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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
第3章 異世界交錯篇
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白鯨禁書図書館迷宮の散歩デートと,新しい装備とアイテム。

色々動きだします。

ミリスタに案内され向かった先には,歴史図書館の最上階から見える,白鯨が吹き上げるエーテルの結晶風景。


「綺麗………」

「好きな人の隣で見てるから,ロマンチックです。」

「………飛んで見る風景とは違う,なかなかの光景だな。」


三人は暫くたまに吹き上がる,光に反射しながら空に舞う結晶を見続けた。


「次行くわよ。」

「次も期待出来そうだな。」

「カルミアさん居ないは残念ね。」

「仕事モード入ってるからね。」

「だから私達を置いて行ったのですね。」

「あの場所で書きそうだったからね。」

「「確かに……」」


ミリスタに付いて行き外に出てまだ行って無い,白鯨の頭部の方へ行くミリスタ。


「空の上なのに,息苦しくも有りませんし暖かな所ですわね。」

「結界が在るからねあと外と中の時間は違う。」

「「え?」」


言うのを忘れてた雅史だったので,色々説明さした。


「マサはたまに抜けてるから困るわよ。」

「この中なら沢山イチャイチャしても,帰ってもバレない素晴らしい所です。」

「私が追い出すかしら。」

「やりかねんなミリスタなら。」


セーラの思惑はへし折れたのだった,頭部に近付くに連れ甘い香りが漂って来る。


「調合と果樹の香りだわよ,前に渡したベリーが成る大樹はアレよ。」

「アレ私の知識とは違う成り方だな。」


ミリスタの仲間が実を収穫している。


「地上以外のは私達か,実が大きいのは蜂達が収穫してるかしら,前に持って来たレモンだっかしら?アレも,白鯨のエネルギーでああなったわ。」


ミリスタが指差す方には,渡した時とは完全に違うレモンの木があった,しかも実が付いてて実の大きさもラグビーボールに成ってた。


「なんで巨大化してるんだ?」

「頭部は図書館経由で管理してる影響かしら,彼処の論文や秘術に改良とかの選択を,白鯨の判断でやってるぽいのよ。」

「隣のレモンは普通サイズだが,房みたいに成ってるし。」


雅史はまだ調べ尽くして無い文献漁りを,冒険終えて農業する前に読み漁ろうと計画する。


「冒険後の計画も増えたな。」

「冒険者引退するのですか?」


不思議そうに聞くセーラ。


「元々趣味の畑とか作る為に,世界回って種や木を採取して理想の田畑や果樹園を作る予定だよ,まあ冒険者は続けるけどあくまで魔物やモンスターに,植物を活性化させる種類のを討伐して,肥料にしたりとか考えてる,最終的に………」


頭上の宇宙(そら)を見上げる雅史,誰も居ない惑星探しや,宇宙旅行冒険もしてみたいとも思って居る。増えた大切な人を連れて,トムと大切な彼女達と宇宙冒険は楽しそうだと思う雅史だった。


「空に何か在りますの?」

「マサはたまに筒を覗いて夜空を見てるけど,あの部屋の景色と関係あるのかしら?」


色取り取りの球体が光の球体を中心に回った部屋を,シャロは一回入ったが雅史は教えてはくれなかった。


「青い球体を悲しそうに見てたわね……マサは。」


青い球体は地球なんだけど雅史は,シャロにもまだ言えないで居た,いつか結婚か踏ん切り付いた頃,言おうかまだ答えが出てないからだ,セーラとカルミアにはまだ指輪すら渡しては無い,指輪以外で二人の身を守る宝石を探してる為と,シャロと同じく不思議な身に付け防御アクセサリーを,手に入れる為にダンジョン選定して居る。この判断が雅史を後に一時的に後悔させる。


「ミリスタ,妖精の武器や防具やアクセサリーて,買えないのか?」

「ミスリルや白ミスリルに,精霊鉱石類(フェアリーレアメタル)が必要よ。」

「なんだそのお使いクエストは。」

精霊鉱石類(フェアリーレアメタル)は枯渇寸前なのよ,いつの間にか不思議な武器やアクセサリーに成って無くなってたのよ。」

「………ミスリルや白ミスリルを大量にやるから,その武器やアクセサリーを見せてくれ,一部欲しいのだけ貰いたい。」

「………どんだけ持ってるのかしら?」


雅史はミリスタにだけ話すと。


「………この男どんだけ運が良いのよ。」

「魔法宝石も在るぞ?」

「ルビーを一部頂戴かしら,アレて地上でも探すの大変なのよ………,悪魔の監視付きだし。」

「魔法宝石に色々仕込む事出来るか?」

「特殊装置在るから出来なくわ無いのよ。」


まだ禁書最奥に行って無い雅史,現在の知識では魔法宝石に特殊な細工は出来ない。


「空間渡れたり,不幸回避とか作りたいが。」

「空間はスキルや魔法を一部削ったり,魔法付与すれば可能かしら………,魔力が使えれば魔法宝石が稼働するのよ………()()()()()()()()()()()()()()()のよ。」


雅史は悩んだ挙げ句アクセサリーを見た後に,考える事にした。


「………マサてどんだけ宝石持ってるのよ。」

「魔法宝石なんて王家でも数個在る程度ですよ,あと個人ではお父様が仲間に分けた記念の,魔法宝石が嵌まった短剣位ですね,何故かお母様も持ってますけど,冒険者では無かったはずですが?」


歩きながら疑問を言うセーラだった。


「無くして無いわよね?」

「私以外触れてないから,失くす事はないな。」

「先に入ってるのよ。」


雅史はアイテムを出してから入店し,倉庫の方に向かってる途中で,ミリスタが止まって壁に手をかざすと新しい道が現れる。


「壁が一瞬で消えた?何処のSFファンタジーだ?」

「「SFファンタジー?」」

「何でもない。」

「「?」」


シャロとセーラの頭上には,?が見えそうだった。


「この先にあるのよ。」


暫く誰も居ない最奥に倒置すると,アクセサリーや盾に武器類が分けられて居た。アクセサリーから雅史は見て行くと,何個か不思議シリーズがあった,シャロが身に付けてる不思議なアクセサリーシリーズの,一部下着が悲惨に成るのは無いがあらゆる不幸は回避出来ないが,良からぬ者から身を守る全方位フィールドと,どんな場所からも通信出来る機能とかある物もあった。


「不思議シリーズは,帰り心配だしセーラだなこの頃謎の事件で,神隠し的な事案やアメリア神国が大和神国の,海軍艦隊に撃沈されて更に何を仕出かすか,今世界的に不安要素の国だからな,危険国レッド指定がSランク危険国に格上げらしいからな,レッドは世界的に危険国だがSランクは,世界的に脅威認定国らしいな。」

「前まで連合国の天敵,アンダルシアと同じレッドでしたのに。」


セーラが隣で言う。


「このアクセサリー可愛いわねマサ。」


おねだりスマイルで言うシャロ。


「後で作ってあげるから,今回はセーラとカルミアさんの身を守れるアイテムね。」


ガッカリするシャロだった,他にも鑑定するとGiftと出たアイテム四つを手に取る。


「その不思議な腕輪なら,さっきの甘くて冷たいのとプリンで,売るのよ。」

「「それ物々交換にしては,対等じゃあ無い気が……」」

「問題ない,可愛い女の子の為なら。」

「マサには言ってないわよね。」


シャロの手を握り。


「愛してるぞシャロ……」

「でも対等………」

「愛してるぞシャロ………」


余計な知恵をミリスタに付けないために,シャロを口封じさした,まあ物理的なのは危険な感じがした……,ミリスタが何やら悪い顔してたからだ。


「緊急排除システム使えなかったわ,残念………」

「本当に残念そうな顔するなよミリスタ。」


雅史は約束しシャロとセーラに腕輪をする。


「腕輪てよりレディース用,お洒落アンティーク時計だな,一つは何か違うからロゼちゃん用だな。」

「ありがとうマサ…」


顔を赤く染めるシャロ。


「初めての彼からのプレゼント……」


セーラは満面の笑みで雅史を見る。


「魔法やエーテルに左右されない収納アイテムだ,大切に使ってくれ。」


それを聞いて二人はあたふたしてた,この見た目腕時計だがこの腕輪は魔力やエーテルに左右されない,雅史が持ってるカバンより少し性能が上の,本人と着けた人間以外見えない腕輪式,異次元収納アイテム。

雅史はシャロとセーラに閃光アイテムと,何かあった時の非常食とおやつと簡易寝袋やトイレ等を渡す。


「………何でトイレも?」

「災害とか一番必要だろ,寝袋は夏用と冬用がある,赤いのはファイヤーフェザーの羽毛入りだ。」

「「それ高い羽毛!」」

「そうなんだ……前に狩りしたからな。」

「何処で狩ったか聞かないでおきます。」

〘強いモンスターと聞いてますけど,あの諸国は気難しい国だからもし,自分達以外が狩れる者居ると知ったら………〙


セーラは何か青い顔していた。


「秒針が妖精で真ん中が何故か猫シルエット,これのダイヤ入り時計作って売って見ようかな?」

「マサの制作魔法はチート過ぎるわよ,クリスタルの塊をグラスにしたりワイングラスにしたり,しかも照明のカバーとか猫シルエットにするし。」

「一つ下さいマサさん。」

「何時かやるさ,シャロの後だけどね。」


意味深に言う雅史の言葉に,シャロは察した。


「マサが買ったのでも私嬉しいのに………」

「私だけ除け者ですか?」

「何時か分かるさ。」


セーラの頭を撫で次のアイテムを選ぶ,セーラは何か拐われそうな気がするので。


「セーラはこのネックレスね,シャロのネックレスと近い機能だけど,不幸は回避出来ないが身は守れるらしいな。」

「シャロお姉様,ネックレスしてますの?」

「マサがした時以降外して無いわね,邪魔に成らないし他人からは見えないし,私とマサの絆の証よね。」


視線を交わすシャロと雅史。


「準備は出来てるのよ。」


ミリスタが悪い顔してスタンバイしていた。


「後でイチャイチャしょうな。」

「分かったわマサ」

「何時か私も,シャロお姉様みたいにされたい。」


セーラにネックレスをすると,シャロと同じ性能を発揮する。


「本当に消えてるわね,カルミアさんはどうするのマサ?」

「このネックレス同じの無いのよね。」

「まあカルミアさんだから,フラフラ変な場所行かなければ大丈夫な………気がしないな。」

「フラフラ昨日歩き回ってたわね。」


シャロと雅史は不安しか無いと思った。


「後何処でも通信出来るアイテムは,ロゼちゃんの分は無いから,仕方ないよね。」


棒状のがシャロに渡すと指輪に,セーラに渡すとイヤリングに変わった,何故か雅史はネクタイピンに成った。


「何故私はネクタイピン?……,アレ他にも変わるみたいだな,ペンにも成るのか。」


試しに雅史は意識を集中して,セーラに話しかける。


『セーラ,可愛くて大好きだよ。』

「………マサさん私も大好き。」

「むぅ~」


次はシャロに。


『何時も側に居てくれてありがとう,何時までも隣に居てねシャロ。』

「直接言いなさいよバカ………大好きよ。」


二人に抱き付かれ,雅史も二人を抱き締める。


「これ思念通信だよなて。」

「「二重に聞こえる。」」


二重で通信出来るらしいが,ミリスタがボタンらしきの押そうか迷って居た。


「さて次々は………」


使い捨ての次元移動帰還アイテムがあった,しかも一つ……しかし用途不明だがセーラには必要みたいだ,何故かこのアイテムからそんな気配がする,手に取るとセーラの腕時計に入って行った。


「まあ必要な時に起動するかな。」


あとは??装置と,ボタン式起動式防御フィールドと魔王魔法対防御フィールド2点。


〘対魔王魔法は私とトムが必要だな,ボタン式はカルミアさんとロゼちゃんと,ローゼン姉妹に渡して。〙


何故か??装置は解読出来ないが,なんとなくカルミアの次元収納アイテムに入れた。


〘時が来たら使えるアイテムかも知れない。〙


その予感は後にカルミア達の帰還と,新しい仲間に必要だった。


何個か雅史は剣と魔法ライフルらしき物に,カシムに使えそうな見えない浮遊シールド,全身鎧(スーツ)七星鎧(セブンズメイル)が呼んでたので,これも回収。


七星鎧(セブンズメイル)とは。❫


妖精の王の神秘の力と,不思議な七つの星の欠片で作られた全身鎧(スーツ),どんな魔法や攻撃も弾く最強の鎧だが鎧に選ばれないと使えない,厄介な特性を持つが鎧自体の閃光総重量は鳥の羽の様に軽い。

装備者の全てのステータス50%上乗せアップに,自動大量回復にステータス異常防御も装備した最強鎧,短距離ジャンプ推進力と神速をオート制御しサポート機能付き。

敵の攻撃威力を吸収し,カウンターエネルギーに変換し攻撃も可能。


「私やトムの旅装備よりチート過ぎるな,まあ私は選ばれないらしいが,カシムか祐奈に試すか。」

「終わったのマサ?」

「妖精様の武器庫は興味深いです。」

「まだ居るかしら?」


今は必要か分からないのもあるから,何時か異形の魔族との本格的な戦いの時に居るだろう,それに新しい外套も二つ手に入れたし。


幻影外套零式(ミラージュフードゼロ)とは。❫


旅外套より更に便利機能付き外套(がいとう),今までの外套機能にステルス系スキルを追加し超音波防御に,対アビス瘴気防御と全魔法物理アビス攻撃97%ダメージ軽減付き。


〘更にほぼ無敵装備だな……何故外套なんだ?,まあ今は使ってるのは見た目改良してルナリアの外套にするか,…暑さに弱いし。〙


雅史は後に後悔する,ルナリアの困った行動を後に見てしまったからだたりする。


「それで良いのかしら?」

「お代は?」

「魔法宝石数点と白オリハルコン50キロ位かしら?」

「「!?」」


物凄く驚くシャロとセーラ。


「ダイヤとアメジストにルビーとかあるけど?」

「「!?!?」」


普通に対応してる雅史に更に驚く。


「このデカイダイヤ二つとアメジスト一つ,ルビーとアクアマリンとムーンストーンも貰うわ。」

「「!?そんなに持ってるの!」」

「まだあるが出さないだけだ。」


もうリアクションに疲れて,シャロとセーラは全て忘れる事にした。


「魔法回避防具や精神防御に回復や体力回復,武器にも成るわよ。」


二人はもう聞いて居ないてより,聴こえないふりをしている。


「白オリハルコンインゴット50キロ分ね。」

「そこに置いとくのよ。」


魔法宝石やインゴットを空いてる台の上に置く。


「じゃあ戻るのよ,冷たいのが食べたいのよ。」


店に戻りソフトクリーム載せプリンアラモードを,テーブルに置き三人で店を出て旅ハウスに行く。


「………昼前だがどうする?まあ向こうに戻ると行く前の数分しか時間進んで無いけど。」

「………マサの部屋にセーラと行きたい。」

「?構わんぞ。」


このあと雅史は嬉しいが困った事に成るが,シャロ達をエレベーターに載せ仕掛け扉を開け,異世界宇宙リアルタイム天体室を通り,部屋に入った……そして数十分後。



「…………マサちょっとマサ………刺激強かったかしら?」


雅史は延びていた………二人から長いハグで幸せ過ぎて倒れた雅史。


「シャロお姉様大胆………気絶してるマサさんに,あんなキスするなんて…)」

「寝惚けたマサはワイルドよ。」


そして無意識状態の雅史は更にワイルドに成り,シャロは更に雅史に惚れた……一時間後,シャロ達は雅史のベッドで寝ている,雅史はボサボサの頭で風呂に向かう。


「………アカンは私………」


壊れたロボットの様な雅史。


「私は嬉しいですよ,でも半日で色々かなって怖いですね。」


嬉しい顔をするセーラ。


「私は死ぬのかな?」


不吉な事を言う雅史。


「大丈夫ですよ,私達が側に居ますから死にませんよ。」

「イヤイヤ良いこと有った後て,アンラッキーが来るんだよ。」


セーラはそれでも否定し続けた。


「私もシャロお姉様もカルミアお姉様も,貴方を1人にはさせません……例え試練があっても,必ず貴方は私達を助けてくれる………そんな気がします。」

「だからて何故風呂に付いて来る。」

「まだマサさんに甘え足りません。」

「仕方ない彼女だな,シャロと良い勝負の甘えん坊だな。」

「次は皆でイチャイチャしましょうマサさん。」

「身が持たないわ。」


セーラを女湯に押し込め,ゆったりと風呂に浸かる雅史だった………はず。リビングに行くと,カルミアさんが原稿を整えてた。


「お疲れ様カルミアさん」

「何時に成ったら,カルミアて呼ぶのかしら?」

「もう少し待って,まだ心の整理中,あとカルミアさんにプレゼント。」


異次元収納アイテムアンティーク時計と,防御アイテムと通信アイテム等を渡すと,通信アイテムは何故か凝った作りの万年筆に。


「何故に万年筆?書けないのに。」

「じゃあ試しにて,二重に聴こえます。」


雅史は集中し通信する……


『カルミア………お仕事ご苦労様………やっぱ恥ずかしい~』

「もうマサてば,ありがとう早く旦那様に成ってね。」

「それはまだ待って。」

「困ったマサですね。」


シャロを起こしもう一度白鯨のエーテル結晶を眺めて,四人での一緒の時間を終わらせる,雅史は知識庫に三人を連れて行く。


「キャナル,三人の登録と新しいキャナルの特殊スキル,起動開始。」

『マスター了解,LINKSTART』

「「「誰に話してるの?」」」

「直ぐ分かるさ。」

「「「?…………」」」

『LINK完了………』

「「「!?だれ?」」」

『マスターの知恵のサポート担当のキャナルです,知識庫の司書と管理もしています。』

「幽霊?幽霊なの?」


パニックに成るシャロ。


「これはご丁寧に,私は貴方のマスターの彼女のセーラです。」

『これはご丁寧に,マスターの………』

「結婚してないからその先言わないの。」

『マスターは先読み能力が………』

「嫌な予感がしただけだ。」

「知識庫に入り浸りたいです。」


不安が過った雅史は。


「止めて下さいカルミアさん」


さん呼びに戻ってたので不満顔に成るカルミアだった。


「シャロ奥様これでよろしいでしょうか?」

「!?奥様……」


メイド服姿の,アースドールの擬態を使うキャナル,ハワワワと言ってるシャロ大丈夫だろうか?


「キャナル,だからまだ結婚してないから。」

「どのみち結婚しますよねマスター………」

「何時かな……まだ色々やる事在るし。」


三人いつの間にか真っ赤に成って,結婚……結婚と呪文の様に言って居る。


「報告が在りますマスター。」

「頼むキャナル,報告は私だけに。」

『了解マスター……報告さします。ウォームレッドクイーンの巣穴から出た,アントカイザー達がアンダルシア全域に進撃,被害不明ですが元イルクーシア帝国首都に,アビス反応確認。あとレティーシア国とドラルーラに,次元異常を確認……特に国境付近に危険性が在ります,微弱にアビス反応を確認しました。他にアメリア神国,にアビス反応と次元異常を感知しました,……震源と思われます。』


報告を聞き,帰るセーラ達をハルモニアまで送る事にした雅史。


「さて昼の支度手伝ってね可愛い彼女さん達。」

「皆にバレないでね二人共。」

「「非公式辛いです。」」

「二人の発狂しそうな兄と王様を,相手にするのは結婚挨拶まで待って。」

「「……仕方ないですね。」」


恐る恐る言うシャロ。


「………マサ……家の弟も気お付けてね。」

「今言うシャロさんや。」


四人で時間の掛かる昼食を作るが………


「セーラとカルミアさん普通ね。」

「「シャロさんと一緒にしないで。」」

「私はマサには勝てないわよ。」

「姫だから作れないと思った,まあシャロに何時かコツを教われば良いさ。」


どうやら王妃に頼んで,一般人に成っても大丈夫な様に勉強してるみたいだ,まあ一般的な花嫁修業みたいだが。


「カルミアさんは,仕事モードに入られると困るし。」

「仕方無いのです,ネタが降って来るので。」

「何か色々心配だなシャロ。」

「そうね心配ね。」


溜め息を付く雅史とシャロだった,仕込み終わり暑いのに暑いスープを作った雅史。


「やっぱりマサの家涼しいわね。」

「冬は暖房の他に暖房器具出す予定。」


それまでにミカンオレンジ擬きが,食べれればと思って居る雅史。


「何か美味しそうな匂い。」

「マイルちゃん早いよ。」

「マサお兄さんの美味し昼食に,違い在りません。」


三人組が一番乗りに入って来たので,セーラとカルミアさん合わせて,先に昼を出す。


「「「お~て,何故に暑いのにビーフシチュー!?」」」

「「頂きますね。」」


セーラとカルミアは優雅に食すと,スプーンが止まる。


「「お肉が口の中で消える柔らかさ……」」

「「「!?」」」

「サンドイッチはコッチよ。」


一心不乱に食べる五人には届かなかった。


「お代わりは一人一回ね。」

「「「「「「!?」」」」」」

「私も食べるわ。」


慌てるシャロ。


「「お代わり!」」

「はや」


モニカ&マイルのお代わりは,泣きの一回を言われるのだった。


「お願いもう一杯だけ……」

「マサお兄さん………お・ね・が・い……」

「お兄さんお代わり。」

「はいメグルちゃん。」

「メグルそれ頂戴。」

「メグルさん親友ですよね。」


詰め寄る二人だが。


「これは私のだよ。」


席に戻りまたゆっくり食べるメグルと,絶望する二人だった。


「なくなり次第終了だぞトム」

「早く言って下さいよマサさん。」


マイ丼を持って二杯分入れた丼を,何時もの指定席に座って食べる。


「クリームも美味しいけど,これも美味しい……」

「クリームは当分作らないからな。」


次に現れたのはフローラとローゼン姉妹。


「何この外まで匂う,美味しそうな匂いは。」

「マサまた何かしたわね。」


シャロが呆れ顔でお代わりに来る。


「セーラが美味しいそうに食べてる。」

「あの噂の,ビーフシチューにうるさいセーラ様が……」

「早くしないと無くなりますよ二人共,お代わり一人一回らしいですから。」

「「「!?」」」


急いで三人も食べ始める,雅史のメインもあと少しで完成。


「少ないジャガイモと,……あるカレー粉を溶かして霜降り肉をふんだんに入れた,究極の私カレー完成間近。」

「何か辛そうな匂いが………」

「でも食欲を掻き立てる香り………」


モカが遅れて登場。


「パンに合いそうな匂いだよ~」

「………カレーパンて揚げパン在るからな。」

「なんと~」

「だが中身は辛いカレーだけどね。」

「「「「「「「「!?」」」」」」」」


全員青ざめる。


「辛口カレーだけど何か?」


青ざめながら言うモカ。


「マサさんのこだわり辛さよね。」


ジェラールさんが入って来るなり。


「お~やっとワシ辛いカレー食べれる,我慢したかいがあるワイ。」

「「「お爺ちゃん辛口党だったの~」」」


後ろからは残り3名がやっと来るが。


「ビーフシチュー残り三人分,お代わりかジェラールさんの後ろ三人の争奪戦,ファイト。」

「煽るなよ。」


ジェラールさんは呆れて居る。


「二杯目お代わり。」

「サンドイッチ食べてマイルちゃん。」


絶望するマイルだった。


「どさくさで行けると思ったのに。」

「私の今完成する,カレーライスなら食べて良いけど?」

「………辛いだよね?」

「リンゴと蜂蜜入ってても,香辛料がちがうからな。」

「温泉玉子でマイルドにすれば良い。」


ジェラールさん流石だな。


「じゃがマイルちゃんはそのまま食えるじゃろ。」


悪い顔をするジェラールさんだった。


「何か仕出かしたなマイルちゃん。」

「近くに有った竹を使って,水遊びしてたら流れ玉がお爺ちゃんの顔に……」


ガクガクと震えるモニカちゃん,どんな叱られ方したんだ?


「オヤジを怒らすとは,謝らなかったな。」


ギクとするマイルとモニカとモカ。


「三人も居るのか。」

「じゃあ三人はカレー食べないとね。」

「「「!?」」」


雅史はカレー皿普通四つと,専用特盛カレーどんぶりを出す。


「今日のご飯は,北部の甘味があるお米を炊いたメシだ。」

「久々のカレーじゃあ。」


ジェラールさんはカレーを持って,座敷のちゃぶ台で食べ始める。


「ビーフシチュー終了。」


結局三人が食べ,土鍋に付いたビーフシチューをモカさんが,パンを使って食べてたが彼女はまだ食べ終わらない。


「三人はカレー食べ残したら,食器洗いが待ってますから間食してね。」


青ざめる三人。


「「「ぱく………!?から~い……?おいし~い!!」」」

「そんなバカな辛いのは美味しく……」


フローラは試しにモニカのカレーを食べる。


「…………病み付きに成りそう。」


顔に手を当ててキラキラと輝くフローラ,モニカのカレーを間食してしまった。


「やっと味が分かった様だな,まあ三人はダメみたいじゃが。」


結局辛さに耐性が無く間食不可能,フローラが美味しく三人分間食しました,ついでにお代わりしてるフローラ恐るべし,その太くもないやや細身の体の何処に入ったのだろうか?。

ジェラールさん監視で皿洗いは終わり,皆帰り支度を始めるがルナリアとロゼが居ないと思ったら。


「君達三階の私の秘蔵のチョコ達に,何をしてるのかな………」


外が曇り雷が成り始める,雷は蒼くスパークしながら結界外に墜ちる,雅史は鉄か面を被るととある鬼の顔に成る。


「私の試作にして,楽しみにしてたテラミス食った悪い子は何処じゃあー」

「「ヒィー」」


泣き叫ぶ二人だった,二人はついでにジェラールさんにも説教され,シャロにもロゼは怒られたのだった。


「「ごめんなさぁ~い。」」

「こ・怖いです~」


近くでモニカちゃんとマイルちゃんが怯えていた。


「あ………仮面外すの忘れてたが……」


ニヤリと雅史はS気を出す。


「悪戯ばかりしてる悪い子は何処じゃあ~」

「「「「「ヒィー」」」」」

「それワシにくれ。」


笑顔だが目が笑ってないジェラールさん。


「どうぞ。」

「フフフ………」

「悪い顔してますよ。」

「ナマハゲ仮面してた奴に,言われたくわない。」


その後モニカとモカとマイルがサボったりすると現れる,奇面マスターとしてまた有名に成った,CafeRabbitだった。

荷物を纏めた一向をメンフィス家の庭に送り,セーラご一行をセーラに目隠し頼み町外れから移動する,勿論皆にバレない様に防音して別れの口づけをしてから,セーラ達を祐奈の家の前まで運んだ。


『またなセーラ。』

『お慕いしてます,また会える日まで。』


目隠しを取った一堂はビックリしてたが,まあ姉妹と隊長さんは知ってるからな……,キスを見られない為に目隠しをしただけだが。

祐奈の気配がしたので雅史はとんずらした。


「アレ?皆揃ってもう戻って………,何か四人から美味しい匂いが……,三人共アイツに在った?」


直感で三人顔を見合せ同時に首を振る。


「何かセーラ雰囲気変わった?」


鋭い祐奈に詰められるが。


「愛読書の作者様に出会って,色々話をしましたわ。」

「ブルーフラワー先生……美人でした,あんなスタイルも美しさも兼ね備えた,素晴らしい大人の女性に成りたい。」


エルリーナは熱に浮かされたみたいに言う。


「水遊びや友も増えましたし,また会いたいですわメグルさん。」

「波長あってたわね二人共,あのマイルて子可愛そうに。」


旅の話を聞く祐奈は,少し寂しく聞いていた。


〘マサさんに遊びに行っても良いかて聞いたら,恋人とデートとか嘘言われたと思って行ったら,ルナリアと旅行行ってるし,3日前に勝負申し込んだら怒られるし,セーラ達と一緒に旅行付いて行けば良かったかも。〙


この後そんな事を言って居られない事態に成る。


「次回に続くらしいぞ。」

「誰に言ってるんだ?ハウゼン。」

「うるさいぞパウエル。」



セーラ「次回私は大変です。」

ロゼ「たぶん先輩の変わりに私がヒロイン……に成りたかった。」

カルミア「私は大変な目に合います。」

ローゼン姉妹「私達はもっと酷いですよ。」




次回異世界交錯話。










次回交錯する二つの異世界。

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