表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
四話 異世界より来たりし闇
255/260

闇の組織壊滅………そして

 ルーの知り合い姫らしき、銀髪ロリの少女に出会った私達は、何か服装ボロボロで少し臭うがその理由は、部下である騎士を殺され倒すモンスターを追ってるらしいが、ルーが私を彼氏と紹介すると何故か鼻で笑われた。

 

 ルーはイラッとしてたが、何故か鼻で笑わった後にルーが目を離した隙に、私に向け何故か女の目をし私を見つめる、何故に鼻で笑っといてルーの目線が変わった途端に私に気のある顔をする?

 

 そして私に耳打ちをする。

 

「私なら、貴方を満足させれますよ、『女として』ですわ」

 

 一応男として反応しますよ、彼女が居ても溜まる物は有るし欲求だって、聖人君子ではあるまいしシャロさんやフリージア嬢の裸を見ても、男としてメチャ反応してましたよ。

 

 だがルーとまだキス以上はしてない、キスでもまだおさわり…………まあ軽いキス程度だ、たまに長い深いフレンチ・キスはするがまだ、情熱的にルーを求めるキスはしてない……………ルーが拒否されたら嫌だからだ。

 

 たぶん受け入れてくれて、そのままお互いを求めて恋人以上に行けるかもだが、色々と避妊やら相談してからでないと無理だな、まだその相談もして良いかルーには聞けないで居る。

 

「私は避妊結界在りますよ、まだ結婚してないですし体験だけで、貴方の子を孕む程容易くは在りませんよ」

 

 避妊結界?

 

「…………アレ、反応が薄いですわね?」

 

 そしてロリ銀髪は言う。

 

「何故知らないのかしら、片田舎でも普通女は避妊する魔法をしてるのよ、病気や襲われたり将来の為に男の経験をする為にね」


 だが近くで殺意に満ちた、ロリ銀髪を睨むルーシアがキレた竜の様な顔で居た。


「ルーシエさん」

「なぁ…………何かしら」


 何故か怯え始める銀髪ロリのルーシエ、怒りの白銀色の竜が背後に見えるルーシアは、髪が逆立ちながらルーシエの首を掴みシェイクしながら言う。


「私のダーリンを、身体で誘惑するなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「グェ!」


 南無阿弥陀仏…………ロリ銀髪のルーシエは、白目を剥きあの世に旅立った。


「成仏してくれ、死体はちゃんと隠蔽してルーの犯罪は揉み消すから」


 だがダブルで文句を言われた。


「私を、殺人犯にしないで!」

「まだ死んでませんわ!」


 まだ生きてたか、隠蔽せずに済んだ……………。


「まだ続くのかな? マイケルさん」

「知らん」


 何か退屈そうに居るマイケル&グレイ、私は避妊結界はどうでも良いとして何で誘惑して来たか聞いたら。


「貴方を見たら、子供が欲しいなと思ったのでつい」

「・・・・なあ、ルー」

「何かしら、しーくん」


 私はルーに、このぶっ飛んだロリルーシエの事を聞いてみた。


「バカなの、このロリ」

「一応ルーシエは十七よ、あの見た目だけど」


 私は思った事を口にする。


「合法ロリ」

「私はルーシエを、私の次の嫁には許さないから」


 誰も嫁にしたいとは、まったく思ってないが………まあ口にしないと伝わらないな。


「私はルーシアしか、嫁に貰いたくは無いよ……………まあ男としては甘い誘いは受けて立つ…………イタタタ!」


 ルーに尻をつねられた、正直に言ったのに。


「私に興味が…………イタヒイタヒ、ほっぺ…………ヒタイ…………」


 私の次はルーシエのほっぺをつねるルー、背後に更に威圧的な竜の顔がルーシエに向け近付く、それは独占欲がルーシアに芽生えた瞬間であり、その後のルーシアの運命を変えるのだったが、そんな事を私が知る筈が無い。


「まあ、私が満足したら…………経験位なら許します、私としーくんの初体験を見せる体験なら」


 やめてくれルー、私が見られながらルーと愛を重ねる姿を見られたくない。


「そんな体験嫌よぉ~!」


 こうして雨で身体を洗ってた、変態姫のルーシエを仲間に加え風呂に入れ、ルーの監視下服のサイズを見て新しい服を創造し、下着はルーの指定したダブルAサイズを買い渡した、何故か風呂から出たルーシエがブラの苦情を言ってたが。


「それはルー指定のサイズだが?」

「クッ! (少しキツいわ)」

「フッ(私より小さいのに、しーくんを誘惑した罰よ)」


 何か知らないが、この日ルーと一線を越えた…………ルーは可愛く懇願し、私とこの関係の勇気が出なかった事も告白したが、お互い様だったので私達は二人長く我慢した分、お互いを求めて交じり合った。


 ルーのお腹下近くに、ハートの様な紋章が浮かびそれがルーシエが言ってた、避妊結界と知るがそれよりもルーの積極的に甘えて来るので、私はもうルーの身体に溺れて行く……………もう遠慮すらなく、唇を合わせ舌を絡ませてお互いの熱を分け与える様に、私達二人は長い夜を過ごした……………数年後に子を授かるまで、二人で愛を育んで行く。


 翌日目を覚ますと、何故かルーシエに襲われて居た…………寝起きが弱いルーの隙を付いた奇襲だが、だが私はルーシエとは結婚も愛人にも成っては無い、それは一回だけの過ちとルーシエが言ったからだ、まあ一回で満足しなかったルーシエだけどね。


 その後ルーシエが追ってたのは、オークキングで媚薬の秘薬の原料らしいが、普通は人里に現れたりしないで他種族のモンスターメスを襲ってるらしい、何故か解説するグレイは博士の様に言うが私にはさっぱりだ。


 まああっさりと、私を朝何回も寝取られたと怒りに燃えた、ルーの一撃でオークキングは一撃で塵に変わった…………消し炭すら残さずに、そして騎士達が沢山死んだと言う山奥の場所で、怪しげな建物をルーは問答無用に消し炭にした。


 色々溜まった怒りを込め、犯罪者達を容赦無く慈悲すら与えずにまあ、消し炭と言ったが実際的にはブラックホール的な魔法で、地面の一部を飲み込み無の時空の彼方へ消し去った。


「やりすぎよね、ルーシアさん」

「まあルーは、色々鬱憤溜まってるから…………君を合わせて」


 聞かないふりをするルーシエ、殺意が収まらないルーだが私達とルーシエとは此処で別れ、ルーシエは実家に戻りオークキングの報告をするらしい、ついでに悪の巣窟に成ってた事実も。


 そして私とルーの旅は再び始まる、マイケルとグレイが夜邪魔をする以外は変わらない旅を続けた、そして二ヶ月後のレーティシア王国で、また一人の姫を助けるがまたルーの機嫌が悪くなる。


「何で今度はセーラなのよぉー」

「貴女は行方不明のルーシアさんと、そこの貴方は私の運命の相手…………」


 何故にルーシエもこのセーラて姫も、初めて会った男に対して一瞬で好意がバグる。


「何でまたダーリンが、一瞬でモテてるのよ…………もう()()()よ」

「・・・・・・え″!?」


 私はルーシエ以外は、今このセーラ姫以外身に覚え無いぞ、白鯨に少し不憫な女性を招待し、ミスティの話し相手に成って貰ってるが、彼女…………ローリエさんとはまったく関係はないが、計算能力が高いし後の商売に必要な才能を持つ人物だし、料理も普通に出来るのでルーの補佐も将来可能と思ってる。


 まあこのレーティシア王国の出身らしいが、それよりもあの死を纏う気配のイケメンは誰なんだ?

 しかも近くには血飛沫ちしぶきと凄惨な地獄と化した、兵士達が身体を引き裂かれたり千切れ飛んだりした、悪夢の地獄が広がる。


「さあ、セーラ母よ…………また父の因子を孕み、僕をまた産んで死んでくれ」


 何を言ってんだ? この金髪イケメンは、だが顔の造形は近いが鋭い目の、アビスダークブルーの瞳は、殺意に満ちそして私を見て一瞬驚くが何故か、ルーを見て嫌な笑みを見せる。


「死んで見つからなかった、我が父の因子を色濃く継げる女が、まさか出会えるとはな」


 ルーを値踏みする瞳は、今度は悪魔の様な笑みをし、ルーに一瞬で近付き連れ去ろうとするが、私がその薄汚い手を剣を一瞬で抜き、切断したが何故か血ではなく、黒くタールの様な淀んだ黒い液体が滴る。


「まさか僕を斬れるとはね、他の世界に行っても並行世界でも、お前わぁ!」


 何故か怒り狂うが、先に手を出したのはそっちだし、私は婚約者であり恋人のルーを守っただけだ。


「マサさん、何かアイツはヤバいが普通の人間には更にヤバい、俺とグレイは問題ないが」

「僕を巻き込むの止めて、マイケルさん」


 何故かシリアス展開の筈だが、やはりマイペースな空気に変わり行く、手首を斬ってるのに指が生き物の様に動き移動して、手首は傷口に自己再生の様に戻るが。


「・・・・・何だ? この違和感、何故に手首から先の感覚が戻らない?」


 そんな事を言われても困るが、まあ創造して作った剣は普通に折れない剣で、悪しき存在にダメージを与えれる剣だ、悪魔とか幽霊とか普通の剣でダメージを与えられないから。


 因みにグレイやマイケルやルーも持ってる、私の家族は無敵です…………特にマイケルとグレイが。


「人間では無さそうだな」

「私はしーくん一筋ですから」


 ※確かに雅史に一筋であるが、とある世界に行く人生と魂が集まり異世界転生する、ルーシア以外は雅史と格差は在るが幸せに暮らす、まあとあるルーシアはセーラとルーシエより目立ったが、濃い妻が周りに多い理不尽以外は。


「さて、数の暴力で倒すぞ!」

「マサさん、言葉を選んで!」

「まあ本当の事だがな」

「マイケルさん、それは言ってはダメ!」


 何か鬱陶しいグレイ、だが最終的に全員で戦い行く。


「ファイヤーカッター!」

「しーくん直伝のレーザーよ!」


 何故か加勢するセーラ姫と、私は直伝してないが撃ち方は教えた光魔法のレーザーを放つルー。


「行けぇ! 融合魔法ワームクラッシュ!」


 座標を固定した、複数のワームホールに放った拡散レーザーを、無数のワームホールの出口から四方八方から攻撃される、イケメン人間の姿をした者。


「グッ! バカな!?」


 貫かれた身体は穴だらけだが、人間を超越した存在にそれでは滅びない、だが背後からマイケルとグレイが畳み掛ける様に斬るが、十字に斬られてもまだ滅びない。


「クッ! この程度でぇぇぇ!!」


 黒き炎の柱を身体から放ち、無惨に肉塊に成った騎士の肉体飲み込み喰らう、黒き炎の柱から現れた黒き腕の触手は本体の人間の肉体を治して行く。


「回復を始めたぞ!」

「長く戦ってたまるかよ!」


 マイケルが光の剣を取り出し、グレイが青く輝くビームサーベルを取り出し、一瞬で金髪イケメンの懐に飛び込み切り刻むが、黒き炎の腕が再び死体を食べると肉体が復活するが…………………


「何故だ、精神体が崩壊する……………何故ダァァァァァァァァァ!!」


 自壊をする人間の肉体、黒き稲妻と黒き雲が地面に落雷し黒い炎の柱が、制御を失い人間の肉体を黒き炎が纏いセーラ姫の住む、王都アクシズの一部を灰にし多大なる犠牲者の死体を飲み込みながら、後に王都アクシズの悪夢はこうして終焉を迎えた。


 黒き炎による事件の死者一万人、大半はセーラ姫を守った騎士とセーラ姫を助けようとした冒険者、身を挺してセーラ姫助けた老若男女の市民である。

 因みに肉体が残った犠牲者は、数ヵ月後奇跡により甦るが失った家族の傷はとても深く、立ち直れる様にセーラ姫は奔走により民が立ち上がるのは、その直向きな献身であり、セーラ姫なりの民に対しての命を落として救おうとした、お礼が込められてたが…………魂が燃え尽き肉体が無い犠牲者は、残念ながら甦れなかったが数年後転生先の異世界より、遺族達と再会を果す…………孤児として異世界転生した姿で。


 そして違う惑星で転生した者、違う国で転生した犠牲者も記憶を取り戻し、遺族と再会するがお互いの再会を喜ぶ者、影から見てとある人物に頼み帰る者、各々新しい道へと別れ行く。


 そして雅史とルーシアは、沢山の惑星を旅をした先で家族に成り、子を授かる。


「何で私が出産中に、アナタまで疲れてるのよ…………」

「子が産まれるのに、ルーだけ体力を使うより私の体力をルーに分ければ、命懸けの出産も私の生命力をルーに分け与えれば、ルーの負担は少しは減るだろ?」


 だが呆れてるのは、それを聞いて分娩室に広がる奇跡の光を見た医師や助産師であり、普通ならあり得ない元気が在る母体である奥さんと、何故か凄く疲弊してる普通はあり得ない旦那と、元気に泣く二人の新生児。


「世の中には、奇跡が起きるのだな……………」

「先生、奇跡で済ませないで下さい、それに私達には羨ましい光景なんですから、妻を出産で庇う夫なんて常識的に居ませんから」

「・・・・・・・」


 後に二回目を目撃するが、それは元気過ぎる赤子であり、更に疲弊してる旦那さんと何故か前回より疲れてるが、まだ元気な方の奥さんと前には居なかった親族が、前に産まれた双子と共に居たりする。


「三人目の孫じゃァァァァァァ!!」

「うるさい、アナタ!」


 バシベシドカッ!


 痛そうな三連撃の音が響く、双子はまたかと言った顔で祖父母の日常を見つめる、それは見慣れた光景それは幸せな新たな弟の産声、そして駆け付けた叔父達とそして女同士結婚した、ローリエおばちゃんとその子供達と旦那である魔女のオジオバチャン。


 そして、新たなる物語が始まるのだった。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ