レベル上げと食材確保。
美味しい食料確保ついでにレベル上げへいざ………
温泉から上がり水分補給をし、まだ明るいのでレベル上げと食料狩りに向かう。
トムの様子を見に行ったら、半目開きで大の字でイビキをして寝ていた…………寝かして置こう。
さてエアーウイングと………三階ベランダから、旅装備と出掛ける前に作った、白銀の剣と杭形手裏剣に、神鉄を使った試作刀を1本試しに作って、次元武器庫に収納して何時でも取り出せる用にした。
まずは西に向かう途中で見付けた、あのイノシン達からだ。
西の山場付近に向かう………山場には、無数の獣道とターゲットのオオイノシンが居た、此方には気付いていないてか気付かせない。
まずは闇魔法のダークミストで、視界を奪う……ダークミストには麻痺効果もある魔法。
次第に視界を奪われ、麻痺したオオイノシン達に向かって、脳天にマルチポイントロックして、水魔法のアイスショット! を放つ。
まだ水魔法のレベル20なので、最大で大槍程ある氷柱出現は、4本が限界らしく鋭く尖った氷柱が、マップ追跡しマルチポイントロックの場所に突き刺さる。
オオイノシンのレベルは、最大40のゴツイ体格のも居たが、ダークミストで視界が見えない状態に、仲間が麻痺して動けなく成るのを見て、パニックに成ってたが真っ先にアイスショットで倒した………まあ、二本脳天に受けてやっと倒せたが。
10匹の群れに結構時間かかった影響か? 南方面から、レベル56の主オオイノシン一体と、レベル40後半の10匹が、接近し………仲間を倒され怒りのままに接近して来る。
ここは一か八かの光魔法の全体攻撃を使って、敵を倒せれば良いのだが………博打だな。
「光魔法流星雨、貫けぇぇぇぇっ!!」
無数の光の硬い物質が流星の雨の様にオオイノシン達に降り注ぐ、弾丸の如くオオイノシン達を光の硬い物質が貫く。
後でこの光ってた物質は、光が圧縮された光の弾丸みたいで、魔力故に弾丸クレーター以外は無かった。
主は最後までスピードを落とさずに、あの子像みたいな巨体から異常な高さのジャンプをしたが、そこで事切れたらしく地面に墜ちて行った。
地響きと共に土煙が上がる、それと同時にレベルアップのイメージ画面が………まあ放置出来んな。
【レベル20アップ!】
【ステータスアップ!】
【光魔法レベル8アップ!】
【闇魔法レベル2アップ!】
【水魔法レベル10アップ!】
【特殊魔法レベル12アップ!】
【オリジナル魔法レベル3アップ!】
【スキル隠密٠サバイバル技能が習得しました!】
隠密は姿や存在感消してダンジョンとか進めるが、攻撃は出来ないなみたいである、まあステルスも在るがステルスはスライム等の不定形系には無効みたいだ、あと暗視も含まれており暗いダンジョンも、光魔法使わずに魔物狩り出来そうである。
サバイバルは岩場をかけ登ったり、ダンジョンとかでの橋が無い場所とかに、使えるスキルみたいである、まあサバイバルだし。
あと特殊魔法結構使ったからレベルアップが高いな、水魔法のアイスショットもそれなりに使ったけど、10止まりか………
レベル45にレベルアップの恩恵で魔力が回復したが、武器使って無いから技や武器レベル育たないな。
近距離戦闘は経験しないとな………さて、ロック鳥は羽毛とか欲しいから、一撃必殺技で血を出さない攻撃…………打撃位しかない無いな。
刀技に刀背打ち骨砕きて技があるな、脳天の頭蓋骨も骨だし試してみるか?
ロック鳥の鶏肉美味いらしいし、攻撃も口ばし突きに土魔法のロッククラッシュに,引っ掻き攻撃があるが、ロッククラッシュは近くの岩や石や魔力で作った岩石を、敵に放つ魔法。
まあ魔法なので魔力次第では、凄いスピードで岩や岩石が飛んで来るのだが、魔力が高い個体が居ないので、技や武器レベルの糧に成って貰おう。
キャナルのナビゲートが始まる。
『マスター、現在の位置から西に行った数㎞先の山肌が露出した岩場に、ロック鳥の一団を捕捉しました。
レベルは20前後に群れのBOSS的な存在は、現状確認出来ません』
何処かに出掛けてるのかな?
『あとトムさんが起きて捜してます』
「それは放置で」
トムと鳥系は相性悪い…………なんせ猫だし、狩る側の食物連鎖の方だし、それに全滅されて…………他に居るのかな?
キャナルからロック鳥の分布状況を説明される。
『現在のマスターの近くを狩り尽くしても、まだこの一帯のロック鳥の全滅には程遠いです』
「………奴等の住みか分布状況を、マップに表示頼む」
『イエス、マスター』
キャナルからの情報によると拠点50㎞範囲に、ロック鳥の住みかが沢山点在した。
確かロック鳥の主食てミミズやハーブや、薬草だったな………… キャナルから現状を聞く。
『ロック鳥は岩場付近の高級薬草や、草原の高級ハーブや薬草を食べて居る模様です。
このままではこの一帯の高級ハーブや薬草に、高級薬原料の茸等消える可能性があります』
「そう言えば漢方とかも茸類あったな、………キャナルよトムをこっちに呼んでくれ」
『もうトムさんを向かわせてます』
「……………まあ良いか」
トムと合流の為に大木に移動した、日が陰り始めさっき手に入れたスキル使って、闇夜に紛れて奇襲も可能かもと考えてたらトムが来たが、何か泣いてない…………
「置いて行かないで下さいよマサさん」
「気持ち良さそうに大の字で寝てたからついな」
トムは涙目で怒って………まあいいや。
「トムこれから鳥狩りだが、血を流す殺傷禁止な」
トムが不満顔に成る。
「打撃戦で倒せるだろうトム、まさか鳥に後手踏まないよな」
トムを煽る………何か悪い意味で、やる気出てる様な………。
「マサさん僕なら、鳥程度が気付かずに秒殺で群れを殲滅出来ますよ」
トムの目が怪しく光る………狩りに向かう野生の目である。
「それは楽しみだ見学して見てるぞまあ、気付かれたらペナルティーな」
トムが右手人差し指爪を出して、左右に振るう………何だそのキザたらしい仕草わ。
「マサさんに僕の実力を見せてあげますよ」
と何かキザキャラに成ってるが、さっき置いて行かれた腹いせも有るかも知れない。
二人してロック鳥の縄張りの一つに向かう。
ロック鳥の縄張りに着くなりトムは隠密スキルを使い、音もなく鶏の2倍大きいサイズの岩に偽色したロック鳥を、宣言通り瞬殺していったが私の隠密スキルと違い、トムの隠密スキルは攻撃可能らしい。
ここのロック鳥の縄張りの殲滅したが、トムの姿は見えない………まさか、スキル地図のロック鳥の反応が次々消える………殺りすぎだトム。
解体BOXが間に合わずに悲鳴を上げて居ると、キャナルから報告が入る,煽り過ぎたみたいである。
最終的に1000羽を超えるロック鳥を狩るトム、拠点60㎞範囲のロック鳥が全滅したのは言うまでもない。
卵も勿論回収してあるが、孵化寸前のは無かったのは良かったが、大量のロック鳥の卵は鶏の卵てよりダチョウの卵に近いお大きさであり、プリンや卵焼きに茶碗蒸しに卵かけご飯に使っても数年持ちそうである。
地や風のエーテル魔石も山盛りてんこ盛りで、結局私の武器レベル上げは事実上出来なく成ったのは言うまでもない。
トムが1000羽殲滅してた間に、岩場に残ってた高級薬草や岩の影にあった鉱物やエーテル魔石を回収し、近くの森とかから高級薬草に茸等を回収。
薬草とかは地球の薬草とかに似たのもあったが、茸は体力回復やロイヤルゼリーの無い、栄養ドリンク剤に使える素材があった。
何か髭に赤い帽子姿のオッサンが、巨大化しそうな茸も有ったが……お約束付きの茸であった。
毒の部分を取らないと蘇生や損傷部再生薬等の、素材材料に使えないらしい幻の茸らしい。
しかも霊峰か霊山とか人が入らない場所しか、無いみたいであるが成長も数年経たないと採れないらしい。
この超貴重な不死鳥茸は、何故かここに群生しており毒素も知識庫によると、特殊な方法を使うと無毒化し麻酔剤に転換出来るらしい。
都合状態だが無毒化には色々設備が必要で、ガラス試験管やらガラス容器設備が必要。
あと水・地・氷のエーテル魔石の粉末が、大量消費するみたいである。
氷のエーテル魔石の代用品に、白雪鳥の雫でも可能とあるが、標高4000m級の山にある池や湖か人が生存出来ない、雪原の大地に生息する鳥らしい。
まあ生存出来ないのは、雪原の大地には作物が作れなかったり、魔物やモンスターが雪の白に迷彩していて不意討ちされるからである。
あと気温も-50°は平均気温で、最低気温は一部を除き-100°を超える極寒地獄。
温泉地帯やマグマ地帯も有るらしいが、最大に危険なのはハリケーンの最大級を超えた風速の、吹雪やブリザードであり視界が見えないなかの移動は、自殺願望でしかないらしい。
そもそもそんな風速の中歩けないが。
トムがホクホク顔で上空から帰って来た………。
「どうですか、僕の真の実力は」
自信満々に胸を張るトム、私はカバンからハリセンを取り出し。
スパーン!!
トムにツッコミハリセンを喰らわす。
「なんでぇ~?」
涙目で此方を見てくる。
「解体BOXが悲鳴上げてるわ、誰がこの一帯のを殲滅しろと頼んだ」
「…………? 駄目だったの?」
トム…………まあ私も範囲言わなかったからな。
トムが何か言いたいみたいなので聞いてみる。
「なにムズムズしてるんだトム?」
「腹へったのでおやつ下さい。」
「…………………マタタビ玉を2玉だけな」
何か不満そうだったが食べたら満足したみたいだ、トムに仕事でも頼むか。
「トム頼みが在るのだが………」
「虫の巣窟ダンジョンの下調べですか?」
何故分かった………まあいいや、続けよう。
「虫の巣窟付近の状況や隠し通路とか探って欲しい」
「まさか,不意討ちでBOSSを倒す気ですね」
またか………何故分かる?まあ感か何かだろうて事にしとこう。
「まあ不意討ち可能成らね」
「やっぱり………では一応それも含めて、偵察に行きますね」
やっぱりて何だやっぱりて………さて報告はアレにしておこう。
「ではその報酬はカニカマ……」
トムは言い終わる前に行ってしまった、………流石家の猫達が好物だったカニカマ、効果は抜群だな。
さてとトムに仕事頼んだし食料調達開始だな、まずは黒毛の山牛を少し倒し食肉にする為に解体BOXへ、赤毛に少し黒色ぽい大和牛はこれも肉用だったので、肥えたのを数等仕止めて解体BOXへ。
赤毛等は霊峰牛て名前の大人しい乳牛であり、何故か大人しく乳を絞らせてくれた? 何故だ? 、途中でオリジナル魔法を作り自動絞り機状態で回収。
数頭絞ったが30L以上確保出来たが、殺菌しないと使えないがそこはオリジナル魔法で、殺菌しステンレスタンク数本に密封してカバンに自動収納する。
見えない魔法柵をまた結界と同じ手順で作り、広大な高原に先ずは牛ゲット………次は高原の一部の地面の石を取り除き柔らかくする。
その周りに見えない壁を配置し、もし壁に鳥が突撃しても反対側に出現する仕掛けにする。
あと無害スライムが精製した肥料に居たミミズ達を、大量に回収して地面に置いて置く。
近くに群れで居た山鶏を精神の眠り魔法❮スリーピング❯で、眠らせて確保して山鶏専用スペースの居住区に、オオイノシンの毛皮を寝床の場所に置いて、眠らせた山鶏を毛皮に寝かせる。
藁が無いので藁の一時代用にしたが、早く藁か何か植物の代用出来る物探さないと、後卵の受け皿とか卵の産む場所への誘導魔法とか。
まあ一応これで普通の卵もゲットした、まあ牛や鶏の場所にも排泄物分解の為に、近くの小川から緊急土木工事して小川を通し、牛や鶏の飲み水確保と無害スライムを放って衛生面をキープする。
一通り作業を終わらせて帰路に、………もう少し山の中を調べよう何か甘い匂いが、………風に甘い香りがしたから来たが、まさかバニラの匂いする木が在るとは。
バニラエッセンス等の元である植物は基本地球では、南米とか熱帯気候生息圏のユリ科の植物のはずだが………。
このバニラの匂い漂う木の実の、椰子の実の様な実を付けた木や、その他の植物も甘い香りがする、幹を少し傷を付けるとシロップの様な液体が出る木も。
調べると椰子の実みたいなのは、大和名で甘味の木で世界名はバニラウッドフォフツらしい、何かドイツ語らしきの入ってない。
シロップ出た木の方はてん菜の木らしい、てん菜て確かグラニュー糖とかの原料に成ってる、根系の作物だったはず。
このてん菜の木は、葉もだが夏には糖度の高い実も成るみたいだが、良く寒いのに………野菜とか寒さで糖度増す原理と同じで………いや両方共に夏が成熟期みたいだ。
温泉の源泉とか地熱とかの影響かも知れないな、この数㎞山奥に地熱で熱されたお湯が出てるみたいだ、地下水が鉱物含まずに熱せられただけみたいだ。
バニラウッドフォフツて長いから、バニラ液と名付けようこれからは分かり易くして………面倒だしね。
この高濃度のバニラ液で、牛乳もあるしソフトクリームやパフェとかも作れる、確かやカスタードもエッセンス使うけ?カスタードが出来たらシュークリームや、たい焼きとかも食べれそうだな。
牛乳からは生クリームやバターにチーズか、………チーズスフレとか通常スフレは食べたいな………。
みたらし団子とかは醤油ダレや餅米に色々必要だな、最終的には米と餅米の種を買って、田んぼを開墾しないと。
そして最終目標はカカオを手に入れて、ココアやチョコ三昧を味わう………出来れば、異世界食材で新たなケーキとか開発したいな……。
異世界バニラ液入りな、カスタードと生クリーム入りメロンパンとか、カスタードと生クリームと果物を挟んだコッペパンも良いかも。
あとお茶や紅茶茶葉も欲しいな、後で調べて茶葉旅も良いかも知れない、トムは反対しそうだが。
ハーブティーに出来そうなハーブも調べよう。
拠点に帰るともうトムが帰って居た、ダッシュで此方に来る。
「偵察終わりましたよ」
「速くない………」
何時帰って来てたんだトム?
「それより報酬欲しいのですが………」
「ダイニングに移動して報告終わってからね、もう夕飯の時間だしな」
「ではカニカマ」
「夕飯なんだから出すわけ無いだろ、それより良いのを出すさ」
一瞬ガッカリしたが、良いもので期待に目を輝かせるトムが、兎尻尾…………もといボブテイルを振りながらな家に入る。
「ふんふん~ニャンニャン~」
ウキウキが声に出てるぞトム、可愛いヤツめ。
家に入り手洗いを済ませ、ダイニング………その前に台所で夕飯の用意。
私は面倒だったのでカップきつねうどんにし、トムには猫缶タワーを出してんこ盛りタワーの、猫缶をカバンから出す。
ヤカンでお湯を沸かし試しに、山鶏の卵を一つ入れるトムは待ちきれないと、ヨダレが口から出て光っている。
「早く食べましょう……お腹が空き過ぎて限界ですよ」
「まだ容器から出して無いのに、どうやって食べる気だ?」
「…………今のお湯を入れた食べ物も、僕のご飯では?」
「私の夕飯だ」
「………………」
(私のまで食べさせんぞ!)
「………………」
(もっと食べさせて下さいよ)
暫し沈黙が訪れる、そもそもトムよお前は猫舌だろ?まあ私もだが。
ジト目で此方を見るトムが一言。
「マサさん、それで足りるのですか?」
まあ足りないが、後で色々味見食いするから大丈夫と、口には出さないでおく。
「トムはこのタワーだけだからな、これ高い値段したしまあたぶんこの異世界で作れる自信は無い」
「またまた…………え?」
私が無言なので状況が分かったらしい、そもそも1個某ネットマゾーン販売でも千円近い値段、カニカマ入りマグロ缶やパウチの方が安いのだが。
流石猫を虜にした猫食品メーカー、高いだけでなく猫夢中に成る品ばかり。
さて、トムがこれを食べて暴走しなければ良いのだが。
その後に食事をした2人だったが、やはり美味くてテンション上がり過ぎて、昔の様に家中を駆け回るトムなのであった…………
山鶏の卵入り月見きつねうどんは、卵の味が濃厚かつ美味が初めての感覚だったと、ココに記しておく。
この卵はプリンとかのグレードが、恐ろしき跳ね上がる可能が高い、オムレツとか玉子焼きもどんな味に進化するのやら。
まだロック鳥の卵食べて無いが、これもとんでもない卵なら恐ろしいな、まあ肉は高級食材だが、まああんなに高級薬草やハーブ食べれば、肉もさぞかし美味いだろうさ、後で竹串に刺して焼き鳥にして食べてみよう。
食べえ終わり、トムのテンションも落ち着いたし会議を始める、キャナルにトムが入ったダンジョン地図を作成して貰い、オリジナル魔法でトムにも見えるスキルダンジョン地図を作成した。
トムの報告によると見た感じ、入り口付近は比較的に魔物やモンスターは居なく、広い開けた場所や宝箱のあるエリアに昼倒した、ビーや虫モンスターや魔物が居るらしいと地図を手で………前足で? 説明していく。
「特に此処は黒い虫が大量に居ましたよ」
トムが人差し指爪した場所は、1匹目のBOSSエリア前付近。
キャナルが補足説明をする。
『マスター、そのエリア付近は元々居たコックローチと、変異種の大型化したハイパーコックローチが居ます、………マスターに分かりやすく言えば、大量のゴキブリです』
「……………大量の殺虫剤作らないとな………燃やすか?」
雑食だよなゴキブリて、しかも両性類だから卵とか燃やさないと、直ぐ繁殖するし。
だがキャナルから素材に関する情報を聞く事に。
『コックローチの油は1部国では、必要な資源に成ってます、冒険者ギルドでは高値で売れる素材資源に成ってる模様、虫魔物やモンスターの腕等の武器素材も、国次第では高値で取り引きされてます』
あのGに使い道あるとは…………燃やしたいな、G達…………まあ一応解体BOXのコピーオリジナル魔法を作ったから、オリジナルで虫解体専用ホルダー作り、回収しても虫専用解体ホルダー行きに、そこ続きとして虫専用素材仕分けも作成済み。
一応虫専用解体魔法は二つにして、解体限界緩和策をしたが何処まで対処可能かは不明。
「トム、他は?」
トムがキャナルに頼む。
「キャナル、あの虫達の産みの親の資料出して」
『了解』
資料はレッドアーリークイーン、繁殖型の魔物だがほかにもアントカイザークイーンに、クイーンの産みの親のウォーム・レッドクイーンて、化け物魔物が頂点に居るらしい。
今回のはウォーム・レッドクイーンの子の戦闘力が、低い方みたいだ。
それでもレベル80あるけどね、それにレッドアーリークイーンは、ビーやメガ٠ビーの他にカマキリにアリの頭と、カマキリの体のアントカイザーの親で、食料は他種の魔物やモンスターや人間らしい。
昼に見たビー達は、クイーン用の餌を捕まえに来た奴らだったかも知れない。
そのレッドアーリークイーンは、蟻の体に蟻なのか? 蜂なのか? 不明な顔の化け物で、絶えず卵を産卵してるらしい。
今は基本コックローチを食べてるらしいが、増殖バランス次第では街も危ないだろう。
「不意討ち可能か?」
呆れた顔でトムが答える。
「脱出ルートは在りますが、脱出口には逆に入ろうとすると、罠が発動する仕掛けで出口が壊れて、脱出不可能に成りますよあれ」
「まさか罠解除スキル無効罠か?」
トムが深刻そうな顔で頷きながら続ける。
「ついでにモンスターとかが、侵入者が死ぬまで追い掛ける、サイレンとマーキング罠付きです、此方も解除不可能みたいです」
不意討ちでBOSSのみ狩りすれば、後はゆっくり始末すれば良いかと思ったのだが、回復アイテム作ってからでないと突入出来ないな。
「キャナル回復アイテム作成資料を頼む」
『イエス、マスター』
目の前にイメージ画面が開き、体力や疲労回復に術回復や技回復レシピ資料が出る、体力や疲労中回復ポーションに薬のレシピの材料は、さっき素材採取してるので可能。
まあロイヤルゼリーを手に入れれば、疲労回復ドリンクが出来るが、巣窟ダンジョンに蜜蟻の巣があるが、数が減少傾向みたいだ。
蜜蜂も居るが時期的に冬眠期で、活動してない為にロイヤルゼリーや蜜は少ないみたいだ。
タウリン等の成分ある行者茸は、さっきの採取にあったので、ロイヤルゼリーに近い成分の薬草と混ぜて、液体作れば完成だが………
ここでキャナルから情報が。
『マスター、この霊峰には酒泉や不思議な泉があるので、その泉の水や酒泉を使って、オリジナル回復ポーション等出来る可能があります』
ほぉ~効能とかはどうなんだろうか? と思ってたら。
『マスター、術等を回復する酒泉や体力や術等を回復する、魔力泉等あります』
異世界凄いな………地球居た時に、欲しかったな………体力回復泉
「キャナルその泉は何処にある?」
マップにブルーの点が出現する、拠点から魔力制御外したエアーウイングで行けば、回収可能だな。
『マスター、この付近には謎の宝箱や貴重な鉱石もあります、ついでに反応ある場所も寄られる事もお勧めします』
キャナルの言った通り、知識庫連動に成ってからの地図やソナー性能が、本来の力を発揮し初めて、宝箱は黄色点で貴重鉱物は白と黄色の点滅点、赤はモンスターや魔物反応だが、動物等は現状名前が把握したり見たりした、生物しか反応しない。
泉や酒泉は標高2000~4500位の、小川や温泉等ある付近に有るみたいだが、その数㎞範囲内に劇物等の防御装備が居る池や、火薬の原料とかの硫黄とかの谷がある。
その谷や他の場所に青白く光る点が? 、一応聞いて………キャナルが答える。
『マスター、お答えします』
「まだ言ってないのだが」
まあ答えて貰おうか。
『了解ですマスター』
「でこの青白く光る点は?」
キャナルが説明する。
『この青白いマークは秘宝反応を示してます』
「どんな秘宝だ?」
一応お決まりは聞かないと。
『はい、基本は古代魔術書秘伝やロストテクノロジーに、秘技や不思議鉱石や魔力を宿した魔法宝石や、魔法付与武具等が入った宝箱です』
ついでに貴重な回復アイテムとかも、有ったりしてな。
『イエス、マスター』
「………………」
まあ良いかと思ってたらトムが。
「マサさんに言い忘れてましたが………」
「何だ? さっきから会話に入って来ないで、そわそわしてたけど?」
まさか実はハイパー化したG倒してたのか?
「途中でダンジョン内の宝箱全部開けちゃいました…………」
「全部てBOSSとかの後ろや、BOSSを倒すと出現する宝箱も…………」
「? いえ、普通に罠や鍵スキルで解除したり、雑魚ぽいのが守ってた宝箱ですよ」
どんな雑魚ぽいヤツだったんだて、ダンジョン攻略の楽しみ減ったな。
「雑魚てどんなのだった?」
トムが何か安心してからキャナルに頼んだ模様、トムが雑魚と言ってた魔物のデーターが出て来た。
…………虫の巣窟なのに宝箱守ってたのは植物魔物で、寄生キノコの虫ゾンビで、トムの報告では大抵「黒い虫にキノコ生えてましたよ」だそうだ。
たまに「カミキリのキノコ生えたのや、蟻頭のも居ましたが楽勝でした」だそうだ。
どうやってゾンビ倒したんだと聞いたら、笑顔で「猫精霊魔法と光魔法ですけど」と涼しく答えてた。
だから猫精霊魔法て何よ、爪の斬撃飛ばしと言いどんな魔法なんだ? て、今更だが爪の斬擊て技では無いんだな。
「爪の斬擊て魔法らしいが…………」
トムが答える。
「基本は風属ですよあれ、光や闇に地の属性も可能ですよ、あと魔法は使えないのに斬撃は水も使えますね」
流石に火属性は無いんだな………
「で宝箱の中身は?」
「今出しますか?」
トムがネクタイから、魔法的なウエストポーチ的なの出して来たよ………。
「何かホコリ出そうだし、外で見よう。あと何でウエストポーチなんだ?」
トムが不思議そうに言う。
「マサさんのカバンも、色々変化可能ではないですか?」
そうなんだよね、カバンなのにウエストポーチや腕時計にブレスレットと、変幻自在カバン?に成ってる………これはもうカバンなのだろうか? 、マジックアイテムだよねて………マジックアイテムか。
一人色々考えてるが実は、長年使ってたカバンなのだが使用者の願望をトレースする事により、持ち主の雅史も異世界改造した神さえも、予想を越えた進化をしていた。
まあ犯人は地球に居る八百万の影響だが、その答えを知る事は無いだろう。
そして外に出てトムの戦利品を見るべく、雅史はブルーシートを錬成し広げ、トムが得意気に言いながら片っ端から出して行く。
「先ずは武具から…………え~と」
何か甲冑や刀や家紋入り木製盾や、スチールアーマーにガーターや銅剣に、鋼鉄製の剣と鎧にクロスヘルム青い鳥の長い羽付きヘルム、銀で作られたシルバーヘルムに紫色のコートに、動物革の革鎧や宝石………いやタリスマンが装飾された、オリハルコンぽい鎧があった。
「鑑定を今したけどトムそれだけで、結構高い装備もって来てるぞ」
刀は名刀らしく玉鋼に隕鉄と、エーテル光魔石粉末で造られた,十六夜て名の名刀。
何故十六夜て名のかは不明だが、固有技に流星撃に流星剣があり、光魔法の流星雨の技版なのだろうか?
紫色のコートはアストラルコートで、全魔法に全異常耐性付きだが微妙にアレなコートである。
恥ずかしいコートなので着たくは無い。
「癖が強いのがあるな………」
トムが不思議そうに言う。
「この紫色の……………」
「トムそれ着たいのか?」
「…………いいえ」
何かを察したみたいである、次は動物革の鎧は飛竜革鎧とある、ワイバーンて鎧に成るんだな………あとオリハルコンぽいのは、術戦士鎧で守りや魔力ブーストと戦闘力向上のタリスマンが付いた鎧。
筋肉マッスルなムキムキ聖騎士用かもね、重厚感半端ない。
「残り…………」
トムが沢山鋼鉄剣や鎧をまだ出してた、ストップだな。
「トムそのシリーズまだ出る?」
「あとガントレットとブーツ類ですね」
「……………」
以下省略して売却装備アイテム類に入れる。
それから数分後…………
回復ポーションに術やMP回復ポーションに、万能薬や技や術回復の妖精のハーブ水て言うポーションに、高級な薬草とハーブに茸に、妖精王のブレスレットに不思議なブレスレットと、籠手と指輪に髪飾りに,ミラージュ仮面に、エンゲージアクセサリーてラインナップ。
「不思議な籠手はトムに使えそうだな」
「?」
トムが不思議な顔をして此方に来る。
「何か呼びました?」
「うむ………この不思議な籠手使うとら着用者によって武器レベル加算と不、思議な現象起きるらしいよ。」
「………………」
ブレスレットも着用者の攻撃力を、レベル差に応じて威力アップらしいが、指輪は魔力ブーストで髪飾り着用者によって飾りがリボンとかに変化し、装備した者を不思議なフィールドやシールドで守るらしいが、解読出来ない部分もある。
ミラージュ仮面は変装仮面で、エンゲージアクセサリーはプレゼントした大切な人を守りたい意思によって、全ての攻撃や不幸すら弾くアイテムアクセサリーらしいが、風でスカートがめくれたり干してたショーツが飛んだりする、アクシデントは回避不可能らしい…………何だこれ。
このエンゲージアクセサリーも着用者次第で、ブレスレットや髪飾りや指輪にも成るらしい。
エンゲージアクセサリー何だから、指輪でも良いのでは………
後は魔力が宿ったダイヤ等があり、色々防具素材とか加工品造れそうだな。
色々創作を掻き立てられながら回収していく。
この続きは次回に
長く成りましたが,次回に酒泉に向かいます。