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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
第五話 繋げるバトン
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家族

 私はルーシアと結婚し家族に成り、マイケルとグレイが狩って来たモンスターを捌き料理をする、大和神国には諏訪岡と聖條京に扉を開き、まあ普通の店に見える外装だが中は予約受付のカウンターしかない、バイトがカウンターで予約を書くシステムだ。


 店の入り口は店員の誘導以外では入れない、そして予約により昼のみの白鯨レストランと、夜限定の月猫のハンバーグ亭は開店する。


 昼の白鯨レストランは、異世界食材の入荷された料理を出す、それは毎日同じとは限らない……何故かって? それは、マイケルとグレイ次第だからだ。


 ◆



 朝のシークレット喫茶店、早朝の白猫カフェはトーストと不思議なトマトに色々な香りが楽しめる、産地が色々有りコンプリートには数十年掛かるコーヒー。


 早朝の白猫カフェは更にパンケーキや、朝限定煮干醤油ラーメンにうどんと、朝ではないと食べられない激レアな喫茶店であり、それは色々な惑星の王様が寄り合い、愚痴を言いながら楽しむ朝の日常にして、子供のお見合い話しまで勝手に盛り上がる席でもある。


 その話しのネタにされてるが、無視をしパフェやパンケーキを食べる姫や、マスターを口説こうとしバレて奥さんと喧嘩をする姫や、フタナ……………同性で結婚し娘が五人とフタナ…………男の子が一人居る、その六人の子の母のローリエはキャスビル王に、城の内政に戻ってとのラブコールを蹴る。


 騒がしさと普通の客が居ない、残念な喫茶店である。


 ◇


 私は騒がしい喫茶店の客を見ながら、ルーの言葉を聞く。


「何か賑やかよね…………、定休日以外」

「そうだなルー、定休日以外賑やかで繁盛してるよな…………」

「パパ、朝カレー」

「お父さん、朝カレー」

「父、朝カレー」


 何で兄妹弟揃って、朝カレーにハマるんだ?


「ジイジが、専属のシェフに頼むぞ?」


 義父が子供だけ甘いが……………。


「爺ちゃんたまに、パパイジメルから嫌い」

「爺ちゃんは、お父さんに酷いから嫌い」

「爺ちゃんは、父に喧嘩を売る小さい人だから嫌い」

「そんなぁ~」


 何故かキッ! と私を睨む義父、まあ義弟にもその家臣にも睨まれるが、まあ義妹は普通だが…………たまに家の子を婿にくれと言う、ルーはそれに対し説教をしてる………今は。


 喫茶店の営業時間は、二時間限定だが何時も時間オーバーする、原因は勝手にチェスを延長戦するわ、オセロや将棋や碁を中々()めない、持ち時間ルールを無視して熱中した場合、一ヶ月出禁にしてるがまったく学習しない、負けず嫌いだらけの王様達。


 そして休憩し昼の十二時から、二時間限定のランチタイムだがお気付きの人は分かるが、惑星や国でも喫茶店やレストランの時間帯は規定の時間に定めて在る為、時差関係なくカフェもレストランも利用されてる。


 まあ白鯨の結界による、安定した時間供給のお陰だ………まあ帰ったら来た時刻だけど、それでも長く居ても困るので二時間限定にしてる。


 そして昼の白鯨レストランは、今日のメニューはロック鶏のオムレツ、ハヤシソースの煮込みモンスター牛ハンバーグ、マイケルの日替わり食材メニューの湖龍の竜田揚げ定食、グレイ一押しの唐揚げコロッケ定食、肉汁大爆発唐揚げは絶品だ。


 季節の温野菜、シェフ・ルーシア風、ローリエ推奨の生野菜スティックと冷製スープ。


 ルーとローリエさんのメニューは、何故かサイドメニューとして人気だ…………、何故かメインではなくサイドメニューでだ。


 因みに謎の黄金竜田揚げと、唐揚げは某夜中にしか出ない予約常連しか食べれないが、去年辺りから常連が減ってるのが気になる、因みに昼の白鯨レストランも少し客足が減ってるが、大和神国や一部惑星の客は減ってはない。


 夜は今は閑古鳥な、月猫のハンバーグ亭だが何故か何処かの店と比較され、一部の国からはもうリピーターが来ない、新規に魔女が居る国に店の扉を開設したが、一回食べると何店かと比較され、何故か二番目に美味かったと言いながら再び来る客は、何故か食べ比べしてるらしい常連数人。


「値段がなぁ~」

「味も値段もなぁ~」


 だが私が偵察に行くと、一店は私にそっくりな店主が居たが客は家と変わらない、だが謎に満ちた人気の店は何故か私はたどり着けなかった。


 そして義父もカフェ以外の時間は、何故か来ないがそれは孫に直接会いに行っては居るので、朝のカフェ時間を増やしたが……………、王様達以外は利用が無くなった………微妙に、寂しいとは言えない。


 そして私は、長い時を掛け人気店と競う事に成るのだった。



「パパ、滑り台改良して」


 木材の滑り台はゾウの形をした遊具だ、何故か大人げなく義父が娘を膝にのせて遊んで居る、息子はキャッチボールや二人バレーボールをしたり、魔法を遊びの延長としてルーの監視の元に、標的の的に向かい魔法を放ってる。


「父さん、店が倒産しないよね?」


 夏樹よ父さん泣いちゃうから、そんな事を言わないでくれよ、長男だけどこの頃学校に行って友達増えたみたいだけど、そんな不吉な事は言わないでくれよぉー。


「大丈夫だよ兄さん、貯蓄が在るから父さんの店が父さん…………倒産しても大丈夫だよ」


 笑えないよエルリックよ、何で家の息子は悲しい事を言うのやら。

 まあ犯人は義父だと思うが…………コラ、 目を逸らすな義父!


「お父さん、アレはなに?」


 遂に完成した、ウォータースライダーだ…………実験台に義父を犠牲にした。


「義父よ…………貴方の尊い犠牲は…………」

「勝手に殺すなぁァァァァァァァァァァァァ!!」

「チィ!」

「お尻が摩擦で、火傷はしましたみたいですよ」


 それは水を流さないで、滑らせたからな…………わざとね………。


「水が流れる滑り台だよ、エルリック…………水着と浮き輪を持って来て滑って来な、ジジイはもう帰れ」

「クッ! 孫と滑る楽しみを奪う、なんと残酷な策略を……」


 いや別に策略を立てた覚えはないが、倒産とか良くない事を子供に吹き込んだから、意趣返いしゅがえしだよ。


 そして店は朝と昼以外は撤退して、利益の無い国の入口も撤収して夜中はただ一人居たがまあ面倒だから閉めた、そして一部新しい国では客足が増えた…………何故か前にアプローチして来た、姉妹帝国の姫が朝からパフェを食べに来るしまだ諦めて無いらしい、あと少し頭がアレな令嬢も居るが…………何故かルーと相性が悪い。


「旦那わ渡さないわよ!」

「良いじゃない、私に頂戴よ!」

「ぶっ潰すわよ、バカ女!」

「やってみなさいよ!」


 何かルーがたまに、エリナ嬢と喧嘩をしてると感情を剥き出しにして、何時もは言わない言葉を言う。


「それより、まだ私はフリーよ……ダーリン」

「お姉様より、私を愛人にしませんか?」


 ・・・・・私は何故にモテてるのかな? 体型は、モテる要素まったく無いのに。


「ねぇ」

「先に私よね?」


 私は不倫を推奨しない、それに一番愛してるのは勿論ルーシアだ、此は絶対であり曲げる気は無い筈だった、ルーが何か諦めて三人に愛人として許可を出した、まあ正妻は以外で許可を下すルー……………何故に?


「アナタを受け止める体力が、流石にキス以外のスキンシップが体力持たないから」

「・・・・・・ルーだから、スキンシップをしてたんだが…………」


 そうこの時はルー以外は、まったく気分が出ないと思ってたが…………以外に三人との夜を過ごせば、ルーが嫉妬し結局子供が大きくなり寮暮らしの学園生活から、私は愛人と言う名の新たな嫁と、ルーは最初見てるだけだったがやはり私とのスキンシップは、余り渡したくない独占欲は残ってた様だ。


 子供達が家を出て、各々新たな人生を進む二十歳の春…………新たな命を三人は授かるが、それはルーが許したから授かった子供だ。

 因みに四人目が久々に、ルーのお腹に居る…………もう普通なら四十代後半のルーだが、実はとあるお酒により寿命が十年以上若返ってる、他の三人もだが何故か私は最初の年齢から老いる気配はない。


 マイケルとグレイなんて、まだまだ現役だが嫁を十二人も見つけ、人間もエルフの嫁とは子は居ないがケット・シーの嫁とは子沢山だ…………まあ、猫の性質は変わらないのだな…………一回の出産に三つ子は当たり前。


 因みに人間の嫁と、エルフの嫁の居るグレイは…………普通に行為をしてるが、異種族の壁かは不明だが子が出来ないらしい、まあ他の妻とは子が居るが…………やはり産まれて来る時は、子猫姿で生まれそして育つ経過で二足歩行に成るらしい。


 しかもマイケルとグレイの遺伝スキルを受け継ぎ、マイケルとグレイのスキルを受け継ぎし、チートなケット・シー軍団が爆誕してるがまだまだ、マイケルとグレイは異世界を驚かせて行くだろう。


 そして昔助けたシャロさんは、従業員として実は開店当初から居たりする、皿等の陶器類はシャロさんの実家の助けもあった。

 だがシャロさんは未だに独身だ、そして何回か王子の求婚や冒険者の求婚を弾き飛ばし、今や最強のフィールドでもして求婚を弾いてるとの噂も、もう何十年聞いてるか忘れたよ。


「何時か私も、あの人の妻に成りたい……………」


 たまに何か呟くシャロさん、そしてもう一人のフリージアさんは誰の子かは知らないが、妊娠しシングルマザーとして今も実家の領地に居る、一時期ルーに疑われたな……………シャロさんにもジト目で見られたし。


 そして数十年後、私とマリアの娘とルーの実家の王子と結婚し、何か複雑な心境の私と今は亡き義父と義弟、まあ表向き死んでるだけだが…………。


「ワシの曾孫の結婚式、行きたいぃ~!」

「ガラハルドうるさい」


 ドゴッ!


「ガルくん、私だって我慢してるのに」


 バゴッ!


 まあ義母達も当然生きてたりする、カテリーナ義母は趣味を増やしに増やし、今や自作のハーブティを作り飲む程だ、因みに裁縫はシャロさんから更にヒントを貰い、何やら普通に売れば貴族しか買えない金額らしい。


 そしてクラーラ義母は、家の息子と年の差婚をしたフランシスカ儀娘の家に入り浸り、呑気に縁側で毎日の様に日向ぼっこしてる、まあたまにこうして義父に対してツッコミ要員? に成ってる、まあ夜は三人共にお盛んらしいが…………まあ私も人の事は言えないが。


 孫の世代が来てもたぶん、まだまだ先は長そうだ…………何かそろそろお時間みたいだが、朝の開店時間が近いみたいだ……………さて、また新しいお客様を待ちながら変わらぬクオリティーと、増えたコーヒー入荷惑星と地域…………そして何故か数十年ぶりに現れる、厄介な客のキャスビル王……………長生きだよね、転生とかしてないよね?


 また懐かしい顔を見ながら、私は何時もの日常に戻って行く。



 ルーシアルート完。



 次回は更新は不明ですが、ルーシアが残したフラグを回収予定ですが、ルーシエに出会う前まで遡ると思います、そして少し物語も変わる予定です。


 そして書かれてないルーシエは、雅史達と別れて一年後(二十四ヶ月後)に子供を出産してますが、父親は不明ですが出産までの期間は、地球と変わらないので、約十ヶ月前にルーシエは雅史以外か雅史と、致した事に成りますが………。


 そして物語の時系列は、再びとある出来事まで巻き戻るのだった。

 Next…………。



 

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