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元おっさん,猫と異世界ライフと旅に出る。  作者: 猫を愛でる会
第三話 迷宮とレベル上げ修行
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告白と負けがないヒロイン

  私はこの頃雅史さんと一緒に居る時が、今までに無く幸せを感じます…………一緒に居てこんなに安らぎを、私は異性から感じた事は在りませんよ。


 ルーシアは、不満そうにしながら想う。


 ですが荷物の様に脇に抱えられるのは、乙女に対してどうかと思いますよ雅史さん、あと何で私も一緒にお酒を飲んではダメ何ですかぁぁぁぁ!!


 理由を聞くと「未成年だから」しか言わないです、私はもう成人年齢過ぎた十八歳ですよ! でも、年齢を言っても雅史さんは「未成年じゃん」ですよ……………子供扱いしないでぇぇぇぇ!!


 でも優しく一緒に料理をすると、優しいく色々料理を教えてくれます、何故か心が前より高鳴り前よりも近く寄り添ってる様な、まるで恋人同士で料理をしてる様な感覚を覚えます。


 もう私は嘘が付けない、この気持ちは加速して行く…………春のゆったりとした日差しの様な、一緒に居ると幸せとドキドキが増してます。


 もう王族として今の私の現状も、何もかも捨てて私は雅史さんの大切な存在に成りたい。


「どうしたの? ルーシアさん」


 私はもじもじしながら、いざ告白に向かいましたが…………私は意外にヘタレだった様です。


「・・・・えぇ~と……………」

「・・・・・・・・」


 何故か優しく頭を撫でてくれます、私は子供ではないですよ!


「私は子供ではないですよ!」


 むくれた顔で、私は抗議しますが雅史さんはのほほん顔で言います。


「可愛い女の子だろ」

「なぁ!?」


 何とも反応に困る事を言わないで!!


「雅史さんのイジワル~」

「ルーシアさんは、まったく可愛いな」

「!?」


 不意討ち過ぎますよ雅史さん、私はもうダメ…………もうダメ押さえきれない…………私は、雅史さんに抱き付きました。


「ルーシアさん?」


 雅史さんの心臓の音が私を決心させます、まだ出会って一ヶ月以上二ヶ月未満の関係ですが、私はもう人生も身も捧げたい人が出来ました、それに実家に何時か帰る時は雅史さんと……………共に、それに雅史さんの料理の虜の私に雅史さんから離れるなんて無理です、好きだから離れないとと思った時もありましたけど、私はまだ恋を知らなかったから…………此が本物の、私の恋と言う感情か自信が無かったから、私は雅史さん見上げて目を見て告白しました。


「好きです、雅史さん」

「・・・・・・・・」


 私が告白すると、何故かあたふたします……………姫の私が告白したのに、少しはエスコート……………姫だった事は言ってませんでした、それに私は姫の立場を捨てたの忘れてました、それでも私を可愛いて言っておいてあたふたし過ぎです!


「雅史さん?」


 返事がありません、私は不安な想いが心に広がって行きます。


「ルーシアさん」


 雅史のゆっくりとした声と、真剣な瞳に私はキュンと成ってしまいます。


「勇気を出して、告白してくれてありがとう…………好きだよルーシア」

「嬉しいです……………」


 私の瞳から溢れる涙を、雅史さんは指で拭ってくれます…………私は雰囲気のまま、目を閉じてキスを待ちます…………まるで、ロマンチックな昔読んだ日本て言う異世界の小説家が書いた、お姫様が一般男性と恋に落ちる物語の様です、バイクと言う乗り物でデートをするらしいですが。


「・・・・・・・」


 アレ? キスまだですか?


「まだですか? 雅史さん……………」


 仕方なく私は目を開き、真剣な目の雅史さんに更にドキドキしてしまいましたが、その後私は衝撃の告白をされました…………雅史さんは、異世界の方でしかも死んでるのか分からないらしく、私達の世界に転生召喚の様に現れたらしいです。


「俺はマサさんのサポーターさ」

「僕もだよ、天国から肉体を得てね」

「お二人共、いつの間に!?」


 私は衝撃の発言に、雅史さんの胸に倒れ込みました……………雅史さんの香り、落ち着きます…………もうこのまま眠って良いですか? いつの間にか、私は寝てました…………正確的には気絶してたらしいです。

 そして目が覚めると、何故か添い寝してるの雅史さん……………ふぇ~!?


「やっと起きたね、昨日はルーシアさん激しかったから(さっきいきなり倒れたと思ったら、白目剥いて気絶してるし)」

「ウソ、私はキスの前に……………てアレ?」


 服装が乱れてないし、何故か私達昨日と変わら…………何か意地悪な笑みを浮かべる雅史さん。


「・・・・・・ウソですね」

「うん、少しからかった」

「!? ・・・・・・・」


 雅史さんにぽかぽかと、胸にグーで攻撃しました……………意地悪で好きに成った困った人。


「雅史さん」


 何故か雅史さんは、イタズラぽく大袈裟に叫びます。


「何だってぇぇぇ!?」

「まだ何も言ってませよ……………」


 私はジト目で雅史さんを睨みます。


「うん、何となくやっただけ」

「・・・・・雰囲気ぶち壊しです」


 むくれた顔の私を面白がりながら、頬っぺたを指でぷにぷに触ります、まったく雅史さんはたまにマイケルさんやグレイさんと変わらない、接し方をするから困ります。


「私の本当の姿を見せます、後私の身分も全て……………」


 私は全てを曝(さら)け出し、雅史さんに愛して貰える様に全てを話しましたが…………


「・・・・・・? 何時もと、姿も可愛さも変わらないが?」

「え”?」

「後、姫だからって普通は貴族が、王族の姫に対して攻撃的はダメだろう、普通に貴族の謀反(むほん)だぞそれ」

「言われてみれば………………」


 何故にこの数年、そんな事に気付かなかったのだろうか?


「それに平民と同じとか、魔力の容量(キャパシティー)と言われたらしいが、人間全て同じではないし私は平民だが、何故か魔法が使える」


 魔法が使えないのが、普通だったと言う雅史さん…………異世界は魔法が使えないて本当らしいです。


「そもそも、姫を一人旅何て普通はしないし、絶対に隠密とか居るのに居ないのがおかしい」

「・・・・・・・」


 それ私の責任です、付いて来て欲しく無かったので。



 ルーシアは知らない、大和神国と運良くとある国行きルーシエ達とハーレムの一人に成って、数人の墜ちた姫の一人として白鯨無い雅史と共に、恋愛も無く大人の関係で旅を続けるが後に、自分の国を揺るがす子を授かるとは知らないルーシアだったりする、世界的には三番目に驚異に成るのだが。


 だがこの世界のルーシアは、まだ未来が曖昧であり三人のルーシアのライバルの影が揺らぐ、さて一つはルーシエだが残り二人はまだ秘密である…………何故一人増えてるかは、雅史のこの先の旅先により変わって来る暗示を示す物だ。


 さて雅史はルーシア一人を、幸せにするのか? それとも、ルーシアと複数人とハーレムエンドかは、未だ知る術はない…………果たして新ヒロインは出る事無く、物語が終わるのかは秘密である。



「・・・・・雅史さん、言い辛いのですが……………」


 私は正直に話した、物凄く怒られましたし呆れられもしましたが、でもそれで私に出会えた事に抱き締められながら私は、説教を最後にされました……………理不尽です。


「ダメだよ、危ない橋を渡る行為は、ルーシアと出会えたのは嬉しいが、何かあって酷い目にあったらどうするの?」

「はい……………反省してます」


 私は少し涙目に成ると、ギュと抱き締めて「ごめんな」と慰めてくれますが、泣かせたのは雅史さんですからねぇ!


 それに私はしっかり者ですから、そんな簡単に酷い目に遭わな……………くもないかも知れません、脳裏にちらつくモンスターが私を血走った目で見る光景、何か下半身のアレが……………もうアレは忘れたいです。



 ルーシアは知らない、東に向かって隣国レーティシアに行った場合、90%以上の確率で死にますが陸路を使わなかったり、転生以外で懐中時計のアイテムによりモンスターに殺される前に、異世界に転移してしまいこの歴史に関与する事に成る。


 幼女スタートの異世界転生した、複数のルーシアの魂が異世界で色々な体験をするが、何故か異世界から日本に旅行してたりするが、それはこの物語では語られない、語る物語が違うからである。



 こうしてルーシアは、雅史の恋人? に成れた様な気がするが、さてこの先に待ち受けるセーラー姫とルーシエ姫の災難は回避出来るのか?

 はたまたルーシエ姫は死に、セーラー姫は拐われ混沌が再び訪れるかは、まだ先の話である。


 それでは次回へ続く。



 ルーシエ∶寝坊してしまいましたわ。



 私は慌てて身支度をしましたが、小屋の扉が開きません……………。


 ルーシエ∶何故!?


 答えは簡単で単純でした、施錠したのをすっかり忘れてましたが外を見れば土砂降りの雨、視界も悪く私は今日の出発を諦めました……………。


 私は人が居ないのを確認して、小屋の暖炉に火を付けてから激しく降る雨で身体を洗い、服を洗い暖を小屋で取りながら身体を温めつつ、タオルケットで身体を拭き新しい下着を付け新しい服を身に付けながら、非常食を頂きました。


 ルーシエ∶・・・・・調理された、城の料理が食べたいですわ。


 少し心が折れそうですが、復讐心がそれを上回ります。


 ルーシエ∶絶対に私は……………。


 ルーシエは雨が止むまで、暫く動かずに身体を休めたのだった。

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