拠点の家と冒険ライフ
家を作るならやはりお風呂は必要、あと食料も必要ですね。
エアーウイングを使い、私とトムは拠点東側の山の頂上に居る、結界等の杭を打ちに来たのだ。
まあ大気中のエーテルを自動回収して、結界等の魔力に変換させているが、まだ2本しか打ち付けて無いので残り2本を、西側の森か高原に打ち付けてよう。
西側に向かってる途中に、デカイイノシシとか見掛けたが後回し。
近くには鶏らしき鳥も居たし、何故か高原に地球上に居る牛達より倍デカイ体格と、螺旋角を持つ牛が居た…………たぶん黒毛が肉系で、白毛や赤毛は乳牛出せる種類だろうか?
確か山羊も乳出せたな…………お腹ごろごろに成らないヤツ。
牛乳は貴重だから知識庫使える様にすれば、牛乳や肉食べ放題使い放題を目指そう。
あと卵にハーブや薬草も確保だな。
「それにしてもマサさん、エアーウイングの飛び方安定してきましたね」
隣を一緒に飛んでるトムが話し掛けて来た。
「まあね、1日に何回も飛んでればな………」
「次の場所どうしますか?」
それが問題だ…………こんだけ食料豊富な場所だし、もう少し拡張したいんだよね、予定より広く成るが仕方ないな。
「モンスターとかの縄張り前まで広げよう」
「あの大きな大木付近ですか?」
「あの大木は何かの果実だと思うんだよ、甘党の勘だが」
「それは宛に成らないのでは」
やれやれと隣でトムが呆れている。
「大木の少し離れた場所に1本な」
「何か気持ち良い場所ですね」
トムが目を細めながら言う。
「終わったらここらで日光浴休憩するか」
「ついでにおやつも」
「では最後の1本を終わらせないとな」
その後のトムのやる気は凄まじかった、次の場所に向かう予定が影移動をして、目的の場所に1分で終わらせたと言っていた。
何か怪しいので、マップ機能完全解放したら確認しよう、まあ休憩にしょう。
不思議な大木に体を預けてのんびり過ごす、隣ではトムがカニカマスライスを頬張っている。
「そう言えば目覚めた所て、山向こうだよねトム」
「………………………」
カニカマを口に入れ過ぎて、前足?肉球?で口を押さえながら食べていて喋れないトムであった。
「ゆっくり食えよトム………生前みたいにアゴまた外れるぞ」
「むぐむぐ……………………………………………………」
何か抗議したいみたいだが、未だに食べきれていないまあ生前は、団子を盗み食いして外してたが。
「やれやれトムは………」
「むぐむぐぐぐむぐー!!! ……………………………………………………」
コミックかラノベでもファンタジー小説でも良いから、何か読書したいきぶんだな…………涼し過ぎるけど。
ゆるキャン成らぬ、ゆるピクニックとかやれそうだな、ハンモックとか寝そべれる物持って…………うん? 何か反応が………何かモンスターみたいなのが来てるな。
「トム…………まだ食べてるのかよ、モンスターが接近みたいだ、迎え撃つぞ」
「むぐむぐぐぐー…………………………………」
スズメバチを巨大化したみたいな、デカイモンスター接近してるんだが。
「のんびりしてたのに邪魔するとは、デカイ蜂共め倒してくれるわ」
何か後ろでトムがジタバタしてるが、放置しておこう。
向こうはまだ気付いて無いのだろうか? だたら先手必勝で風魔法欄の、リープ.エアースラッシャーで迎撃だ。
「行け! リープ・エアースラッシャー!!」
きゅいーんと? かん高い音と唸りを上げて、敵目掛けて飛んで行く。
デカイ蜂の首を目指して、不可視の風の刃が襲いかかるが、気付かれたみたいだ。
リープ・エアースラッシャーの音に反応したのだろうが。
「逃がしはしない」
感覚でリープ・エアースラッシャーを操り、首を落とすと更に数匹接近して来る、他のも首を狩るもたまにしくじり胴体や縦真っ二つをしてしまった。
解析によるとコイツらはビーと言う魔物だった、風のエーテル魔石をドロップするみたいだ。
まあ何処の部位にエーテル魔石とか分からないし、まあ適当に売れれば良いか。
だが数が増えると共に攻撃範囲に入ったらしく、反撃もされる様になる、羽からソニックブームらしき衝撃波や、お尻の辺りからデカイ杭みたいな毒針らしきのが飛んで来る。
何とか食べ終わったトムも、爪先1本から伐採の時の見えない刃で、デカイ蜂を倒して行く。
トムが楽勝と言わんばかりに、手加減して倒してる。
「楽勝過ぎますねこの蜂共」
「そうか? あの毒針らしきの連射とか面倒なんだが、あれ当たったら即死だよ」
蜂の大きさは、小学生一年生平気位の大きさと表現すれば良いのか分からないが、その体の尻からテント張るペグみたいな毒針らしきのが、連射してくる。
もうあれ地球のイージス艦とかの、艦砲レベルの破壊力ある気がする、地面が所々にクレーターが出来てる。
「トム……………何かあの蜂の親玉来たみたいだぞ」
「マサさんより、大きく見える気がするのですが?」
まだ遠いが5K位の位置の岩場から、数引き引き連れて此方に向かって来る。
「あれ硬そうだな、普通のリープ・エアースラッシャーでは倒せないな」
「確かに何か物凄く硬い鎧みたいな、外郭が光ってますね」
少し魔力制御外して、リープ・エアースラッシャー当ててみるかな。
「行けぇぇぇぇっ!!」
魔力少し制御解放したリープ・エアースラッシャーは、見えないがスピード増した気がする…………。
親玉の前に壁に成る蜂達が、虚しくもあっさり首や胴体が墜ちる。
そのまま軌道修正したぽいリープ・エアースラッシャーは、親玉の首をも落とす。
「そう言えば、いつの間にかビーの死骸消えてるが…………一応カバンのストレージ確認……」
「戦闘中に消えてたんで、回収してるのでは?」
見てたなら………いや集中してたし、話す余裕無かったな。
あとあの親玉と思ってた魔物は、親玉ではなかったのだった。
奴らの親玉は何処に居るんだ?
その親玉の上位体とは後々戦う運命だが、それはまだ先の話し。
お?何か文字が…………イメージ画面が強制的に開いた?
【レベル15アップ!】
【ステータスアップ!】
【風の術レベル6アップ!】
【魔法射撃ロック会得】
【不可視眼取得】
【複数魔法操作取得】
【条件が揃わない為、取得出来ないスキル・術があります。】
…………なんかRPGな報告だな…………まあイメージ最初に、設定したの私ですが…………それにしても私はデカイあのビー倒した以外は、12匹位しか倒して無いが?
あと、モンスターのレベル鑑定が、働いて無いから適正なレベルアップかも分からないがな。
あのデカイの経験値高かったのかな?レベル分からないしまああと不可視眼て、見えない魔法の刃とか敵の衝撃波とかが見えるて事かな?
「試しにリープ・エアースラッシャー………おぉ~」
高速で回転する空気刃の円盤…………草刈り機の刃のチップソーが透明に成り、その刃が更に高速回転してる感じである。
中々頼もしい物を取得した、これで超音波や衝撃波の回避とかも出来る。
「トム、やはりカバンのストレージに、魔物解体素材一覧て新たなカテゴリー増えてる」
「やっぱり………」
「そう言えば、トムの爪から放たれた刃て何?」
「猫精霊魔法です」
「他にも在るのか?」
「秘密です」
無いのか有るのかどっちなんだ?
「教えたら面白くないですよ」
親指?の爪を出し片目ウインクして、茶目っ気を出して答えるトムだった。
「………………さてそろそろ戻って、完成してるか確認しないと。」
「マサさん?…………放置しないで」
後ろで更にセクシーポーズ的なのをしているが。
「さてと………エアーウイング」
魔法て魔法名言わなくても発動出来るのかな?
「ちょっとマサさん、無視して置いて行かないで~」
なんか後ろから、トムが泣きそうに成りながら追って来てる気がする。
戻ってる最中に、建物の三階のベランダ兼テラスが見えた、他にもミストぽいのは無いので、全て完成したが一つ失敗は、温室をガラスにしただけだろう。
アクリルの素材集めてから、温室庭園を作るべきだったかも。
トムが追い付き隣に並び、建物を見て言う。
「これで異世界での居住地が完成したから、海やマグロや海鮮や…………」
「待てぃ~~」
「何ですか?」
「何で後半海から食い物に成ったんだ」
「海と言えば魚一杯、僕のお腹も一杯予定ですけど」
そんな予定は現在ねぇー
「何か頭痛が…………」
「体調管理は必要ですよ」
トムのせいだよ。
トムの方を見ると、何かキラキラした目で遠くを見ている。
「さて降りて中に入ろう」
「僕の部屋は何処だろ~」
何かソワソワしてるなトム、そんなに自分の部屋欲しかったのか?まあもう一匹来るみたいだがどうするか?
「トムまあ慌てるな、中を確認してからだ」
一応地下に知識庫設置しないとな、地下のとある部分には水力発電による電気と、雷エーテル魔石のハイブリッドバッテリーを設置してある。
まあまだ水力タービンを設置してないし、発電に必要な水圧とか落差のある滝は………、近くにあった様な………さて中に入ろう。
「トム、ここが玄関だから間違えるなよ」
「………他から入るのは?」
「良いけど屋根とかから,ズッコケたりして落ちるなよ」
「そんなにうっかりしませんよ」
さて外見は注文通りだが中はどうか?まあ畳は無理だったかな?
中に入ると左に流しに右に靴箱……ちゃんとある、前方には客間兼応接室の部屋の襖、鳥か何かの絵の襖紙でも買って来ようかな………。
白い襖は何か味気ないな………。
靴箱裏には一階倉庫、その隣に客間(の予定)がある。
「マサさん、あの右にある部屋からその先まで繋がった部屋は何ですか?」
トムが興味津々に聞いてくる。
「前方の応接室の右奥の部屋は、リビングと台所や食料倉庫だな」
「右の部屋は何ですか?」
「そこは一応客間にする予定、まあ客来るかは不明だけど,フローリング部屋に木製タブルベッド完備だ」
「床も木製ですよね」
歩いても音がしない床を見ながら、不思議そうに見るトム。
「下は地下室あるから、下に音が行かない様に工夫してある」
それに地下の大半はステンレスの倉庫だしな、調味料庫や果物庫等分けてプレートもしてある。
一応魚保存スペースや肉や米等の倉庫も別
本異次元カバンには入れておくけど、追熟とか必要な野菜とかがメインではある。
特に地球では、カボチャは追熟させてから食べたからね、果物にも追熟から本番の熟しもあるし。
酒も異世界の美味かったのを、買い漁って倉庫に保存する予定,自家製果実酒もこっちで作って飲みたいし。
右奥のリビング入り口に進み、扉をスライドして入る。
「トムここがリビングだ、そこのテーブルか奥の………あれ?畳に成ってたよ、であの畳の場所でも食事は可能だ」
「食後に横に成れる場所ありますね」
何かトムが,横に成ってソファーに居る光景が、普通に想像出来るのだが。
「そこの台所側から、地下の倉庫に入れる階段もあるが、倉庫で盗み食いするとロック掛かる仕組みだから、倉庫から出て食えよ」
ビク
何かトムが今ビクッと成った様な。
「でマサさん、僕達の部屋は?」
「まあ慌てるな、次々は………お風呂場作って無い後で何とかしょう。」
先に知識庫を設置に行くか。
「まあ部屋にも行けるが、先に奥の二階と地下階段の場所に移動しょう。」
「あ…………知識庫の事忘れてましたよ、マサさんのスキルが大半がまだ機能してませんでしたね」
「忘れてたのかよ」
リビングから廊下に出て真っ直ぐに進み、廊下の途中の右にある頑丈な扉前に到着する。
トムが不思議そうに聞いてくる。
「何でこんなに頑丈な扉なんですか?」
「まあ何となく、作らないといけない気がしてな」
それに頑丈な扉て言っても、見た感じ普通の扉風にしてあるだけだが、一応軽金属合金扉だが開けるには軽いが、バズーカーでも壊れない仕様に成ってる。
アルミにミズンにタングステンが合成されている、大型建築BOXに合金機能も在るのだろうか?
扉らを開け右に向かい階段ホールに向かう。
トムが目ざとく気付き、足を止め前にある部屋を聞いてくる。
「この部屋は何用ですか?」
「私の研究部屋だけど?」
まあ研究と趣味部屋その1だけどね。
「…………で何の部屋何ですか?」
「だから研究部屋と、あとラボに行くエレベーターも在るはず」
「何か僕の部屋不安を感じるのですが………」
まあ面白い部屋仕様にはしてあるのだが、まあ後で案内するか。
仕切り直し階段ホールに向かう…………。
階段ホールには地下と二階に向かう階段に、トム専用キャットタワー直通トンネル滑り台に、秘密の滑り台を完備。
右の地下への階段に向かい地下へ向かう、地下はハイブリッドバッテリーからの電気で、スイッチをタッチすれば照明が光る様にしてある、トムは興味津々である。
「マサさん、夏は此処で寝たいです」
「………普通に冷暖房完備してあるぞ、エーテル魔石が基本だけど」
指………いや爪先で前の壁を指す。
「あの壁の向こうはなんですか?」
「地下倉庫だよ、まあ地下全体が酒蔵や備蓄倉庫に成ってる」
「まさかマタタビ酒ものみ………」
「手持ちでは飲み放題は無理だな」
「そんなぁ~」
飲むにしても無くなれば終わりだぞ、幸い山中に拠点作ったし、後でマタタビが群生してる雑木林を探して、蔓でもくれてやろう。
マタタビの実は季節的に無いだろうし、それにマタタビ酒を造る酒が無い。
出来ても半年以上寝かさないと、マタタビ酒には成らないが。
「知識庫設置場所は隣だ、早めに済ませて二階と三階に行こう」
トムが興味津々が止まらない模様。
「三階のベランダにあったのて」
「昼寝したり涼しんだりする場所だな」
夏はどの位の暑さなんだか不明だが、涼しんだりのんびり三階から風景を眺める場所を作った。
まあ三階からエアーウイングで、出掛ける事も出来るけどね。
で………知識庫設置をトムに聞いてみる。
「知識庫はどうやって設置するんだ?」
トムが説明書らしきのを出して、説明を始める…………それ渡してくれた方が早い気がするが。
「まずはカバンに入ってる、知識庫を取り出して下さい」
?………取り出せるのか?
トムの説明は続く。
「オーブ球の知識庫を取り出したら、部屋もしくは空間の外に出て、オーブ球を投げ入れれるだけ………だそうですよ」
………どんな設置の仕方何だそれ。
カバンから確かにオーブ?ガラス玉?水晶球的な玉が、出て来た。
二人で部屋の外に出て、オーブ球を投げ入れる。
「何か空中に浮いてるのだけど?」
「何か光出しましたよ,マサさん」
一瞬フラッシュのみたいな光を一瞬で放って、次に見た光景は白い空間に図書館の様な本棚が、果てが見えない空間の先まで広がる光景。
「知識庫より図書館みたいだなこれ」
白い空間なので長時間とかキツいな、その時声が響く。
『知識庫の設定をお願いします、まずは風景はどうしましょうか?複数や時間帯指定とう可能です』
………設定出来るのか………それでは。
「日が登ってる間は、空中庭園風景で夜は宇宙空間風景の図書館風景に」
空間から再び声が響く。
『受諾いたしました、次にレイアウトやリクエストありますでしょうか?』
レイアウトは後々出来ればその時にしてと、リクエストは………
「読書等出来るテーブルスペースに、探し書物自動回収と返却システム、あとレイアウトは後々に出来ればその時にする」
また空間から声が響く………何処から声がするんだ?
『受諾致しました、スキルとの連携の為に命名登録をお願いします。』
名前か…………あの大先生の、宇宙船のナビゲーターから拝借して。
「ではキャナルで」
?………反応が…………て、何かイメージ画面がまた強制的に………何々………地図スキル類と、知識庫の連携完了………ワールドマップスキャン完了。
スキルとの連携完了と、一部ワールドマップスキャン不可能を確認?
「??」
不思議そうにトムが聞いてくる。
「どうしました?」
「うむ…………ワールドマップ一部が、標示不可能らしい」
「何かあるのですかね?」
「まあまだ世界旅は行かないから良いが、何か変なの立ち塞がったら潰せば良いさ」
「………なんかトラブル前提ですね」
「基本不可能域は、トラブル前提が基本だ」
大抵の異世界物やファンタジー旅には、荒くれ者成敗イベントや悪代官とかや悪党絶滅イベントがある。
まあ私は盗賊や山賊のアジト見付けたら、やってみたい王道がある。
まああの大先生の盗賊イジメだけどね、………悪に人権擁護は無い………そもそも人権踏み荒らす奴ら達に、人権は無い。
まあ気絶させて役人の居る所に、放り投げて置けば良い話しだしな。
空間からまた声が聞こえる。
『命名受諾致しました、これより所有者下沢雅史様………いえマスターのサポートナビゲーターを致します、ご要望ある場合は名前を呼んで頂戴ければ、念通話可能です』
「テレパシーみたいな物か?」
『その通りです』
他人が居る中でも、情報サポート出来る仕様かな?
『そう言う事です』
「考えてる事もなの」
まあ何かツッコミたいが先に進もう、あとマスターて喫茶店かよて、まあいいか。
「温泉の場所とか魔物やモンスター等の、情報は出せるのかい?」
少し間を置き回答される。
『裏の崖裏2㎞範囲に源泉数ヶ所を発見しました、動物類は拠点範囲に、山鶏に山牛と霊峰山牛に大和牛に霊峰山羊がヒットしました、モンスターにオオイノシンがヒットしました、魔物にロック鳥にトムが………』
「僕は魔物じゃあ無いワァァァーー!」
今日一デカイ声ツッコミが木霊する。
『これは失礼しました、あと西20㎞範囲山中にビー等の,虫魔物の魔物巣窟ダンジョンを確認しました、マスターのレベルでは対処不可能な、強敵魔物二体を確認しました』
さっきのビーの親玉とか居るダンジョンかよ、駆除はしたいがレベル上げしないと無理らしいな。
さっきレベル上がったけどそれでも対処不可能て、レベル50以上て事かもね、食料調達ついでにロック鳥やオオイノシン狩りして、レベル上げ修行だな。
彼はまだ知らない、レベル50でもまだ不足な事を、まあ相棒のトムだけでも勝てる相手なのだが。
だがそのトムもレベルだけなら勝てる相手だが、その強敵の片方は卵を産み付ける厄介な敵なので、遠距離攻撃が有効だったりする。
まあもう片方は火魔法が弱点なので、基本見た目とレベル以外強敵ではなかったりするが、それを知るのはまだ少し先。
キャナルからスキルの説明がされる。
『マスターの地図スキルにはマップ移動出来るスキルに、この星系の星の位置等のマップ等あります』
「行った事無い場所にも行けるのか?」
『可能ですが,人やモンスターが近くに居ない場所でないと、移動は出来ません』
「まあ普通に他人に見せたくないスキルだが、ラッキースケベが出来ないな………」
隣からトムが話しかけてきた。
「………マサさんそれ狙ってやる方ですよね」
「何の事やら」
「人間て面倒ですね、堂々と見れば良いのに」
それは完全にアウトだよ、狙ったラッキースケベもアウトだが。
続けてキャナルの説明は続く。
『その他にマスターがレベルアップした時に得た、スキルが新しいスキルを取得域に成りましたと同時に、知識庫解放によるボーナススキルと魔法が習得しましたま』
【スキルマルチポイントロック射撃】
【スキル異空間】
『次は特殊魔法です』
【建築土木魔法】
【形成・整形・造形魔法】
【魔法制御・ワームホール】
【魔法異空間】
『を取得しました』
マルチポイントロックは、複数魔法操作と魔法射撃ロックと地図スキルの恩恵だろうな。
スキルと魔法の異空間は???だった、スキル解放による物かな…………魔法制御ワームホールは、スキルワームホール精製だろう。
知識庫で全ての???のが解放されたはずだった、だが一部マップやスキルが解放されていない。
解放された中に特殊鉱石・素材合成錬成があり、後で素材や鉱石の特性とか調べよう。
何か宝石類の中に魔王石なる、不吉な石があるのだが………
またしてもキャナルの解説が入る。
『魔王石とは、太古の魔王の魔核と呼ばれる高濃度圧縮された闇と魔王の魔力の、結晶体です。
光魔法以外の全ての攻撃を無効化出来ますが,装備等に合成すると耐久力を犠牲に、無敵防具にも成ります。
耐久力を維持出来ても他の副作用が発生した、ロストテクノロジー伝承が御座います』
知識庫の知識て神様の選別した知識かな?まあ、会った事無いから分からないが………知識庫て言うから、在るとは思ってたが、ロストテクノロジー伝承か…………参考に成る技術もあるかも。
キャナルが更に解説する。
『知識庫にはこのルオールド星系の知識に加え、地球の知識や蔵書も完備しております。
しかしマスターが持つ技や魔法以外の知識は、御座いません』
まさかあのクジラが魔法図書館的な役割りなのか?キャナルが『その通りでは』と答える。
「恒星が二つある星系も在ったりしてな」
キャナルが答える。
『隣の銀河のジェミニ星系ですね、恒星の寿命が尽きかけてます星系です』
え……………あるの?
『はい、有りますが………この銀河には影響在りません』
あってたまるかー、て星の寿命は人間では測れないな…………まあ影響無ければ、どんな文明栄えてた星系何だろうか?キャナルが答える。
『人種がマシンに乗り宇宙で戦争してますが、戦争により他星系に移住技術が失くなった文明です』
マシン発展した星系があったのか、まあ見てみたかったがダサいのだったら別の話しだが。
更にキャナルが答える。
『しかしあの星系の近くに、複数のブラックホールが存在するので簡単には脱出出来ないですが』
それ無理ゲーだよ。
そう言えば魔法欄にはブラックホール無かったが、魔力制御のブラックホールて可能だろうか?
またまた答えてくれた………青い猫いや止めとこう。
『原理上可能ですマスター、それに類する魔法がマスターも有りますが、ブラックホール以上に危険な魔法も存在しますのでご注意を』
まさか闇魔法欄の、ダークホールかダークボールクラスターのどちらかだな、まあ後で自分で調べよう。
ワームホールで光魔法のレーザーを、複数のワームホールに複数のレーザー放って、敵に座標固定すればチート魔法完成の予感が。
そこにドラ………もといキャナルが答える。
『可能ですが超回復・超自己再生相手に、何処まで対応可能かは不明です。
基本コアを破壊しないと、超回復や超自己再生は倒せません……』
超回復は聞いた事とかあるが、超自己再生てまさかコア砕かないと蘇生復活するオチ。
再び答える。
『コアもしくは、エーテル魔石の中の魔核を破壊しない限り、倒せません。
太古の魔王が変貌し勇者に倒されるまで、エルダードラゴンのブレスや神々の攻撃ですら、魔核破壊出来ずに異世界勇者の力を借り、魔核を破壊するまでの伝説があります』
その魔核の魔王石て、使って大丈夫なのか?本当に。
またまた答える
『浄化されてますので、技や術の消費が増える代償に威力倍増したり、防御やステータスアップの代償に、回復魔法や自然治癒が出来ない事例が有るだけです』
防具はもう回復出来ない呪いだなそれ。
さてそろそろ二階に向かおう、トムを引き連れ階段ホールのエレベーターで、二階の私の寝室に向かう。
到着するとトムが質問する。
「ここは僕の寝室ですか?」
「………何故開口一番にトムの寝室てオチなんだ?」
「では何処にあるのですか?」
「部屋を出て廊下の反対側だよ」
「善は急げ…………」
すっ飛んで行ってしまった…………そんなに自分の部屋が嬉しいのだな。
ゆっくり寝室を確認して、私のヤバい薄い本は隠し本棚に入れるとして、さてトムが暴走して無ければ良いが。
テンション上がり過ぎると、一人運動会してたからな………その後杞憂に終わるが、気に入ったのかちぐらで寝ていた。
その間に一階脱衣場に向かい、てあれ?男女脱衣場作る予定無かったはず?まあ後で変更しょう、さてさて新しい特殊魔法使って工事だ。
先に岩や木材や竹を使い、温泉宿風に風呂場を作る、岩や木を使いコンクリート無しでも床を造り,洗い場やシャワー等を設置し鏡も合成錬金で数枚作成………造り過ぎた。
各温泉をゆっくり浸かる為に、竹の遮蔽に水分補給出来るスペースに、浸かりながら色々出来る感じに加工成形を、岩や崖にして行く。
打たれ湯用のスペースを造りいざマップで、温泉工事の最終工程………温泉を引く作業。
石や岩を加工して引き込み菅を鉄材の代わりにし、木材板で更にお湯の温度調整や岩盤等を設置。
まずは大浴場方面と私個人用の温泉に、お湯を引く………私個人温泉は朝風呂とか用の一人に成りたい時用の風呂である。
もちろん脱衣場ではなく、移動魔法のテレポートて言う場所と場所を移動出来る魔法で、マーカーをすれば往復出来る魔法だが、魔力を使う以外さして問題ない魔法。
欠点はマーカーした場所しか行けないだけ、一応排し排水して濾過して冷やして、森の小川に合流して流して居る。
近くに落ち葉やモンスター当の排泄物や、朽ちた木を食べてたスライムを捕獲して、下水処理や色々に活躍して貰う。
無害スライムらしくモンスターではなく、ミミズとかと同じカテゴリーらしいこのスライム、名前は………忘れたが食べた物を有機肥料に還元するらしい。
モンスターの売れない部位や、雑草など処理してくれそうである、綺麗な川の水を飲んで?居たスライムも居たので一応同じ川の水も引いて居る。
さて下水に温泉………言って無かったが、源泉の離れた場所に炭酸泉があり、炭酸水もゲットである。
さてあとは蜂蜜に砂糖にハーブや薬草採取に、牛乳と卵ゲットせねば後薬に成りそうなキノコとかも。
温泉が入れる頃合いかな………後は、温泉に浸かりながら考えるか、着替えを取りに行かないと。
また次回へ続く………………
次回も更新よて…………さて棚卸しの疲れで次回何日以上かかるやら、気温差やアレルギーと鼻炎か皆さんもご注意下さい。
まあ私は毎年ですけどね。
ではまた次回。