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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
第3章 異世界交錯篇
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ゴーレムとの戦い。

カシム達はレーティシア国からウロライナーを越え,聖ルーン騎士国に入り,カシムはエリーにエリーの家族を紹介された,ルーシエは父にレイナードを紹介すると,泣きわめかれた。


「パパは彼氏変わった何て,聞いてないよ。」

「師匠より近くに居てくれたのは彼…レイナードです,それに戦闘中に私を守ってくれそして,私の告白を受けてくれました。」


当のレイナードは苦笑い。


『僕は押し倒されて襲われたけど,しかも彼女に成らないと泣き叫ぶと脅されたけど………,ただ仲間を守っただけなのに……………』


女の子に弱いレイナードは強引に流され,いつの間にかルーシエと雪に押し倒された,しかも兄弟子は助けてくれないしルナリアも助けてくれない,あと異世界人?のユウナは爆発しろとか言うしと,レイナードは色々ありルーシエ達と付き合うと,少し疲れるが好きと言う気持ちを,ちゃんと向き合って言ってくれるが,一国の姫2人は荷が重いレイナードだった。一応師匠に拾われるまでの話を,王様達に話したら。


「大変だったんじゃなぁ~」


何故か王様に泣かれた………しかもカシム兄弟子や他の仲間にも………だがユウナはハンカチで鼻をかんでた,ルナリアは眠そうだった。


「彼はマサ師匠に凄い鎧を貰ってます。」

「鎧と言えばハルモニアの特殊全身鎧(スーツ)と我が国の聖勇者の鎧が有名じゃからな。」


ワクワクしながら雪とルーシエは,レイナードに期待したので仕方なく鎧を瞬時に展開すると,王様は顎を外した。


「………………」

「凄い子ね。」


王妃様は喜んで居た,やっとルーシエに恋人が出来たと,王様は固まったままだが,そこにお呼びでは無い人物が現れる。


「失礼する。」


謁見の間に黒騎士バーンが現れると。


「ヤツは何処だぁぁぁぁぁ!」


頭を抱える王と王妃とルーシエ。


「師匠は居ないぞ。」


カシムが言うとレイナードが言う。


「マサ師匠はこの前,竜王国に旅に行くかもと。」


レイナードはバカ正直答えた。


「居ないのか………」


ガッカリして退出した。


「アイツ何しに来たんじゃ?」


哀愁漂う背中が去って行く………


「今度こそ手合わせ出来ると思ったのに………」


黒騎士バーンは職務室に帰って行った,ルーシエとエリーは鉱山の街の討伐依頼を国から受け,ウロライナーとエルフの国エデルフリート国境にある,エルローに向かうと死霊が憑依したゴーレムに遭遇した。


「雑魚ゴーレムなら普通の格好で,ウィップソード改で倒せるはずよ。」


ゴーレムに向かい剣を伸ばす祐奈。


「行け!!ウィップソード改」


次々とゴーレムを倒すが,オリハルコン色のゴーレムに向かって,剣を鞭の様に操り剣を振り下ろすと,硬い身体に刃が火花を散らし,どんどんヒビ割れあっさり剣が砕け壊れた。


「…………あ………やっちゃった。」


脳裏には雷が墜ち,腕を組ながら怒る雅史が過る……


「ユウナやりましたね。」


ルーシエが呆れていうと,全員同意する。


「酷いよ皆。」

「僕の出番ですね。」

「拙者も忘れては困る。」


レイナードが鉄球を出し,凄い破壊力でゴーレムを破壊する,この頃影が薄い千石がゴーレムを居合切りで倒して行く。


「鉱山からでは在りませんわ。」


エリーが森から出て来たゴーレムを,指差す。


「どうやらアッチが本命だな。」


カシムは神鉄剣を抜き,金色のゴーレムや白金色のゴーレムを斬る,邪霊の気配にエリーとルーシエとルナリアが魔法を放つ。


「サンライトアローですわ。」


ルーシエが魔法を放てば。


「ライトフレアーですわ。」


更にエリーがその上の魔法を放ち。


「面倒だから太陽柱です。」


2人の攻撃を越える魔法を放つルナリア。


「「一人だけ大技出さないでルナリア!!」」


三人の魔法はゴーレムには効かなかったが,憑依した邪霊や死霊が浄化された。


「レイナード行くぞ,掃討だ。」

「了解ですカシム兄弟子。」

「だから拙者を忘れるな。」


祐奈は仕方なく魔法でゴーレムを倒して行く。


「爆裂ファイヤーボール……あと,エアーボール食らえ!!」


夕方には討伐を終え,オリハルコンや白金や金を回収,祐奈に師匠に届ける仕事を渡す全員,泣く泣く向かい雅史に土下座すると。


「前に硬い物には使うなと言ったよな,人の話を聞いてないのかな?」


夜で暗いのに更に天気が悪く成り暗くなる,寒い風が吹くと遠くで雷の音が。


「ごめんなさいごめんなさい,命だけは…………」


呆れる雅史に雷の音は消えるが,祐奈は何故かお腹が雅史の膝の上にあり………嫌な予感がする祐奈,今日の装備はミニスカ軽装備冒険者風。


「トム私が押さえてるから,アレ一撃ね。」

「かしこまり~」


トムがデカイハリセンを出すと,素振りを始めると祐奈は逃げようともがくが,雅史から逃げられない。


「やれ。」


スパーン


祐奈の尻に,フルスイングのハリセンが命中。


「ひぎゃぁぁぁ~!!」


この日祐奈は人生で一番痛い目にあった,だが次にまた治したウィップソード改2を,改2だから巨人にも通じると思い込み,だがウィップソード改2はまた砕かれた,正確には握り潰された,強度上がっても普通の魔物に使えとの言葉を,また忘れた祐奈は違うお仕置きが待って居た。


「ごめんなさい~」

「もう修理はしない,次はこのお仕置きだな。」


祐奈は言葉が出ないお仕置きを見る,ティアの共闘の時以上のお仕置き以上に,本能的にヤバいと警告するが逃げられない。


「アイアンメイデンとこちょこちょマシンと,未知のウナギ水槽とロシアン超激辛肉まん地獄と,あの暗い部屋とどれを選ぶ,選ばせてやるぞ祐奈。」


最初の二つとロシアン肉まんは嫌なので,ウナギは何か嫌な予感がするから消去法で,暗い部屋を選んだ祐奈だが,祐奈はこの後の記憶が無い。


「じゃあ暗い部屋で。」


雅史は無言で祐奈を連れて行った,翌朝目覚めた祐奈はルーシエ達に心配されてた。


「………アレ?いつの間に帰って………」

「さっきうなされてる声が,聴こえましたよ。」


そんなに大変なお仕置きだったのかと,ルーシエ達は恐怖した。


「私……何のお仕置きされたんだろ?記憶が………」


青ざめるルーシエ達,ルナリアはまだ寝てる。


「ルーシエは何か知ってる?」


知るはずがない,祐奈のうなされた声で帰って来てたと知ったからだ。


「私はあの暗い部屋で,どんなお仕置きされたんだろ?まあ激辛肉まんやアイアンメイデンよりましよね。」


ルーシエ達は怯えた,窓の外に宙を浮いてニッコリしてる雅史に,自分達は迷惑掛けない様にしょうと誓う。


「皆顔青いよ?」


飛んで来るカシム。


「師匠に何をしたんだ,稽古めちゃめちゃ厳しかったぞ。」


祐奈を見るエリーにカシムは察した。


「師匠から伝言,祐奈以外に新しい防具や武器を渡すから集合だと,あとルナリアを叩き起こせと言われた,早くしないとレイナードがたお…………」


窓の外を見て青くなるカシム,祐奈以外急いでレイナードの居る場所に向かった。


「何をあんなに慌ててるのかな?」

「まだ青いな………誰も拙者を忘れてるし,そろそろ一人旅するかな。」


まだ眠気が抜けない祐奈は二度寝したと,松平家に嘆願書を部屋に書きに向かう千石だった。


完。




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