アリシア
シャロの前に誘拐された少女の話し。
私はアリシア・エーゲル、この頃紅茶喫茶飲み歩き友達のシャロがバイトで忙しく、私は学園以外で会えないのが寂しい……、私は噂で聴いた怪しいお小遣い稼ぎに手を出した、しかも妹のお古ともう使わない母のショーツを黙って、怪しげな店に売ると大金が手に入り、シャロとまた巡れるよう貯金をしてたけど、私は何故か標的にされて居たらしい。
また母が何故か色っぽい凄いのが沢山ある,使い古しのショーツを持って店に売りその帰り道、私は路地裏に連れ込まれて薬品を飲まされ、意識が無くなる………何か酷い事をされたけど記憶が白濁して、何か世界が歪んで見えた……
『私は………今何処に居るの………お父さん………お母さん………そして亡き弟のエイツ………そして心配なエレン………』
次第に身体がぼろぼろに成り、何故か分からないけどもう誰にも嫁げない身体に成ってる、そんな感じと何か感覚が無くなって行く。
『気持ち悪い男の声と、口に何か入れられ流し込まれる………気持ち悪い………、何か嫌悪感しか無い』
「あり……しあ……ありし………あ………おき………また………いく……」
親友の声が聞こえた気がした………
「大丈夫……治療は済んだけど、後は彼女の意識だけだよ……たぶん……」
何故か分からないけど、身体が楽に成ったでも何か、暗い底に沈んでる感覚がして、何故か起き上がれない……。
「今日の治療も内密に、残念眼帯はうるさいですから」
「私の上司なんですが……妻は病んで倒れて……アリシア早く目覚めて、私に笑顔をまた見せておくれ………」
「………まだ他にも秘密で治療してたりしてるので、一人まぐれで生き返ったし」
「え!?」
(え!?、人て生き返れるの?)
「今のはご内密に、本当ならタイムリミットオーバーで、蘇生出来ない人間が、執念か魂が強く残ってたり状態がたぶん良かっただけですから」
(それでも蘇生出来るんだ~、シャロに教え……私はどうしたら目覚められるのだろう?)
そしてまた時が流れると…
(何か唇に柔らかい感触が……何か恥ずかしい………何か舌に感触が………)
「ゴメンよ君のファーストキス………いや違うか、事故だと思ってくれ………バレたらまた、機嫌取らないとな………今の試作の栄養剤飲ませたけど、顔色が少し赤い様な………少し手が動いたね、後は君の意志だよ……確か……アリシア」
何故か指が動いたアリシア、起きたいけど何故か……。
(何……何か心がざわめく………)
「聴こえてそうな気がするな………早く起きなよ、赤毛の可愛い眠り姫……」
(!?)
「何か恥ずか台詞禁止だな……何か調子がおかしいな?」
(何か私も恥ずかしのですが!)
また違う日……
(何か舌に前に感じた何か? 唇に感触が……てこれ!)
「おとぎ話なら目覚めるかもだが、生命維持も大変だな……ミリスタに他のポーション無いか聞いてみよう、図書館も調べて栄誉剤の薬草調べるかな」
(ミリスタてなんですか?)
「あの妖精雑貨屋店長はチョロいのか、面倒くさいのか分からんな。」
(………妖精!?)
「回復したらシャロに内緒で連れて行くよ、聞いてればだけどね………妖精にも会わせてあげるよ、美少女眠り姫さん!」
(!?シャロて今の言った! あと妖精にとても興味ある、シャロに内緒で連れてって)
「………やっぱり聴こえてそうだな………血色良いし……でも早く目覚めさせないと、肉体の負担が……」
雅史は更に指が動いたのを見たが、目覚めない原因が分からずに居た、だが後に見落としと気付くのはまだ先である。
少し時は進む、何か懐かしい香りがする。
(………私は忘れられたのかな? お父さんかな? 手が暖かい………ちょっと熱いよ……ねえ誰? 熱いよ……)
「起きないわね………私のマサは例え親友でも、譲らないから………でもアリシアなら二人で…………でも密会は許さないから」
(あれ? 性格変わった? 何で私に嫉妬してるの? あとマサて誰?)
「この頃ロゼまでマサを狙うし、女の子助けて過ぎなのよ……アリシアと一緒に助けた女性から、ラブレターを私に預けるし………浮気は許さないわよマサ………」
(何か親友が怖いのだけど……目覚めたら、また勉強写させてね…)
「勉強写させないから、早く起きないと私は先に恋人と……」
(え!? シャロに恋人? え!? 恋人? え~!? 今大学行かないとか聞こえた様な………あと結婚!? 状況が分からない???)
混乱するアリシアだった………そしてシャロが帰り少し経つと、状況が変わって来る、物影に隠れてたらしい人物が来る気配がした。
「シャロにバレそうだな………バレてるよな………」
(私暗殺されそうな勢いだったよ、あの熱いの何だったんだろ?)
「熱いヤカン持って……」
(………私の手に有った熱いのて……)
「まあ軽い冗談は後にして」
(そのジョーク洒落に成らないよ)
手と顔がピクピク動いたな、反応はしてるのに目覚めない不思議、また調べる必要有りそうだが………またくシャロは……
「……アレを持って行って、何処え行ったんだ? アレは冬に使う物なのに、服やコート様に試作で作った…」
(それ詳しく……)
そしてまた時間が流れる。
「アリシア先輩、久々に来ました………ごめんなさい………ごめんなさい……助けられなくって………何回謝っても謝りきれないです、それにまだ目覚めないのアリシア先輩だけです……」
(謝らないでロゼ………貴女の責任じゃあ無いから……、お母さんのパンツ売った罰よこれは………まさか売ったのバレて、お母さん倒れたの?)
どれ位時が経ったのだろう? 何故か分からないけど………
「すみません………まだ媚薬の毒が残ってたみたいです、しかも精神系の毒の………目覚めないはずだ………目蓋が動きましたよ」
「アリシア………アリシア………」
目を覚ますと父が泣いて居た、近付くには異国の姿の冒険者聞き覚えのある声。
「…………………」
(何で声が出ないの? 何で私の手はこんなに痩せてるの………どうして骨が見えそうな腕なの………、そして何故お母さんは居ないの?)
異国の冒険者がゆっくりと、何か甘い物を飲ませてくれた。
「また何かあったらロイドマスターに言って下さい、私の大切な人の親友ですから、何時でも助けますが………眼帯中二には内緒ですよ、いつも惚けるの面倒だけどあのオッサンは、今親子喧嘩中なんで肩入れしたくないのでね」
「娘が目覚めたと知ったら、倒れた妻も回復するはず」
「ならこのポーションをまた差し上げます、お代は娘さんが親友に笑顔で再開する事、あと娘さんにも有効のはず続け…飲ませてあげて下さい、これで身体の病気や異常は全て完治してます、体調が戻ってから娘が治ったと残念眼帯に言えば良いですよ、これはある方からの見舞金……復職が難しい時は、ロイドマスターに言って下さい……私が裏でバックアップします」
(今飲ませ続けてて言わなかった? )
何か思い出しそうなアリシア、寝てる時に唇に感触があった様な……と。
「………助かります……ありがとう………ロスト魔法を使う冒険者」
(私はまだ知らなかった、私のこの後の生涯に親友と彼とハチャメチャ後輩のロゼが、私の生まれ変わった世界に色をくれる事を、そして親友が後の仲間であり生涯の大親友にも成った……シャロに内緒も多いけど)
私は学園に通える位には体調に成ったので行く事にした、筋力の回復や体力の回復の為にリハビリもしてる、今はまだ車椅子生活……何か見た事無い機能有るけど、………魔力もリハビリが必要らしいし。
(復帰後勉強は写させてくれなかったけど、復帰したら何故かうるさかったレキリアが居なかった、噂では一家揃って死刑にされたと噂で聴いた………、またレキリアと面倒だけどまた言い争ったり、レキリアをからかって冗談言いたかったのだけど、あとこの頃親友が目覚める前よりグレードアップして美人に成ってるけど、また彼に会いたいな~)
「アリシア………後で話があるの……私以外がね」
モジモジしながらシャロが言う。
「……私まだリハビリ中なんだけど………またノート………」
「貸さないわよ………欲しければ早くリハビリ終わらせなさいよ、マサが造った車椅子押すの大変なだから~、マサが居れば………コレ便利機能無いのかしら?」
即答で断られたアリシアだが、アリシアも便利機能をシャロには言わない。
「何か前よりケチだよ………? マサ? ……」
何か引っ掛かるアリシア。
「ケチじゃあ無いわよ、私はアリシアを認めても誰も認めなければ無理なんだからね………マサが押し切りそうだけど」
『??? 宿題の事だよね? あれ?』
頭を傾げるアリシアは言う。
「?? 何のツンデレ?」
「直ぐ分かるわよ」
会話が噛み合わない。
(単位はギリギリだけど、特別処置してくれるらしいから、シャロと何とか卒業出来そうだけど、今年は夏遊べなかったな………大学は行かなくて良いや…………婚活しようかな~)
だがこの後シャロの新しい家に行き、腰を抜かし更に助けてくれた冒険者に再会してそして………私は不思議な位の肉体の回復を果たす、あのお肉美味しかった……
アリシアは歩み出す、長いそして暖かく背中を推してくれる誰かに向かって………
アリシアは走る……周りは白い銀世界…………ピンクの花びらが風に雪と乱舞する、アリシアは桜の木の下でイチャイチャしてる二人に向かって走る、シャロが何か阻止してる気がするのは気のせいかな?
「二人だけズルいよ………私だって………」
(本当ズルいよシャロ……私だって甘えたいのに………私やっと恋人に成ったのに)
振り返る二人が待つ………大切な命の恩人にして……近い将来の旦那様………と親友………のはず………父は復職せずに新しい仕事を始めた……しかも前職より稼ぎが良い。
「アリシア先輩には負けられない………」
後ろからはうるさい後輩が,いつの間にか来て居た。
(ロゼ,いつの間に………遠慮しなさいよ、毎日セーラとエルの三人で独占し過ぎよ)
何時かの未来に続く………
アリシア「私の話短いよ作者」
オッサン「………出番未定です」
アリシア「増やせよ……私可愛いでしょ」
オッサン「可愛くても出番作らないと無理です、赤毛お嬢様系美少女でも無理です」
膝を抱え拗ねるアリシアだった。
何時か合理するかも知れない話し