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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
第2章世界冒険編
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闇の商人

動き出す闇と新キャラ登場………

異世界の先輩石田氏ことジェラールさんと,その息子ロイドさんと話し合いをしている,石田氏は転生して出会った他の転生者と共に,スキルや魔法で資金を貯め,異世界で人生二度目の結婚をして冒険者の時に貯めた金で,喫茶店を開いたらしい。しかも地球にも妻子を残してるらしいが,事件に巻き込まれ死んでるので戻れないらしい。


「………あの事件ですか………犯人と主犯逮捕されましたが,一部犯人は未だに捕まって無いらしいですよ。」

「主犯はどうなった?」

「死刑に成りましたよ,確か速報で流れた気が。」

「ワシはあの列車に乗ってたのはたまたま………,そうかワシは巻き込まれたんじゃな。」


もう叶わない日本に居る家族との再開,遠くを見ながら物思いに更ける。


「で話は変わるけど。」

「話し変わり過ぎじゃな。」

「いや………本題話す時に聞かれたから,話しただけで………」

「オヤジは抜いて本題を頼む。」

「可愛げの無い息子じゃ。」

「もう三十後半の息子に,可愛げを求められてもな………」

「それよりもハルモニアに居た犯罪ギルドが運んでた媚薬と少女に,国境近くに拠点あった山賊擬きから押収した資料のコピーがこれね。」


息子のロイドさんが目を通すと,頭を抱える。


「一人は熊に食われ死亡してるから。」

「………その妹も共謀罪で捕まえられるが,これはルードリッヒが始末しないと,国の機関の面目にも関わる。」

「………ハルモニアは一人の領主が,頭抱えてたけど。」

「………そっちの資料は。」

「渡しませんよ……まあ大半の悪党は,トムがギルマスと領主に直接渡しましたよ。」

「…………まあこの資料有れば,ルードリッヒの部下の部隊も突入出来るだろう,貰っても構わないか?」

「ルーデウスさんにも渡して下さいね。」

「………それはルードリッヒ次第だな。」

〘まあ後は私の預かり知らん事だ。〙


色々雑談をしたが興味深いダンジョンとか,色々教えて貰った。


「本当に伝説の迷宮図書館があったとわな。」

「魔族大陸の図書島や,魔物やモンスターが居ない妖精の迷宮は興味深いですよ。」

「じゃがあの妖精の迷宮の先には,妖精王が居るらしいがワシは三層辺りで止めた。」

「どうしてだオヤジ?」

「この店二件建てれる位の宝を集めたからじゃ。」

「………まあその時にプロポーズ出来そうな指輪でも,手に入れたりしてね。」


ギク


「妖精の指輪とか,豪華そうな指輪とか。」


ギクギク!


「まあ都合良く………在ったのか。」


ぷるぷると震える茶色い兎,中身オッサンだが。


「良く妖精の指輪知ってるのぉ~。」

「大量に在るからね,アイテムだから女性三人に渡したけど。」

「体格の割に罪作りな真似を。」

「翻訳や身を守る魔法盾だけだよね。」

「ワシは詳しく知らないが,婆さんが願いが沢山叶ったと喜んで居たよ,しかも愛する人の思いが伝わるとか,婆さんは言ってたな。」


顔が青紫色に成る雅史だった,三人女子の意図が分かり色々悶える雅史であった。


〘恵理にお土産の中に,生活の足しに出来る用に20個ばかり入れたが,地球で効力発揮しません様に願うだけだな。〙


恵理が地球で試しにネットで売ったが,その後どうなったか売った本人すら知らないのであるが,恵理が泡吹いて倒れる金額で落札された事は,言うまでもない。


「では私はルードリッヒの所に行って来る。」

「待て,外の雰囲気がおかしい。」


スキル地図を出すと,裏路地とかに敵反応が………話し込んで気づかなかった。


「まあ標的はシャロの嬢ちゃんだろう,話を聞く限り。」

「まあアイテム装備させたから,悪党が群がろうが近付けないはず。」

「どんなアイテムかは知らぬが,油断せぬ事だ。」

「多分大丈夫だろう,私の連れは最強だからね。」


さっき寝ていたトムが居ないので,倒しに…………いや倒し始めたらしい。


「ギャ~!」

「なんですの?この化け猫人は?」

「お嬢様お早くお逃げギャ~!」

「もはやこれまで,私の身体を差し上げますから,暴力は………」

「僕は人間の女に興味無い,だから捕縛。」

「いやぁ~ン,アソコに縄が食い込みますぅ~。」

「………何してるソコ,現行犯で逮捕………猫精霊?様?以外逮捕だ。」

「そんな猫精霊ですって?………,クッ……なんで男達に私の美貌が効かないのかしら………」

「この街は美女が多い街だ,お前さんみたいな目つきが悪そういな君には,誰もなびかないさ。」

「私の目つききをバカにして。」

「領主様の所に連れていけ。」

「ちょっと乱暴にしないで縄がヒィ~」


縄が更に食い込んだらしいが,トムは知らんぷり。


「ルードリッヒ様の方は?」

「後で来るだろいよ,何せコイツらを見張れて言ったのは彼だからな。」

「流石現場退いても凄いですね隊長。」

「…………アイツの部下に推薦してやろうか?」

「本当ですか?」

「………はぁー」


乗り気な部下は新人で,優秀だが真実を知らない。


「まあ向こうに行ったら,もう転属出来んぞ。」

「………?何故ですか?」

「知らずに喜ぶとは,どんな噂で行きたいかは知らないが,ソコのマスターに内容聞いてから考えろ。」

「呼んだかい?」

「………お久し振りですロイド先輩。」


頭を下げる隊長。


「これからルードリッヒの所に向かうけど,地獄を見たければ付いて来ると良い。」


ガタガタ震える乗り気だった新人。


「俺のプレッシャーごときで震えるなら,行かない方が良いと警告しておく。」

「流石ルードリッヒさんと戦場を駆けた猛者。」

「魔物程度に戦場は過大評価だよ。」

「ちょ………」

「それ以上は大変に成るぞ。」

「コラ私を離しなさいよ,連れて行かないでお願いよ………て手荒にひぎぃぃぃ~」


更に縄が食い込みよだれを流す目付きの悪い令嬢,兵達は無視しごろつきと金髪ドリルを連れて去って行った。


「私はルードリッヒの所に行って来る,留守番頼んだぞモカ。」

「…………えーと仕切り直して,任せて。」


ドドン効果音と共に,とまたポーズを取るモカだった……何処から効果音が?


「ネタが閃いたから,私は帰りますね。」

「またの御越しを………」

「何をネタにする気なんだ?」


雅史は不思議な超絶美人()()()で,王家の親戚の美人を見ながら言うのであった。後に正義の猫仮面と言う小説が出たが,ネタはやはりトムらしいが,雅史達がそれを知る事に成るかは不明である。


「さて,今日はどうするかな?」

「僕まだ追加注文食べてませんよ。」

「…………食ってたよ。」

「………またまた冗談を。」

「半目開けながら食ってたぞ。」


記憶に無いトムだった。


「今日は3日分も焼いたから肩が痛いよ~。」

「………閑古鳥よりマシでしょ。」

「私はまだナポリタン食って無いけどね。」

「シャロちゃん,手料理振る舞うチャンスだよ。」

「もう食材は在りませんよ。」


スッキリした顔でいつの間にか居たモニカちゃん。


「1人前位なら在るわよ………,私の食料」

「………では私が美味い物を振る舞おう。」


トムで迷惑かけた分の慰労を兼ねて,揚げる前工程まで終わったから揚げを出す。


「僕のから揚げですよね。」

「………なんでだよ,そもそもトム専用じゃあないよまったく。」

「え?……じゃあさっきの報酬で。」

「………じゃあ10個限定」

「………そんなぁ~」

〘トムに無制限で食べさせたら,今日作った分が無くなる可能性が高いわ。〙


雅史は台所を借りテキパキと揚げて……


「摘み食いもカウントに入るからなトム。」

「そんなぁ~」

「美味しいです,モカお姉ちゃんにはコレ無理ですね。」

「はしたないわよ二人共。」

「その割りにはシャロちゃんも,揚げたて食べてるよね。」

「仕方ないのよ,何故かお腹空いたから。」


フォークを片手に,美少女三人が摘み食いをしてる光景に,雅史は少しダメージを受けるのだった。


「それにしても美味しいわ,色々納得出来ないけど。」

「から揚げパンて新作に成りそう。」

「………誰がから揚げ毎日揚げるのですか?」

「「「………………」」」


雅史を見る三人美少女。


「嫌だよ。」

「そこを何とか…………」


手を合わせながら頼むモカ。


「この鶏肉て何ですか?」

「…………知りたい?」

「「「…………ゴクリ!」」」


この後倒れる三人だった。


「高い魔物鶏肉じゃあない。」

「最高級過ぎて家で毎日使ったら,破産しますよ。」

「……………」


モカさんは床で手を組み倒れたままだ。


「モカさんは倒れて居る,屍の様だ。」

「勝手に殺さないで~。」

「次はコーンスープを出そう。」


カバンから出し振る舞う。


「私が知ってるコーンより甘い。」

「そうなのよ,スープも美味しいし………でも何で私吐いたのかしら?」

「…………思い出さない方が良い何かだったからでは?」

「そうかもね………,あのポーション本当に不思議。」


何か人に寄って効果が違うのかも知れない。


「………変な味しなかったのですか?」

「蜂蜜ぽい甘い花の香りもした,スッキリな味だったわよ。」

「…………違ったのか………,私はてっきり………」

「てっきり?」

「………妖精のお…………」

「食事中に言わないでね。」


また言ったよこの子,恐ろしいわと思った雅史だった。


試作コーンスープは無くなり,マスターが帰って来た頃には三人共,満腹でうとうとしていた。


「シャロくん久々に泊まっていきなさい。」

「でも明日は…………」

「街の学校は全て数日休校になったよ。」

「どうしてですか?」

「シャロくんの学園で起こった誘拐が,色々な人に責任追及や色々問題発生してね,まだ余罪とか無いか捜査始めたかららしい。」

「まあ一人は今頃あの世で,三途の川辺りかもな。」

「「「「………?」」」」

「うんネタ分からないよね。」


話の腰を折る雅史だった。シャロはメンフィス家に泊まる事に成り,トムはマタタビ酒を飲んで居た。


「………猫精霊様を止めなくても。」

「相棒の飲み過ぎて地獄見るのは,自己責任ですので。」

「そうかい?で注文は?」

「……マスターカクテル作れます?」

「愚問だな,異世界人の欲求で我が国の酒種類は凄いよ。」

「………ではスクリュードライバー。」


シャカシャカ…………


「…………お待ち。」


カウンターに出された物は,何か知ってるスクリュードライバーとは違う気が。


「頂きます。」

「……………………」

「味は確かに,スクリュードライバーですね次はと」

「………それだけかね?」

「カルバトス一杯。」

「………カルバドスを飲むのかね?」

「?飲みますよ。」


何か言いたそうなマスター。


「………少し待ちたまえ。」


地下に行ったらしいが,トムはこの前猫人の集落から貰った,マタタビ酒を空にし酔い潰れて居る。


「…………明日知らないぞ。」

「お待たせ。」


なかなか高そうなのを持って来た様だ,中にリンゴが丸ごと一つ入って居る。


「なかなか高そうな瓶に入ったのを。」

「………カクテルは不満だったみたいだからな。」


グラス氷を入れカルバトスを注ぐ,琥珀色のカルバドスが綺麗だ。


「どうぞ………」

「………クルミ出して宜しいですか?」

「アーモンドとかもウチにも在るが?」

「酒に合うか試したいので。」

「そうかなら私も一口。」

「………なんでマスターまで,ビール飲みながら食べてるの。」

「なかなかだな。」

「…………」


小鬼の達に貰ったクルミであるが,お菓子にも使えそうな感じがする香り,雅史はカルバドスを飲んだ後にクルミをつまみにまた酒を飲む。


「………なかなか合うな,カルバドスも丸く美味い。」

「………ふっ」

「次は」

「え?」


驚くマスターいやロイドマスターだった。


「リモンチェッロを。」

「………それは店には無いが,どんな酒だね?」

「レモンを酒に漬けた物若しくはレモン酒ですかね。」

「………探して見よう。」

「次は葡萄酒かワイン。」

「ならこれで勝負。」


乙女の踏んだ一番搾り葡萄酒?


「………なんですか?詐欺にやられたんですか?」

「チィチィチィ」


人差し指を振るロイドマスター。


「美少女達が素足で踏み,一番搾りだけを厳選した葡萄酒だよ。」

「いくらぼったくられたですか?」

「………2万アイリスじゃよ。」

「オヤジばらすなよ。」

「やれやれじゃな。」


鑑定すると……………


「500アイリスですねこの葡萄酒。」

「………そんな…………」


絶望するロイドマスター。


「料理酒に使えそうだな,仕方ないから買いましょう。」

「いくら出す?」

「250アイリス。」

「…………そんなぁ~」


料理酒には使えるが,中の不純物を入れない様にだな………


「シャロが素足で絞ったなら,5000万アイリス出しますよ。」

「良し,今すぐシャロくんに。」

「………冗談ですよ。」

「…………本当に」

「………ではマトモなワインを。」

「…………買いそうだな。」


ニヤリと笑うマスターだが,そもそも本人承諾無ければ無理である。


「ロイド,俺に酒くれ。」


ベルを鳴らさずに入って来た,中二みたいな眼帯したワインレッド的なスーツを来た男が,カウンター席に来た。


「……なんだ来たのかルードリッヒ。」

「昔から俺の扱いが雑だな。」


足を組み座って居ると,ルードリッヒて男の前に注文無くウイスキーが出される。


「…………それ高いウイスキーだろ。」

「元を取らないとな。」

「……情報料か?」

「この葡萄酒だ。」

「高かったんだぞ,10万アイリスもしたんだぞ。」

「………500アイリスらしいぞ。」

「何だと,あの商人騙しやがたな。」

「で,あっちの商人はどうなった。」


何か嫌な予感が過る。


「じゃあ私はこれで………」

「「待ちたまえ!」」

「ちぃ~嵌められたか。」

「君には仕事を増やされた恨みが。」

「知らないわ中二病患者。」

「これは名誉な負傷を。」

「昔からたまに,物もらいが治らないからじゃ,あと坊主の時から俺の魔力がとか,訳が分からん事言ってるからな。」

「………今オヤジさんの声が」


何かわざとらしい演技する,ルードリッヒ中二病。


「………色々の治療費は1億アイリスで受けるよ。」

「しがない公務員にそんな金………」

「在るだろうルードリッヒ。」

「汚ねぇ~裏切りやがったなロイド。」


何かコントに成ってきたな。


「良し5億アイリスで治そう。」

「値上がってるじゃあねえか。」

「悪人野放しにした罰。」

「証拠が無いと動け無いんだよ。」

「………本当に?」


ギク


「決定打は無いけど,捕まえる証拠は昨日ハルモニアから,ギルド本部経由で入ってたりしてるよね。」

「…………まあ犯罪ギルドの情報は助かったが,それだけではな。」


雅史から謎のプレッシャーが出る。


「何怒ってるんだ兄ちゃん。」

「何だこの殺気,どんどん増してるぞ。」

「ワシャー知らんぞ。」

「一人少女が犠牲に成ってるのに,怠惰過ぎるからな………シャロの救助間に合なかったら,彼女は今頃キノコ頭に襲われた挙げ句に熊に惨殺されてんだぞ。」


ルードリッヒがロイドを見る。


「あの話し本当だったのかよ。」

「疑ってた分けか,理由は分からないが。」

「本来あの森は,精霊に守られた森なんだ……,しかも良質な薬草やハーブも採れるが,先月辺りから様子がおかしいから近付くなと,ロープしてあったはずだったんだ。」

「そんなロープ無かったよ。」

「………確かに見に行ったら,無かったなて誰が外したんだ?」

「それより噂の黒ローブの商人,どうなんだルードリッヒ?」

「?あぁ~あれな,捕まえて無いヤツ以外接触ありだ。」

「俺の情報だと,2ヶ月前に街の近くで見たとの情報来てるぞ。」


ロイドマスターがニヤリとする。


「なあロイド,現場に帰って来てくれよ。」


泣き言を言うルードリッヒ。


「嫌だね,娘達を危険に晒したくない。」

「俺も娘が居るぞコラ!」

「魔法ガンナーだろうがお前の娘は,一般人の娘と一緒にするな。」

「魔法ガンナー!?」

「歴代勇者様の遺品の一つに,娘の狙撃の腕が認められてな。」


ジェラールさんをに視線を向けると。


「ワシは知らんよ。」

「勇者様の仲間が持ってた,魔法拳銃らしいぞ。」


中二病が娘の武器を言うが。


「あと魔法狙撃ライフルや,魔法ビームライフルも在ったが,両方共に弾丸とかが特殊で使えんらしいが……。」


ルードリッヒ中二病が,ジェラール爺さん見ながら言う。


「異世界人しか知らない技術らしいからな。」


息子もジェラール爺さんを見る。


「オヤジさんに聞いても………」

「ワシは戦争道具には加担せんよ,そもそもワシそんなもん知らんし。」

「これだからな。」


誰でも戦争兵器には近付かないだろうさ,それにジェラール爺さんは知らない知識かもだしな。


「この頃普通の冒険者に死傷者出てるのに。」

「普通の武器通用しないヤツですか?まあ光魔法使えば良いのに。」

「そうそうそれなて,光魔法で倒せるのかよ。」

「特殊武器しか倒せないとか,前に聞いたのでね………レッサーデーモンなら倒せそうな気がするな,爆裂辺りで。」

「何で倒したんだ?」

「サンライトアローと,冷気を纏った刀ですかね。」

〘面倒だったから,光魔法で一網打尽にしてるけど。〙


何か言いたそうな二人。


「………光魔法て誰でも使えるのか?」

「……使えるでしょ?」

「魔法適性分からねえからな,そもそも勇者様の末裔が魔力高いだけだからな。」


異世界人の末裔は居るが,代数を進む事に魔力やスキル継承は減って行くが,継承されなかったり先祖返り継承をする者も居るのである。


「家は俺だけだったけどなオヤジ。」

「孫を冒険者にしてたまるか。」

「…………家は分からないからな………」


ルードリッヒは魔力こそ並より少し高い程度だが,戦闘力と潜入スキル等が異常に高いが,部下の仕事のミスで負った傷が他の仕事に付く原因に成った。だが娘のロゼは魔力と戦闘力が高く,たまに軍人気質がキズである,女子力は高く大抵の花嫁スキルは完璧と思うが,彼氏連れて来たらとたまに悪夢の様に悩むルードリッヒだった。


「こんにちはロイドさん,オヤジ仕事の途中だろ。」


また扉の開閉音を立てずに来た,黒のロングスカートに軍服風の服装で,やや青系のツインテール美少女が現れた,端整な顔立ちで艶やかな小さな唇に身長170近くありそうだが,どうやらブーツを穿いてるからだろうか?

少し勝ち気な雰囲気を感じる。スタイルは一般的な羨む方のプロポーションである。デカ過ぎず小さい過ぎずのボンキュボンである。


「…………でこの弱そうな彼が先輩を助けた人ですね。」


ムカ


〘弱そうで悪かったな………〙


「………先輩?シャロの事かな?」

「………ムッ。」


ツインテール美少女は,雅史がシャロと言った途端に機嫌が悪く成る。


「オヤジの命令無ければ私が………,アイツらを蜂の巣に出来たのに。」


私を睨みながら物騒な事を言う,ツインテール美少女。


「ロゼそいつは昨日の情報提供元だ,それに今頃バカ達の屋敷に部隊が突入してる頃だ。」

「でも私は助けれなかった………,先輩達を………」


悔しそうに下を向くロゼ。


「拉致された情報がもう少し早ければな,奴らを生きたまま捕まえれただろう………。」

「それにシャロくんも無キズで帰って来たし」


ロイドマスターが補足するが。


「グロい内容はポーションで何とか成りましたが,彼女の心の傷は何とかしないと。」

「………アレ?その割には倒れる前より,顔色良かったはずだが。」


普通はプリンでは買えそうに無いポーションであるが,プリン中毒妖精のお陰で買えただけである。


「まあ妖精シリーズのポーションですから。」

「指輪以外にも有るんじゃな。」


ジュラール爺さんが話す。


「う……う………」


ジュラール爺さんをみて,ロゼが動揺する。


「「「「?」」」」

「ウサギが喋ったぁ~」

「「「忘れてた!」」」

「知らなかったんかぁ~い。」


ジュラール爺さん達は説明に追われるのだった。





その頃街郊外のある場所。


「作戦失敗か…………,大和神国では余計な冒険者のせいで,あの馬鹿な男を実験台に出来なかった,今回は媚薬を使い負の感情と,淫らな瘴気を集める予定が,だがあの御方達の糧を次で集めねば,まあこの街の滅亡は避けられまい………手駒も使えないし,次は大河を越えた方へ向かうか………,この異世界の人間の王都が在るらしいしな。」


ニャリと笑いながら,血の様に赤いポーションと黒いポーションを見ながら,黒いローブの男は暗い闇に消えて行く。


「あの方の力の欠片が入ったポーションの,実験台を探さねば。」


そして気配すら暗い闇に溶け,次の場所に消える黒いローブの商人。




続く。



ロゼ「この後美味しいスイーツ食べれて,私満足。」

雅史〘意外にチョロかたぜ〙

ジュラール爺さん「スイーツで説得なんて,色々納得いかん」

ロイド「ルードリッヒの勘定,迷惑料付きで次から値上げだな。」

ルードリッヒ「俺巻き添え。」




次回に続く



セーラ姫「此処は何処………ユウナ……ユウナ……居ない」








連休なので明日もアップ予定,……三回目接種は前より………いや変わらない肩の痛み………ガク。

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