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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
第4章 素材集めと宇宙(そら)へ
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水の神ウオルス神殿

遂に神殿に入りますよ。

雅史は進むと高い素材の敵に,久々の対戦であるをするが前回は殆ど,影豹(シャドーヒョウ)とバトルしてたしか記憶に残って無い。


「毛皮を駄目にやしないように倒すぞ。」


何かバカにされてるのか?トム達の方を見た後,ミリスタは余り美味しそうには見えないらしい,マルチロックで極悪顔の極悪タイガーと,黒い毛の虎柄なブラックタイガーの脳天を倒せるだけ全頭ロック完了。


「さて前回より更に強く成ってるよ,タップリ味わってくれ。」


空中に氷が精製が始まると虎達が突撃をして来た。


「甘い,アイスショト乱れ打ち!!」

『ロックしてるから乱れ打ちの意味ないけど。』


鋭い30cmの長い氷柱が50匹位のが次々に,虎達の脳天に突き刺さる,更に奥に向かって飛翔するアイスショト。


「私まで何で氷柱が追って来るのよ。」

「私に聞かれても困る。」


何故か縫い針最小位小さい氷柱が、,ミリスタを追う。ケツをチクチク刺しながら,悪戯ぽく追う。


「痛い……ちょ……イタタタタ,何で私まで。」


空中を跳び跳ねてるミリスタだが,虎はまだ奥から現れるが後ろのトム達は,かなりしつこくおかわり襲撃されてる,虎達の回収が始まり大量の高級毛皮が増産される。


「新しいもふもふ布団とか作れるな,ソファーも作れそうだな,四番目の場所も作りたいがいつか作るかな。」

「そんな事より走って来る音が,近付いてるのよ。」

『減らしきれなかったか。』


走ってやって来るオラオラ態度の極悪タイガーに,雅史はアイスショト展開と,十手を握り極悪タイガー達に向かい,神速で向かう。


「お前らにはどつきと,アイスショトで倒すだけだ。」


噛み付き攻撃をしょうと突撃して来るが,神速で壁を蹴りながら脳天に一撃を食らわす,頭蓋骨を砕いた感触がしてるので更に怯んだ奴等も,マルチロックしアイスショトで倒す,ミリスタも脳天に妖精の槍を突き立て倒す,何故かミリスタは途中で面倒になり雅史には避けられる,妖精キックを食らわせて居た………アレで倒せたらしい,体型影響かな?





その頃トム達は。


「雑魚のクセに沸いて出て来る,ゴキブリだよコイツら。」

「エネルギー交換が面倒だぜ,バズーカは巻き込むしまた貧血みたいに成りたくないしな。」

「群れの指揮官らしきヤツが居ない,何処に隠れてる。」


トムは影豹のボスは他の場所に居て,今分身体6体が群れと交戦中だが,今回の群れのボスはやや大柄のわりに逃げ足が早い,トムは更に4体追加するが雑魚達が何処からか援軍が来る,素早く10体倒しても補充される影豹だが,更に動きを加速し同時進行で減らすと,援軍スピードがダウンする。


「奴等の援軍が減って来たな,群のボスはまだ見付けられねえのか?」

「奴等は何処に居るのだ?」


エネーブルと千石は未だに捜す,が見付かる筈はない……トム分身と対峙してるからである。


「もうじき終わるよ2人共。」

「「?」」


トム分身は影豹を追い詰めて居た,もうヤツ以外見方は居ないし,倒した雑魚は回収されたらしく戦い易い状態。


「さっさと終わらせて本体に合流して,マサさんにご褒美貰お~」

「賛成」

「沢山の魚が食べたいね」

「特トロが食べたいよ。」

「仕上げだ行くよ。」


分身トムは四方八方から最後の攻撃を仕掛けた,群のボスは混乱してるのかキョロキョロとしてるだけで,対応出来て無い状態で同時一斉攻撃を仕掛けたら,目を回して居た。


「これて終わりだ!」


左右から顔に飛び蹴りを食らわせ,頭上から回転して勢い付けたかかと落としを食らわせ,最後は脳天に自在剣を突き立て倒した。


「数だけの敵だったね。」

「お腹空いたね。」

「早く本体に帰ろう~」


分身トム達は回収されたのを見てから,本体に戻った。



「援軍が来ないな,後は2匹だけか。」

「次は雅史殿の援護に向かおう。」


千石とエネーブルが喋ってる最中に,最後の2匹はトムに倒されてた。


「お腹空いたな~」

「「……………」」


おいしい所を,トムに持ってかれた2人だった。





そして雅史達は十手にアイスショト連発や,格闘技や闘気を放つ技で倒して。


「闘気波なのよ」


❪闘気波とは❫


体術・闘気技


闘気を纏い身体から闘気の波状攻撃を放つ,防御魔法や闘気や肉体防御には半減や防御されるが,防具貫通はする攻撃である。


極悪タイガーやブラックタイガーが吹っ飛んで行く,雅史のアイスショトとミリスタの闘気波で群がる敵を蹴散らす。


「疲れるわねコイツら。」

「豹よりはマシだ。」


スキルダンジョン地図には,この先に群が待ち構えて居るが,減らしてから向かいたいのでアイスショトを,リミッター解除しステルスを使いマルチロックをし,ボスだけに成るまで減らし続けた,ミリスタは闘気波でおとりと攻撃をしていたが,途中疲れたらしく挑発行動をして,虎達が群がってミリスタに攻撃してたが,高度があり届かないが前回のブラックキングタイガーとは大きさも,威厳や迫力が違うBOSSを見ると,キャナルが説明を始める。


『マスター,アレはブラックキングタイガーとは別種の,皇帝(エンペラー)ブラックタイガーです,つがいが居るハズ………もう倒してましたが,身体が大きい以外は普通のブラックタイガーと同じです。』

『何故にエンペラーなんだ?』


キャナルが更に説明する。


『レベル200以上のブラックタイガーが,風格や威厳が増した条件で,進化した状態を示しますが,エンペラーブラックタイガーも希少魔物です,通常のブラックタイガーより心臓が大きく,風と土属性の魔法も使う………』


キャナルが説明中だが,ミリスタに向けてエンペラーブラックタイガーが,ロッククラッシュを放って居た。


『………等の攻撃多数ですマスター。』


空中で風の刃らしきのを避けながら,ミリスタはロッククラッシュも回避してたが,一撃で倒せそうなので今回は,最初からリミッター解除して魔法を展開する。


「食らえ!フリーズ・デッド!!」


雅史に気が付いたエンペラーブラックタイガーだが,雅史に襲い掛かる途中で回りに寒い空気が現れ,異変に気が付いたエンペラーブラックタイガーだが,気付いた時には急激に身体が寒く成り,心臓の鼓動が弱くなり全身が凍え,エンペラーブラックタイガーはどうして倒されたのか分からず,倒されたのである。


「一撃で倒せれて良かった。」

「全部の敵に使えば良いのに。」


ミリスタは言うが即死耐性とかで,即死効果あっても確実な魔法ではないから,リミッター解除版でも今倒せて居ても次は通じるとは限らない。


「宝箱が降って………」


何か大量に金に初の白銀に虹色だが,フレームが白金の宝箱が複数降って来たが,危うくミリスタが宝箱の下敷き成る所だった。


「さて罠は…………先に虹色の白金フレームから行くかな。」


宝箱を開けると,不思議な魚の魚鱗ぎょりんの鎧と白金製アクアマリンの腕輪二つに,水龍王の槍と大剣と曲刀にアクアマリン魔法石数点,氷結精霊石の髪飾りに神鉄5tにミズンインゴット2tに,竜血鉄2tと七星弓(セブンズアロー)七星剣(セブンズソード)と,特殊系な物が入ってた。


七星(セブンズ)シリーズ武器編だな,弓は妖精の弓と同じ仕組みだけど,固有技の惑星砲(メテオシュート)流星雨(ミリオンシャワー)は何か,破壊力在りそう。」


何か言いたげなミリスタ。


「何で罠が発動しないのかしら?」

「罠が無いの開いたから。」


罠が発動しないのが気に入らなかったらしい,浅はかなりミリスタ。


「なかなか沢山在るわい。」

「また罠が在りそうだぜ。」

「トム達も合流したし,トム罠が在るの頼んだ。」

「お任せ~」


金の宝箱は金のインゴットや竜血鉄や,水神竜(すいじんりゅう)の加護の腕輪色違い12点や,賢者の石?が入ってた。


「白金の宝箱は新素材入ってたな。」


神竜血鉄(しんりゅうけつてつ)のインゴット10t位を手に入れたが,これも脳波や感性やオーラを増幅等に使えるが,試しに何かで試さないと使えない気がする,虹色の未知のレア鉄は説明書付きだったが,500kgしか無いので説明書を読んでから,後で用途を決める事にした。


「この水神竜の加護の腕輪?は,どんな効果なのかしら?」


ビオラさんの質問に答える雅史。


「水系や氷結攻撃に対する無効化防御と,海中や水中でも濡れないし息も出来るらしいよ。」

『水圧とかの厄介なのもコントロール出来たり,無効化も出来るらしいから,海溝とか潜れそうだ。』

「濡れないのは助かるぜ。」

「お風呂は良いけど,海とか毛がべたつくのわは嫌だから助かるわね。」


エネーブル夫婦は金と白金で竜の細工してあり,竜の目にアクアマリンがある黒い腕輪をエネーブル,ピンクのをビオラさんが腕に装備し,グリーンを千石さんトムはブルーをそして雅史は,スカイブルーを装備し千石さんに,不思議な魚の魚鱗の魚鱗を服の上から装備させた,不思議な魚の魚鱗の鎧は水の癒しの効果で,装着者を自動回復するが発動条件付き。


「この鎧は青い何かの魚類のウロコは,見た目より軽いな。」


此方も全ての水系や氷結に,雷系の攻撃無効化防御鎧で,何の不思議な魚かは分からないが,一種類のモンスターや魔物素材鱗では無さそうだ。


「本当に拙者が装備して構わないのか?」

「問題有りませんよ千石さん。」


グリーンの服の上に魚の魚鱗鎧は,何か何とも言えない感じではある,ミリスタも一応白の腕輪をしてるが必要だろうか?空とか飛べるし。


「さて回収も終わったし行こうか。」


【水の神・ウオルス神殿】


水の神ウオルスはこの星アクアアースの水を司る神であるが,アクアレーティアとは違うレベルの神である,ウオルス神は水生物全ての父と呼ばれて居たが,今や知るものは居ない……神の子である人魚族等以外。




雅史とトムを先頭に下って行くと,光が満ちた大理石尽くしの内部,ローマ彫刻調の大理石像はイルカや水瓶を持ったローマ風服装な女性,水瓶からは水が出ており中央の槍を持った,北欧神の様な神らしき大きな像に向かい,瓶の水が水路に流れておりその像の先に,通路が続いて居る。


「なかなか凄い場所じゃな。」


千石さんは像や神殿を見て感想を言う。


「ファンタジーの神殿は凄いぜ。」

「アナタ,私もこの異世界に来れてから,感度が止まらないわ。」


エネーブル夫婦の言葉に,千石は聞かないふりをして居た。


「色々な異世界の者が居るわね,あのハイエルフとエルフはべらせたイケメン野郎や,いつの間にか女が増えてる野郎とか。」


雅史に目線を向けるミリスタ。


「ハイエルフとか彼女にする野郎は,羨ましけしからんから何時か倒したいイケメンだな。」


ジト目で雅史を見るミリスタだった。


「どっちらに行くのだ?」


千石に言われ雅史は………


『ダンジョン地図には,遠回りをして行くルートと近いルートが在るが,両方共先の部屋1つが未知の部屋になってる,試練的な部屋かも。』


エネーブルもスキル地図で見てるぽいが,向こうは此方判断待ちぽい。


「左に私は行くよ。」


エネーブルは少し考えて。


「右はどうする?」

「拙者が行こうか?」


千石さんが行こうとするが。


「援護無しに一人で行く気ですか?」

「私も行こうかしら?」


ミリスタも着いて行くらしいが。


「やはり左に一緒に行こう。」


ミリスタと一緒は嫌だったらしい千石さん,結局全員左の遠回りルートを選択して進む,先へ進むと階段が在り下ると水が膝まで浸かる深だが,何の水の抵抗無く先へと進む。


「腕輪の恩恵は凄いぜ。」

「本当に濡れないわ。」

「うんうん。」

「色々解せん。」


濡れないのに喜ぶエネーブル夫婦とトム,不思議現象に解せない千石さん。


「飛べた方が楽なのよ。」


ミリスタは飛びながら先に向かうと。


「像ばかりしか無いのよ。」


人魚らしき上半身人間の美少女や美少年の像が,ハーバルドを掲げたポーズが続くが,途中オリハルコン製のイルカ像や,白金製らしきペンギン像があった,あからさまな罠があったのでミリスタも触らずに見ていた。


「この生き物は何じゃ?」

「見た事無い姿だが,ペンギンぽいな。」


どうやら千石さんはペンギンを知らないらしい,エネーブルは見た事あるらしいが,何か違うらしい。


「微妙にコウテイペンギンぽい,凛々しさだな。」


かかとで歩くポーズをしてるが,色が白金だけなので何とも言えない雅史。


『さて先に進もう…………あの像欲しいな,マジックポート置いて後で複製を何処かに飾ろう,コウテイペンギン風に塗装して。』


冠をしたペンギンとイルカが左右に在る場所を通過すると,ガタンと奥から音がすると水が増え水深が腰までに成る。


「今の音は水が増えた音か?」

「濡れないのは良いけど,後どれ位歩くのかしら?」


かれこれ左に進んでから一時間だが,判定不能の未知部屋までもう少しの場所である。


「この先にデカイ扉が開いてたわよ。」


先に見に行ってたミリスタが,目を輝かせながら戻って来たが。


「扉の向こうは?」

「何か破廉恥な姿のヤツが3体居たわよ。」


一応千石さんに精神防御アイテムを渡す。


「宝石の防具とは不思議じゃが,これは何の宝石何じゃ?」

「ムーンストーンて言う邪悪な攻撃を無効化出来る,手首に装着する魔法宝石防具ですよ。」

『精神系攻撃防御とは言えない,何となく拙者の精神はそんなアイテムで護られる程,鍛練は軟弱ではないとか言われそうだし。』


千石は手首に装着し雅史達のしんがりを歩く,そして千石は巨大な扉をみて圧倒される。


「この場所に来て素晴らしい光景だったが,こんな素晴らしい光景を生涯で何回見れるのか…………」


姿勢を正す男の人魚騎士が,地面らしき場所に剣を突き立てた姿の像が左右にあり,その像は威厳に満ちた騎士の姿を表して居た。


「凄い像だぜ,どんなヤツが作ったんだろうな。」

『たぶん神様だろうよエネーブル。』


エネーブル夫婦と千石は像に圧倒されてたが,その扉の先には三股の槍を持つ,胸に布が無い人魚が3体待ち構えて居た。


『マスター,アレは人魚ではなくモンスターのニンフです,破廉恥極まりないモンスターですが。』


何かキャナルが不機嫌な気がする。


『ニンフは魅了系精神攻撃等や,水魔法や三股槍を使って来ます。』


さっきからウインクしてるのは,魅了スキルか何かの精神攻撃してるらしい。


『シャロだったらメロメロに成りそうだが,モンスターごときには魅了される気がしない。』


ミリスタとビオラはニンフの行動に,なにやってるの的な顔だが。


「上半身裸の面妖な化け物,拙者が相手だ。」

「………ブフォ~」


千石さんは魅了はされて無いが胸に視線が行き過ぎである,エネーブルは鼻血出しながら倒れないで欲しい,まあボインに弱い2人なのであろう。


「アナタは私が居るでしょ。」


ビオラさんに叱られてるエネーブルだったが,ニンフの後ろから柄の長い巨大な斧を担いだ,き着ぐるみみたいなペンギンらしきの4体登場,その姿は寸胴だが頭は金髪モヒカンで極悪な目をしてる,体格は人間より一回りデカイペンギンだが,身体の色はほぼグリーンでお腹だけ白い。


「変なモンスターがまだ居るのか。」


鼻血を流しながら言う千石,シリアスが足りない。


「デカイ胸に興味は無い,私が全部倒す。」


次元武器庫から七星剣(セブンズソード)を取り出し,鞘から剣を抜き技名を言う。


「スターバースト。」


技発動と共に剣が光輝く。


「威力は分からないが,食らえ閃光一閃。」


剣を凪払いの様に振ると,剣から光速で放たれた光はニンフとペンギン擬きの?


『ペギールバスターですよ。』


を一瞬で斬り倒した。


「…………チート武器だなそれ。」


エネーブルが言うが技ポイント消費は,150Ptとそれなりに消費してる,固有技でも上位消費技である。


「色々な武器を持ってるのじゃな。」


前に渡した神鉄刀を見ながら言う千石さん。


「さて部屋の先に向かおうか。」


全員部屋に入ると扉が閉まり暗く成るが進むと,うっすらと壁から光が射すが前は見えないがいきなり,奥からシャチに乗った全身グリーンの鱗のに,目が真っ赤で水掻きもある爬虫類の様な半魚人が現れた。


『アレはレアボス魔物の半魚人ライダーです,魚等を操り攻撃して来ます。』


たまたま今回はシャチらしいがと見てたら,古代(エルダー)シャチとイメージ画面に出てたので確かにレアかも。


「また面妖な化け物が。」


千石さんが刀を抜きスピードを増すと。


「秘剣雲龍剣(うんりゅうけん)。」


❪秘剣雲龍剣(うんりゅうけん)とは❫


千石の剣の師匠である武蔵が編み出した技の1つで,武蔵流派の技は多数在るが,その技を全てマスターした弟子は未だに居ない。


一瞬で半魚人ライダーを倒していた,まるで雲海を進む龍の様な闘気で,いつの間にかシャチの上の半魚人前に居てそのまま,半魚人ライダーを払い抜け切りし半魚人ライダーは上半身が下に落ちて行くと,落ちた死体に頭を向ける古代(エルダー)シャチの餌になってたが,食べてる最中に千石さんに脳天を刺され絶命する,上に乗ってたのを忘れてたらしい。


「つまらん敵じゃった。」

「初めて千石さんの剣技を見たけど,アレなら盗賊達も倒せた様な。」


雅史の疑問に千石は。


「拙者は武蔵師匠の技をやっと,今回たまたま成功出来ただけじゃよ,まだまだ全てを使えてない,これ一技では師匠に及ばぬよ。」


シャチから飛び降り,神鉄刀の血を払い鞘に刀を収める。


「さて先に進もう,何か長い長方形な部屋だしまた,モンスターとか来そうだし。」

「だな。」

「何か試練ぽい場所じゃな。」


エネーブルと千石さんは警戒しながら進む,スキルダンジョン地図には反応は無いが,さっきの半魚人ライダーも目視で分かったから,何処から現れたのか不明である。


「何か足音が前方から聞こえるぞ。」

「何でいきなり気配が現れるのだ?」


どうやらスキルに感知出来ない試練らしい。


「また現れたぞ奇怪なモンスターが。」

『アレはペギールストライカーです。』


さっきのペンギン擬きに鎧を着て盾と剣を持った3体が,雅史達の前に立ち塞がる。


水の上をホバリングの様に,滑る様にやって来る。


「チッ面倒な敵だぜ。」


エネーブルが銃を持ち,交互に連射してヘッドショットを狙うが,バックラーみたいな小盾のペギールストライカーに弾かれる,どうやら飛び道具専用盾らしいが。


「ならロッククラッシュ!」


雅史は何もない場所から岩をだし,ペギールストライカーに放つが,鏡の様な大盾を持つペギールストライカーが2体前に出て,ロッククラッシュを防ぐ。


「そんなバカな!?」

「じゃあ僕の出番ですね。」


見えない斬撃を放つトムだが鏡の様な大盾に弾かれ,天井に軌道を変えられたが,威力が有ったお陰か弾いたペギールストライカーは後方まで吹き飛んで居た。


「解せない。」

「何故トムさんの攻撃だけ。」


文句を言う雅史とエネーブル。


「何であの盾を斬れないのだろ?」


吹き飛んだペギールストライカーが立ち上がり,再びやって来たので。


「トムとエネーブルで同時攻撃頼む。」

「今度は溜め撃ちするぜ。」

「次は3斬撃で倒すよ。」


エネーブルは少しエネルギーを溜めて,二丁同時に放つと反動で後方に吹っ飛んで行った,同時にトムも見えない3斬撃を放つと1体は斬撃で,小盾ごと真っ二つになり残り2体は,光の弾丸を弾けずに押されて吹き飛ぶ,盾を失ったペギールストライカーに,更にエネーブルが吹き飛びながらペギールストライカーの身体目掛け撃ち抜くと,ペギールストライカーの鎧を貫通し絶命させた。


「あらよっと。」


空中アクロバティックでエネーブルは,吹き飛ぶエネルギーを緩和させながら着水し,神速を使い戻って来た。


「アナタ格好良かったわよ。」


神業の銃の扱いをし,妻ビオラの言葉に赤くなるエネーブル。


「新婚は良いよな~」

「そうですねマサさん。」

「拙者も伴侶欲しいですな。」


3人はエネーブル夫婦に触発される。


「この玄武の鏡盾は誰が持つ?」

「じゃあ僕が1つ。」


ペギールストライカーが持ってた大盾は,玄武の鏡盾と言う盾だが,魔法防御に反射や物理攻撃防御と回避率70%の恐ろしい盾だが,反射や回避出来ないエネルギーで吹っ飛んだだけらしい,トムの見えない斬撃のエネルギー質量は計り知れない。


「カシムかレイナードに後で渡すか,雪にも必要な装備もあるし。」

「鍛練サボって無ければ良いですな。」


千石さんが痛い所を突く。


「奥に何かうっすらと扉が見える気が。」


トムが暗い場所を見る,一行は先を進み防御だけ強敵だったペギールストライカー以外,モンスターすら現れなかった。


ガチャン


扉が開くと光に満ちた場所があり,大理石製の祭壇が遥か先に見えたが嫌な予感しかしない,何か変な音もするし部屋が広過ぎる,何かの結界柱もあるし完全BOSSとの戦いしか無い。


「…………これ何か居るよな。」

「確実に主が居るな。」


エネーブルと千石さんが警戒しながら,祭壇がある部屋に入るがビオラさんは扉と壁の間に居る?入るか迷ってるらしいがトムがBOSSを見付ける。


「マサさん諏訪岡湖のイカの,何か違うのが居ます。」

「何よあのデカイヤツ,デカイにも程が在るわよ。」


雅史は慌てて見に行くと,ゴーストシップだがこの部屋は潮の香りが強くする。


『アレは真・ゴーストシップですマスター。』

『前より一回り大きいな,色も微妙に違うな。』


今回の真・ゴーストシップは身体が薄い紫色で,頭に巨大なサザエを被りサザエには,魔法砲らしきのが12門あり巨大な砲塔が,砕けた帆船の間にサザエの突付きに似た砲がある。


「14門も砲が在るぞ,これは強そうだ。」


グオオォォォ!!


真・ゴーストシップの雄叫びと共に,12門の砲から水の弾丸が放たれた,さて雅史達の運命は?





「次回に続くぜ。」

「サトシ,まだ着かないの?」

「優姫頼むから,ブリッジに来ないでくれぇ~」





シャロ「何の用なのアリシア?」

アリシア「そろそろ協力してよシャロ。」

シャロ「………ゴメン忘れてた。」

『マサの傍に居ると,嬉しくって忘れてたわ。』

アリシア「まあ一緒に釣りに行く約束したし。」

シャロ「!?聞いてないわよ。」

アリシア「まあ昨日だからね。」

シャロ『後でマサに問い詰めないと。』



次回に続く。









身内が亡くなった為暫くお休みします,あと1作21時にアップします。

一応お盆開け辺りに再開しょうと思います。

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