彼女達の決意と雅史の決意。
雅史に恋人追加回。
翌朝目覚めると何故かシャロに抱き付かれ,カルミア嬢が何故か背中の後ろに居る…………、私は正面のシャロを抱き締めてたが………背中の感触もなかなか………と雅史は思って居た,そしてシャロの姿に理性が吹っ飛び掛けた雅史だった。
「……おはようシャロ………何でシャロはワイシャツだけなんだ?」
「………おはようマサ……襲わせる為に決まってるわよ……帰って来たと思ったら爆睡してるし,それに言葉以外でももっとマサに,伝えたかったのよ…大好きだて………あとお酒臭いわよ。」
〘寝顔見てたら寝ちゃたけどね,それにしても………マサ凄かった…〙
何か真っ赤な顔の,シャロを抱き締めて頭を撫でてると,後ろからとんでもない事をしているカルミア嬢,雅史は理性の制御に色々大変だった。
「夜中は凄かったです,なかなか興味深いですね~。」
柔らかい双曲にある部分に反応する雅史,それを見たシャロが雅史を睨む。
「私以外に反応しちゃあダメなんだから本当は。」
「それより私は貴方が気に成ります~」
「気にしないで下さいカルミア嬢。」
〘可愛い美人二人に囲まれて,なんの死亡フラグなんだ?あと無言のシャロの笑顔圧が怖い………だが何か違和感が………何時もより嫉妬が弱い様な………?〙
「……………………」
〘本当に寝てる時の覚えて無いですね,なら私を更に意識して貰います。〙
モゾモゾと動き,更に背中に押し当てるカルミア嬢。
「カルミア嬢それ以上,胸押し当てないで。」
〘前後の幸せ過ぎて暴走しそうだ。〙
「当ててるのですよ~」
「またマサはもぉ~………私だって負けないわ。」
「此処は天国ですかぁ~」
「マサのベッドよ。」
〘脈在りそうですね,更に攻めましょう。〙
「シャロさんたら,可愛いですね。」
「マサは私に夢中なんだから,勝負よカルミアさん」
〘寝てる時は二人共だったけど,カルミアさんに負けられない………胸は無理だけど私の全てで,マサを目移りさせない。〙
「前に覗き見た,お兄様達の行為を実戦する時です。」
〘恥ずかしいなんて,言ってられませんね。〙
何か修羅場を感じる雅史だった,そのあと色々あった雅史だった。雅史は先に部屋を出て二人はシャワーを浴びてから,部屋に戻り着替え終わり,拠点に戻り台所にシャロと立つが,何故かカルミア嬢も居る。
〘優姫以来ぶりだが何故私は………〙
「流されたんだろ………」
雅史はシャロとカルミアを見る。
「また三人でね………」
何かスッキリした笑顔のカルミア,ややげっそりの雅史とシャロ。
「何で私流されちゃたのかな?しかも私が一番恥ずかしかったし。」
手で顔を隠しながらシャロは,雅史を見て嬉恥ずかしい感情に色々戸惑うが,何時かこの日振り返ったら笑顔で雅史と居たいと,シャロは雅史の温もりが更に好きに成ってしまった。そして廊下から二人リビングに入って来た,やや朝に弱いルナリアと,運動して来たみたいなTシャツにスパッツ姿のロゼ。
「二人共おはよう。」
「おはよう~マサ~さん~」
「おはようございますマサシさん。」
元気一杯なロゼと少しロゼに罪悪感を抱くシャロだった,朝食の用意を終えるとトムが来たので日課の鍛練を始める。
「グレードアップした鍛練場所だが,多分壊れるだろうな。」
大きな岩や障害物が増えた鍛練場。
「丈夫にして下さいよ,何か雰囲気変わりましたか?マサさん。」
「気のせいだろ。」
木刀でどちらかの木刀が折れるまで,打ち合いう雅史とトムだがギャラリーは何故か七人居る………
〘美少女とかに見られながらはハズイな………〙
「マサ観てるから,頑張りなさいよ。」
ズッコケそうに成る雅史。
「…………」
〘嬉しいには嬉しのだが………,何か恋人に見られるのも,声援されるのも恥ずかしい…………,あと人前に注目されるのが一番恥ずかしい。〙
雅史のズッコケに目を光らせるトム。
「頂きー」
「………だが……」
「張り切ってますね。」
ニコニコしながら雅史を見るカルミア。
「なかなかやるな,昔の血が騒ぐ。」
いきなり現れたロイドマスター。
「なかなか興味深いです。」
何故かワクワク顔のエルリーナちゃん。
「エルリーナは相手に成らないわよ。」
呆れた顔で言うセーラ姫。
「見れば分かるわよセーラ。」
眠そうにエルリーナに寄りかかるエリスちゃん。
「まだ眠いです,ねえさま~ふぁ~」
眠そうなら寝てろよと雅史は思った。
「今日は隙が多いのに押し切れない。」
「二刀流の時間だトム。」
「それ反則ですよマサさん。」
左の木刀でトムの木刀を受け流し,右の木刀で折れやすい部分に振り下ろす手前で,避けるトム。
「二人共今日は手加減して打ち合ってますね。」
「こらルナリア,変な事言うな。」
「そうだスキルとか無しに鍛練してるだけだ。」
その反論に不服なルナリアだった。
「腹へったし終わりにするぞ。」
「今日こそは僕が勝ちますよ。」
雅史は息を吐き,ゆっくり腹に力を込めながら息を吸う,一気に間合いを両者詰め打ち合った途端,二人共同時に木刀が砕けた。
「また引き分けだな」
「なかなか決まりません,マサさんに勝てたら褒美貰えるのに。」
「負けんけど。」
「「「「!?ご褒美」」」」
ぞわぞわと背越しに寒気が雅史を襲う。
「今物凄く寒気がしたような………」
やれやれと言った顔をするトム。
「私もマサさんと勝負します。」
何か嫌な予感がする雅史。
「何を企んでるルナリア。」
「マサさんに勝ってご褒美に毎日,朝チュで起こして貰います。」
「……しないぞ。」
「してマサさん。」
何故か食い下がるルナリア。
「マサダメよ許さないわよ。」
ご立腹のシャロ。
「何で私が怒られてる?」
不機嫌に成るシャロに,雅史は困り顔をする。
「なかなか魅力的な提案ですね。」
何で勝負する気かカルミア嬢,だが類は友を呼ぶ無謀娘二人目参上。
「なら私が。」
やはり祐奈の親友エルリーナ,やはり無謀娘二人目確定か。
「エルリーナちゃんは指1本で倒せるけど多分。」
「お姉様…………」
「エルリーナ…………」
エルリーナを残念そうに見る,エリスとセーラ。
「二人共残念そうな目で私を見ないで。」
「残念なのよエルリーナ、身の程知らず過ぎなのよ。」
「残念過ぎますお姉様……」
膝を着くエルリーナだった。
「マサシさん私と勝負だ。」
違う場所から無謀娘が登場した。
「「「「「「……………身の程知らずがまだ居た。」」」」」」
「皆で言うな泣くぞ~」
仕方ないのでロゼの相手をする雅史。
「1分以内に私に攻撃当てれたら勝ちね。」
「当ててみせ………居ない。」
雅史は瞬動で岩の上に移動した。
「5分無いと当てれないかな?」
「いつの間に………」
トムとセーラ以外皆固まる。
「いつの間に。」
ロゼは呆気に取られる。
「マサいつの間に」
「分からなかったです。」
のんびりと話すカルミアと驚くシャロ。
「「………速過ぎる……ユウナより速過ぎる。」」
ローゼン姉妹は忘れて居るようだ,セーラ姫はキラキラした目で見てるが,トムは手加減してるなと思って居る。
「当たりはせんよロゼちゃん。」
「何故当たらない。」
影を追って撃ってるらしいが,なかなかスピードに対応出来てないらしい。
「1分位だからそこまで………では僕がリベンジマッチを……」
「朝飯だよトム。」
「………勝たないと一角皇帝マグロ頼めないしな~」
「先週食べただろうトム。」
「毎日食べたいですよ。」
「絶滅するよ。」
朝食をビッフェ式にしてたが,先にモニカちゃん三人とモカさん以外のメンフィス一家が,先に食べて居た……いつの間に帰って来たんだロイドさん?
「もう甘いキャロットが入った,飲み物無いよ。」
マイルちゃんがグラスを持ちながら,お代わりアピールして居る光景に,雅史は困り顔するしかないのだった。
「私は昨日ケーキ食べてません。」
昨日お腹壊して寝ていた分を,要求するモニカちゃん。
「嘘は良くないよモニカちゃん。」
メグルちゃんに指摘されるモニカちゃんだが。
「本番のケーキ食べ損ねてます。」
「牛乳飲み過ぎたからでしょモニカ,ダメよ反省しないと。」
フローラさんに叱られるモニカちゃん。
「ごめんなさいフローラお姉ちゃん………」
シュンとするモニカと,モカより姉らしい威厳のフローラ。
「よしよし,後でお姉ちゃんがケーキ作ってあげる。」
前言撤回。
「マサお兄さんのが良いです。」
「私………要らないお姉ちゃんなの?」
絶望の表情のシスコンフローラだった。
「バリエーションの差です。」
「量の差でしょ。」
シャロがモニカちゃんに指摘すると。
「フローラお姉ちゃんは,一種類作ると満足して作ってくれないので。」
「モニカちゃんは食べ過ぎよ。」
「お褒めいた……」
「褒めて無いわ忠告してるのよ。」
朝食から波乱である,泣きながら走って来たモカだが,もうほとんど朝食は残って無かった。
一時間前にシャロとカルミアとセーラが抜け出してるが,雅史は何か嫌な予感がヒシヒシと感じる。
遅い朝食のモカとお茶を楽しむメンバー以外,散歩や最後の温泉に入ってるメンバーに別れて居る,オッサンズは男湯にトム専用以外に入ってるはず。
「昨日余り入ってないし,疲れ取るためにアッチに行くか。」
大抵の食器を試作自動洗浄機に入れ,二階に向かいプライベート温泉の場所へ,簡易マジックポートに魔力を流し向かう。雅史は疲れて油断していた,会議を終えた乙女達が雅史を付けていたのを。
「今日ははナンチャテコーラ,改良560を飲むかな………どんな味だったかもう思い出せなく成って来たな。」
雅史に忍び寄る影が三つ……
「マサ……話があるの……」
「え!?」
後ろを振り返った雅史の視界には,見慣れた天国と,刺激が強すぎる天国が2つ在った。
「……………」
「マサ……ちょっとマサてば。」
雅史は振り向くと,シャロとセーラとカルミアがタオル姿で居た。
「これは温泉に現れた夢現の幻か?」
「恥ずかしいからマジマジみるな~」
「この前一緒に入ったのに………」
背中を流して貰ったり,髪を切って貰ったりししたなと,雅史は回想する。
「私わかまいませんよ~,朝色々有りましたして………聞いてませんよシャロさん。」
「アピールのチャンスです……て,今朝何をしてたんですか?」
タオルを巻いた三人が後ろに居た,はカルミア嬢とセーラ姫が赤い顔しなごら何か言ってる………
「何だこの天国は………死亡フラグか夢現の幻か?」
「あんなに私が好きて言ってたのに,やっぱりマサて男て……キャー」
いきなり抱き締められるシャロ。
「もう何だって良い,大切な人が一緒なら…シャロ……」
タオルを巻いたシャロを抱き締めて居る内に,心が落ち着いてくるが柔らかい感触は,理性が踏ん張りきれなく成って来ている。
「話が有るのにマサたらも~,て………マサたら分かりやすいわね。」
「私を忘れないで………。」
セーラは顔が更に赤くなるとカルミアの後ろに隠れた。
「朝色々有りましたしのに,シャロさんばかりですね。」
三人が身体を洗った後に四人で温泉に浸かる,雅史は状況が分からないので流される事にした,シャロ達から爆弾発言されるまで。
「朝温泉は眠気が取れて,疲れが癒される~」
〘逆に心と理性の疲れてるけど。〙
「ねえマサ,私達ね話し合いをしたの。」
〘話し合いかは微妙だけどね。〙
雅史は何故か脂汗が流れ始める,セーラが続ける。
「それで私達決めましたの。」
〘シャロさん……お姉様を説得するの大変でした。〙
不安が増す雅史にカルミアが,引導を渡す。
「暫定ですが三人でマサの恋人に成ります,異論は受け付くません。」
〘セーラ姫にお姉様と言われて折れるなんて,シャロさんはちょろいですね,でも私もちょろいかもです……彼に引かれて彼が帰って来てシャロさんが部屋に行ったあと,突撃して既成事実作りに行ったら,もうシャロさんはマサシさんに抱き付いて寝てたけど,私も運良く寝惚けた彼に二人揃って襲われましたし,まあシャロさんもたまに襲われるらしいですけど,ワイルドなマサも堪らないとか言ってましたね………分かりますが。〙
「私が承諾したから異論は許さないわよ。」
〘マサは寝惚けてたとわ言え,カルミアさんにも手出したしもうセーラ姫も構わないわよ,………お姉様呼びも悪くないし………ロゼは本音どうなのかしら?〙
「本人の意思は?」
「「「私達の事好きでしょ」」」
シャロの心境の変化に困る雅史。
「二人に説得されてでは無いよねシャロ。」
〘鋭いわねマサ……でも。〙
「三人でね話し合いしたらね,一応三人でマサを支えようて話に成ったの,セーラも本気らしいし……まあカルミアさ…。」
「お姉ちゃんて呼んでも良いのよ。」
「………遠慮します。」
断られへこむカルミア。
「………さっき暫定て?」
「勿論ロゼも入ってるけど,今の現状だと何かあってもね………。」
雅史はパニックに成り安らぎを獲るために,シャロを求め………抱き締めた。
「アレ?何時もの安らぎ……何か違う?何かシャロとは違う……あ!」
抱き締めてたのはシャロではなく,何故かセーラだった。
「マサさん大胆です。」
「いつの間にセーラ姫。」
「シャロお姉様ばかり役得はさせません。」
何かこめかみがピクピクしてるカルミア嬢。
〘セーラはさりげなく割り込むなんて,あの娘あざといですね………,年上として負けられないですね。〙
カルミアはセーラに,対抗心を燃やし始める。
「でもシャロは癒しだけど,セーラひ」
「もう恋人の1人ですから,私達だけの時はセーラて呼んで下さい。」
あざといセーラの笑顔に雅史は,色々折れ雅史は決意する,三人を幸せにするために,更に障害に成りそうな敵や魔物を駆除しょうと。
「今までの辛抱や苦労ていったい……」
「ごめんねマサ……,でも一番マサの事を好きなのわ,私だからね。」
「後で皆で色々決めような。」
「うん……マサ」
「これで私も父達を安心させられます。」
カルミアは笑顔で言う。
「シャロお姉様には負けません……私はマサさんの,美しく可愛女の子なんですから。」
それを聞いたシャロのこめかみが,ピクピクしていたそして。
「……やっぱりセーラ除名。」
シャロは目が笑って無い,少し嫉妬してるらしい。
「そんな酷いですシャロお姉様。」
「私は何も言われてませんよ………」
〘私だけ仲間外れですか~?〙
前に雅史が思ったカルミアの印象は,絶対に言いたく無いのである,あの台詞さえカルミアが言わなかったら変わってただろうか?
セーラとカルミアも雅史に好きだとアピールし,本気度を確かめ合い中に拗ねてるシャロ,やっぱり独り占めしたいシャロだった。
「難しいわねシャロさん。」
「難しいですねシャロお姉様。」
「可愛いシャロだな………」
「「ぶれない!」」
温泉を出て服に着替え,3階のベランダに四人で来たが先客が。
「ぐがぁ~」
トムが爆睡していた。
「仕方ない,セカンドハウスに行くか?」
「仕方ないわねトムさん。」
「「セカンドハウス?」」
「カルミアさんは泊まってますよ。」
「あそこがセカンドハウスですか。」
「私だけ仲間外れ………」
しょんぼりするセーラだった,マジックポートで移動し桜が良く見える場所地点に出る。
「此処がセカンドハウスが在る場所だ,セーラ。」
咲き乱れる桜に圧倒されるセーラ
「神秘的で綺麗な花……」
「昨日は飲み会でしたが,風に舞う花も綺麗………」
セーラとカルミアは桜に感激していた。
「風呂上がりに甘くて涼しい1品だな。」
雅史はカバンから何時出そうか考えてた,フルーツに載せたソフトクリームパフェ擬きを出し,野点風の席に案内して四人で食べる。
「ひんやりして甘くて美味しい~」
「疲れた頭に染み渡ります~。」
「染み渡らないと思うぞカルミアさん。」
しみじみと笑顔で食べるシャロをみて,セーラが言う。
「シャロお姉様が胃袋掴まれてますね,私もマサさんに掴まれました。」
その台詞に雅史は。
「掴んだ覚えはないぞセーラ。」
「セーラは噂の店の,プリンとかでは?」
カルミアは隣国の祐奈の店を言う。
「ユウナの店が霞みます……,昨日のピザやケーキとか………」
「新鮮濃厚牛乳から作ってるからね。」
「何処からか買ってますの?」
カバンから物を出しながら答える。
「拠点の更に上に居る牛達から絞った牛乳だな,だいぶ広く成ったし牛舎の寝床はスライムや,アースドールが管理してるしな。」
「ほぇ~」
何か言いたげなセーラを放置し,雅史はティーポットと各種ハーブと,濃厚特注妖精ハーブ蜜と氷入りグラスを出し,注いだハーブティを隣のシャロに渡す。
「ハイ,今回はアイスでどうぞシャロ。」
「ありがとマサ。」
「カルミアさんは?」
「恋人だからカルミアて呼んで,呼ばないと拗ねますよ。」
「………セーラも飲むだろ。」
「頂きます。」
「無視しないでマサ~」
泣き顔になるカルミアだった,シャロとセーラは足を組ながら優雅に飲んで居る?。
「はあ~やっぱり美味しい。」
「シャロお姉様は何時も飲んでますの?」
セーラはシャロに質問すると。
「マサが出してくれないと飲めないから,マサ次第ね。」
「この頃は試作のトマトと果汁ブレンドドリンクや,甘味が強いキャロットと酸味と甘味の比率が良い,リンゴのブレンドドリンク飲んで貰ってる。」
〘自分では納得出来ないからな,いつも助かってるよシャロ。〙
なかなか口で感謝を言えない残念雅史だった。
「肌の艶が何故か良いのよね?」
「ビタミンとか温泉とか色々だろ?」
聞いててムッとするセーラとカルミア。
「私も更に艶々に成って,マサさんにもっと好かれたい。」
「私ももっと綺麗に成って,マサを誘惑したい。」
「ダメよ,カルミアさんはそれ以上誘惑しないで,マサが身も心もカルミアさんに夢中に成りそう。」
「………………」
〘今度試そうかしら……,もっと私を求めて欲しいですし。〙
余計な事を言ってしまった,シャロだった。
「今現在シャロに夢中だけど。」
〘セーラも可愛いから三人共夢中に成りそう。〙
節操がだいぶ悪化した雅史だった。
「うるさいの居るけど,セーラとカルミアさ…」
カルミアは立ち上がると。
「カルミアて呼ばないと許しませんよ。」
色ぽく雅史に言いながら,カルミアは抱き付き色仕掛け攻撃をする。
「………」
「カルミアさん,マサが息出来ないわよ。」
ジト目でシャロが言う,雅史は何とか抜け出す。
「…………プハァ~……カルミアさん留守番ね。」
「嫌・よ。」
「天空庭園デート脱落者1人。」
シャロは思い出し。
「あ~,あの妖精さんの……二回目行けるなんてラッキーだわ。」
それを聞いた二人は,シャロに嫉妬する。
「ずるいですシャロお姉様。」
「なんて羨ましい,今夜は私がマサを独占します。」
「される気無いよカルミアさん。」
「何でカルミアて呼んでくれないの?」
うるうる瞳で雅史を見るカルミア。
「セーラの真似してますか?」
「真似?」
「私あんなあざとい事してません。」
嘘を付けと雅史は思ったが,カルミアを見ると殺気がセーラに向けられている。
「本の配布止めようかしら?ねセーラ。」
青ざめるセーラ。
「カルミアお姉様の本を布教しますから,それだけはそれだけはご勘弁を。」
仕方ないので全員で,デートに向かった……。
「………雲が近いです………」
「凄い景色よねぇー」
「メモメモ………」
セーラは景色に感度して居た,やや仕事モードに入ったカルミア。
「マサさん,手繋いで………欲しいです。」
セーラの手を繋ぐと,シャロとはまた違った柔らかい手にドキドキする雅史。
「繋ぎ方がシャロお姉様とちがいますよ?」
「マサて恥ずかしがり屋だから。」
「では私は強引に繋ぎます。」
両手で恋人繋ぎに雅史は,更に心拍数がはね上がる。
「良しバラが咲き誇ってる場所から,回ろう。」
「好きな人と一緒に薔薇が咲く場所で,デートなんてロマンチックです。」
「大きな蜂も居ますね。」
童話に出てきそうな蜂が,蜜坪を持ってハチミツを運んでる。
「興味深いです……これ次の単行本のネタに………」
何か閃いたらしく,白い手提げバックから原稿用紙を取り出したので,シャロとセーラには悪いが,手を離し抱っこしてうるさい奴の店の近くで,旅ハウスを出してトイレの場所と執筆場所を提供してから外に出ると。
「さあプリンをよこすかしら。」
ミリスタが現れた………仕方ないので,プリンとは違う甘味を出す。
「このプリンより甘くて冷たい食べ物をやろう。」
「この白いのが?プリンより美味しいて,嘘かしら。」
「なら食えば分かるだろうよ。」
「嘘だったら許さないかしら。」
何処からかスプーンを出すと器に入ったソフトクリームを食べる。
「………ふぁ~」
目がキラキラのミリスタだった。
「また商品売ってくれよ店長。」
「奮発してやるのよ。」
そしてミリスタは面白い場所に案内すると言うので,置いてきたシャロとセーラを迎えに行くと,膨れっ面で薔薇を見歩いて居た。
「………お前もハーレム野郎だったか。」
「普通に喋れるじゃんかミリスタ。」
「何の事かしら。」
シャロとセーラは雅史を見付けると。
「マサは私を置いて行かないでよて,あの時の妖精さん。」
「シャロお姉様,この小さく可愛らしい方が伝説の妖精様ですか?」
胸を張るミリスタ。
「この子わかってるわね,プリンを私に献上して敬いなさいかしら。」
「またプリン中毒発言かよ。」
雅史は頭痛がするのだった。
「うるさいのよ,もっと白くて冷たいの頂戴なのよ。」
「案内してくれミリスタ。」
「そうだったわ忘れてたのよ。」
雅史達はミリスタに道案内されながら,歴史図書館に向かう………
「次回につづくよ~」
「誰に言ってるのモカ姉?」
「マイルちゃんいつの間に……」
シャロ「この頃お腹の………何でもないわ。」
セーラ「まさかもうに………」
シャロ「してないわよ,食べ過ぎて……」
カルミア「年を取るにつれて,痩せにくく成るらしいですよ。」
二人「………まさか」
カルミア「私じゃあ無いわよ,親戚ですよ~。」
次回に続く。
次回試練あるかな?