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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
第2章世界冒険編
34/257

彼女の名は…………

ヒロイン登場回ですが…………

ハルモニアを経ち国境付近にまた山賊が居たので,ストレス発散の為に向かうと何かを待ってる様にキョロキョロしてたので,纏めて吹き飛ばす。


「❮ファイヤーマイン❯!」


【ファイヤーマインとは】

初級の火魔法系爆裂魔法。

熱と爆風で目標を吹き飛ばす魔法。


「「「ぐおぉ~」」」

「鎮圧完了かな?」


ボロい掘っ立て小屋を見ると何もない,洞窟からは足音が。


ニヤリ


「行くぞトム。」

「悪い顔してますよマサさん,あと奴らを木に縛り付けときましたよ。」

「分かって来たなトム。」

「まあ慣れますよ悪党退治してれば。」


刀程ある長さの十手を,武器庫から取り出し突入する。


「何だてめえ……ぐへぇ」

「何て事グハっ」

「何でココ……グオっ」


何か言おうとしてたが無視。


「何だその変な武器はぐへぇグオ」


ナイフ持ってる山賊?しか居ないな,まあ突き一撃で倒せるから楽だな,それにしてもシーフみたいな服装が多い気が。


「この先にはぐへぇ」

「ルーズの仇ぐへぇ」

「ベルントの仇ぐへぇ」


殺しては無いがな,さて山賊?のボスはこの先かな。


洞窟の先には広い場所に成ってたが,端に木箱があるのと玉座風にした骸骨や魔物の革をあしらった,椅子に座った髭モジャが腰を上げる,どうやら山賊ではなく犯罪ギルドの中継地らしい。


「瞬動!」

「よくも部下を……生きてかぐふぉ」

「やかましい,ゴキブリは寝ろ。」


十手先で昏睡させ木箱に向かう,木箱の中身は地球でも問題薬物を,魔法で精製したポーションが入って居た,しかもさっきの犯罪ギルドが運んでた媚薬もある。


「何か嫌な予感がするな。」

「回復ポーションでは無いのですか?」


トムは不思議そうに他の木箱から,少し赤いピンク色のポーションを見ている。


「それは媚薬と他の薬を配合したヤバそうな媚薬だ。」


配達場所は………うげ。


「どうしました?」

「トムが捕まえた王都の貴族宛てに成ってるよ,あと他の媚薬リストにあのモヒカンの名前もあるぞ…………」

〘あの小太り冒険者は何者何だ,しかもこの違法薬物一つで50万アイリスする値段とリストにある,しかも紫色のは80万アイリスしてる……アイツ1ダースを3箱も買ってやがる,誰に使う予定だったんだ?〙


だが配達先はまだあり,ベールフリーデン近くの街の名前が,あと大量に紫色の媚薬注文したのはアフトラ・ゴスアクとゴロイス?………,まだ悪党退治は終わらないらしい,しかもコイツら他にも強力な媚薬も前に買ってる常連みたいだ,他にもベールフリーデンとその先の街に紫色の媚薬が少し,流れてしまってるらしい。後でリストを持って,ファンタジアの冒険者ギルマス長のルーデウスさんに押し付けようと,雅史は悪い顔をする。


「またルーデウスさんに,丸投げする気ですね。」

「まあ前の代償は払って貰うだけだ。」

「あ~あのバカ息子のゴロツキ大変でしね,父親のルーデウスさんにも見放されたみたいで。」


前にファンタジアで,優姫に絡んで来たイケメン残念ボンボンを,倒した事から始まり色々と問題を起こしてくれたので,ボッコボッコにしてしまったりする,まあ他にも色々してくれたが。


「さてとコイツら縛り上げてと。」

「………まさかコイツらを。」

「ハルモニアのうるさいギルマスまで,頼んだ。」

「………まあ新しい武器作って貰ったけど,試し斬りに……」

「斬るなよトム,アレは山とか斬る武器ではない。」

「…………………」


どうせこの洞窟か森を斬ろうとしたのだろう。


「強度がウィップスソード改より,新作リニューアルしたからて色々斬るなよ。」

「………き……斬りませんよナハハハ。」

「………斬るなら自分で,アースドール作ってかモンスターを斬ろよ。」


新・神鉄複合金で作った自在剣だが,闘気やオーラを剣に纏わせ普通に攻撃出来るバージョンと,使い手の意志を感知し刀身が伸びたり飛行も可能にしたが,使い処が今はない。


「さてこの一番ヤバい違法薬だな,何で紫色何だ……しかも催眠媚薬と??媚薬とある,何か嫌な予感が増えて行くな。」


〘トムがいつの間にか酒呑童子から採集した,黒い霧だか……確かアビスとか言ってた瘴気は,あらゆる生き物の精神に影響を出す物だった,ある意味神経毒の類いだ。〙


試験瓶を取り出した雅史は??媚薬を調べると,アビス反応が出たので後で纏めて処分するホルダーに入れる,紫色のは催眠効果と強力な催淫による洗脳薬らしい,完全に犯罪域だな。


「それにしてもあの限界突破からも少し,アビス反応と怪しげな未知の成分出たし,薬の出所潰さないとな。」


トムは影渡りを使いハルモニアの冒険者ギルマス執務室に,犯罪者を放り投げ証拠のリスト等を渡して戻って来た。


「そろそろ自分の新しい剣も,慣らして行くかな………またダンジョン検索………」

「マサさん帰りましたよ。」

「……お帰りトム早いな,さて国境越えればもう直ぐだ,この先にベールフリーデンが………さて行くか。」


夕焼け風景の中近くの丘から行く方向を見ると,小さく見える国境の大河が見える,大河に掛かる赤い橋?らしきのが小さく見え遠くて街は見えにくいが,あの先にある街に喫茶店やカフェがある街が在るらしい,ナポリタンやカフェモカとかあるのだろうか?


「美味しい喫茶店巡りとかするかトム。」


じゅるり。


「お腹が空いて来ましたよ。」

「もう少し行ったら夕飯にしょう。」

「賛成」


浮遊バイクを単車形態にして,国境の街に寄らずにベールフリーデンへの最短ルートを使い,森に突入するとモンスターや魔物の反応余りない,スキルには少数しか反応しないがある場所から反応すら無い。


「トム魔物反応無い場所で一泊して,明日早く出てベールフリーデンで朝食だな。」

「楽しみでしたが仕方ないですね。」


雅史とトムはベールフリーデンまで数十キロ前で,一晩過ごす事にした……次の日は大変に成る事も知らずに,だがこの選択肢が彼女を救う事に。


某屋敷で金髪キノコヘアーの男が,闇オークションで手に入れた国宝級の通信魔道具で通信して居た。


「妹よ本命の行動はどうだ?………そうか,明日バイトも休みで拉致するチャンスありか…………,フッお前も悪い妹よ……ああこの前のコレクションは最高だった,媚薬で今日もよがらせてやった,…………ああ初日に使って避妊結界はもう無いさ………,ああ今は親父に抱かれてるさ,………ああそうだその次はハルモニアの美女や美少女をコレクションだ。」

〘結局新作の催淫媚薬は間に合わないか,チィ……効果試したかったが仕方ない………だが明日は〙

「フッ……」


ニヤニヤしながらベールフリーデンに居る,妹と通話しながら拉致計画を立てるゴイロスだった。翌朝ゴイロスはメイド達を夜の奉仕延長の様に,淫らな朝奉仕をさせ出掛ける仕度をする。朝食中に妹から連絡を受け急いで切り上げ,取り巻き達を連れベールフリーデンに早馬で向かう。


「………標的の1人は屋敷から出て,ボスの居る街の方に向かいました………,了解引き続き監視任務に戻ります。」


冒険者風の男性が長方形の通信魔道具を仕舞い,再び監視任務に戻る,ある部隊は街の領主ゴスアクを捕まえるべく,耐え忍びながらその時を待つ。


雅史達はショートカットをしながら,濃霧の森をスキル地図を使いベールフリーデンに向かって居た,先ほど遠くで大型モンスター反応以外感知しない平和な道中だったが。


「トム,魔物の反応無いが,何か悪い奴らの反応が出たぞ。」

「まったく人間の悪党はゴキブリレベルですね。」


雅史の胸にざわめきが起こる。


「ん?何だ今の感覚は……何か追われてそうな人の反応も,急ぐぞトム。」

「飛ばしちゃって下さい。」

「行くぞ。」


雅史の旅装備の胸の部分から顔を出し,変化姿ではしゃぐトムと共に,濃霧が晴れて視界良好な森の先に進むと,金髪少女が服を破かれて男達に下着を剥がされそうになって居た。




時系列は少し遡る。


〘バイト休みだし,久々に森の薬草ハーブでも摘もうかしら。〙


金髪で前髪上に白い髪止めリボンに碧眼に小柄な少女が,ラフなオレンジ色のパーカー付きの服と動きやすい短パンに,黒ニーソックスと赤いスニーカーを履いて,ルンルン気分で街道を横切り森に向かう。


「見付けたぞ,やっと俺の今一番欲しいコレクションが,今日俺の手に………捕まえて連れ帰るぞ。」

「ハイ,坊っちゃん。」


男達はぞろぞろと少女を後ろから追い掛け始めるも,ゴイロスの荒い息にバレ逃げられる………が。


「坊っちゃん追い詰めました。」

「御苦労,さあ俺様のハーレムコレクションに成れ。」

「嫌よアンタみたいなキモいの,そのキノコ頭も趣味悪いわ。」

「くっ………。」

「坊っちゃんに何て暴言を。」

「余計に欲しく成った,ここでヤルのも良いかもな。」

「何をする気よ。」


小柄で清楚な金髪少女は,目の前の金髪キノコ頭のゴイロスがいやらしい目つきで迫る,隣街領主の馬鹿息子ゴロイスに貞操の危機に直面していた。


「俺のお楽しみだ…………」

「いきなり何でスボン脱ぎ始めるのよ。」

「お前を俺の物で女にするためさ。」

「最低なクズね。」

「屋敷に帰ったらその口もベッドの上で,俺に逆らえなくしてやる……,お前ら取り押さえろ。」

「グヘヘヘ。」


少女は逃げられず捕まる,木に体を押し付けられ腕を捕まれ両腕を縄で縛られる。そして男は下半身丸出しで少女に近付く。


「なかなか堪らない美少女ですね,坊っちゃん。」

「縛った縄を手解きしなさいよ,変態の仲間。」

「足を掴んで股を開かせろ。」

「ふざけないで,コラ!私の太ももをいやらしく触るなスケベ達。」

「なかなかすべすべと白く綺麗な太ももだな,ニーソックス越しでも細い足だが………胸は無いな。」

「余計なお世話よ,放しなさいよこの足フェチ変態。」


少女は抵抗するが逃げられない,短パンを無理矢理脱がされ股をM字に広げられ,白い清楚な下着を晒される。


「俺の物にしてやるぜシャロ。」

「何故私の名前を………まさか!!」


ニヤリと笑いゴイロスは興奮し我慢出来ずに,少し赤いピンク色のポーションを取り出す。


「何のポーション飲ませる気よ。」

「コイツに飲ませろ。」

「坊っちゃんこれは,メイド達に飲ませて喘がせてる………」

「そんな物飲ませないでよ。」


ゴロイスの取り巻きに媚薬を無理やり飲まされる少女シャロ。


「うぐうううぐ~……ゲホッゲホッ………何?………このポーション………くっ」


「耐えてるみたいだが,さて病気感染防止かは知らないが,国の義務にしてる避妊結界は,敏感度を楽しむのに邪魔だなアレを出せ。」

「わかりましたグヘヘ。」


先にイボイボが付いて先端に刻印がある,棒の様な魔道具を取り巻きから受け取り,予定では本来の媚薬と催淫媚薬を混ぜ入れて使う予定だった魔道具を,本来の避妊解除媚薬を入れシャロに迫る


ヴィィ~


「そんな大きい棒む……」


魔力に反応し起動する魔道具を,シャロに挿入する。


グチャ


「ヒギャ~あっ何か液体がドピドピと変な形の棒から奥に入って来る,ヒギャイヤ~。」


お腹の下辺りに魔法陣が二重に光,魔法陣がひび割れ砕けた散る。


「避妊以外にも結界あったのか,だがこのある勇者が作った魔道具にはこれで二回目だが,どんな避妊結界や守りだろうと,無効化出来る素晴らしい道具は伝説の噂以上だな。シャロ……お前の学園から消えた友達も,これでよがり狂いながらコレクション化した,次はお前の番だ……服を破いて裸にしろ。」

「分かりまさした坊っちゃん,グヘヘへヘェ~」

「ヒギャ~」


少女シャロの服を破き取り巻きとゴイロスが,ブラとショーツに手を掛けたその時。


「何だ?アレは。」

「チィ邪魔か。」


不思議な乗り物から降りて来た,顔が見えない太った異国の服装の者と,木の上から毛深い猫姿の獣が現れた。


「何とか間に合ったみたいだな。」

「でも襲われてますよ。」

「まったくけしからんな,美少女に寄って(たか)って。」

「何だ貴様らわ。」


ヘルメットを外し雅史は下半身丸出しにたキノコ頭変態を殴り吹っ飛ばす「グエッ」「「坊っちゃん」」,取り巻き達がキノコ頭に向かい回復ポーションを飲ませる。


「お前らみたいなゴミ掃除する冒険者さ。」


復活したキノコ頭が睨みながら喋る。


「よく不意打ちで俺を………,しかもお楽しみの邪魔したな殺れ。」

「「「「わかりました坊っちゃん。」」」」


少女を置き離れながら,取り巻きがナイフを取り出したその時。


GUUGOOO~


獣の叫びが近くで木霊するそして,黒い巨体が姿を現す。


「デカ過ぎだなこのクマ。」

「俺達は逃げさせて貰います。」

「馬鹿お前ら俺を置いて逃げるな。」


黒い4mある大型熊が現れた,汚い物を出しながら腰を抜かす金髪キノコ,一目散に逃げるゴロツキを追う熊,だが反対方向からもいつの間にか二頭居たらしく,成金みたいなセンス無いボンボンキノコは木の影に隠れ,金髪美少女は腰を抜かしながら何処かでみたことある物でヨガリ狂って居た。


「こんな……の………いや……助けて…………」


熊にゴロツキ達は惨殺され,食われてる光景を見てしまった少女は流石に気絶して居た。


「………………………」

「グロいな………まあ精神力ステータスのお陰で耐えられるが。」

「ぎゃー俺を助けろ,金ならいくらでも払う。」


キノコ頭が何か叫んでるが無視。


「あんな不味いのよく食えますね,僕ならマグロ食べたいですよ。」


熊達が一斉にトムに向き,興味津々にトムを凝視している。


「熊が一斉にトムを見てるぞ。」

「「「GUU~GOOOGUGU~」」」

「ヒィ~」


ほふく前進で茂みに逃げるキノコ野郎,熊はトムに向かって何か言ってるみたいだが。


「何かトムに言ってそうな気が。」

「僕はモンスターでは無いので,分かりませんよ。」


再び死体をバリバリ食べ,食い足りない1頭が茂みに隠れてたキノコ野郎を捕まえ,踊り食いの様に頭から食った………


「ギャー………」

「うわ気持ち悪いあり得んなて言ってられん,少女を助けないと。」


熊は残ってた少女と私を見て,ヨダレを流しながら少女に向かう。


「をい熊共………て美少女を熊には食わせん。」

「アイツら違う意味で食いそうですよ。」


トムがシラケた目で熊のある部分を見て言うが,雅史は聞いておらず拳に闘気を纏い熊達を殴り飛ばして行く,少女は服をを破られてたので,下着を直し外套を掛ける………だが雅史の内心は,ドストライクな白くスベスベ裸の美少女だっただめ,危うく理性が飛ぶ所であった,少女のある部分に入ってた棒を取り………。


グチョ


「ぐふっ………色々たまらん立つなよ,………ダメだダメだて………そう言えば良く異世界物の主人公達は,色々大丈夫だよな………例外はありそうだが。」


雅史は何とか理性が踏ん張っているが,理性のダメージは深刻である……男の欲望の葛藤に,雅史の理性コントロールが限界間近である。


「精神ステータスで色々助かってるが,今回は今まで以上にステータスのお陰で理性が辛うじて,…………………イカンイカン……だが可愛らしい美少女だな,背後に?ん~?薔薇が見えて?」


雅史は彼女の背後に,白やピンクに黄色の薔薇が見えた。


「何だこれはなんのエフェクトだ?,あと何かなドキドキするな………,色々と彼女を直視出来ない………。」


これが雅史にとって異世界美少女と胸焦がす,恋の始まりである。


「…………さて美少女襲ってた犯人捕まえて,ルーデウスさんに押し付ける予定が,まあ熊の胃袋の中だし良いか。」

「何だったのですかねあの熊?何か様子がおかしかった気がて,マサさん聞いてます………聞いてないですね。」


濡れた部分を色々耐えながらタオルで何とか拭き,バスタオルで隠し外套で身体を隠してから,少女を抱き起こしお姫様抱っこする。少女を見ると肩位に伸びた金髪に前髪上に白い紐で髪をリボン結びし,小顔で眠り姫の様に気絶して居る,何か何処かのお嬢様みたいな気品を感じるが,落ちてる短パンを拾い何故美少女が森にと不思議に思う雅史だった。


「うう~…………」

「トム予定変更だ,彼女が目覚めるまで開けた場所に,旅ハウスで休憩だ。」

「アレ?どうします?」


気持ち悪い破片が在るが,また熊来ると困るので後で魔法で処理する事にした雅史。


「さっきの熊を何処かに死なない程度に,捨てて来てくれ。」

「了解,あのリストにあった悪い奴居る街の近付くに,捨てて置きます。」

「熊を殺すなよ,BOXが解体しちゃうから。」

「だから生きた状態で,捨てるのですよね。」

「戦利品とカウントされなければ,中身アレな熊を解体しないからな。」


トムは慎重に熊を影移動で運び始める,雅史は旅ハウスを出し玄関でスニーカーとニーソとある物をを脱がせ,色々我慢しながら拭き…………,ダイニングの畳スペースにバスタオルを敷いて少女を置き,破れた服を錬成修復し布団を出しタオル等を敷いて寝かせて置く,一応濡れたニーソックス等は洗濯機に突っ込み洗っている。


「………可愛いな……プニプニした白く可愛い肌に顔…………魔性の可愛さ,イカンイカンさて外の処理してくるか,それにしてもこの世界に来てから,女性を見てもあがり症が発動しないな………,まあ助かってるが…………それにしても……」

〘何故モンスター居る森に,美少女が襲われてたんだ?〙


雅史は外に出て血の匂いや形跡を地と火魔法で消し,モンスターや魔物が一定時間寄らないアイテムを設置した。


「コスト高いだよな,素材自体少ないから。」


絶滅危惧種の動物から取れる脱皮の皮らしいが,見付けるの自体奇跡らしい。


「2000万アイリスだもんな,しかも1ミリで。」


雅史はボヤキながら旅ハウスに戻り,久々にから揚げの下準備作業を始める,スキルで高速処理しても下準備が終わらない。


「前回食べ過ぎたからな,更に多く作らないと直ぐに無くなる。」


味付け袋にじゃんじゃん入れ,大量の袋が山積みに成るも無心で揚げる前工程まで終わらせる,もうロック鳥のストックは底を付いた。


「またトムに狩に行って貰うか,そろそろ回復しただろう。」


下準備を終え次に,ミルクココアを更に分量とう改良を試し試飲する。


「………駄目かやはり擬きでは限界だな。」


雅史はミルクココア改良を断念した,次は小鬼達から分けて貰ったもろこしを使う。


「ハルモニアで買った玉ねぎとかを使って。」


雅史は頭の中でBGMを流しながら,調理準備を始める………余興のつもりらしい。


「コーンスープ楽しみだな♪,スマホスマホと。」


雅史はコーンスープの挑戦を始めた。拠点の牛乳等を使いレシピ道理に作り煮込んで行くと,良い香りがする。


ぐうぅ~


「コーンスープには食パンだよな………,さて浸して食べようかどうするか?………,それが問題だな。」


コーンスープの香りが少女の鼻腔をくすぐる。


〘何か美味しそう………ダメ,あっあ~んイヤぁ~ん身体がアソコが熱いの~誰か………誰か………,私をメチャクチャにしてぇ~…………助けて………〙


「ウム,食べたこと無い美味さだな,ホテルやレストランとか食べたこと無いが,あのインスタントスープを越えた気がする。」


田舎に比べる店が無いので,大手メーカーしか比べられないのである。


「はぁはぁはぁ……」


少女の方から音が聞こえたので火を止め行くと,布団から出て顔を赤くし悶えて居た。


「あっああ~………助けて………」


近くに寄り容態を観ようとしたら,何故か起き上がり抱きつかれ紅茶と甘い味と香りがした濃厚なキスをされる雅史,久々のキスと美少女の甘い香りにクラクラする雅史は,助けた少女とキスを堪能してしまう。様子がおかしので調べると,強力媚薬副作用の発情魅了と出て居た。雅史は名残惜しも,小さく可愛い唇を強引に放し,魔法を使う。


「離れないでもっとして,体が熱いの貴方の欲しいの~」


幼く熱を帯びた顔で雅史に言いながら,再び顔を近付ける少女を止めるべく。


〘ここで薬の効果で流されて抱いたりしたら,あのキノコ野郎達と変わらない。〙

「❮エリクサー❯」


魅了の効果は無くなり,媚薬効果も消える。


「魔法?………身体が………あ……ありがとう。」

〘身体の疼きとか無くなったわ,でも身体に力が入らない。〙


少女は赤い顔をしヘタリ込む少女に,外套を着せて雅史は台所に戻るのだが。


〘美少女とキスをしてしまった,唇小さくて柔らかかった………………,優姫スマンあの子に惚れそう……。〙


そして少女シャロは。


〘クズの薬の影響とは言えファーストキスが………,それにしてもキス凄かった…………〙


余韻に浸りながら唇を指で触るシャロ。


〘…………舌を絡めたキスも凄かったて,さっきの私何て破廉恥なのよ~,……それに何かドキドキして顔が熱いどうして?まさかこれが吊り橋効果?…………〙


二人の物語はこうして始まった,その頃初心者ダンジョンでは。


「…………何か嫌な予感を感じましたわ。」


何時もは立たないアホ毛が立ち,何かに反応したルーシエ。


「私もですわ。」

「あら貴女も?」

「え~まさか三人も?」


祐奈は嫌そうに言う,何故ならこの三人の仲間に入りたく無いからである。


「何で嫌そうに言いますのユウナさん。」

「……………まあ色々と思う事が。」

「私としてはマサ師匠の隣に居る,ユウナが邪魔ですが。」

「私は貴女達より冒険者歴長いから。」

「「「くっ…………」」」


悔しがる三人だった,そしてハルモニアでは。


「お姉ちゃんのアホ毛が動いてる!?」

「え?」

「あらあら」


フィーネの普段髪に隠れたアホ毛が立ち,クルクルと動いていた。


「今何か胸がざわめいた気がした。」

「お姉ちゃんも?」

「あらあら恋の嵐の予感ね。」

「「?」」


分からない姉妹だった,そしてある屋敷では緩い金髪縦ロール姉妹も。


「今のざわめき何かしら?」

「お姉様もですので?………まさか」

「………噂の冒険者がユウナに手を出したのかしら?,そうだとしたら私が殺しに行きますわ。」

「何を物騒な事言ってんだ,母様がお待ちだぞ。」

「兄様でもユウナに手を出したら………」

「ハイハイ早く行けユウナ信者。」

「「まったく兄様は……」」

〘全く王都で物騒な事言うなよ,姫様にも悪影響と怒られるだろうが,まあ父上の話しではユウナに興味無いらしいけど,それに()()()()()()()()()()()()()と聞いたしな。〙


そして地球では友と歩く優姫が足を止め空を見上げる。


「…………」

「どうしたの優姫さん?」

「何でもないわ,次の授業に急ぎましょ。」

〘今何か胸騒ぎが………〙


表情に出さない様に立ち振舞いながら,胸の不安を振り払うべく優姫は授業に向かう。そしてとある城でも。


「今のざわめき何かしら?」

「どおしたの?セーラお姉様」


サイドのみ金髪縦ロールにした,金髪ストレートを腰まで伸ばしたお姫様が,ソワソワとしながら胸に手を当てる。


「またご病気が発症では無いですよね?意地を張らずにユウナに来て貰って」

「ユウナには内緒の病気ですよ,でも噂の冒険者なら治せるかもですが,でもユウナさんを取られる分けには」

「………セーラお姉様………」


呆れ顔で従姉を見る従妹のアンナだったが、存在感が薄い少女だ。




そして雅史はコーンスープを完成させ,スープ用マグカップをふた………3つ用意しテーブルに向かう。


「トイレ貸してくれてありがとう………,珍しいわよね街以外にもあのトイレ有るなんて。」

「どういたしまして,あとこれは試作のコーンスープだ,多分口に合えば飲んでくれ。」

〘街以外トイレはどんなのか,聞かないでおこう。〙

「…………じゃあ遠慮なく………」

〘あんな事あったのに何で,そんなに冷静なのよー〙


赤い顔をして席に付き微妙に濡れた部分を気にしながら,コーンスープを木のスプーンで一口スープを飲んだ途端。


「………何こ優しい味~」

「ぐはっ」

「?」


春の日溜まりの様な少女シャロの幸せそうな笑顔に,雅史は胸を撃ち抜かれる。


「平常心平常心………煩悩退散煩悩退散………」

「??」


なんとか平常心を戻そうとする雅史だった。


「帰りましたよマサさん。」

〘ナイスタイミングだトム。〙

「お帰りトム。」

「お腹空きましたよ,僕の分はこれですね………うん美味しい………。」


一心不乱に食べアゴとかにスープを付るトム,それを見て笑う少女シャロ。


「クスッ」

「ぐはっ」

「…………マサさん?」

「…………………」

〘笑顔が凄く可愛い………ノックダウンしそうだ。〙


雅史の心から,優姫が過去の大切な人に成って行くがまだ雅史自身にその認識は薄い。


「さて君も元気に成ったみたいだし,街まで送ろう。」

「え?私は趣味のハーブを取りに来たのだけど,森に行こうとしたら,あの変態に追われたのだけど。」

「………その格好で?」

「しょうがないのよ,休日にバイト無い何て久々何だから,それに動きやすい格好なのよ。」

「…………美少女なのに色々苦労してるのだな。」


何か色々苦労してるのかな?


「ビビビ美少女?私が?」

「魔性の美少女だよ君可愛……ゴホン綺麗だから。」


軽くナンパ状態の雅史である。


「褒めても,バイト先で奢る事しか出来ないわよ。」

「イヤイヤ美少女から,奢りは勘弁。」


赤く成る美少女シャロ,だが未だに自己紹介してないのに,会話が弾む?


「そう言えばまだ自己紹介言って無かったわ,私はベールフリーデンに住むシャロ・ローデンスよ,私の事はシャロて呼んでちょうだい。」

「私は冒険者,名を雅史と言うマサと呼んでくれ,あと相棒のトムと共にハルモニアからこの街に来てる途中でね。」

「………ここ街道から外れた森よ?」

「色々ショートカットしてな,あと何か胸騒ぎがしてな………」

「…………………アイツらの仲間では無い………,おえ~」

「しまった!!」


残酷なシーンを思い出し吐くシャロ,汚れを落とす為にも風呂と洗濯を貸した。


「………しまったな,スープ吐く程フラシュバックするとは。」

「マサさんお代わり。」

「………トムは平常運転だな。」

「?」


優姫の服は拠点に封印してあるので,適当に私のスーツ用のYシャツと学生時代のジャージ一式を置いて置く。


「着替え一応置いとくよ。」

「ありがとうて,覗きに来たの?」

「…………………」

「ちょっと不安に成るから黙らないで。」

「覗いたら私が身が持たない気がする…………」

「そうなの?」

「私は心臓に毛は生えないよ,洗濯は乾燥までするタイプだから。」

「…………?洗濯て手洗いでしょ?」

「自動だ?」

「?………え?」

「?」


足音が近付く。


「何か便利な魔法あるのて,キャー」

「ぐほっ~」


全裸を手で隠すシャロと,白い肌の全裸を見て鼻血を大量に出す雅史だった。




「貴方の鼻血で二度身体洗う何てね。」

「…………すまん。」

「それにしてもこんな箱で洗える何て,異世界勇者様の遺産みたい。」

「まあこの建物自体レアアイテムだからね。」

「……………貴方何者かしらね。」

「太った冒険者だよ,まあこの頃盗賊狩りしてるけど。」

「…………普通冒険者は盗賊狩しないわよ。」


雅史から借りたYシャツを着て,ジト目で雅史を見るシャロ。


「まあ大和神国ではダンジョンや人助けや,釣りとかしてたよ。」

「………ダンジョンは分かるけど釣りて。」

「………」


何故かジャージを使わなかった,乾いたニーソと短パンに上半身裸Yシャツ姿のシャロを見て,破壊力が高い姿と貧血にクラクラする雅史である。


〘これ以上鼻血出すと死ぬな……,何処かのギャグアニメでは無いから,輸血無いしな。〙


❪あっても死にます,ご注意下さい。❫


「これが伝説の彼シャツかな?まあ彼氏では無いけど,今度モカにでも教えてみようかしらね。」

「……………………」

〘まだ付き合ってない,まだ付き合ってない平常心平常心。〙


雅史の心は荒波のを越えて,動揺しながら荒れ狂っていた。


〘あんなにアタフタと動揺して………フフフ,何か彼に合ったばかりなのに心が落ち着く………,好きなタイプで無いのに何でだろう?〙


その答えはまだ先に成りそうな美少女シャロだった。



次回に続く。




祐奈「遂に出たわね私のラスボス。」

ルイーズ「色々負けてるよユウナお姉ちゃん。」

祐奈「ぐふっ,何か不機嫌だねルイーズ。」

ルイーズ「気のせいだよユウナお姉ちゃん。」

セーラ姫「か…………ユウナは彼に渡さないわ。」

祐奈「今誤魔化す為に私使わなかったセーラ?」

セーラ姫「親友を誤魔化すのに使いませんよ。」

祐奈「………何か怪しい。」

フィーネ「…………このモヤモヤな気持ちは何なの?」

??少年「…………何時に成ったら,俺の冒険譚が始まるんだ?」





次回に続く。



セーラ姫「姫命令です,早く治療話を書きなさい作者。」

オッサン「勝手に要求しに来ないで。」








次回も何時もの時間の予定です。

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