスター,アレは人魚ではなくモンスターのニンフです,破廉恥極まりないモンスターですが。』
何かキャナルが不機嫌な気がする。
『ニンフは魅了系精神攻撃等や,水魔法や三股槍を使って来ます。』
さっきからウインクしてるのは,魅了スキルか何かの精神攻撃してるらしい。
『シャロだったらメロメロに成りそうだが,モンスターごときには魅了される気がしない。』
ミリスタとビオラはニンフの行動に,なにやってるの的な顔だが。
「上半身裸の面妖な化け物,拙者が相手だ。」
「………ブフォ~」
千石さんは魅了はされて無いが胸に視線が行き過ぎである,エネーブルは鼻血出しながら倒れないで欲しい,まあボインに弱い2人なのであろう。
「アナタは私が居るでしょ。」
ビオラさんに叱られてるエネーブルだったが,ニンフの後ろから柄の長い巨大な斧を担いだ,き着ぐるみみたいなペンギンらしきの4体登場,その姿は寸胴だが頭は金髪モヒカンで極悪な目をしてる,体格は人間より一回りデカイペンギンだが,身体の色はほぼグリーンでお腹だけ白い。
「変なモンスターがまだ居るのか。」
鼻血を流しながら言う千石,シリアスが足りない。
「デカイ胸に興味は無い,私が全部倒す。」
次元武器庫から七星剣を取り出し,鞘から剣を抜き技名を言う。
「スターバースト。」
技発動と共に剣が光輝く。
「威力は分からないが,食らえ閃光一閃。」
剣を凪払いの様に振ると,剣から光速で放たれた光はニンフとペンギン擬きの?
『ペギールバスターですよ。』
を一瞬で斬り倒した。
「…………チート武器だなそれ。」
エネーブルが言うが技ポイント消費は,150Ptとそれなりに消費してる,固有技でも上位消費技である。
「色々な武器を持ってるのじゃな。」
前に渡した神鉄刀を見ながら言う千石さん。
「さて部屋の先に向かおうか。」
全員部屋に入ると扉が閉まり暗く成るが進むと,うっすらと壁から光が射すが前は見えないがいきなり,奥からシャチに乗った全身グリーンの鱗のに,目が真っ赤で水掻きもある爬虫類の様な半魚人が現れた。
『アレはレアボス魔物の半魚人ライダーです,魚等を操り攻撃して来ます。』
たまたま今回はシャチらしいがと見てたら,古代シャチとイメージ画面に出てたので確かにレアかも。
「また面妖な化け物が。」
千石さんが刀を抜きスピードを増すと。
「秘剣雲龍剣。」
❪秘剣雲龍剣とは❫
千石の剣の師匠である武蔵が編み出した技の1つで,武蔵流派の技は多数在るが,その技を全てマスターした弟子は未だに居ない。
一瞬で半魚人ライダーを倒していた,まるで雲海を進む龍の様な闘気で,いつの間にかシャチの上の半魚人前に居てそのまま,半魚人ライダーを払い抜け切りし半魚人ライダーは上半身が下に落ちて行くと,落ちた死体に頭を向ける古代シャチの餌になってたが,食べてる最中に千石さんに脳天を刺され絶命する,上に乗ってたのを忘れてたらしい。
「つまらん敵じゃった。」
「初めて千石さんの剣技を見たけど,アレなら盗賊達も倒せた様な。」
雅史の疑問に千石は。
「拙者は武蔵師匠の技をやっと,今回たまたま成功出来ただけじゃよ,まだまだ全てを使えてない,これ一技では師匠に及ばぬよ。」
シャチから飛び降り,神鉄刀の血を払い鞘に刀を収める。
「さて先に進もう,何か長い長方形な部屋だしまた,モンスターとか来そうだし。」
「だな。」
「何か試練ぽい場所じゃな。」
エネーブルと千石さんは警戒しながら進む,スキルダンジョン地図には反応は無いが,さっきの半魚人ライダーも目視で分かったから,何処から現れたのか不明である。
「何か足音が前方から聞こえるぞ。」
「何でいきなり気配が現れるのだ?」
どうやらスキルに感知出来ない試練らしい。
「また現れたぞ奇怪なモンスターが。」
『アレはペギールストライカーです。』
さっきのペンギン擬きに鎧を着て盾と剣を持った3体が,雅史達の前に立ち塞がる。
水の上をホバリングの様に,滑る様にやって来る。
「チッ面倒な敵だぜ。」
エネーブルが銃を持ち,交互に連射してヘッドショットを狙うが,バックラーみたいな小盾のペギールストライカーに弾かれる,どうやら飛び道具専用盾らしいが。
「ならロッククラッシュ!」
雅史は何もない場所から岩をだし,ペギールストライカーに放つが,鏡の様な大盾を持つペギールストライカーが2体前に出て,ロッククラッシュを防ぐ。
「そんなバカな!?」
「じゃあ僕の出番ですね。」
見えない斬撃を放つトムだが鏡の様な大盾に弾かれ,天井に軌道を変えられたが,威力が有ったお陰か弾いたペギールストライカーは後方まで吹き飛んで居た。
「解せない。」
「何故トムさんの攻撃だけ。」
文句を言う雅史とエネーブル。
「何であの盾を斬れないのだろ?」
吹き飛んだペギールストライカーが立ち上がり,再びやって来たので。
「トムとエネーブルで同時攻撃頼む。」
「今度は溜め撃ちするぜ。」
「次は3斬撃で倒すよ。」
エネーブルは少しエネルギーを溜めて,二丁同時に放つと反動で後方に吹っ飛んで行った,同時にトムも見えない3斬撃を放つと1体は斬撃で,小盾ごと真っ二つになり残り2体は,光の弾丸を弾けずに押されて吹き飛ぶ,盾を失ったペギールストライカーに,更にエネーブルが吹き飛びながらペギールストライカーの身体目掛け撃ち抜くと,ペギールストライカーの鎧を貫通し絶命させた。
「あらよっと。」
空中アクロバティックでエネーブルは,吹き飛ぶエネルギーを緩和させながら着水し,神速を使い戻って来た。
「アナタ格好良かったわよ。」
神業の銃の扱いをし,妻ビオラの言葉に赤くなるエネーブル。
「新婚は良いよな~」
「そうですねマサさん。」
「拙者も伴侶欲しいですな。」
3人はエネーブル夫婦に触発される。
「この玄武の鏡盾は誰が持つ?」
「じゃあ僕が1つ。」
ペギールストライカーが持ってた大盾は,玄武の鏡盾と言う盾だが,魔法防御に反射や物理攻撃防御と回避率70%の恐ろしい盾だが,反射や回避出来ないエネルギーで吹っ飛んだだけらしい,トムの見えない斬撃のエネルギー質量は計り知れない。
「カシムかレイナードに後で渡すか,雪にも必要な装備もあるし。」
「鍛練サボって無ければ良いですな。」
千石さんが痛い所を突く。
「奥に何かうっすらと扉が見える気が。」
トムが暗い場所を見る,一行は先を進み防御だけ強敵だったペギールストライカー以外,モンスターすら現れなかった。
ガチャン
扉が開くと光に満ちた場所があり,大理石製の祭壇が遥か先に見えたが嫌な予感しかしない,何か変な音もするし部屋が広過ぎる,何かの結界柱もあるし完全BOSSとの戦いしか無い。
「…………これ何か居るよな。」
「確実に主が居るな。」
エネーブルと千石さんが警戒しながら,祭壇がある部屋に入るがビオラさんは扉と壁の間に居る?入るか迷ってるらしいがトムがBOSSを見付ける。
「マサさん諏訪岡湖のイカの,何か違うのが居ます。」
「何よあのデカイヤツ,デカイにも程が在るわよ。」
雅史は慌てて見に行くと,ゴーストシップだがこの部屋は潮の香りが強くする。
『アレは真・ゴーストシップですマスター。』
『前より一回り大きいな,色も微妙に違うな。』
今回の真・ゴーストシップは身体が薄い紫色で,頭に巨大なサザエを被りサザエには,魔法砲らしきのが12門あり巨大な砲塔が,砕けた帆船の間にサザエの突付きに似た砲がある。
「14門も砲が在るぞ,これは強そうだ。」
グオオォォォ!!
真・ゴーストシップの雄叫びと共に,12門の砲から水の弾丸が放たれた,さて雅史達の運命は?
「次回に続くぜ。」
「サトシ,まだ着かないの?」
「優姫頼むから,ブリッジに来ないでくれぇ~」
シャロ「何の用なのアリシア?」
アリシア「そろそろ協力してよシャロ。」
シャロ「………ゴメン忘れてた。」
『マサの傍に居ると,嬉しくって忘れてたわ。』
アリシア「まあ一緒に釣りに行く約束したし。」
シャロ「!?聞いてないわよ。」
アリシア「まあ昨日だからね。」
シャロ『後でマサに問い詰めないと。』
次回に続く。
身内が亡くなった為暫くお休みします,あと1作21時にアップします。
一応お盆開け辺りに再開しょうと思います。