闇の商人
動き出す闇と新キャラ登場………
異世界の先輩石田氏ことジェラールさんと,その息子ロイドさんと話し合いをしている,石田氏は転生して出会った他の転生者と共に,スキルや魔法で資金を貯め,異世界で人生二度目の結婚をして冒険者の時に貯めた金で,喫茶店を開いたらしい。しかも地球にも妻子を残してるらしいが,事件に巻き込まれ死んでるので戻れないらしい。
「………あの事件ですか………犯人と主犯逮捕されましたが,一部犯人は未だに捕まって無いらしいですよ。」
「主犯はどうなった?」
「死刑に成りましたよ,確か速報で流れた気が。」
「ワシはあの列車に乗ってたのはたまたま………,そうかワシは巻き込まれたんじゃな。」
もう叶わない日本に居る家族との再開,遠くを見ながら物思いに更ける。
「で話は変わるけど。」
「話し変わり過ぎじゃな。」
「いや………本題話す時に聞かれたから,話しただけで………」
「オヤジは抜いて本題を頼む。」
「可愛げの無い息子じゃ。」
「もう三十後半の息子に,可愛げを求められてもな………」
「それよりもハルモニアに居た犯罪ギルドが運んでた媚薬と少女に,国境近くに拠点あった山賊擬きから押収した資料のコピーがこれね。」
息子のロイドさんが目を通すと,頭を抱える。
「一人は熊に食われ死亡してるから。」
「………その妹も共謀罪で捕まえられるが,これはルードリッヒが始末しないと,国の機関の面目にも関わる。」
「………ハルモニアは一人の領主が,頭抱えてたけど。」
「………そっちの資料は。」
「渡しませんよ……まあ大半の悪党は,トムがギルマスと領主に直接渡しましたよ。」
「…………まあこの資料有れば,ルードリッヒの部下の部隊も突入出来るだろう,貰っても構わないか?」
「ルーデウスさんにも渡して下さいね。」
「………それはルードリッヒ次第だな。」
〘まあ後は私の預かり知らん事だ。〙
色々雑談をしたが興味深いダンジョンとか,色々教えて貰った。
「本当に伝説の迷宮図書館があったとわな。」
「魔族大陸の図書島や,魔物やモンスターが居ない妖精の迷宮は興味深いですよ。」
「じゃがあの妖精の迷宮の先には,妖精王が居るらしいがワシは三層辺りで止めた。」
「どうしてだオヤジ?」
「この店二件建てれる位の宝を集めたからじゃ。」
「………まあその時にプロポーズ出来そうな指輪でも,手に入れたりしてね。」
ギク
「妖精の指輪とか,豪華そうな指輪とか。」
ギクギク!
「まあ都合良く………在ったのか。」
ぷるぷると震える茶色い兎,中身オッサンだが。
「良く妖精の指輪知ってるのぉ~。」
「大量に在るからね,アイテムだから女性三人に渡したけど。」
「体格の割に罪作りな真似を。」
「翻訳や身を守る魔法盾だけだよね。」
「ワシは詳しく知らないが,婆さんが願いが沢山叶ったと喜んで居たよ,しかも愛する人の思いが伝わるとか,婆さんは言ってたな。」
顔が青紫色に成る雅史だった,三人女子の意図が分かり色々悶える雅史であった。
〘恵理にお土産の中に,生活の足しに出来る用に20個ばかり入れたが,地球で効力発揮しません様に願うだけだな。〙
恵理が地球で試しにネットで売ったが,その後どうなったか売った本人すら知らないのであるが,恵理が泡吹いて倒れる金額で落札された事は,言うまでもない。
「では私はルードリッヒの所に行って来る。」
「待て,外の雰囲気がおかしい。」
スキル地図を出すと,裏路地とかに敵反応が………話し込んで気づかなかった。
「まあ標的はシャロの嬢ちゃんだろう,話を聞く限り。」
「まあアイテム装備させたから,悪党が群がろうが近付けないはず。」
「どんなアイテムかは知らぬが,油断せぬ事だ。」
「多分大丈夫だろう,私の連れは最強だからね。」
さっき寝ていたトムが居ないので,倒しに…………いや倒し始めたらしい。
「ギャ~!」
「なんですの?この化け猫人は?」
「お嬢様お早くお逃げギャ~!」
「もはやこれまで,私の身体を差し上げますから,暴力は………」
「僕は人間の女に興味無い,だから捕縛。」
「いやぁ~ン,アソコに縄が食い込みますぅ~。」
「………何してるソコ,現行犯で逮捕………猫精霊?様?以外逮捕だ。」
「そんな猫精霊ですって?………,クッ……なんで男達に私の美貌が効かないのかしら………」
「この街は美女が多い街だ,お前さんみたいな目つきが悪そういな君には,誰もなびかないさ。」
「私の目つききをバカにして。」
「領主様の所に連れていけ。」
「ちょっと乱暴にしないで縄がヒィ~」
縄が更に食い込んだらしいが,トムは知らんぷり。
「ルードリッヒ様の方は?」
「後で来るだろいよ,何せコイツらを見張れて言ったのは彼だからな。」
「流石現場退いても凄いですね隊長。」
「…………アイツの部下に推薦してやろうか?」
「本当ですか?」
「………はぁー」
乗り気な部下は新人で,優秀だが真実を知らない。
「まあ向こうに行ったら,もう転属出来んぞ。」
「………?何故ですか?」
「知らずに喜ぶとは,どんな噂で行きたいかは知らないが,ソコのマスターに内容聞いてから考えろ。」
「呼んだかい?」
「………お久し振りですロイド先輩。」
頭を下げる隊長。
「これからルードリッヒの所に向かうけど,地獄を見たければ付いて来ると良い。」
ガタガタ震える乗り気だった新人。
「俺のプレッシャーごときで震えるなら,行かない方が良いと警告しておく。」
「流石ルードリッヒさんと戦場を駆けた猛者。」
「魔物程度に戦場は過大評価だよ。」
「ちょ………」
「それ以上は大変に成るぞ。」
「コラ私を離しなさいよ,連れて行かないでお願いよ………て手荒にひぎぃぃぃ~」
更に縄が食い込みよだれを流す目付きの悪い令嬢,兵達は無視しごろつきと金髪ドリルを連れて去って行った。
「私はルードリッヒの所に行って来る,留守番頼んだぞモカ。」
「…………えーと仕切り直して,任せて。」
ドドン効果音と共に,とまたポーズを取るモカだった……何処から効果音が?
「ネタが閃いたから,私は帰りますね。」
「またの御越しを………」
「何をネタにする気なんだ?」
雅史は不思議な超絶美人小説家で,王家の親戚の美人を見ながら言うのであった。後に正義の猫仮面と言う小説が出たが,ネタはやはりトムらしいが,雅史達がそれを知る事に成るかは不明である。
「さて,今日はどうするかな?」
「僕まだ追加注文食べてませんよ。」
「…………食ってたよ。」
「………またまた冗談を。」
「半目開けながら食ってたぞ。」
記憶に無いトムだった。
「今日は3日分も焼いたから肩が痛いよ~。」
「………閑古鳥よりマシでしょ。」
「私はまだナポリタン食って無いけどね。」
「シャロちゃん,手料理振る舞うチャンスだよ。」
「もう食材は在りませんよ。」
スッキリした顔でいつの間にか居たモニカちゃん。
「1人前位なら在るわよ………,私の食料」
「………では私が美味い物を振る舞おう。」
トムで迷惑かけた分の慰労を兼ねて,揚げる前工程まで終わったから揚げを出す。
「僕のから揚げですよね。」
「………なんでだよ,そもそもトム専用じゃあないよまったく。」
「え?……じゃあさっきの報酬で。」
「………じゃあ10個限定」
「………そんなぁ~」
〘トムに無制限で食べさせたら,今日作った分が無くなる可能性が高いわ。〙
雅史は台所を借りテキパキと揚げて……
「摘み食いもカウントに入るからなトム。」
「そんなぁ~」
「美味しいです,モカお姉ちゃんにはコレ無理ですね。」
「はしたないわよ二人共。」
「その割りにはシャロちゃんも,揚げたて食べてるよね。」
「仕方ないのよ,何故かお腹空いたから。」
フォークを片手に,美少女三人が摘み食いをしてる光景に,雅史は少しダメージを受けるのだった。
「それにしても美味しいわ,色々納得出来ないけど。」
「から揚げパンて新作に成りそう。」
「………誰がから揚げ毎日揚げるのですか?」
「「「………………」」」
雅史を見る三人美少女。
「嫌だよ。」
「そこを何とか…………」
手を合わせながら頼むモカ。
「この鶏肉て何ですか?」
「…………知りたい?」
「「「…………ゴクリ!」」」
この後倒れる三人だった。
「高い魔物鶏肉じゃあない。」
「最高級過ぎて家で毎日使ったら,破産しますよ。」
「……………」
モカさんは床で手を組み倒れたままだ。
「モカさんは倒れて居る,屍の様だ。」
「勝手に殺さないで~。」
「次はコーンスープを出そう。」
カバンから出し振る舞う。
「私が知ってるコーンより甘い。」
「そうなのよ,スープも美味しいし………でも何で私吐いたのかしら?」
「…………思い出さない方が良い何かだったからでは?」
「そうかもね………,あのポーション本当に不思議。」
何か人に寄って効果が違うのかも知れない。
「………変な味しなかったのですか?」
「蜂蜜ぽい甘い花の香りもした,スッキリな味だったわよ。」
「…………違ったのか………,私はてっきり………」
「てっきり?」
「………妖精のお…………」
「食事中に言わないでね。」
また言ったよこの子,恐ろしいわと思った雅史だった。
試作コーンスープは無くなり,マスターが帰って来た頃には三人共,満腹でうとうとしていた。
「シャロくん久々に泊まっていきなさい。」
「でも明日は…………」
「街の学校は全て数日休校になったよ。」
「どうしてですか?」
「シャロくんの学園で起こった誘拐が,色々な人に責任追及や色々問題発生してね,まだ余罪とか無いか捜査始めたかららしい。」
「まあ一人は今頃あの世で,三途の川辺りかもな。」
「「「「………?」」」」
「うんネタ分からないよね。」
話の腰を折る雅史だった。シャロはメンフィス家に泊まる事に成り,トムはマタタビ酒を飲んで居た。
「………猫精霊様を止めなくても。」
「相棒の飲み過ぎて地獄見るのは,自己責任ですので。」
「そうかい?で注文は?」
「……マスターカクテル作れます?」
「愚問だな,異世界人の欲求で我が国の酒種類は凄いよ。」
「………ではスクリュードライバー。」
シャカシャカ…………
「…………お待ち。」
カウンターに出された物は,何か知ってるスクリュードライバーとは違う気が。
「頂きます。」
「……………………」
「味は確かに,スクリュードライバーですね次はと」
「………それだけかね?」
「カルバトス一杯。」
「………カルバドスを飲むのかね?」
「?飲みますよ。」
何か言いたそうなマスター。
「………少し待ちたまえ。」
地下に行ったらしいが,トムはこの前猫人の集落から貰った,マタタビ酒を空にし酔い潰れて居る。
「…………明日知らないぞ。」
「お待たせ。」
なかなか高そうなのを持って来た様だ,中にリンゴが丸ごと一つ入って居る。
「なかなか高そうな瓶に入ったのを。」
「………カクテルは不満だったみたいだからな。」
グラス氷を入れカルバトスを注ぐ,琥珀色のカルバドスが綺麗だ。
「どうぞ………」
「………クルミ出して宜しいですか?」
「アーモンドとかもウチにも在るが?」
「酒に合うか試したいので。」
「そうかなら私も一口。」
「………なんでマスターまで,ビール飲みながら食べてるの。」
「なかなかだな。」
「…………」
小鬼の達に貰ったクルミであるが,お菓子にも使えそうな感じがする香り,雅史はカルバドスを飲んだ後にクルミをつまみにまた酒を飲む。
「………なかなか合うな,カルバドスも丸く美味い。」
「………ふっ」
「次は」
「え?」
驚くマスターいやロイドマスターだった。
「リモンチェッロを。」
「………それは店には無いが,どんな酒だね?」
「レモンを酒に漬けた物若しくはレモン酒ですかね。」
「………探して見よう。」
「次は葡萄酒かワイン。」
「ならこれで勝負。」
乙女の踏んだ一番搾り葡萄酒?
「………なんですか?詐欺にやられたんですか?」
「チィチィチィ」
人差し指を振るロイドマスター。
「美少女達が素足で踏み,一番搾りだけを厳選した葡萄酒だよ。」
「いくらぼったくられたですか?」
「………2万アイリスじゃよ。」
「オヤジばらすなよ。」
「やれやれじゃな。」
鑑定すると……………
「500アイリスですねこの葡萄酒。」
「………そんな…………」
絶望するロイドマスター。
「料理酒に使えそうだな,仕方ないから買いましょう。」
「いくら出す?」
「250アイリス。」
「…………そんなぁ~」
料理酒には使えるが,中の不純物を入れない様にだな………
「シャロが素足で絞ったなら,5000万アイリス出しますよ。」
「良し,今すぐシャロくんに。」
「………冗談ですよ。」
「…………本当に」
「………ではマトモなワインを。」
「…………買いそうだな。」
ニヤリと笑うマスターだが,そもそも本人承諾無ければ無理である。
「ロイド,俺に酒くれ。」
ベルを鳴らさずに入って来た,中二みたいな眼帯したワインレッド的なスーツを来た男が,カウンター席に来た。
「……なんだ来たのかルードリッヒ。」
「昔から俺の扱いが雑だな。」
足を組み座って居ると,ルードリッヒて男の前に注文無くウイスキーが出される。
「…………それ高いウイスキーだろ。」
「元を取らないとな。」
「……情報料か?」
「この葡萄酒だ。」
「高かったんだぞ,10万アイリスもしたんだぞ。」
「………500アイリスらしいぞ。」
「何だと,あの商人騙しやがたな。」
「で,あっちの商人はどうなった。」
何か嫌な予感が過る。
「じゃあ私はこれで………」
「「待ちたまえ!」」
「ちぃ~嵌められたか。」
「君には仕事を増やされた恨みが。」
「知らないわ中二病患者。」
「これは名誉な負傷を。」
「昔からたまに,物もらいが治らないからじゃ,あと坊主の時から俺の魔力がとか,訳が分からん事言ってるからな。」
「………今オヤジさんの声が」
何かわざとらしい演技する,ルードリッヒ中二病。
「………色々の治療費は1億アイリスで受けるよ。」
「しがない公務員にそんな金………」
「在るだろうルードリッヒ。」
「汚ねぇ~裏切りやがったなロイド。」
何かコントに成ってきたな。
「良し5億アイリスで治そう。」
「値上がってるじゃあねえか。」
「悪人野放しにした罰。」
「証拠が無いと動け無いんだよ。」
「………本当に?」
ギク
「決定打は無いけど,捕まえる証拠は昨日ハルモニアから,ギルド本部経由で入ってたりしてるよね。」
「…………まあ犯罪ギルドの情報は助かったが,それだけではな。」
雅史から謎のプレッシャーが出る。
「何怒ってるんだ兄ちゃん。」
「何だこの殺気,どんどん増してるぞ。」
「ワシャー知らんぞ。」
「一人少女が犠牲に成ってるのに,怠惰過ぎるからな………シャロの救助間に合なかったら,彼女は今頃キノコ頭に襲われた挙げ句に熊に惨殺されてんだぞ。」
ルードリッヒがロイドを見る。
「あの話し本当だったのかよ。」
「疑ってた分けか,理由は分からないが。」
「本来あの森は,精霊に守られた森なんだ……,しかも良質な薬草やハーブも採れるが,先月辺りから様子がおかしいから近付くなと,ロープしてあったはずだったんだ。」
「そんなロープ無かったよ。」
「………確かに見に行ったら,無かったなて誰が外したんだ?」
「それより噂の黒ローブの商人,どうなんだルードリッヒ?」
「?あぁ~あれな,捕まえて無いヤツ以外接触ありだ。」
「俺の情報だと,2ヶ月前に街の近くで見たとの情報来てるぞ。」
ロイドマスターがニヤリとする。
「なあロイド,現場に帰って来てくれよ。」
泣き言を言うルードリッヒ。
「嫌だね,娘達を危険に晒したくない。」
「俺も娘が居るぞコラ!」
「魔法ガンナーだろうがお前の娘は,一般人の娘と一緒にするな。」
「魔法ガンナー!?」
「歴代勇者様の遺品の一つに,娘の狙撃の腕が認められてな。」
ジェラールさんをに視線を向けると。
「ワシは知らんよ。」
「勇者様の仲間が持ってた,魔法拳銃らしいぞ。」
中二病が娘の武器を言うが。
「あと魔法狙撃ライフルや,魔法ビームライフルも在ったが,両方共に弾丸とかが特殊で使えんらしいが……。」
ルードリッヒ中二病が,ジェラール爺さん見ながら言う。
「異世界人しか知らない技術らしいからな。」
息子もジェラール爺さんを見る。
「オヤジさんに聞いても………」
「ワシは戦争道具には加担せんよ,そもそもワシそんなもん知らんし。」
「これだからな。」
誰でも戦争兵器には近付かないだろうさ,それにジェラール爺さんは知らない知識かもだしな。
「この頃普通の冒険者に死傷者出てるのに。」
「普通の武器通用しないヤツですか?まあ光魔法使えば良いのに。」
「そうそうそれなて,光魔法で倒せるのかよ。」
「特殊武器しか倒せないとか,前に聞いたのでね………レッサーデーモンなら倒せそうな気がするな,爆裂辺りで。」
「何で倒したんだ?」
「サンライトアローと,冷気を纏った刀ですかね。」
〘面倒だったから,光魔法で一網打尽にしてるけど。〙
何か言いたそうな二人。
「………光魔法て誰でも使えるのか?」
「……使えるでしょ?」
「魔法適性分からねえからな,そもそも勇者様の末裔が魔力高いだけだからな。」
異世界人の末裔は居るが,代数を進む事に魔力やスキル継承は減って行くが,継承されなかったり先祖返り継承をする者も居るのである。
「家は俺だけだったけどなオヤジ。」
「孫を冒険者にしてたまるか。」
「…………家は分からないからな………」
ルードリッヒは魔力こそ並より少し高い程度だが,戦闘力と潜入スキル等が異常に高いが,部下の仕事のミスで負った傷が他の仕事に付く原因に成った。だが娘のロゼは魔力と戦闘力が高く,たまに軍人気質がキズである,女子力は高く大抵の花嫁スキルは完璧と思うが,彼氏連れて来たらとたまに悪夢の様に悩むルードリッヒだった。
「こんにちはロイドさん,オヤジ仕事の途中だろ。」
また扉の開閉音を立てずに来た,黒のロングスカートに軍服風の服装で,やや青系のツインテール美少女が現れた,端整な顔立ちで艶やかな小さな唇に身長170近くありそうだが,どうやらブーツを穿いてるからだろうか?
少し勝ち気な雰囲気を感じる。スタイルは一般的な羨む方のプロポーションである。デカ過ぎず小さい過ぎずのボンキュボンである。
「…………でこの弱そうな彼が先輩を助けた人ですね。」
ムカ
〘弱そうで悪かったな………〙
「………先輩?シャロの事かな?」
「………ムッ。」
ツインテール美少女は,雅史がシャロと言った途端に機嫌が悪く成る。
「オヤジの命令無ければ私が………,アイツらを蜂の巣に出来たのに。」
私を睨みながら物騒な事を言う,ツインテール美少女。
「ロゼそいつは昨日の情報提供元だ,それに今頃バカ達の屋敷に部隊が突入してる頃だ。」
「でも私は助けれなかった………,先輩達を………」
悔しそうに下を向くロゼ。
「拉致された情報がもう少し早ければな,奴らを生きたまま捕まえれただろう………。」
「それにシャロくんも無キズで帰って来たし」
ロイドマスターが補足するが。
「グロい内容はポーションで何とか成りましたが,彼女の心の傷は何とかしないと。」
「………アレ?その割には倒れる前より,顔色良かったはずだが。」
普通はプリンでは買えそうに無いポーションであるが,プリン中毒妖精のお陰で買えただけである。
「まあ妖精シリーズのポーションですから。」
「指輪以外にも有るんじゃな。」
ジュラール爺さんが話す。
「う……う………」
ジュラール爺さんをみて,ロゼが動揺する。
「「「「?」」」」
「ウサギが喋ったぁ~」
「「「忘れてた!」」」
「知らなかったんかぁ~い。」
ジュラール爺さん達は説明に追われるのだった。
その頃街郊外のある場所。
「作戦失敗か…………,大和神国では余計な冒険者のせいで,あの馬鹿な男を実験台に出来なかった,今回は媚薬を使い負の感情と,淫らな瘴気を集める予定が,だがあの御方達の糧を次で集めねば,まあこの街の滅亡は避けられまい………手駒も使えないし,次は大河を越えた方へ向かうか………,この異世界の人間の王都が在るらしいしな。」
ニャリと笑いながら,血の様に赤いポーションと黒いポーションを見ながら,黒いローブの男は暗い闇に消えて行く。
「あの方の力の欠片が入ったポーションの,実験台を探さねば。」
そして気配すら暗い闇に溶け,次の場所に消える黒いローブの商人。
続く。
ロゼ「この後美味しいスイーツ食べれて,私満足。」
雅史〘意外にチョロかたぜ〙
ジュラール爺さん「スイーツで説得なんて,色々納得いかん」
ロイド「ルードリッヒの勘定,迷惑料付きで次から値上げだな。」
ルードリッヒ「俺巻き添え。」
次回に続く
セーラ姫「此処は何処………ユウナ……ユウナ……居ない」
連休なので明日もアップ予定,……三回目接種は前より………いや変わらない肩の痛み………ガク。