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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
第三話 迷宮とレベル上げ修行
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再び地底湖

 私はダンジョンから戻り、何時かは旅を終え無職旅人から何か仕事をしなければ成らない、ルーシアさんは結構舌が肥えてるので庶民異世界基準に成らない。

 マイケルとグレイは使えない、奴等は暴食であり味にうるさいのは魚介類と鳥肉以外はまったく興味が薄い、アレでも私の家族だが無駄に暴食以外は頼りに成る相棒だ。

 

 そして白鯨で此まで集めた、食材をピザにしたり色々揚げ物やら焼き物を試したが、大抵暴食二人が何処かの「美味い」しか言えない残念芸人の様にしか、まったく言わない……………ルーシアさんは絶品ですと、お上品に言うがまったく参考には成らないが、ルーシアさんが幸せそうに食べる姿は何故か尊く(てぃてぃ)もとい(とうと)く見える。

 

「可愛く見えるのは、反則だな」

「それ、マイケルさんですか?」

 

 何故か焦りながら聞くルーシアさん、君の事だよとは私が言える筈がない。

 

 一応ルーシアさんの故郷の国に、喫茶店とか在るかと聞いたら。


「喫茶店? 私は余り、世間を知らないので…………」


 やはりお嬢様は、一般の店を知らないのかな?


 ※注意∶王都に喫茶店は在りますが、ルーシアはその存在を知りません…………色々有った為と、喫茶店より旅の買い物をしてたので知らないのである。


「茶屋は目指してはないし、はてさて将来の事を考えないとな」

「・・・・・・・(将来ですか? まさか私とのですか…………嬉しいですが……)」


 何故か隣で、顔を赤くし悶絶するルーシアさん…………何か知らんが、私は旅を終えた後の次の人生を考えてるのだけど、何故にルーシアさんが顔を赤くして悶絶する要素あるかな?


 悩みながらも、スキルやショッピング機能を使える強みを生かす為、色々なモンスター食材を試作したが…………行き着いたのは、予約制の店が一番な気がするが、一番の懸念は食材の確保だ。


 何故なら家には、育ち盛りではないが食いしん坊ばんざーいが居るからだ。


「今日も満腹に食べるぜ」

「満腹こそ正義ですよね、マイケルさん」

「・・・・・・」


 満腹は正義ではないぞ、少しは食べる量をセーブしろグレイ。

 そして一ヶ月、私は広い屋外風呂を作りつつ、この頃腹回りがスリム化して肉体に疲労が少し濃い気がする、まあ風呂を作った以外にも魔法技術による動力源の車をイメージで、エーテル魔石燃料のキャンピングカーかハイエースを創造し出そうとしたが、イメージが固まりきらず失敗を繰り返した結果……………何故か、スクーターが一台しか創れなかった………、しかもガソリン無いと動かない…………畜生がァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!


「イメージが反映されてないぞぉ~!!」


 こうして旅の移動手段開発は、暗礁に乗り上げたのだった………………。

 因みに何故か車は売ってるが、百万クラスの車は何故か一千万以上の値段が付いてたりする、因みにガソリンも売ってるがガソリン税が大爆発してるしか思えない、リッター二千円以上とぼったくりだろう…………長年ガソリン価格調整してる、地元より酷い。


「お金が湯水の様に消えるわぁぁぁぁぁぁぁ!!」


 この日私の叫び声が、何かモンスターが来たのかとミスティとマイケルとグレイが、慌てて現れた位だった…………あと喉がダメージ受けた、暫くは余り喋るのは控える事にした。


 そして数週間後、ルーシアに告白された…………愛の告白と自身の告白を、自身の告白は私が地球から死んだかは分からないがと伝えた、本気で私に好きと言われたら秘密を話さないとと思ったからだ、それにルーシアなら嘘偽り無い、私を見て告白したと想いたいもある。


 ルーシアは自身の身分を告白した、マイケル達は知ってたが私は何処かの貴族令嬢と思ってたし、身を護る家臣をから逃げたと聞いた時は、心配と呆れやら色々混じった感情でルーシアを叱り付けてしまった。


 だが一番感じんな事を、私は数時間後に思い出してルーシアに言う。


「ルーシア、私と付き合ってくれ」

「付き合って、今居ますよ?」


 何か噛み合って無い気がするので、ルーシアとキスが出来る高さに膝を曲げ、ルーシアが察して目を閉じて私達は恋人としてキスを交わした。


「此からもよろしく、ルーシア…………いやルー」

「はい、雅史さん…………いえしーくん」


 月夜の白鯨でハグをし、私達は一緒に寝た……………。


「マイケルさん邪魔です」

「マサさんの近くは、俺の寝場所だ譲る気はない」

「マサさん、おやすみ~」

「ああグレイおやすみ」

「平然と、彼女近くで困ってるのに、和やかにしてないでぇ!!」


 何故かルーに怒られた、まったく仕方ないのでマイケルをグレイと同じ場所に移動し、ルーが抱き付ける様にしたら膨れっ面が緩み、ギュと抱き付きながら猫姿のマイケルとグレイと共に、少し狭くなったベットで眠った。


 何故なにもしないとか、「保護者」ではないのかとか何か言われそうだが、ルーと恋人に成ったから知らんと言おう、あの時はあの時だ今は今だだから問題はない。


 翌朝は新婚夫婦の様に、朝食を作ったが……………何か新鮮味が薄いのは仕方ない、この頃一緒に居るし付き合う前からの一ヶ月以上の光景だ、だが今はその時よりは甘い空気を感じる。


「しーくん、納豆臭いから苦手だから…………少し離れて」

「ルー…………少し酷くない」


 何か納豆で、破局危機の気がするが…………納豆以外は何も文句を言わなかった、一緒にお風呂は流石にと私が逆に言うと、何故か泣かれたから仕方なく…………そう仕方なく混浴したよ…………、あと合体はしてないぞ…………何か見馴れた裸だが、まだ一線は越えるタイミングが無い。


 何か殺意を何処からか感じるな、何処からだろう?


「しーくんの背中は、私が洗うね」

「いや…………自分で洗うから………」

「・・・・・・・うっ…………グッスン……………」


 涙を何故か流すルー、何でこうなった?

 ルーシアは何故か、私を世話をしたいらしい…………何で?

 何か恋人てよりも、新婚夫婦ぽいのだが。


「まったく、これじゃあ恋人より夫婦だな」

「じゃあ結婚する?」


 ルーシアが泣き止むと共に、何故か乗り気でグイグイ来るが。


「なんでやねん」


 私はツッコミながら、一言言う。


「まだ恋人に成ったばかりだろ、まだ恋人初心者だまだ夫婦に成るのは早いぞ」


 ルーシアから何やら、不満そうな気配…………いや顔を向けられた、何故にそんなに私にベッタリかと聞いたら。


「何かしーくんは沢山の女性を連れて来て、妻を増やしそうだから」

「・・・・・私は、イケメンではないぞ」

「うん、知ってるよ」


 自分で言うよりも、彼女に言われると何か精神が凄く削れるな…………メンタル意外に削れたぞ、ルーさんや………………。

 こうして一緒に風呂には入ったが、私がルーシアに手を出したのはまだ先の話だし、ルーシアは初日から期待してたらしいが結局、お互いヘタレだった為にその時が来るのに時間が掛かった、何故か混浴した割に身体の関係までは時間が相当掛かった、後に笑い話する私とルーだが。


 ルーシアに麻痺と攻守にも使える、護身用と武器用のショートソードを二つ渡した、ルーシアから沢山キスされたが…………いつの間にルーは、キス魔に育ったのだろうか?


「もっとキス…………しーくん、ふん……………チュ……………」


 甘く蕩ける様なキスは、私は嫌いではない……………だがこのままルーシアに、キスを許して良いのだろうか? 前より甘えるし、トイレ以外は何か一緒に居る気がするのだが、下手するとルーシアが地雷系に成ってしまうと困るし、普通の恋人の様に恋愛をゆっくり良い距離感で重ねて行きたい。


「マサさん、この頃僕ら暇だよ」

「また狩に行こうぜ」


 少し考えて、マイケル達に返事をする。


「・・・・・・そうだな」

「今、変な間が無かったか?」

「あったねマイケルさん」


 少し考えてたたけだ、変な間ではないぞ。

 こうして再び、ルーシアと恋人に成り初めての冒険に成る、まあ地底湖だから冒険よりも普通にモンスター狩だ、因みにその後に諏訪岡湖に行こうと思う、そろそろボスが復活してるかも知れない。


「じゃあ行くぞ!」

「あいよ!」

「任せろ!」

「しーくんと、久々のお出かけ」


 一人だけ、何かテンションが近所の散歩レベルだが、まあルーシアは私が守るし基本防御魔法は覚えてるし、まあ大丈夫だろう………………大丈夫だよね? ルー。


 私はルーシアと手を繋ぎ、マイケルとグレイを連れて地底湖のポイントに向け移動した、再び地底湖に二ヶ月ぶりに来たが……………何故か二ヶ月前と、まったく変わらない気がする。


「何か久々て感じがしない」

「だよなグレイ」

「二、三日前な気がしますね、しーくん」

「だよなルー」


 四人で同じ感想に成る、しかも地面の河童の血がまだ微妙に乾いて無い、しかもルーシアが来たのにモンスター妖怪河童の奇襲も無い、仕方なく釣り座を出して河童の死骸の一部を餌に、マイケルと私で釣りをしグレイとルーシアは普通の釣りを始めると、ルーシア達は鱒(マス)や岩魚(いわな)や何故か鮭が釣れるが私達は何故か、4m級の淡水なのに伊勢海老を釣り上げた。


「普通、伊勢海老も釣りでは釣れな!」

「モンスターに、それは通用しませんよマサさん」

「海老だぁ!!」

「シュリンプですか?」


 一応言っとくが、伊勢海老が湖には普通は居ないしモンスターでも、住みか違うぞと言いたいのは私だけだろうか?


「ヨッシャ!」

「狩の始まりだぁ~」

「お父様の、王都を巻き込んだ誕生祭よりも(グレイさんとマイケルさんだけしか居ませんが)賑やかですね」


 何か含みが在る様な、ルーはそんな言い方だった。

 マイケルとグレイは、目を輝かせながら釣り上げ湖畔で対峙する、巨大モンスター伊勢海老に殺気を放ちながら間合いを詰める。


 何かを察して、後退るモンスター伊勢海老だがルーシアの魔法攻撃を受ける。


「行きます、アイスアロー!」


 ルーシアが放った無数の氷柱(つらら)が、雨あられの弓矢の様に向かいモンスター伊勢海老の脚を凍らせる、逃げられないモンスター伊勢海老は急所を、マイケルとグレイのネコパンチを繰り出し、見事三人の連携で倒したが…………私は釣っただけで出番は無かったか。


 再びレイクサーペントを倒したり、八体のモンスター伊勢海老を倒し暫くはモンスター伊勢海老の、御造りやら色々作らされた…………まあ前よりマイケルもグレイも、食べる量をセーブしてくれて助かるが…………何か微妙に、量をセーブしてるのが嵐の前の静けさにしか感じない、四日間地底湖で狩後ルーシア初参戦の諏訪岡湖大迷宮に来たが、何も変わって無かった為に仕方なく聖條京に戻りモンスター伊勢海老の殻に、レイクサーペントの革と鱗を商業ギルドに売ると。


「一週間に成る前に、また売りに来るって凄いがんばり屋やな」

「一週間?」

「六日前に来たやろ?」


 何か時間感覚が合わない、まあ白鯨を全て理解してる訳ではないし、ファンタジーだしたぶん白鯨から出ると、入る前の過去の時間に戻るとか在りそうだし別に良いかと、私はお気楽に思ってた……………まあ過去に戻っては無かった見たいだが、


「まあ、北に大王スルメイカが出て、大漁港の一つ大洗か大変らしいで」


 ギルマスから良い情報を貰い、ウズウズしてるマイケルとグレイにイカを知らないのか? 何か、期待してるルーシアだったが後に大王スルメイカを見て、何故かクラーケンとか言って怯えるルーシア…………、クラーケンてスルメイカではなかった気がするのだが。


 こうして私達は新たな目標として、水戸藩の大洗漁港に旅立つのだった。


 次回に続く。



 グレイ∶今度は海ですね。

 マイケル∶俺達は最近だから、直ぐに食べもんにしてやんよ。

 ルーシア∶大王スルメイカとは何か、とても興味深いです。

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