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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
第3章 異世界交錯篇
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魔法図書館禁書庫奥へ

謎の存在が現れます。

雅史は使えないと聞いたロストシップがある,遺跡に昼過ぎに到着する,慌ただしい半日だったがロストシップか,サトシ解読不明な本を解読すれば突破口が在ればと来た。

外見は石造りの遺跡で何ヵ所か入り口が在る,入り口の数ヶ所にハルモニア兵が居て監視している,こんな大袈裟になる騒動て一体と雅史は思うが,先にスキルを使い最短で目的地に着くルートを,キャナルと精査して向かう事にした。

ついでにトムには,サトシが取り残したポイ宝箱回収に行って貰った,雅史は暇そうにしてる兵の入り口に向かい中へ入ると,鉄の床や壁に別の異世界を感じるが鋼材はまた違い,ロストテクノロジーではなく,この世界とは違う鉄で漢字は同じだが名称は神鉄(ゴッドメタル)らしいので,面倒なのでΝ神鉄(ニューしんてつ)と名付けた。


「後で剥がせたり持って行けるなら,手に入れて新しい武器の材料にしよ。」


ルンルン気分で奥に向かうと,嫌な予感がしスキルを使いトラップや罠を回避解除し,隠し通路に向かう。


「…………さてと。」

『お呼びではない冒険者数人が,後を着けてるが……』


外套のステルス機能を使い姿を消し,隠し通路に向かうと怪しい仕掛け壁を一部押すと,壁が消え下に向かう階段通路が出現した,ワクワクしながら下に向かうとさっき追って来た,ズル賢い冒険者達が罠に嵌まったらしく,何やら遠くから悲鳴が聞こえた,階段通路を下ると目的の場所にショートカットで到着,確かに骨組みみたいな物が在った。


「アニメの宇宙世紀の戦艦を小さくして,戦闘艦にした感じな骨格だな。」


作り掛け途中感満載過ぎるが,これもΝ神鉄が使われて居て設計図とか探せば造れるかもと,雅史は期待に胸踊らせ部屋のスキル地図で怪しい場所へ向かうと,サトシが言ってた本が大量に在る部屋に来た。


「………解読出来るな………ロストシップいや,世界の驚異に対抗する為の宇宙兵器らしいな。」


他の異世界から来た超魔法科学文明から,滅び去った故郷異世界を滅ぼした存在に対抗するために,色々なオプション兵器を積んだ戦闘艦を作ったらしいが,骨組みのロストシップはプロトタイプらしいが,魔力と精神力やオーラを必要とした兵器を,搭載予定だったらしいが魔法がなかった世界だから,兵器もこのプロトタイプ改善してた戦闘艦も,完成する事無く骨組みだけらしい。


「要するにこの世界なら,使える戦闘艦て事だな。」


部品や艤装ぎそうは最終機の倉庫に在るらしい,他にも本が有るがキャナルに検索して貰ったが,異世界に向かう装置は在るらしいが欠陥だらけで,しかも素材はこの星には無い。


「困ったな……まあ一応全て収納してと。」


雅史は部屋に在るガラクタ合わせた全てを,カバンに収納したらトムが現れたので,二人でスキルのダンジョン脱出を使い次の山脈の遺跡に向かったら,見知った子が居た。


「こんにちはマサさん。」


美少女なのに幸薄い魔法使いが居た,灰色髪にブルーの瞳に青いリボンで今日はツインテールにし,ワンピースみたいな魔道服姿のルリスティーナ事ルリは,前にこの子が仮加入して居た金持ちボンボンパーティーを,絡んできた冒険者達と地獄送りにした。あと色々助けたり,魔法を少し教えたりした。


「ルリちゃんは何故ココに?」

「マサさんに逢いたくて,ユウナさん達が来たこの場所に,昨日から待ってました。」


魔法を教えたりや魔法宝石の防具アクセサリー渡した影響か,ルリの雅史に対する好感度はシャロ並みである。


「私には恋人……いやもう婚約者が居る,それに助けたりしてるのは君がソロで居るから……私の責任だ。」

「マサさんは優し過ぎますそれに私,マサさんに恋人居るの知ってます………,それに私が,()()何処のパーティーにも入れない理由も。」


セーラを護衛してたパーティーで,祐奈以外で生き残れた冒険者だからである,雅史はルリに幸運を引き寄せる腕輪と守りや,防御力の高い魔法宝石をルリに渡した影響で,彼女は生き残ったがそれを良く思わない連中も居る。


「ルリちゃんは美人なんだから,それでも辛かったりしたらアーノルドを頼れ,アイツならまた私の拠点まで連れて来るさ。」


ルリの頭を撫で静かに泣くルリ,彼女を旅ハウスを出して客間に寝かせて,あとはトムに任せ雅史はスキルを使いサトシが子供の時に,ロストシップを手に入れた遺跡にまた短縮ルートで向かう。

遺跡は此方も同じく石造りの外装,サトシは1ヵ所しか無いとか言ってたが,雅史は力業で最短ルートをオーラソードで切り,中に入ると非常口らしく階段が下に続いて居た,階段は長く面倒なので瞬動を使い降りていくと,地下三階位の場所に広い広場………ラボらしき場所に到着,しかも広さはジャンボジェットや巨大な爆撃機が10台入っても,大丈夫位には広い。


「色々機械やクレーンや,船体固定座とか色々在るな。」


雅史は試しに船体固定の場所に,骨組みだけの骨格船体を置いたら電気らしきのが点灯して,小型の特殊そうなロボらしきのが動き始め,骨格船体を恐ろしいスピードで小型ロボが,外装や機材に艤装を施して行く。


「何か怪しげなコンテナとか,SFに出そうなブースターらしきのが見えたな。」


作業を眺めて居ると何故か今頃イメージ画面が登場,選択画面が登場した。


[レベル200にチャレンジ出来る経験値が揃いました,経験値を犠牲にレベル200に挑戦しますか?]


【YESレベル219・NOレベル199】


雅史は迷い無くレベル200越えに,チャレンジした。


【………レベル経験値が1部反映されませんでした。】

【レベル195から210に成りました,レベル10以上相当の経験値を犠牲にレベルアップ成功しました。】

【ステータス大幅アップ!】

【剣・大剣レベル15アップ!】

【刀・小太刀レベル11アップ!】

【弓・銃レベル15アップ!】

【杖・棒レベルレベル10アップ!】

【体術レベル25アップ!】

【火魔法レベル20アップ!】

【水魔法レベル15アップ!】

【土魔法レベル20アップ!】

【土魔法限界突破しました。】

【風魔法レベル35アップ!】

【光魔法レベル20アップ!】

【闇魔法レベル40アップ!】

【闇魔法限界突破しました。】

【精神魔法レベル35アップ!】

【精神魔法限界突破しました。】

【特殊魔法レベル80アップ!】

【オリジナル魔法レベル40アップ!】

【特殊・オリジナル魔法限界突破しました。】


ボーナス多い気がするのは,気のせいだろうか?ついでにトムのレベルを見たら………,もう追い付ける気しないな~と投げ槍な雅史だった。そのトムのレベルは?370オーバー,だが問題は300の前の?である,何か嫌な予感がした雅史だった。


「うげ………」


イメージ画面見てる間に外装が完成していた,なんかネェ○・アー○マにしか見えない。


「ハ○パー・メガ○子砲は見えないなが,何かヤバそうな砲が有るけど。」


まだ内装は完成してないらしいが,何か小さいロボが何か寄越せ的な,動きと共に空中浮遊する運搬車が登場。


「エーテル魔石の巨大なのを,欲しいのかな?」


何かくるくる回ってるので,試しに地や闇や光や火に融合エーテル魔石の巨大なのや,岩みたいな大きさのを載せると去って行った。


「設計した文明にもあったのかね?,エーテル魔石。」

「代用品よ。」

「……?」


振り向いても誰も居ない,雅史はゾッとしたがそれ以降声はしなかった。まだ掛かりそうなので旅ハウスに戻ると,ルリは起きて居て雅史を見るなり泣きながら抱き付いて来る。


「マサさんまた怒られそう。」

「今だけ………今だけ甘えさせて………」


無言で頭を撫でる雅史,ルリが落ち着いたのでお風呂を貸し,その間にロゼ達が帰って来た時用に新しいおやつを作る,チョコプリンとショコラパフェやショコラドーナツを,試作で作る……前は楽しみにしてたテラミスを,ルナリア達に盗み食いされて凹んでキレてしまったが,そのあとルナリアは二階と三階立入禁止にした雅史である。


「少し外に出て来るが,食べたら夕食抜きだからねトム。」


ギクとするトムだった。


ドーナツに浸けたチョコを固めてる間に,マジックポートで向かうと大体完成していたが,空中に何やら文字が表記されたが地球の字に近い,………イヤ日本語に近い文字で内容が表記されるが,居住区の区分や食料弾薬庫の割り当てにメインとサブコントロール室……ブリッジの席等の設定要求が開示された。


「弾薬庫や食料は被弾率低い場所かな,隕石やデブリの危険性有るし,武器は自動追尾式ガドリングレーザーは弾幕に必要だな,副武器設定までか………あとレーダー連動迎撃ビーム機銃システムと,マイクロスプリットミサイルや巡航ミサイルフレイヤーに震動時空弾道魚雷か,宇宙しか使えないらしいが強力なんだろうな。」


雅史はサブオプションを更に付けて,居住区も自分や家族が増えた時用や和室や洋室に色々分けて,畳に必要な大和イグサも渡し,再び地上に戻り固まったか台所に向かう途中,さっぱりしたルリと出会うが……何故こんな美少女を,蔑ろにするのか意味が分からない雅史だった。


「美味しいお菓子出来てるから,食べようか。」

「はい。」


二人で廊下を歩き台所に向かうと,ゲソを噛りながらおやつを凝視するトムが居た。


「楽しみにし過ぎだトム。」

「トムさんは相変わらずですね。」

「僕はただの猫精霊だからね,マサさんの作る食べ物はほっぺたが落ちる位美味しいから,ライバルが多い分待たないと行けないんだよルリさん。」


だが口のヨダレがカッコ付け食いしん坊台詞を,色々な意味で残念にしていた。


「では食べようかルリちゃん。」

「久しぶりです,しかも前と違う3種類………」

「甘いよルリちゃん。」


瞬間冷凍庫から取り出すカップを機械にセットし,ピンクとシロの渦巻きしながら皿に盛りスプーンとウエハースを付けて完成。


「ソフトミックス苺どうぞ,トムはバニラな。」


トムはデカイ口に結構な塊を入れ,食べた直後に頭を押さえてダメージを受けて居た,やはり精霊でも冷たいのを多量に食べると,やはり痛く成るんだなと見ていたがルリは,この世の幸せみたいな顔で,やっと明るい本来の彼女の雰囲気が現れる。


「苺のソフトミックスは,今回成功みたいだなあとこれもあげるよ。」


カップアイス苺とチョコとマカダミアの三点,やはり地球の高いアイスにはまだまだ及ばない出来だったが,コーラも迷宮に入ったので,自分が美味いと思う甘味を追求する事にした。


「こんなに,良いんですか?」

「問題無い,だが冷たい物だから溶けない物に入れてね。」

「前に貰った次元ポーチですね,あんな高そうなのよくくれますよね。」


トムは雅史を白い目で見る,トムは製作者を知ってるからである,たまたま出来た次元ポーチを彼女にあげるかと思ったら,罪悪感で渡してた雅史を少し心配するが,後でシャロとセーラに詰め寄られても知らないと,トムは思った。


「時間も無いし,もう一回見て来るかな。」

「…………」


何か寂しそうな眼差しのルリ,雅史はルリを少し待たせ再び向かうと,完成と出て居たが乗るのは後にして遺跡ごとカバンに入れ,食べるのを中断してルリを連れ出し小鬼の里に向かう,ルリはゴブリンと一瞬間違え怯えるが明るい鬼達が,水飴やらサツマイモの素揚げや新鮮なもろこしを渡してくる光景に,ルリも警戒心を解き子ども達と一緒に遊んで居た,善き母親か保育士に成れそうだなと雅史は思った。

ついでに言うとルリの今の服そは,現代日本人が見ると留学生の女子高生にしか見えない,白で統一したブレザーとスカートである,まあドラルーラでも通用するが……特にシャロの学校とか。違うのは薄い水色リボンと薄ピンクのYシャツ,あと水色系のニーソックスに,冒険者魔法使い標準装備のブーツ位だろうか?


「これは残さないとな。」


スマホを出してルリ専用ホルダーを作り,ブレザー姿のルリを撮り後でアルバムにして,ルリにプレゼントする予定だった雅史だが………


「さあ行こうかルリちゃん。」

「またいつか遊びを教えてね。」

「「綺麗なお姉さんまたね~」」


ルリを抱っこし一路元呪われた地にある,白鳳山の頂上にお目当ての鳥居前にやって来た。


「不思議な場所ですね。」

「まだ恋人さえ入った事無い場所に,招待するよルリちゃん。」


何故かルリに喜ばれたが,トムはやれやれ顔。


「魔法使いなら夢の場所かもね,弟子すらも連れて行って無いからな,トムは行った事有るが。」


何故かそれを言ったら,トムが準備運動を始めた………ミリスタをまた倒す気だ,またオセロで完膚なきまでに倒す気だヤツはと,雅史はトムを見てそんな事を思って居た。


「さあ行くよ。」

「はい,初めてマサさんと二人です。」

「ルリちゃん僕も居るんだけど。」


鳥居が100以上有りそうなをくぐり抜け,白い光を放つ転送陣に入り迷宮入り口に転送されると,光輝くオーブと札が3種類ある,どうやらミリスタも知らない第三の何かが在るらしい。一応ご丁寧に地図が在るが,今白鯨のお腹辺りらしいが歴史図書館と繋がってるが,尻尾の方にも部屋が有るらしいのでルリを抱っこしながら,オーブや鍵札をカバンに入れ気になる尻尾へ向かう。


「…………羨ましい。」

『彼女さん羨ましいな,大切な人にお姫様抱っこされるなんて,羨ましいな~……私はずっとされてたいです。』


ルリエスティーナは羨ましがった。


「マサさんなにか開けた場所に扉が。」


トムが仕掛けが無いか探すが,三つのオーブ鎮座させる場所と札が一枚入れる場所があり,オーブをルリとトムに任せ雅史は札をゆっくり差し込むと,オーブに光が差し込みその光が札に集まり扉が開くと,白い髭のオールバック爺さんが居た。


「何もないですね?」


ルリエスティーナは辺りを見るが,何も見えない。


「何か感じするけど,うっすらしか見えない。」


目を細めるトム。


『よく来た異世界の,大和神が見定めた子よ。』


何か嫌な予感がする雅史。


『嫌な予感とは失礼な,ワシはこの異世界を統括する神だ。』

『………と名乗る何かですよね,異世界には老人ホーム無いからな。』

『………後で大和神を説教だな。』

『私もその神説教したい,あの帝の発言についてじっくり。』


何か言いたそうなシルバー髪のオールバック神。


『世界に異変が起きて居る,勇者に成れば嫁を沢山……』

『嫁は自分で手に入れる主義なんで,それ嫌です和政に交渉して下さい。』

『なかなか強情だな,伝説の無敵の鎧や剣を授けるのに。』

『絶対それ,私が今探してるアイテムや魔法では無いですよね。』

『そうじゃが。』


あっさり言う老人に,雅史はハウスと言いたく成る。


『ワシに家は無いぞ,天界はワシの庭にして部屋じゃからな。』

『………引き込もって下さいお爺さん。』


ピクピクとこめかみを震わす自称神。


『じゃからワシはこの世界を統括する…………』

『やれやれ困った子だな,私が説明しよう。』


何か虹色の何かが現れたが,何か神ぽい存在と雅史は思うと。


『私は神であって神ではないよ,自由気ままな面白い人間。』


次にプラチナ色の人形が現れると。


『まだ終わらんのか?全て異世界の全ての人間の悪意が産み出した,破壊神のまゆを壊す人間探し。』

『………私はそんな話し聴いてませんよ。』


虹色の人物が言う。


『言っとらんし。』


普通に言うプラチナ色の人物。


『ワシ萱の外………』


拗ねるオールバック自称神。


『色々面白い人間,全ては君と相棒に任せたから……,プレゼントは何処に置いたか忘れたから,まあ探してくれ。』

『色々丸投げかよ,プレゼントなら置き場忘れるなよ。』


一言言って逃げる様に消えたプラチナ色の人物。


『私の作ったアイテムや装備と,ちょ…………上司が作ったスキルや便利アイテムや装備も,あの星意外にも在るから探してくれ,まあ異次元渡りもあのちょ……上司がもしかしたら,造ったかも知れないかも知れない。』


なかなか煮え繰り返らない返答である。


『君の活躍に期待する………,色々済まないが頼んだ。』


何か困ったフラグ立てられた雅史だったが,それはそこに居るルリエスティーナや,時空間に居る優姫やあと在る人物も異世界に向かう事に。


『シクシク………』


雅史は自称神を放置し扉を閉め,マジックポートで魔法図書館入口まで向かう,やはり扉の前にはミリスタが居たが様子がおかしい。


「何か高貴な存在を感じたわ。」


さっき逢った無責任ぽいプラチナ色の人物だろうか?それとも部下ぽい虹色の人物だろうか?まあ自称神では無さそうな気がする雅史。


「ミリスタはトムと再戦を望むか。」

「この可愛い生き物は何ですか?マサさん。」

「勿論再戦よ。」


目から炎が出そうなミリスタに,ミリスタを可愛いと言うルリを可愛く思う雅史だった。


「ちんちくりんを返り討ちだ。」

「トムは私に返り討ちにあってるが。」


だがトムは言う。


「セーラには手加減して負けて,シャロさんには怪しい行動しながら,勝ったり負けたりしてますよね。」

『良く見てるなトム,二人には手加減してるがイレイナにもだけど……リハビリにアリシアとも打つかな?』


フリーズするルリ。


「今セーラ姫の名前聞いた様な………」

「名前似た人物だよ似た人物。」


トムはしまった顔をしていた,困った息子であると雅史は思った。


「名前似た人物ですか,世の中には姿も似た人物が四人居るらしいですし。」

「異世界にも居るらしいぞ………」


ルリエスティーナに聞こえない呟きを言う雅史……,一行は魔法図書館に入りオセロを出して,ミリスタとトムの実力がハッキリしてるのに行われる,不毛な戦いはルリエスティーナも参戦する事に成った。

この参戦が仇に成る,ルリエスティーナだった。


「マサさん不思議な場所ですね。」

「魔法の書物が沢山ある,大半はロスト魔法だけどね。」


失われた魔法が日の目を見れる日が来たのは,雅史の存在が大きいがまだ使われて無かったり,奥を調べて無いロスト魔法もまだあったりする。


「あとあの白黒のは何ですか?」


ルリがオセロに興味在りそうなので,雅史は分かりやすく教えると,魔法の書物の読書休みに参戦すると表明し,ミリスタとトムがニヤリと笑う……カモだと判断したらしい。


「あの二人に虐められたら,私がアイツら倒すからね。」


頭を撫でながら言う雅史。


『何か良い雰囲気,私にもチャンス在るかも。』


ルリエスティーナは諦める事を止め,再びまだ見ぬライバルに闘志を燃やす。


『私だって,マサさんが好きなんだもの。』


そんな気持ちに気付かない鈍感野郎雅史。


「私は奥の書物に行ってるけど,お腹空いたらつまめる食べ物置いとくから,適当に食べてね。」


ルリエスティーナは棒に刺さった,バイエルンしか食べられない加工肉を食べたら,温かくて肉汁が美味しくて止まらずに全て食べてしまった,だがミリスタと呼ばれた妖精とトムは気にせず,オセロをしていたが分かりやすくトムが圧倒していた。


「私は先に書物を読んで,彼の隣に居たいから少し努力しなくちゃ。」


ルリエスティーナは,光魔法の書物から読み始めた。



雅史は歩いてる途中で,シャロから連絡が入る。


「今何処なのマサ?」

「白鯨禁書迷宮図書館でロゼちゃん達の帰還方法の,違うアプローチを探してる最中かな。」

『神みたいな存在に逢った何て言えない,シャロが驚き目を回すだけだ,信じないかもだが。』


神らしき存在は宇宙にも,色々アイテムとか在るとか言ってた事を思い出すが,悪足掻わるあがきはしたいから最後まで諦める気は無い雅史だった,宇宙へ行ってる間に事態の悪化は避けたいからだ。


「余り無理しないでね,疲れたら私が膝枕して癒してあげる。」

「やる気が上がるぞシャロ,帰ったらシャロとセーラ癒して貰うからね。」

「………私だけにしなさいよ~」


やはりまだ独占欲が強いシャロだった。


黒く重厚な扉を前に二つの札を出し,一枚が光り手から離れて発光すると,扉に吸い込まれ扉が開くと中に注意事項らしき黒い石碑が有ったので,部屋らしき暗いその先に進むと黒い石碑に書かれてたのは,注意喚起と注意事項だった。


「なになに禁書は,全て石板に記憶されて居るから複製不可,他者に魔法継承や教えは不可能……石板を触れた者のみ継承可能,魔力は標準1万の者のみ使用が出来る魔法しか在らず,この世界に在らざる魔法も存在するが使えるかは術者次第である,当館には脳の負荷には一切責任は負わない………」


まだ続く注意事項等最後には。


「当館を出ると再び証を取りに行かなくては成らない,トイレや仮眠や食事は指定された部屋で,なお石板破損は重大なリスクを後に負うので,雑に扱わない事を心して入館して下さい。」


雅史はやや怯むが,迷って居る暇は無いので向かう,大切な人達を救出する為に。


その頃ルリエスティーナは………


「トムさんご免なさい。」


トムに圧倒するルリ,机を涙で濡らすトム。


「…………この人間出来るのよ。」


ルリエスティーナはトムの敗因を話し始める,容赦なく何故初心者のルリに負けたのか,途中失敗した手を説明するとトムはルリを師匠と言い始めた。


「私は師匠ではありませんよトムさん,マサさんから色々教わりましたし,二人の対局は何て言うか………」


言い淀むルリエスティーナだった。


「成る程~次は猫精霊に勝てそうなのよ。」


悪い顔しながら目が光るミリスタだが,ミリスタは検討する以前の問題が有るがルリは言わない,何故飛べるのに盤全体を見ずに,勢いだけで進めるミリスタのやり方に。


「そう言えばマサはさっき,また不思議な家出してたけど,この結界内は時間が殆ど動かないから,生理現象で寝たりご飯食べたりする事をお勧めするわよ。」


青い顔に成るルリだったが逆に考えれば,雅史を追えば無限に近い2人きりを堪能出来るが………


「最奥は一回入ると出れないわよ,しかも扉が閉まってると証をまた取りに行かないと………,何で私知ってるのかしら?」


ルリは迷子に成りたくないので,追うのは諦め眠いので仮眠をしたいので,ミリスタに聴くと。


「この鈴あげるから,勝手に出入りするかしら,あと他人が触れると消えてもう使えなく成るから,分からない事は後でアイツに聴くと良いのよ。」

「………何人持ってるのですか?」


興味本位でミリスタに聞くルリ。


「マサ意外持って無いのよ,歴史上アナタが()()()()()()()ね。」

「……………」

『マサさんとお揃いマサさんとお揃い……』


ルリは喜び大切に仕舞い入り方はさっき雅史のを見てるので,ルリは一旦出て玄関でブーツを脱ぎ,雅史の部屋探し探検をする,自分の勘を信じ上に続く階段を目指す………。


「ここトムさんの部屋ね,マサさんのトムさんへの愛情が感じますね,私も好かれてもっと甘やかされたい。」


ルリは何かを感じ怪しい壁に手を当てると壁が動き,星空ぽい部屋が見えたので進むと,ルリはその光景に目を奪われる。


「何かは分からないけど,夜空みたいな星の輝きや眩しい太陽見たいな物や,あと大きな流れ星が綺麗………」


雅史がリクエストした天体リアルタイム部屋で,ルリは感度しながら自分が居る惑星の天体とは知らずに,宇宙の天体ショーに目を輝かせ眺める。


「何時かこの部屋の事を聴いて,色々教わりたいです。」


暫く眺めてからその先にある,扉を開くと恋人らしいリアルな2人並んだ絵が有った,金髪で手を繋ぎ不思議な花散る木の下での一枚,近くには旅ハウス版旅記録と有った不思議な物を触れると,セーラ姫にしか見えない女性や何回か泊まってる私の,最初に出会った頃の新しい魔法を教えてくれた時の絵まで,どんな方法かは不明だけど沢山の絵が動き変わる。


「………これルイーズちゃんよね,何で包丁片手にしてるのかしら?」


記録文字によるとロリコンではないのに好かれて,他の女と逢い引きは許さないと追われたと書いて有った。


「………ルイーズちゃんは見た目とは違って,結構思い込み激しいのね………」


他にも私がソロに成ってしまった経緯の罪悪感と,私の最初の印象や好意等も書かれて居た。


「出逢い方が違ってたら,私が二番目の彼女だったみたいだけど,異世界に帰った彼女の事を引き摺ってたのを変えたのが,今の彼女のシャロさん……私は彼女みたいに,マサさんを支えられるか分からないけど,私も甘えるだけじゃあなく支えたく成ります,あとロゼて子は私と同じ位置に居るけど私はマサさんと同い年らしいから,頑張ってマサさんに伝えよう。」


部屋を再び見渡すとベッドが有ったのでダイブすると,雅史の匂いはしなかったてより,ベッドの布団は何故か毎回使っても,誰の匂いもしないが,花の甘い香りや不思議と癒される香りがしていた。


「毎回洗ってるのかな?でも,何故かこの枕からはマサさんの香りが…………」


雅史専用抱き枕に抱き付くルリ,ルリはあることをしながらそのまま眠りに付く。





「次回に続くわよ。」

「これで僕の10勝目。」

「ギャア~」



和政「名前だけかよ,俺の出番来ない。」

祐奈「私の出番も下降気味よ。」




次回に続く











ミリスタとトムの不毛な戦いも続く。

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