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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
第3章 異世界交錯篇
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ブレイクタイム

ファンタジーでは無い異世界と交錯しますが,また色々フラグが立ちます。

雅史はバナージ王子やカシム達を迎えに行く前に,試しにカルミアの通信アイテムに繋ぐと,何故かロゼが出たので色々話した。


〘ロゼちゃん無事みたいだな,エルリーナちゃんも居るのか。〙


ロゼの話を聞くと今すぐカルミアを襲ったゴミを,塵も残さず燃やしてやりたい衝動に駆られた。まあ此方にも居たダークグロリスターと乱戦で死んだらしいが,またそいつらもロゼやカルミアに酷い事しょうとしてたらしい,よし今度アイツら見つけたら魔法の実験台にして滅ぼそうと,未だに怒りが収まらない雅史だった。通信を終え準備をし,新しい赤い細長い剣とバナージ王子体型に合う,全身鎧を意地悪く作ったてより魔法で錬成した。


「よし,シャロの絶対領域……素晴らしい目の保養の前に,迎えに行くかね。」


雅史は先に旅に出てるカシム達を捕まえる。


「師匠お久しぶりです。」

「クロイツ君には後で辛い話をする事になる。」

「父上が過労で倒れましたか?」

「バナージ王子とこれから,素晴らしい喫茶店に行くその後で話そうクロイツ君。」


ごくり


「「………素晴らしい喫茶店………」」

「祐奈やエリー以上の,美少女店員が居るぞ。」


クロイツ君は心揺さぶられた。


「あの祐奈以上………」


カシムは微妙である。


「?何故彼女の名前出るのですか?師匠。」

「後でエリーの家に送ってやろうか?カシム。」


頭を捻るカシム………エリーに春は,遠そうである。


「バナージ王子に合流するぞ二人。」

「「楽しみです……?」」


お忍びなのでバナージ王子には,同い年位の冒険者の格好をして貰い,そしていざベルフリーデンへ。


「着いたが,一旦外に出て貰います。」

「………何か女性の家の気がしますけど?」


クロイツ君が何やら気付いたらしい。


「私が彼女の為に建てた家だよ。(罪滅ぼしに)」


カシムとクロイツ君がフリーズして居た。


「アイツも居るのでしょう,元気にしてますか?」

「…………元気だが,まあ(うち)彼女(シャロ)スパルタだから。」


何かを察したバナージ王子だった,裏庭から少し裏通りに出てから,店の中に入るとフローラさんが居た。


「いらっしゃいませ~」

「いらっしゃーて,お兄さんかよ~今日は格好いいお兄さん連れて,何かするの?」


マイルちゃんは相変わらずである。


「いらっしゃいませ……てダメだよマイルちゃん。」

「いらっしゃいお兄さん,ケーキ下さい。」


メグルちゃんもマイペースだがしっかりしてるが,モニカちゃんは………


「コラ!モニカ,違うでしょ」


フローラさんに叱られた,モニカちゃんだった。


「「「お~!」」」


カシムとバナージ王子にクロイツ君は,フローラさんの笑顔に釘付けである,魔性の営業スマイルに三人は心奪われた。


「いらっしゃい~」


パンを運びながらモカも登場すると,クロイツは更に虜に………そこにカルミアさんの編集さんが来た。


「ブルーフラワー先生知りませんか?」


雅史は情報開示可能な部分を話した,絶望する編集美人さん。


「そんなぁ~カルちゃんがぁ~」


妖精のティータイムを渡し,飲ませて落ち着かせると。


「………忘れてたカルちゃん何時も,原稿書き貯め引き出しが在ったはず,見付かるまでは昔のデビュー前の出してでも,何とかしないと。」


雅史は疲れに効くタウリン等が入った,新作ハーブリフレッシュドリンクを渡した。


「疲れに効きますよ。」


カルミアさんの担当編集は,一気に飲み干し立ち上がると何処かえ向かって,走り去ったがカシム達はいつの間にか,フローラさんに案内されてテーブルに就いて居た…分かりやすい三人だ。


「フローラさん私は何時もの。」

「分かりました,何時ものメニューね。」

「「………え?」」


フリーズするバナージ王子とクロイツ君。


「…………」

〘妹と同じ名前なんだ……ドキドキして注文が……〙


同時にクロイツ君も。


「………」

〘フローラ姫と同じ名前,しかもお美しい……注文どうすれば……〙


「…………」

〘師匠が言った通り美人が居たが,このフローラて女性は美し過ぎる……心臓のドキドキが止まらない。〙


雅史は三人を見て,フローラさんの魅力は三人には早過ぎたか?とか思って居た。


「モニカちゃんあの三人に,モニカちゃんのスペシャルブレンド頼む。」

「ケーキ一つ貸し………」

「「「モニカ!」」」


フローラさんとモカさんジェラールさんに,叱られたのだった……いつもはモカさんが叱られてるのに。


「冗談です……。」

〘私の誕生日まで待てません,どうにかして食べたい。〙


どうやら雅史のケーキ食べる為なら,手段を選ばなく成って来た模様。


「モカさんのケーキ食いなよ,モニカちゃん。」


不満な顔で見るモニカは。


「お兄さんに胃袋掴まれました。」

「………マサちょっと。」


いつの間にか居た可愛い彼女(シャロ)の表情が笑って居ない。


「まだ私は注目のを食べて無い,食べ終わってから~」


雅史は手を引かれシャロの家に連行された,外には何故かセーラまで居て,悪い顔してるマイルちゃん。


「何か吹き込んだねマイルちゃん。」


口笛吹きながら知らん顔のマイルちゃん,いつか食べ物で泣かすと復讐を誓う雅史だった。


「マサ…………」


何か寒い何かを感じる。


「ロリコンではないとか言って,ついにモニカちゃんまで手を出す何て……」


わざとらしい泣き演技のセーラ。


「………今バナージ王子来てるよ。」

「そんな嘘………いえ貴方ならやりそうですねマサさん。」

「今王子て………」


青ざめるシャロ。


「王子二人に貴族を招待した。」


シャロがガタガタ震え出す。


「シャロお姉様,私も元王族ですよ。」

「セーラはなんとなく良いのよ,問題はフローラよ。」

「フローラさんに,熱視線の三人だったな。」


やっぱり的な顔をするシャロ。


「何故かモテ過ぎるのよ,前にファンタジアで変な男に絡まれた所を,大和か和の国の冒険者に助けられたて,手紙が来たのよ。」

「ふん~大変なんだな。」

「………フローラ助けた冒険者て,マサの様な気がするだけど……」


疑いの眼差しで見るシャロ。


「いちいち助けた人を,覚えてる暇は無いよ。」


大和神国で悪代官や商人に盗賊等から助けた数や,ハルモニアで初心者冒険者らしき魔法使いを助けたり,王都アクシズから東にあるハムやソーセージ等,生産が盛んなバイエルンて街近くで暴走した,豚達を眠らせたり色々している。


❪バイエルン❫


レーティシア国とウロライナー国境付近の街,豚肉や肉料理が盛んな街でレーティシア国の,加工肉産業の街である。

粗挽きウインナー等の屋台や加工食品が,冒険者等に人気だが最近の冒険者や旅人の失踪事件で,客が減少傾向にある。


「……またミートボール入り,ミートスパゲッティ食べたいな。」


じゅるりと影から聞こえたが,聞こえないかった事にしたが,シャロとセーラが何か言いたそう。


「まさか,バイエルンに行った事在るのですか?」


セーラが服を揺すりながら聞いてくる。


「まだシャロと出会う前に,トムと食べ歩きまくった。」

「………前にその辺りで私,視察中の養豚場でアクシデントにあったのですが,途中で暴走した家畜達が寝て大人しく成った事件が有りまして……」


何か言いたそうなセーラ。


「大変だったなセーラ。」

「本当に私見て動物が盛る何て異常でした。」

「「……………」」


雅史とシャロは微妙な空気に成った。


「……アレ?何で二人共微妙な顔してますの?」


シャロは聞かなかった事にして,雅史に言う。


「私をそこに連れて行きなさい,彼女命令よ。」

「…………シャロには量キツいぞ,私とトムはペロリと平らげたが。」


シャロのお願い攻撃に負け,王子達の接待終えて夕食にバイエルンに行く事を,シャロ達に約束した……セーラはお留守番だがいつの間にか居た,フローラさんも行くことに成った。


店に戻るとコーヒーに感動する三人が,しかもサンドイッチとか普通に食べて居た,どうやらモカさんの人懐こさに触発されたみたいだ。


「なかなか美味いサンドイッチだ。」

「城下町でも食べれない,凄く不思議な美味しさのパンですよ。」


興奮気味なクロイツ君に,優雅に食すバナージ王子と。


「たまに師匠が差し入れしてくれる,不気味なパンに似ているな………」


店の一角をみてなんとなく確信したカシムだった。


「まさか師匠………」

「マスターに頼まれてな,アレ作った犯人は………」

「犯人てなに?」


ココアパンを作り,見た目グロテスクなパンの製作者モカが,雅史のまえに麺棒らしき棒を持って現れた。


「さっきまで接客してたよね?」


冷や汗が背中に感じる。


「私の傑作パンを,また批判された気がしたから。」


笑顔だが目が笑ってないモカ。


「失敗作だろ,目のチョコとかイチゴジャムがエグい感じとか,フローラさんの改良ココアパンが人気だし。」

「そ……そんな~」


麺棒を持ちながらヘタリ込むモカだった。


「い……妹に負けるなんて…」

「姉のモカの尻拭いは,私に任せてね。」


何かモカさんの任せなさいポーズを,違う何かのエフェクト付きでするフローラさん,後ろから花とかのエフェクト出そうだった。


「「「惚れそう。」」」


三人は完全にフローラに魅了された,フローラさんお勧めを全て頼んだ三人は……,食べ過ぎてノックダウンした。


「会計お願いモカさん。」

「………フローラには負けないんだから。」


凄い速さで会計し一瞬でお釣りを渡すモカ,恐ろしい手際である。


「では三人を送って来るよ。」


他の客が見えない場所からマジックポートで移動し,バナージ王子の部屋のベッドに王子を置いて,ハルモニアのクロイツ君の部屋に二人を放置した,領主のハウゼンへの報告ついでだが,息子は食べ過ぎたので,エルリーナの伝言を父ハウゼンに届けたのだが……


「黒いローブに拐われたのは知ったが,まさかここではない世界に娘達が居るとは………,どうにかロスト魔法で助けられないか?」


どうやら奥さんのローリエさんは,娘が拐われ失踪により寝込んでしまって大変だったらしい。


「ロスト魔法は万能では無いので無理です,しかも謎の構造物が出現してるらしいですね。」

「今ユウナ等の冒険者に,調査して貰って居る。」


スキル地図には,ハルモニアに二つとベルフリーデンの精霊の森に一つと,王都アクシズの北上の森に一つ在るが,キャナルの分析不能の為調査の必要在りだが,先に滅入ってるこの男が先だ。


「まさかエルリーナが,結婚するかも発言をまた聞くとはな,あんなにユウナと言ってた娘がな…。」


雅史に向けて何か言いたいらしいが,雅史は聞いてはいないがいつの間にかアイテムを出していた。


「これは精神が楽に成るポーション,こっちは疲労回復ドリンクね。」


テーブルには蜂蜜色のポーションと,何やら甘く美味しそうな不思議な飲み物が,ハウゼンは誘惑に負け飲む。


「………戴こう。」


蜂蜜色のポーションは爽やかな蜂蜜風のポーション,何か心が落ち着くと次は何か泡が浮き上がる飲み物を飲むと,エールののど越しの様なシュワ~とした飲み物に感激する,しかもアルコールでは無いが身体に活力が沸くような,そんな感覚で飲み干す。


「もう一杯。」

「1日一杯しかダメな飲み物だよ。」

「ケチだな。」


どうして1日一杯かを教えた。


「……飲み過ぎると死ぬのか?」

「薬も飲み過ぎると毒でしょ。」

「………でもこの快感は病み付きに成る。」


仕方ないので調合して瓶に入れた,特殊な薬草入りエナジードリンクを,一週間分あげた。


「1日1本だから。」

「今日はまだ飲んで………」

「今飲んだのと一緒だから。」


困った男である,接待でお腹一杯で部屋にクロイツ君が寝てると教え,雅史はローゼン家をステルスモードで去りハルモニアギルドに来た,そしてクマに口説かれて困ってたルリーナに捕まる雅史。


「何で私の腕に抱き付くですか?ルリーナさん?」


意味深に腕に抱き付くルリーナ。


「アーノルドさんに見せ付ける為です。」


地団駄を踏むアーノルド。


「何故コイツがモテて,俺はモテないんだ。」

「知らないよ,あとルリーナさんとは恋人でも友でも無いし。」


うるうる瞳でルリーナが。


「マサ酷い………私とは遊びなの。」

「………冗談とアーノルド避けにしては,冗談キツイですよ。」

〘あのうるさいヤツの手下ですよね,あと親しく無いですよね……あとこれ以上彼女は要らない,可愛い彼女が三人居るからね,まあロゼちゃんは保留だしカルミアさんの帰還出来るか次第では,此方から迎えに行かないとな。〙


何か言いたそうなルリーナ。


「私冗談何て………」

〘彼は私に言い寄って来る男とは違うし,安心出来るのよね……何か陽だまりの様な温かい何かを感じるし。〙


シャロとカルミアに,新たな好敵手(ライバル)が現れた。


「離れろー」


サトシは雅史からルリーナを離そうとしているが,何か外から地響きが。


「アーノルド見つけ………」


ギルド入り口には,三毛猫着ぐるみパジャマ姿の残念祐奈が仁王立ち状態で居たが,雅史とルリーナを見て。


「乙女の怒りのパンチを食らいなさい。」


ルリーナを抱いてあっさり回避すると,カウンターに突っ込みギルドの一部を破壊した祐奈。


「逃げる何て卑怯よ。」

「そうだぜ,お前は祐奈に殴られとけ。」


無茶苦茶な二人である。


「普通に避けるだろうよ。」

「普通の冒険者は避けられませんよ。」


ルリーナさんが赤い顔しながら言う。


「また節操無く………許せない決闘よ。」


だが雅史は祐奈に言う。


「まず器物損害を弁償しろよ祐奈。」

「「「うんうん」」」


ギルド職員全員から頷かれた祐奈は,しぶしぶ壊れたカウンター等を祐奈は魔法で修復する。


「…………男性に抱っこされるの初めてだけど,なかなか良いわね。」


我に帰った雅史はルリーナを下ろし,この頃出現した物の情報を聞くと,ルリーナには分からないらしいがサトシに外に促された。


「知りたいなら,ピザかビールくれ。」


仕方無いのでピザを渡したら,サトシから平然とこの頃現れた物を言う。


「アレは俺が居た世界の,ロストテクノロジーとか色々ある遺跡だが,昨日嬢ちゃんと行ったのは昔俺がラムタラ………ロストシップがあった遺跡だな,懐かしい遺跡が来たもんだぜ。」


サトシに今朝の通信内容を話した。


「ヘェ~相変わらずトムは女たらしか,しかも俺がこの異世界で数年経ってるのに,アッチは半年位かよ。」


どうやら飛ばされた時に,時間や時空間が歪み違った時間に来てるらしい。


「しかもお前さんの身体の中身,結構見境無しのスケベらしいぞ。」

「羨ましけしからんヤツみたいだな。」


だがサトシも結構な変態野郎だったりする。


「……今誰かにけなされた気がする。」


変態サトシのクセに感が良い。


「誰が変態サトシだぁー」

「いきなり情緒不安に成るなよサトシ。」


情報を得た雅史はハルモニアを後にし,夕方に成り仕事が終わった()()を連れて,夕食に向かった。


「この店だなトム。」

「マサさんにリベンジです。」


シャロにフローラさんと,ついでにモカさんも居る。


「この街の屋台は興味深いねフローラ。」

「新作パンいけそうねモカ。」


肉詰めを見て構想するが,地球にはもう在るからねホットドッグ。


街の定食屋感がハンパない,食堂レストランエレノーラに入る,やはりこの頃の事件で客はほぼ居ないので貸し切り状態で,少し奥の大きめのテーブルに付くと厳ついおばちゃんが現れた。


「前のリベンジだよお客さん,今日は彼女連れてかね。」

「二人は私の彼女の友ですよ。」


モカとフローラは聞いてない,料理にワクワク感がハンパない。


「注文は前回の,ミートボール入りスパゲッティかね?」


リベンジに燃える小太りのおばちゃん。


「今回は8人前とフランクフルトと,あと粗挽きフランクと名物サラダとか彼女達三人に。」

「あいよ,名物サラダ三人前に粗挽きフランクと普通のフランクに,スペシャルスパゲッティね。」


注文を書くと厨房に向かって行ったら,何故かフランクフルトと揚げたてポテトフライが,テーブルに置かれた。


「前に聞いたポテトフライ,お陰で収入減る前に儲けた分で今店が続けられるからね,まあ()()()()()()沢山食べておくれ。」


話が違うとトムは雅史を睨む。


「話が違うわねマサ。」


シャロからも睨まれた。


「「これ美味し~ぃ」」


だがメンフィス双子は通常運転で,先に食べていた。


「あいよ粗挽きいつもの量だよ。」


スパイス香る粗挽きフランク,ケチャップを皿に出しケチャップを付けて食べる。


「堪らんな~このピリ辛にケチャップは。」


シャロとモカが引く。


「「辛いんだ……」」

「私も~」


何も付けずに食すフローラ。


「このピリッとした辛さも美味しぃ~」


ナイフとフォークを使い切り,恐る恐る食べるシャロだが不思議な顔される。


「なかなか美味しいわね,辛いけど食べれなくは無いわよ。」

「確かにピリッとするけど,肉汁とか美味しいね。」


モカも気に入ったらしいが,二つ目食べようとした二人の前には,もう粗挽きスパイス入りフランクはなかった。


「まだまだ足りないな。」

「マスタード付けてでもいけそうね。」


雅史とフローラで間食し,唖然とする二人だった。


暫くするとメイン第一ラウンドが来た。


ドンと置かれる巨大皿。


「スペシャルスパゲッティおまち」


トムと雅史の激戦の始まりである。


「今日こそ僕が全て食べる。」

「やらせるか!」


二人はスパゲッティを,アッと言う間に平らげるタイミングで,おばちゃんが二人同時に巨大皿を他の店員に運ばせる。


「前の時の二人のペースより早いですよ。」


美女店員がおばちゃんに話す。


「リベンジに成らないペースだよアンタ。」


厨房でコック二人に指示しながら,亭主がスピードを上げる。


「今回は負けるわけには。」


名物サラダをシャロ達に出た後は,コック二人も加勢するも食材尽き今回も惨敗だが,トムと雅史の勝負はやはりまた引き分け。


「スパイス増量の粗挽きフランク四人前追加。」

「僕はフランク六人前追加。」

「その追加で10人前。」


まだ張り合う二人。


「私もスパイス増量フランク追加で。」


サラダを食べ終わったフローラも参戦。


「何であの三人,あんなに食べれるの?」

「フローラは美味しい食べ物には,たまにああだよシャロちゃん。」


シャロが食べ終わった頃に,雅史はお持ち帰りフランクを大量に入れて居た。


「次は食材が尽きる前に勝つよ。」


おばちゃんはリベンジに燃える,会計を終えて次は更にスパイスが効いたフランクの店に,雅史は久々により大人買いをして行く。


「2週間ぶりだな兄ちゃん,兄ちゃんに頼まれた更にピリッとしたスパイスセット渡しとくぜ。」


頼んだスパイスも手に入り,唐揚げやチキンにスパイス足して,コンビニのピリ辛唐揚げかフライを再現を目指す雅史だった。


三人を郊外からシャロの家に送り,バータイムにそのまま向かう足を止められる。


「何処に行く気よ。」

「バーだよシャロ。」


何か言いたそうなシャロ。


「シャロはお腹一杯なんだから,ゆっくり休みなよ。」


なかなか袖を離してくれない。


「明日休みなんだろう,色々話は明日な。」


何とか離してくれたシャロを抱っこし,部屋まで運ぶ……あとモカ達は家に帰ったが,拗ねたモニカの機嫌を何とかするのに大変だったらしい。



「次回に続きますよー」

「モニカ機嫌直してよ~」

「辛いお肉の食べ物食べて来ただけだよ~」

『主にフローラとマサさんがだけど,それでも美味しかった~。』


顔が蒼白になるモニカだった。



バナージ王子「運命の女性にやっと会えた。」

フローラ姫「お兄様,お姉様に会いたい。」

バナージ王子〘父上に聞いてからだな,一応セーラは行方不明に成ってるからな。〙


次回に続きますよ。










次回は久々ルーシエとストーカー騎士登場予定。

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